大阪で探すベビーシッターの産後ケアサービス

2021年11月22日

関西

「産前産後がこんなに大変だとは思わなかった。」出産を経験したほとんどの女性から聞かれる声です。

ベビーシッターは赤ちゃんやお子様をお世話するだけではなく、産前や産後のママをケアしたり家事のお手伝いをするサービスもあることをご存じですか?

この記事では出産を予定している、または産後辛い状況にある大阪にお住まいのママやご家族に向け、産後ケアサービスについてご紹介して参ります。

なぜ産後ケアが必要なのか

産後の体は交通事故と同じレベル

産後のママの体は交通事故で全治一ヶ月と同じレベルのダメージがあると言われているのをご存じでしょうか?産後8ヶ月ほど続くようです。

それにも関わらず、産後すぐに赤ちゃんのお世話は始まります。

そんな中、両親や頼れる人が近くにいなかったり、夫からの理解が得られない等、サポートを受けられず一人で頑張っているママがたくさんいらっしゃいます。

体がボロボロの状態で初めての育児に戸惑いながら24時間体制で授乳やミルク、夜泣き、おむつ交換等の対応を行わなくてはならない訳ですから、慢性的な寝不足が続きママの体の回復が遅れ、疲労は蓄積し、更に体の痛みが増してしまう状況に陥ってしまいます。

その他にもおっぱいのトラブルや産後に多くの方を悩ます腱鞘炎、赤ちゃんのお世話による肩こり、貧血etc…あげればキリが無いほど、ママの体はダメージを抱えているのです。

ママの心のサポート

初めての育児は可愛いだけで乗り切ることはほぼ無理です。

体がボロボロな上、沐浴や授乳、夜泣き等初めて体験する慣れない赤ちゃんのお世話に対するプレッシャーや不安、産後の急激なホルモンバランスの変化による鬱症状、非協力的なパートナーへの苛立ち、孤独感、一人の時間も無ければ自由に食事やトイレさえも行けない、といったこれまでの自分とは全く異なる生活を突然強いられるママは気持ちの面でも壮絶なダメージを負っています。

体と心にこれだけのダメージを受けながらも、赤ちゃんは待ってはくれません。赤ちゃんと一緒に泣きながらお世話を頑張っているママ達が実際にたくさんいらっしゃるのです。

産褥期は無理をしてはいけない

以上のように、産後のママは言葉では書ききれないほど大変な状態です。

産後の体を回復させるには1~2ヶ月はしっかりと休む必要があり、この期間のことを”産褥期”と呼びます。

回復する期間は人によって様々で、早く回復する方もいれば数年たっても不調が続くという方もいます。産褥期に無理をしてしまうことで、この回復が遅れると言われています。

周囲に頼れる人がいないというママは、是非ベビーシッターや行政などによる産後ケアを利用してサポートを受けて下さい。

これからまだまだ長い子育てやママ自身の人生が待っています。明るく元気な未来を迎える為にも、出産を頑張った自分をしっかり休ませてあげることは決して甘えではなく義務である、という想いでおります。

ベビーシッターの産後ケアサービス

どんな人がケアをしてくれるのか

ベビーシッターには特別な資格は必要なく、子育て経験も問われません。

しかし看護師や助産師、保育士の資格を持っている人、ベテランの子育て経験があるといった特徴の人ももちろん多く、「産後ドゥーラ」や「産褥シッター」と呼ばれるような産後ケア専門に仕事を行うシッターもおり、頼もしいサポーターとしてママを助け応援してくれます。

大阪で産後ケアの依頼をする際はお客様の希望の条件で探すことも可能なので、例えば、

・年齢(話しやすい同年代がいい。母親くらいの世代の人だと安心できる。等)

・資格(産後の体についても質問や相談をしたいから助産師や看護師の資格を持っている人がいい。上の子の面倒も見て欲しいから保育士の方がいい。等)

といったように自分で条件を入力し検索して探すマッチング型ベビーシッターサービスや、資格保有者が多かったり産後に特化したサービスを提供しているベビーシッター会社に入会して希望条件を伝えスタッフにコーディネートしてもらうといった方法がおすすめです。

産後は安全な会社やシッターを探している時間や気力も無いと思いますし、当日のお願いだとお住まいのエリアのシッターに空きが無かったり受付ていない場合もある為、出来るだけ産前に余裕を持って会員の登録を済ませ、産後自宅に戻る日程が分かれば早めに予約していただくと良いかと思います。

サービス内容と料金の相場

産後ケアサービスでは、一般的にお客様の居宅にてお子様のお世話とママの身の回りのお世話、家事のサポートを受けることが出来ます。兄弟が病気の時などはオプションで病児保育をつけることも出来ます。

また、ママの身の回りのお世話やケアについては産前から利用できるシッターも多くいます。

<主なシッティング内容一覧>

・新生児の授乳、沐浴、おむつ交換等のお世話

・上の子どもの保育、お世話(食事やトイレ補助など)、保育園などの送迎

・家事代行(洗濯、掃除、料理などの家事)

・買い物代行

・ママのメンタルケアや育児の質問、相談 ほか

<料金の相場>

シッターや会社によって金額の設定には幅があり、1時間あたり1,500円から4,000円の間で設定されているところがほとんどです。

以下にご紹介する支援事業や補助金を利用することにより、より安い料金でサービスを受けることも可能です。

行政の支援事業

<内閣府ベビーシッター割引券>

条件を満たせば、ベビーシッターの利用料を1人につき1回あたり4,400円の補助金を受けることが出来る内閣府が発行する割引券です。

多胎児の場合の補助金額や割引券の使用回数、対象等といった利用条件や概要につきましては以下をご確認下さい。

内閣府ベビーシッター割引券

<大阪市産後ケア事業>

大阪市では、産後に家族等から充分なサポートを受けられない母子に対し、心身のケアと育児サポートを行う産後ケア事業を実施しています。

宿泊施設で行うプランと施設に通うプラン、自宅に訪問してもらうプランの3種類があり、それぞれ利用料や時間等は異なりますが、民間サービスと比べて比較的リーズナブルな料金でサービスを受けることが可能です。

大阪市に在住の方は是非利用できるかどうか以下のリンク先にて情報の詳細をご確認下さい。

大阪市産後ケア事業

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