子育てが大変な時期のママ友関係

2022年4月28日

子育て

「子育てに終わりは無い」なんて言葉も耳にしますし、子供が大きくなるにつれ複雑になっていく育児の悩み。小さい時は小さいなりの、成長して思春期になっていけば思春期なりの悩みを子供自身が抱え、私も一緒に考え悩んできました。そんな時助けてくれたのも、ママ友。不安や悩みが大きくなるきっかけになったのもママ友。特別頑張って「ママ友を作ろう」と思わなくても子供がいる以上、ママ友とは何かしらの接点は出てくるものです。
この記事では、子供が成長するにつれて変化していく「ママ友関係」について書いていきます。

第1章 乳幼児編

子供が小さい頃の方がママ友関係は濃厚になります。特に第一子の時は「子供にお友達を作るため」という目的や、圧倒的に少ない育児の情報を得ようと比較的友好関係を広げようと努力することが多いと思います。現在私には幼稚園生、小学生、中学生の子供がいます。2人目、3人目の時には既に上の子の関係で勝手にママ友は存在していますが、1人目の時はゼロからのスタートです。「そういえば、童謡の歌詞がよく分からない」と思い童謡のCDを購入したり、育児書を愛読書にしたり、ネットで検索したり、と漠然とした不安を抱えた新米ママにとってママ友の存在は戦友のようなとても心強い存在です。

乳児の時の大変なことや心配事と言えば、「泣き止まない」、「発達」、「病気」、「予防接種」などでは無いでしょうか。
長男は2人目3人目と比べてとても手の掛かる赤ちゃんでした。「黄昏泣き」に「夜驚症」。とにかく3歳位まではしょっちゅう泣いていました。「なんでうちの子はこんなに泣くんだろう」「私の育て方が悪いのかな」・・なんて、3人目の時には「赤ちゃんは泣くのが仕事」と割り切れる様になった自分からは想像もつかない様なか弱い母親でした。泣き止まない赤ちゃんを抱っこしながら、お母さんも泣いてる、なんて話も聞きますよね。家事も掃除も全部ストップして抱っこしてあげているのに、泣き止まない・・。ご飯はいつになったら用意できるのか・・。泣き止ませる為に授乳もしたりするから、身なりはダラダラ、家の中もグチャグチャ、、そりゃあ泣きたくなります。
そんな中、戦友であるのママ友の日常報告は「みんな大変なんだ」という妙な安心感に変わります。
長男が乳児の時のママ友は妊婦の時に市が主催した「両親学級」に参加し、一緒になった方々でした。
全員第一子妊娠中のため、子育て経験はゼロで同じです。早々に仕事に復帰されるママ友もいましたが、2歳くらいまでは何かにつけ一緒にベビーカーで行動したり、「よく食べる離乳食」や「遊べる場所」の話題を共有していました。
私の中で、乳幼児期の子育ての中で1,2位を争うほどに大変だったのが「離乳食」でした。こんなことを書くと一生懸命毎日作ったんだな、と思われるかも知れませんが、そんなことは全然ありません。レトルト食品も使ったし、もちろん作り置きを冷凍し、何日も同じ様な離乳食が続いたりしていました。でも、気持ち的に負担でした。ご飯を作るのが得意だったり、好きな方を常々尊敬しています。
今となっては一般的なことと思われる様な離乳食の知識も当時はママ友から教えてもらっては、いいこと聞いた!と思い実践していました。具体的には、「大人用のルーを入れる前のカレー(=ポトフ状態)を作っておき、それを小分けにして冷凍しておく」や「野菜が混ざったお麩フレークを色々なもにの混ぜる」などなどでした。ネットの情報も沢山取り入れましたが、ママ友の口コミは信憑性が高いので即実践しました。

