小学生の子を一時預かりしてもらいたい時どうすれば?ベビーシッターにお願いできる?

2021年10月19日

関東

仕事などで子どもを預けたい時、乳幼児であれば保育園の一時保育、ベビーシッターに預けるといった方法がありますが、小学生の子どもの場合はどうなのでしょうか?

遅い時間に一人で帰宅させたりお留守番させるにはまだ不安や心配なこともあるかと思います。

そこで今回の記事では、小学生でも利用が可能な預かりサービスについてご紹介します。

小学生を預けられる施設、サービス

それでは早速、小学生を預けられることができる施設やサービスをご紹介して参ります。

学童保育(放課後児童クラブ)

小学生の預け先と聞いてまず思い浮かぶのは「学童保育」ではないでしょうか?

学童保育とは、両親の共働きや一人親などで帰りが遅いご家庭などの小学生のお子様が、放課後や長期休暇の際に過ごすことができる厚生労働省が管轄している保育サービスです。

遊びだけではなく、”生活の場”として宿題をみてもらったりおやつを食べたり、他の学年の子ども達や大人の職員と一緒に過ごすことが出来ます。

多くは小学校の敷地内や児童館などの施設内に設置されており、お迎えの時等に子育てに関する相談をすることも出来るとあって人気のサービスです。

利用する際は申請が必要となりますので、利用条件や料金等の詳細についても合わせて各自治体にお問い合わせ下さい。

放課後子ども教室

東京都では、放課後や土日に小学校の余裕教室等を利用して子ども達の安全・安心な居場所を作り、勉強やスポーツ、文化芸術活動、地域イベントへの参加等、地域住民の人々の協力を得た取り組みを実施する「放課後子ども教室事業」を推進しています。

原則利用料は無料で、活動内容によって実費や保険料が発生します。

ただし何時でも何処でも開かれているわけではなく、活動時間や実施教室は市区町村によって異なる点がネックです。

お子様が通われている小学校での実施有無や活動時間などの概要については、こちらも各自治体にお問い合わせ下さい。

活動時間のタイミングが合えば様々な経験が出来る為、とても魅力的なサービスかと思います。

民間学童

より保護者や子ども達のニーズに応えたサービスを提供する、民間の法人が運営している「民間学童保育」も近年増加しています。

行政が行っている学童保育や放課後子ども教室と違って保育時間や内容についても幅があり、英語やスポーツ、学習、芸術など会社によって様々なプログラムが用意されています。

その分料金は高くなってしまう場合がほとんどですが、習い事に通わせる感じで利用をすれば、一つの施設で数種類の体験が出来、施設によっては送迎サービスや夜間の対応、食事の提供も可能なので決して高過ぎることはないのかも知れません。

ショートステイ、トワイライトステイ

保護者の出産、病気、入院、勤務での残業、冠婚葬祭等で一時的に家庭での保育が難しい時にお子様を預けることが出来る、区市町村が実施している事業です。

預け先は主に児童養護施設となり、利用できる対象年齢や利用日数、条件、料金については各施設や区市町村によって異なります。

通学している小学校と施設の間を送迎してくれるサービスもあり、中には宿泊にも対応している施設もあります。

急に預けなければならなくなった時の為に、頭に入れておきたいサービスですね。

利用する際には事前に登録や面接が必要な区市町村もありますので、お住まいの地域の子ども家庭支援課にお問い合わせ下さい。

ファミリーサポートセンター

妊娠や出産をした際、お住まいの区市町村から「ファミリーサポートセンター(ファミサポ)」の案内を受けたことがあるかと思います。

ファミサポは、手助けが必要な人と手助けができる人(サポーター)の双方が会員登録をし、困ったときに助け合う有償のボランティアサービス。

実は産後のサポートだけではなく、小学生のお子様を預けたい時にもこちらのサービスを利用することが出来るんです。預かり場所は原則依頼者の自宅となります。

初めて利用する前に面接が必要となりますが、住んでいるエリアに預かってくれる会員がいるかどうか、が肝となりますので、面接の際にセンターに確認しましょう。

預かり時間や曜日、料金についても各センターごと基準が設けられています。ちなみに例として東京都では、平均して1時間700円~1,000円となっています。

ベビーシッター

最後にご紹介するのは、ベビーシッターサービスの利用です。

これまでご紹介したサービスは、基本的に仕事等でやむを得ない理由があった場合に利用できるものでしたが、ベビーシッターであればそれ以外でも、ママが自分のリフレッシュの為といった気軽な使い方も出来るのがポイントです。(育児をする上で親の心のリフレッシュはとても大切な時間だと思っています。)

また、普段忙しくて家事に手が回らない保護者の方に代わって掃除や料理などを行う家事代行や病気保育、当日依頼、1回だけの単発利用や定期利用、長時間利用から少しだけお願いしたい等、利用者の方の様々なニーズに対応したオプションが用意されています。

ベビーシッターというとそもそも名前にベビーとついているので、0歳や1歳等の乳幼児をお世話するサービスだと誤解されやすいのですが、小学生以上でも頼めるシッターもたくさんいるのです。

インターネットのマッチング型ベビーシッターサービスに登録すれば様々なシッターの情報が表示されているので、必要な条件で検索いただくとその時のお客様のニーズに合ったシッターを見つけることが出来ますよ。もちろん、派遣型サービスの場合も会社側がマッチするシッターを探してくれます。

民間学童と同様、その分料金が高いというネックもありますが、新規割引などを行っている会社も多いので是非活用してみて下さい。シッティング終了後はお子様の様子の報告をしっかり受ける楽しみも出来ますよ。

以上のように、小学生のお子様を預けられる施設やサービスは意外とあります。状況に応じて使い分けするのもおすすめです!

前の記事へ

ベビーシッターを利用するメリットや注意点は?東京都のベビーシッター利用支援事業についてもご紹介

次の記事へ

東京のベビーシッターで英語教育、英語対応してくれるサービスはある?

詳しく見る