子育て中の孤立感は子供が3歳になるまでの辛抱!?

2022年5月12日

ワーキングママ

働きながら子育てをする中で、ワンオぺ育児状態を経験したり子供の急な発熱などで保育園からの呼び出しや流行病などによる感染で、仕事の当日欠勤を繰り返し孤立感を感じたり肩身の狭い思いをした事はないでしょうか?

第1章 余儀無くされるワンオペ育児

・共働き

子供ができたからといってすぐに仕事を辞められるわけではないですよね。もちろん、すぐに辞められる状況の人もいるかもしれませんが、大概の人は生活のためであったり重要なポジションにいたりとなにかしらの理由で暫くは現状維持の状態になるのではないでしょうか?私の場合、「生活のため」はもちろんですが、なかなか仕事が見つからず、ようやく自分の条件に見合う仕事について間もなかったので辞めたくはなかったのです。共働きを強いられたわけではなく自身で選択したわけですが、その時はまさかほぼワンオペ状態になるとはそんなに考えていませんでした。

・頼れない身内

子育てをしながら共働きをするにはやはり周囲の協力が得られる事がいちばんなのではないでしょうか?特にパートナー以外の身内の助けが必要になってくるのですが、誰もが身内に助けてもらえるとは限らないのです。両親が他界されている人もいれば健在でもそれぞれ家庭の事情で助けてもらえないこともあるでしょう。私の両親は共に若く、現役で就労中でした。またパートナーの両親や義姉は他県在住のため、あまり交流はなく両者の身内に預けたり送迎を頼んだりすることは出来きなかったのです。

・自身やパートナーの勤務時間が長い

仕事の職種や業種によると思いますが、労働時間が長い仕事や労働時間が短くても勤務時間が長かったり通勤時間がかかったりすることがあるとおもいます。子育て中に勤務時間や拘束時間が長いと1日があっという間に終わってしまい、自分の時間やパートナーとの時間がなくなりませんか?パートナーは一家の大黒柱として朝早くから夜中まで働き、私はパートタイマーではありましたが、フルタイムで働きほぼ正社員と同じように仕事をしていました。勤務時間が長いと、仕事が終わって子供の世話をして家事をすると夜ご飯を食べるのも忘れるくらいクタクタになって、子供と一緒に寝てしまうことが多くなり、今までしてきたパートナーとの会話や子供の話ができなくなります。

・近隣住民とのつきあい

近隣の方と深い交流はありますか?頼み事はできますか?

子供の頃からの住み慣れた家であったり昔からの知り合いが近くに住んでいるのであれば何かと安心できたり頼れることもあると思いますが、そのようなシチュエーションは少ないのではないでしょうか?新しい土地でスタートし共働きでパートナーと共に勤務時間が長いと家を留守にしていることがほとんどで、なかなか隣人と顔を合わせる機会もなく、たまに会う近隣住民であろう人と挨拶を交わす程度の付き合いになってしまうことが多いのではないかと思います。近くに同じような歳の子供がいればお近付きになることもあると思いますが、高齢化社会の今となっては子供がたくさんいる地域も少なくなっていて、深夜の子供の泣き声を気にしたり、物音ひとつ立てるのにも気を遣うレベルの付き合いだったりします。

・子育て支援制度

全国や各自治体による子育て中のワーキングママが色々なサポートが受けられる制度があります。その制度を上手く利用している人はたくさんいるのだと思いますが、利用しづらい人も少なからずいるのではないでしょうか?預け先のないワーキングママが一番困るのが子供の急な発熱や病気です。いくつかの制度の中で私が利用したいと思ったのは「ファミリーサポート」と「病児保育」の二つの制度です。

※ファミリーサポートとは子育ての支援をしたい人(子供を一時的に預かって賃金を獲る)と支援してもらいたい人(子供を一時的に預けて賃金を払う)が相互援助できる制度で、病児保育とは発熱などにより保育園に預けられない場合、預かってもらえる制度です。