2歳も過ぎると赤ちゃん感は無くなり、なんとなく周りのお友達の存在に関心を持ったり、してきますよね。我が家は長男が2歳の時に転勤で地方に引越しをしました。夫の転勤の辞令を聞いた時に私が発した言葉は「出来れば先に1人で行って欲しい」という非情な言葉でした。私は職場復帰が決まっており、子供も保育園が決まった矢先のことだったので、先の様な発言をしてしまいした。結果としは、もちろん家族3人でお引越ししました。
さて、お引越しはしたものの・・親戚も知り合いも1人も居ない新天地。この時、人生で1番出会いを求めて積極的に行動しました。
地域の子育て支援センターに行ってみたり、親子で参加するイベントに参加してみたり、「公園デビュー」してみたり、しました。
「公園デビュー」という言葉、なんとなく面倒臭いとか、気後れする、というイメージがありませんか?
私も子供と公園に行って遊ぶ、という本来の目的よりもどこからともなく入ってくる「公園デビュー」のイメージにやられてしまい、気持ちに気合いを入れてから、近所のいくつかの公園に行ってみました。
「公園デビュー」という言葉は子供のことでは無く、親のための言葉なんだろうな、と思っています。どこの公園に行っても子供は喜んで、楽しんで遊んでいて、知らない子でもすぐに一緒に遊んだり、勝手に距離を取ったりして、自然体で過ごしていたからです。
長男が2歳頃からに住んでいた地域は比較的転勤族が多い地域だったので、新参者にも皆さん優しく、すんなりと溶け込むことが出来ました。2歳位だと、お互いにぶつかってしまったり、泣いてしまったり、ということがあるので、どうしても親同士もコミュニケーションを取る機会が出てきます。そんな時は、ママ友作りの絶好のチャンスになる場合もあります。子供達は泣いていてもすぐに立ち直って遊んでいることが多いので、子供の様子を目で追いながら、知り合ったばかりのママとお話しし、公園は近所の子が集まりやすいので、そこから輪は広がっていきます。初めて暮らす土地だったので、何も情報が無い私にとって、近所のママ達はとても大切な存在でした。
幼稚園に入る頃になると、少しずつ子供同士のトラブルも出てきました。公園で遊んでいても、誰々くんが推した、とか誰々ちゃんが入れてくれない、などなど。振り返ってみると、長女は一切トラブルなく、保育園・幼稚園時代を過ごしたので、子供の性格などによると思いますが、長男はわんぱく故に色々とありましたが、そんな時もお互いのママ同士が知り合いだと、解決後も根っこを残さずに仲良く過ごすことが出来ました。幼稚園時代は人間関係を形成し始める時期で、まだまだ不器用なので、勘違いや思い違いなども沢山あると思います。長男は周りからみると、明るく元気な子のイメージでしたが、かなりガラスのハートの持ち主だったので、寝る時によく弱気な発言をしていました。その弱気な発言は結構私にもダメージでした。「僕には友達がいないんだ」とか、「僕にだけ貸してくれないんだ」などの発言が暗い寝室に残るのです。
でも、翌朝になって幼稚園に登園すると、また友達と仲良く過ごしている・・親の心配を他所に、元気な姿を見せてくれるのは嬉しいのですが、やはり心配になり、ママ友に相談する、という様なこともありました。
乳児期は発育・発達を中心としたことが気になり、幼児期は発育・発達はもちろんのこと、お友達との関係なども学んでいく時期で、その間には手がかかること、説明しても納得してもらえないこと、理不尽なこと、など沢山のプチ事件が毎日の様に勃発します。そんな時に共感し合い、情報を共有し合い、子供達の成長を一緒に見守れるのがこの時期のママ友だと私は思います。

第2章 小学生編

小学校に入学すると親の負担はグッと減ります。毎日送り迎えしていた保育園や幼稚園。それが、子供1人で行って帰ってくる。なんて画期的なことなんでしょう!送迎が無くなるので、送迎時のみ会っていた様なママ達とはパタリと会わなくなります。寂しくもあり、ホッとする場合もあります。
ホッとする場合もあるというのは、会うと「〇〇君(=うちの息子)、学校行く時間遅いよねー」などの余計なお世話じゃ!と思うようなことを言ってくるママもいたからです。指摘されることは、大抵こちらも気にしていることです。毎朝四苦八苦しながら、遅刻しない様に送り出しているので、放っておいて欲しいと思うのでした。私が気にしすぎ、という考え方もありますが。娘は小学校1年生の時から学校が開くのを外で待っている様な子で、息子が小学生の時よりも30分くらい早く出て行きます。きっとそういう子のママから見たら息子の登校時間の遅さは気になったのかも知れませんね。

