専業主婦の育児

2021年9月14日

子育て

専業主婦の育児はなぜ楽だと思われてしまうの?

ひと昔前、子どもを預けて仕事をするお母さんに対して
”小さい頃から保育園に預けられて、子どもが可哀想”
”働かないで子どもと一緒に過ごしてあげれば良いのに”
というような声をよく耳にしていましたよね。

しかし今では共働きの家庭が圧倒的に多くなっており、保育園では待機児童が問題になるほど働く主婦が年々増えています。
それにより、子どもを持つ専業主婦への偏見が目立つようになっているのです。
それは一体なぜなのでしょうか?

専業主婦が育児をするのって楽なの?

結論から言うと、”育児”というものが楽なわけがありません。
そもそも育児とは、子どもとただ遊んで過ごすわけではなく、栄養バランスのとれた食事を与え健康でいられるよう成長を促し見守り、体だけでなく心のケアも行いながら、躾も行うのです。
専業主婦でも働く主婦でも、誰だって育児をするのは楽ではないでしょう。
それでも専業主婦に対してそんなことが言われてしまうのには訳があるのです。

なぜ楽だと言われてしまうのか

”専業主婦の育児は楽だ”と言うのは、ほとんどが働く主婦だと思われます。
それはなぜかと言うと、働く主婦たちは仕事をしながら育児をしているからです。
仕事もして育児もしている主婦にとって、育児しかしなくていい専業主婦は楽に見えますよね。
子どもと一緒に遊んで過ごせる、自由に過ごせる、そんな風に見えているのでしょう。
働きながら育児をしている主婦に比べて専業主婦の育児は楽だ、という比較だということがわかります。
働く主婦の中には、「妊娠・出産した後もバリバリ働きたい!」と思って働いている方もいれば、「本当は子どもと一緒に過ごしたいのに家計のために働かなきゃ・・」と思いながら働いている方もいますからね。
専業主婦を羨ましく思う気持ちから、このような偏見持たれてしまうのでしょう。
しかし専業主婦の中にも、働く主婦を羨ましいと思っている方もいるのではないでしょうか。

専業主婦と働く主婦、どちらも多くの悩みを抱えていることがよくわかります。
しかし決してどちらも、楽して育児をしているわけではないのです。

専業主婦で苦労したこと・感じたこと

仕事をしながら育児をしているお母さんのことを、専業主婦で育児をしていた経験のある私はとても尊敬しています。
時間に追われて仕事をこなし、時間になったら急いで子どもを迎えに行き、子どもが寝てからも家事がたんまり。
本当は働きたくない、子どもと一緒にいたい、と思いながらも、子どものために家計のために働くお母さんを心から素晴らしいと思います。
しかし仕事をしているお母さんの中には、実は専業主婦で子どもとずっと一緒にいるのは自信がない、仕事をして少し離れていた方が気持ちのバランスが取れる、と思っている方もいるようです。

では、専業主婦が育児をしながら抱える悩みとは何なのでしょうか。

何をするにも子どもと一緒でリフレッシュができない

子どもと一緒に過ごす事は幸せなことですが、育児をしたことがある方なら誰でも感じたことがあると思います。
夜泣きが酷くて全く寝られず朝を迎えたけど、今日も一日子どもの相手をしなくてはならない。
後追い、人見知り、イヤイヤ期。泣き声を聞きたくない、少しで良いから一人になりたい、そう思っても逃げ場がない。
子どもは日々素晴らしい成長をしていますが、後追いも人見知りもイヤイヤ期も成長の一環です。頭ではわかっていても、それをストレスに感じてしまうと積み重なって爆発してしまいます。
働くお母さんは子どもを保育園に預けますから、子どもと離れて仕事をしている間が実は気分転換になっているのだろうと思います。
専業主婦なのだから自分が面倒を見るしかない、という責任感もあって悩みに繋がってしまうのでしょう。
子どもが一緒だと、一人で出かけることもできずリフレッシュができないのです。