さて、グッとママ友の数は減っていきますが、それは広く浅いママ友関係が見直され、本当に気の合うママ友だけが残る、という構図に変わっていきます。
子供同士が仲良しの場合、親同士も気が合うことが多いです。第1章にも記述しましたが、我が家の長女は全然手の掛からない子で、長男はとても手の掛かる子ですので、長男の小学生時代の大変だったこと主に書いていこうと思います。
長男が小学校2年生の時に私は職場復帰しました。小学校1年生の時から宿題を持って帰ってくるのを忘れたりすることもあったのですが、小学校2年生の時はより忘れ物が増えたり、お友達と喧嘩したりして、毎日の様に叱っていました。仕事中に小学校の先生から電話が掛かってくることもしばしばあり、オフィスの外で携帯を持ち、壁に向かって何度も頭を下げたりしていました。職場に戻れば、職場の仲間にも頭を下げ、何ともやるせない思いをしました。小学校の先生からの電話の要件は「お友達とのトラブル」が多かった様に思います。打たれ弱いのに、気が強い。そんな性格だったので、大変です。相手には強く言ったりするのに、言われると絶望的になる。我が子ですが、本当に困りました。どうしてこんなにトラブルを起こすのか、怒りと共に悩みました。そんなある日、職場に息子から連絡がありました。話をしていると、どうやらまた宿題を学校に忘れた模様です。私も溜まっていたものが爆発し、今すぐ学校に取りに帰る様に指示しました。そして、帰宅すると私の洋服ダンスの洋服が全部ぐちゃぐちゃに出されていたのです。私にキレた、息子の仕業でした。1度学校から帰宅すると、学校の中に入ることは出来ないというルールがあるから戻れないのに、私が宿題を取りに戻る様きつく言ったのが原因だった様です。長女と次男が成長し、二人とも性格が比較的穏やかであるということもあって、今の私だったらそこまでヒステリーにならなかったかも知れませんが、当時長女はまだ2歳で、話が通るはずの子供は息子しかおらず、息子の世間体を気にし、粗相の無いように、粗相の無いように、過ごして欲しいという感情が強く、それにもかかわらず引っ切り無しに問題を起こす息子にピリピリしていました。要は自分の育て方に自信が無かったのです。子供の粗相は私のせいなのかな、と思っており、息子が何か問題も起こす度に「そう、あなたの育て方のせいよ」と自分自身の中から声が聞こえてくるのです。こんな風に書くとメンタルやられてますね、当時の私は。
小学校低学年の男の子なんだから、ある程度仕方無いとも思いますが、そうもいかない事情もあったりします。それが、ママ友です。「あの子は乱暴だから」「あの子はちょっと問題児だから」平気でそういうこと噂するママたちがいます。悪いことでは無いと思いますが、苦手です。かと言って小心者なので、そう言った声を気にせずに過ごすことも出来ません。気になってしまうのです。そんなママ達の話のネタに絶対うちの息子はなっているだろうな、と思うと何ともヤキモキしてしまうのでした。

小学校4年生くらいまでは波乱がたくさんありました。ふざけていて、お友達にぶつかってしまった、一緒に遊んでいていてお友達の定規を壊してしまった、コンパスのケースを割ってしまった、などなど。まだ連絡網がある小学校だったので、学校の先生から電話が入ると、先手必勝と言わんばかりにすぐに相手の子のおうちに連絡を入れ、お詫びをしました。壊してしまったのものは弁償もしました。ある程度の問題児ではありましたが、比較的友達も多くサッカーに打ち込む少年でもありました。
そして、私はこの息子の小学校時代に出会ったママが、最高に気の合うママ友になりました!子供同士も喧嘩もありつつも仲良しで、類は友を呼ぶのか似たところがいくつもあり、私たち母親も毎回同じ様な悩みを抱えていて、共感しまくりだったのです!私はこのママとの出会いがあってから、今まで気になっていた周りの目があまり気にならなくなったのです。自分のことながら明確な理由は説明できないのですが、おそらくそれは、そのお友達の子が物凄く良い子だったから、かなと思います。息子の事は客観的になかなか見れないのですが、お友達の子のことは客観的に見れます。元気で愛想良いそのこと息子はよく似ていて、それが自信につながったのです。変かも知れませんが、何というか、ホッとしたんです。
そして、次第に息子はサッカー中心の生活になっていき、週末はいつもサッカー。小学校でもサッカー仲間と一緒にいる様になり、今度は同じサッカーチームのママ達との関係がかなり密になっていきました。サッカーチームのママ達とは、毎週末顔を合わせ、長い時間を共にします。少年野球や少年サッカーなどにおける親同士の関係なども度々話題になりますよね。息子が所属していたサッカーチームのパパ、ママ達は皆協力的で仲が良かったので、チームも良い方向に行き、親子共々とても有意義な時間を過ごすことができました。

また、小学生男子は大抵ゲーム好きです。両親がお仕事で不在だったり、家でゲーム禁止のお家もある中、放課後ゲームが出来るお家があると大勢が押し寄せます。我が家も私が居る時はOKを出しましたが、不在のことも多く、そんな時はゲームが出来る特定のおうちにお邪魔していました。これも、気を揉む点です。たまたま遊びに行くお友達のお家もサッカーの仲間で、ママが顔見知りだったので、お邪魔した時は必ずお礼のメールをし、会った時にもお礼の挨拶はしました。これ、大事だと思います。知らない場合は仕方ないですが、知っている場合は無いよりはあった方が良い、と私は考えます。

小学生も6年生になってくるとだいぶ落ち着いてきます。
小学校時代は6年、と長いです。小1と小6では心配事も悩みも全く違ってきます。クラスメイト、担任の先生、勉強、運動神経、ゲームのうまさ、カッコ良さ、可愛さ、などなど、子供達自身に色んな要素が絡み合って日々過ごしていきます。どの学年になっても大変なこと、うまくいかないことはあると思います。でも、子供も日々成長していき、親も少しづつ距離を調整しながら子供に寄り添っていけば、良好な親子関係は築いていけると思います。うちの子どうなの?大丈夫なの?と思う様な時は、多くのママ達の意見を聞くことも大事だと思いますが、本当に打ち解けられるお互い親身になれるママ友が1人でも入れば、親も心穏やかに過ごせると思います。子供の乳幼児期に比べれば一緒に過ごす時間も少なくなるママ友ですが、小学生時代もまだまだ心強い友人であり、お互いを助け合うことの出来る間柄だと思います。

第3章 中学生編

ランドセルも卒業し、可愛らしさからも卒業する中学生。まだまだ子供の部分も沢山ありますが、体型も、考え方もどんどん大人に近づいていきますよね。男女、及びその子の性格にもよると思いますが、今までよりも建設的に話が出来る様になったかと思えば、反抗期なのか、全く話が折り合わず交渉決裂の様な結末を迎えることも多々あります。交友範囲も行動範囲も広がっていくので、親は心配事も増えていきます。でも、これって自分達も通ってきた道なんですよね。子供の頃は何故心配されるのか分からなかったことも親になってみるとよく分かりますね。

この時期に感じる子育ての大変さ、というのは乳幼児期や小学生の頃とは次元の違うものの様に思います。
乱暴な言い方をすると「面倒くさい」です。聞けば、うっとおしがられるし、聞かなければ「なんで聞かないの?興味無いの?」という態度を取られます。楽しい時、お小遣いが絡んでくる時は、例外ですが。そして、親の想い通りにはいきません。乳幼児の頃、泣き止まない時も大変でしたが、抱っこしてあやしたりして親の私が対処することで解決できたことが沢山ありました。でも、当然ですが中学生が抱いている悩みやそれに端を発する家庭内不和(大げさな表現ですが)を解決するために親は「向き合っているよ」という態度を見せつつもある程度の距離は保ちながら本人に任せるしか無いかな、と現在進行形で感じています。
私は長男を育てていて、何度も「グレー??」と疑ったことがあります。第一子ですから、育児書と違う、ネットの情報と違う、周りの子と違うと疑わしい部分を探しては不安になってきました。しかし、成長するにつれ、未熟だった部分は少しずつ改善されてきました。まだまだ毎日小言に始まり、怒鳴ることも多々ありますが。以前息子のことを相談したママ友に「真っ白な人はほとんどいない。みんな白に少し黒が混ざっている。その黒が濃いか薄いかだけの話」と言われ、なんだか救われたのでした。
そして、小学生時代より中学生になっての大変になってくるのは、やはり勉強です。日々の提出物、定期テストの点数、出席日数・・。成績がパッとしない息子に対してついついガミガミ言ってしまいます。「いつ勉強するの?」「ワークやった?」「ちゃんと提出物出してる?」と聞いてしまうのです。過干渉でしょうか。自分が中学生の時も親はこんな思いを抱いていたのでしょうか。成績優秀な子の親御さんには分からない悩みでしょうか。親がガミガミ言わない子の方が自立するし、成績も良い、という様なことを聞きます。以前、習い事の先生からも「優秀な子の親は皆黙っているもんよ」言われたこともあります。私もそう思います。でも、黙って見守るのは本当に難しいです。ここは我慢、我慢と思ってもついつい口出ししてしまうのです。言わなかったら何もやらないのでは、とこちらが焦ってしまうのです。口出ししては、後悔する日々です。出来るだけ口出ししない母親を目指して現在も修行中です。