育児だけでなく家事もやらなければならない

専業主婦は、”家事を完璧にしなければ”とプレッシャーを感じてしまいます。
朝から夜まで仕事をして疲れて帰ってくる夫が、食事もできていない上に片付いていない部屋を見たらなんて思うでしょう。
”1日家にいたくせに”
こんなことを言われてしまっては、どんなに子どもが泣いていても家事を完璧にしなければと思ってしまうのです。
しかしこの点に関しては、働くお母さんは仕事をした上で家事をしなくてはなりませんから、どちらを楽と思うかは人それぞれですね。

”孤育て”になってしまう

保育園に通っていない、仕事もしていないとなると、人との関わりを自ら持とうとしない限り子ども以外の人と接する機会がありません。

近所の公園や子育て支援センターに足を運ぶことで子どもの年齢が近いお母さんと知り合うことができ、育児の悩みなどを共有し合うことができます。

しかし、そのようなコミュニケーションは全てのお母さんが得意なわけではありません。

せっかく出向いても話すことができなければ、育児の悩みを一人で抱えることになってしまいます。

専業主婦は専業主婦で、育児に関して様々なことに苦労しているのです。

しかし、大変なことばかりではありませんよ。

専業主婦の育児のメリットとは

専業主婦の育児の悩みは色々とありますが、悩みばかりではありません。
専業主婦だからこそできる楽しみ方や、子どもとの過ごし方があるのです。

子どもの成長を見逃すことがない

朝起きてから夜寝るまで、お母さんと子どもはずっと一緒に過ごすことになります。
一緒に過ごす時間が長いということは、子どもの色々な姿を沢山見られるという事です。
子どもは日々成長しています。ちょっとしたことでも、何かできるようになったところを目の前で見ることができたら嬉しいですよね。
初めて何かができた、できなくて泣いた、嬉しいこと、悲しいこと、全て共有することができます。
”この前まではこのおもちゃが好きだったのに今はこのおもちゃがお気に入りなんだな”
”色々な遊び方をしていて楽しそう♪”
などと、子どもの様子をじっと観察するのも楽しいですね。

子連れで楽しめる施設にいつでも行くことができ色々な体験ができる

子育て支援センターや児童館などは、基本的に平日しか開放されていません。
仕事をしているお母さんが子どもを連れて行くには中々機会が少ない場所になってしまいますが、専業主婦でしたら平日に子どもと自由に行動することができますよね。
子どものための施設なので、子どもの成長に合わせた遊び場やおもちゃが用意してありますから、ただ遊ぶだけでなく発達にも良い影響を与えてくれるでしょう。
同年代のお友達と同じ空間で遊べるというのもとても刺激になります。
危険なものもありませんし、子どもに慣れているスタッフの方や保育士さん、児童相談員の方々が見守ってくれていますので、安心して遊ぶことができます。
親子が利用できる場となっていますので、ママ友作りにも最適ですね。

ママ友と育児の悩みを分かり合える

育児に関する悩みは、育児を経験したことがない人にはどうしてもわからないことです。
子どもの成長と共に、その時その時で悩みも変わって行きます。
そんな悩みを一番分かり合えるのはやはり”ママ友”。
積極的に公園や施設に足を運び、普段どこで遊んでいるか、育児の悩みはあるか、おすすめの育児グッズを尋ねるなど、他のお母さんとの会話が弾むとそれだけで気分転換になりますよ。
さらに仲良くなれば、気軽に遊んだり色々なことを相談することができ、育児に悩んでいても気持ちが軽くなるはずです。

家事をする時間が取れる

子どもが泣いてしまったり抱っこじゃなきゃ嫌だとぐずったり、思うようにいかない事は多いと思います。
しかし、子どもが寝ている間や一人遊びができるようになった頃など、タイミングを見計って家事に取り掛かることができます。
リビングとキッチンが離れていないようでしたら、遊んでいる様子を見ながら料理をすることもできますね。
働いていると、休憩時間に家に戻って家事ができるわけではありませんので、専業主婦だからこそできることでしょう。
お母さんが離れても遊べるという事は、成長した証でもありますよ。

空いた時間を有効活用できる

育児をしながら時間を作る事は中々難しいですが、生後8,9ヶ月くらいになってくるとお昼寝がかなりまとまってきます。
そうしたまとまった時間を使って、自分のやりたいことをすることができます。
私自身は、子どものお昼寝中に離乳食の勉強をして次週の離乳食のメニューを考えたり、子どもの写真をまとめたりしていました。
掃除や洗濯などは抱っこ紐・おんぶ紐を活用することで子どもが起きている時間にもできますから、お昼寝の間にやりたいことができるよう、1日の家事を上手くやりくりすると充実感を得られますよ。

専業主婦の育児は、悩みだけでなくメリットも沢山ありますね。
しかし、時間が沢山あるからこそ1日の過ごし方に悩む方が多いと思います。

おすすめの1日の過ごし方

子どもと毎日過ごす上で、中々ペースが掴めないという人は多いと思います。
”今からこれをやろうと思ったのに子どもが・・”
”そろそろご飯にしたいけど子どもが起きない”
など、子ども中心の生活になってしまうのは誰だって同じです。
少しでも子どもに振り回されずに生活できるよう、私が心掛けていることをご紹介します!

お出かけは午前中に

朝寝・昼寝・夕寝の3回寝なければいけない時期は、特に1日の計画が組みづらいですよね。
出かけようと思ったら寝ちゃった・・なんてことも多いでしょう。
そのため、出かけるのであれば午前中がおすすめです。
公園、支援センター、お友達との約束。
朝起きる時間を調整して出かける前や移動中に朝寝をさせれば、遊びを十分に楽しむことができます。

お昼寝の時間はなるべくお母さんが調整を!

先ほど”朝起きる時間を調整する”と言いましたが、お母さんが睡眠を調整していいんです!
子どもが眠そうな時に寝かせてあげたいと思うかもしれませんが、少し調整してあげるのも子どものため。調整といっても、親の都合に合わせてもらうための調整と、生活リズムを整えてあげるための調整があります。
先ほど述べたように、お出かけのために調整するなどは親の都合です。子どもがかわいそう、と思うかもしれませんが、中途半端な時間に寝てしまうことで出先でぐずってしまっては、子どももお母さんも大変になってしまいます。スムーズなお出かけのために大切なことなのです。
そして、毎日同じ生活リズムを繰り返すために調整するのは子どものためです。
沢山活動したからいつもより早く寝てしまいそう、何だか眠そうだけど今寝かせたら夜寝るのが遅くなっちゃうなど、普段と違う時間に寝てしまいそうになることがあると思います。
しかしそこで寝かせてしまうと、夜寝るのが遅くなったことでいつも子どもが寝た後にやっている家事ができなかった、睡眠時間が短くなったせいで朝からぐずってしまった、ご飯の時間がズレて1食抜いてしまった、・・など、色々な問題が起こってしまうのです。
生活リズムが整うと、日中ぐずることが減ったり夜泣きが減ったりよく食べるようになったりといいことが盛り沢山ですよ!

休む時は休む

子どもが寝たらあれやってこれやって・・とバタバタ動くことが多いと思います。
しかし、「今日はやめた!」と思い切って子どもと寝てしまうのもアリです。
毎日頑張っている自分の体を休めてあげられるのは自分です。
1日休んだくらいで困ることなんてない!
お母さんが倒れてしまった時の方がよっぽど大変です。
そうなる前にしっかり休んでくださいね。

子ども中心でなくても大丈夫

”どうしても子ども中心の生活になっちゃう”
”子どもに振り回されて何もできない・・”
なんて、思うことありますよね。
子どもファーストで接してあげることはもちろん大切ですが、それでお母さんが疲れてしまったりやりたいことが全くできないなんてことになってしまっては、毎日過ごすのが辛くなってしまいます。
メリハリをつけて、今は子どもに合わせるけどこの後は私に合わせてもらうなどと臨機応変に過ごしましょう。
その時の気持ちをしっかり子どもに伝えれば、子どももきっと感じ取ってくれますよ。