そして、この時期のママ友関係は、小学生の時よりも更に絞られていき、ほとんど広がっていきません。現在中3の息子の世代は中学入学当初からコロナの煽りを受け、休校や様々な行事の中止を余儀無くされてきました。懇談会や親が手伝う文化祭なども中止だったので、保護者の方々と顔を合わせる機会もほとんどありませんでした。私はくじ引きでPTA委員会の委員長になってしまったのですが、かなりの割合で皆さんお仕事をされていて忙しいですから、委員同士の話合いもほぼ顔は合わせずオンライン上で完結しました。委員会の仕事は本当に仕事の様でした。お互いをあまり干渉し合わずに、目的のためのみに話し合う、という様なスタンスでした。これはこれで楽で、個人的には良かったです。
同じ中学のママ友は、専ら同じ部活のママ達です。息子は公立の中学なので、小学校時代の地元のサッカーチームのメンバーの多くが同じ中学のサッカー部に在籍しています。なので、ママ達も昔からの知り合いが多いので、情報の共有などがスムーズに出来ます。以前、部活終了時に皆暗い中バタバタと着替えていたら、学ランが行方不明になった、と言って帰ってきた時がありました。2月のことでした。帰宅するなり、「学ランが無くなった」と告げられました。部活の友達全員に聞いたけど、無い。ということでした。私は幾ら何でも学ランは無くならないでしょ。どんなに暗くてもあれだけの物が無くなるってどういうこと??とだらしない息子に対する怒りと、まさかイジメじゃ無いよね?という不安と、こんな寒い中学ラン無しでは風邪をひいちゃう!という焦りと、学ランは高いからもう買いたくないという感情が入り混じっていました。本人も部活の子達にちゃんと聞いた様でしが、見付からないので、私もサッカー部のママ達にグループLINEで捜索依頼をしました。しかし、見付からず、部活の子のママがお下がりが1つ余分にあるから、とすぐに貸してくれました。他学年のママ達にも聞いてくれたりして、ママ友のありがたさを感じた瞬間でした。子供達も確認はしているのでしょうが、中学生男子、まだまだ信用できないところもあるのでママ達が最終確認してくれると安心できました。この件は、数日経って進展がありました。結果としては、別の子が間違えて2つ持って帰ってしまっていた、というオチでした。中学生ですから、子供達だけで解決できることが望ましいと思っていますが、時には親も必要となり、そんな時に協力し合える人間関係を親同士も築けているのは、子供のためにもプラスだと思います。
一方で、中学で新たなママ友はいません。皆さんお互いに必要性を感じないからだと思います。通っている中学が公立と私立では違うかも知れませんが、中学生ともなると問題が無い限り親が関わることがほとんど無いからだと思います。

まだ子供が産まれる前は「ママ友」という言葉に良いイメージはありませんでした。漠然とマイナスのイメージを抱いていました。周りから聞いたことは無かったので、メディアの影響だとは思いますが、「面倒くさい」「怖い」という様なイメージだったと思います。
3児の母となった今はそんな思いはありません。確かに合わない人もいます。でもそれは、学校でも職場でも、どこにでも居ます。また、ママ友なんて要らない、と考える方もいると思います。しかし、私にとって子供に対することや多くのことに対する価値観が似ていたり、悩みをお互いに相談し合えたり、協力し合えたり出来るママ友は、本当に貴重な存在です。子育ては毎回初めてのことばかりです。楽しいこと、幸せだと思うことも沢山ありますが、一難去ってまた一難です。ベストを尽くしているつもりですが、果たして正しいのか間違っているのかよく分かりません。そんな時にただ話を聞いてくれたり、共感してくれたりすることだけでも、そっと背中を押す行為に繋げてくれます。不安を和らげてくれます。乳幼児の頃は結構ベッタリだったママ友の関係も子供が小学生、中学生と成長するにつれ次第に疎遠になって行くことが多いです。でも、子供が大きくなって、子供同士は別々の道に行っても連絡を取り合って、子育てが大変だった時のことを笑い話にでもしながらランチでも出来る様なママ友が数名でもいたら、それは幸せなことだな、と思います。

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