子どもとの生活は大変なことも多いと思いますが、少し工夫すれば子どももお母さんも過ごしやすくなります。
子どものために・・と考えすぎずに、お母さん自身のこともぜひ考えてあげてください。

専業主婦の育児を楽にする方法

専業主婦の育児は、子どもと離れる時間がなくリフレッシュの時間がありません。
おすすめの1日の過ごし方でもお話しましたが、”休む時は休む”と言うことがとても大切になります。
それはなぜなのか、お話していきます。

なぜ休むことが大切なのか

主婦には休みがありません。給料も発生せず、やりがいを感じたり誰かに褒めてもらったり助けてもらったりしない限り、何のために家事・育児をしているのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
そうなってしまうと、心を病んでしまったり、最悪の場合虐待に繋がってしまうというようなことも最近増えてきました。
楽しく育児をするためにも、体も心もしっかり休めることが大切なのです。

専業主婦の育児を楽にするには?

育児以外のことは他に頼る

育児もして家事もして・・となると時間に追われていっぱいいっぱいになってしまいます。
どうしても育児は自分にしかできない、という場合には他のことを削っていくしかありません。
食事は夫婦2人で協力して週末に作り置きする、洗濯物を取り込むのは旦那に頼む、平日の掃除はパパッと済ませて週末にがっつりやる、など工夫が必要です。
お金がかかってでももっと楽に、と言うのであれば、食事はデリバリー、洗濯はドラム式で乾燥まで済ます、なども良い方法でしょう。

旦那さんが休みの日にはメインで育児をしてもらう

旦那さんが子どもに付きっきりで育児をすると言うのは、こちらから頼まない限り中々ないことだと思います。
しかし、思い切って頼んでしまいましょう。
「もしかしたらおむつがパンパンかも?」「着替えはここに出しておくね!」など、フォローしながら見守るとよし!
上手くお世話ができない、泣き止まないから嫌だ、とならないよう、子どものことなら何だって知っているお母さんがさりげなくフォローするのです。
旦那さんに対して感謝の気持ちを持つことも大切ですが、”やっぱりこの子は私じゃなきゃすぐ泣き止まないのね””あなたはこんなこともできないなんて、私ってすごいんだな”と優越感に浸るのもいいでしょう・・!
自分はいつも頑張っているんだと、自信を持っていいのです。

時々一人時間を作ってリフレッシュを

旦那さんに育児を任せることに慣れてきたら、少しお留守番していてもらいましょう。
ちょっとの間でも一人で出かけてみると、とっても身軽で開放感があり、リフレッシュになります。
どこへ出かけるわけでもなくいつも子どもと歩く道を一人で歩いてみるだけで、今日は自由何だという気持ちになれます。
お留守番にも慣れてきたら、美容院、ショッピングなど、色々なことを楽しんでみるといいですよ!
子どもと離れるとつい寂しくなってしまう、子どものことばかり考えてしまう、そんな気持ちももちろんあると思いますが、離れてみることはお母さんにとっても子どもにとっても新たな刺激になって、お互い成長に繋がります。

育児を頼れる人がいない時は・・?

旦那さんの休みが中々なく1週間ほぼワンオペ育児、旦那さんは育児が苦手だしどちらの実家も遠くて頼れない・・
頼りたくても頼れる人がいない、どうしたらいいのか分からない、そんなお母さんも沢山いるでしょう。
一時保育の利用を実施している保育園も増えてきましたが、特別な理由がない限り月に何回も気軽に預けるということはできません。
では一体どうしたらいいの?と思いますよね。
そんな時に気軽に利用できるのが”ベビーシッター”。
仕事をしていなければ預けられない保育園とは違い、いつだって好きな時にお願いすることができます。
小さい子どもをお願いするのはちょっと・・と思うかもしれませんが、子どもが慣れていて過ごしやすい自宅で見てもらえますし、集団生活でもないので感染症や風邪などを頻繁にもらってくるなんてこともありません。
短い時間からお願いすることができるので、ほんの少しのリフレッシュにも利用できますよ。
気軽に利用できるベビーシッターに頼って、楽しく幸せに育児をしていきましょう!

前澤さんより

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