ですが、サポートを受ける側は最初にサポートセンターに情報の登録をしておく必要があります。その後、ファミリーサポートを利用する場合、預ける側が預かってくれるお宅へ子供を連れて訪問し事前に顔合わせをしておかなければならないのです。また病児保育もどんな症状でも預かってもらえるわけではなく、38.5度以上の高熱時や感染症後や麻疹(はしか)などの重篤感染症の場合は保育の対象外となり預けられません。軽い風邪などの発熱であってもその日、前もって登録しておいた施設に空きがなければ預けられないのです。そういった理由で最初に利用登録はしたものの結局一度も利用することはありませんでした。

・パートナーに合わせられない休日

会社によって休日は固定であったりシフト制だったりとさまざまだと思います。その中でパートナーと全く同じ日が休みであったり全く休みが合わなかったりしますよね?考え方の違いで固定休ではない場合の休日の取り方はそれぞれだとおもいますが、私は最初はあまり気にしなかった休日も段々と子供の病気や保育園の行事に備えて対応できるように考えたり、勤務時間が長かったのもあり保育園での延長時間を減らせるようにしようと思ったのです。そこでパートナーの休日は日曜日と祝日で、私はシフト制だったため平日をメインに休暇を取るようにしました。勤務時間の長い二人が休みを合わせなくなるとパートナーと同時に育児をする機会が減り、子供についての出来事を共有することもままならず、子供にとって平日は母子家庭に休日は父子家庭の状態になってしまいます。

・人それぞれ違う出産時期

結婚や出産の時期は人それぞれです。早くに結婚して子供を産み若いうちに子育てを終えてる人もいれば、晩婚であったり結婚してしばらくして子供ができる人、ライフスタイルは十人十色ですよね?運命の人との出会いはもちろん、天からの授かりものといわれる子供が自由自在に手に入るわけではありません。ある程度自分のライフスタイルに合わせた出産計画はできたとしても仲のいい友達や周囲の人に合わせて子供を産むわけではないので、周囲の人たちと子育ての時期が違うことは当然に等しい事だとおもいます。そのなかで、子育ても終盤に差し掛かろうとしている先輩ママに子育ての相談をしてみても当時のことを覚えていなかったり、子育ては子供によってひとりひとり全く違うもので何人育てている人でも毎回違ったりして、役立つ情報が得られることもあれば思うような助言が得られなかったりもします。もちろんそれは仕方のないことなのです。

このように身内の手をかりることが難しい状況であったり、共働きでの長時間勤務や休日のすれ違いによってパートナーとの時間の共有ができない事や、自治体などによる便利な子育て支援があるにもかかわらず、その制度の使いにくさに利用する事を断念したり、周囲との情報交換ができずにいたりといった理由などで自身だけでなく、パートナーも共に時には家事・育児・仕事とそれぞれひとりで頑張らなければならない時が多くあり余儀無くワンオペ育児を強いられる事があるのです。そして完全なるワンオペレーションで育児をしていなくても家事や育児、仕事に追われているときは周囲の助けがあることがわかっていても、自分ひとりが頑張っているような気になりワンオペレーションで育児をしている感覚で周りから孤立していると不安になってしまうのです。

第2章 保育園への不安と不満

・選べない保育園

日中、未就学児の子どもを預けられる施設としては、保育園・こども園・幼稚園がありますよね?しかし、産後間もなく働かなくてはならないワーキングママのほとんどの人が、0歳児(生後57日目)から利用可能な保育園を利用しようと考えるのではないでしょうか?
保育園は基本的に自分の住んでいる市町村内で入園希望の申請をします。
本来なら4月の新入園児にあわせて年に一度(10月頃)、書類申請し保育園での保育が必要かどうかの審査をうけて入園が決まるのですが、子どもの出生時期によっては途中入園が可能です。0歳児(生後57日目)から預ける事が可能ですが、全ての保育園がそうではありません。預けられる月齢が生後6ヶ月〜であったり、1歳児〜の保育園も数多くあります。保育園を選ぶ際には預かり可能な月齢はもちろん、保育園の1日の開園時間(土曜日の預かり状況や時間外延長保育の有無など)や場所なども考慮しなければならないのです。また申請したからといって必ず希望の保育園に入園できるとも限りません。待機児童になってしまったり、どうしてもすぐに保育園を見つける必要があれば認可保育園ではなく無認可保育園に預けることになるでしょう。

・先生との信頼関係

保育園は入園する前に見学することが可能です。保育園内の雰囲気や保育士さんの子どもたちへの関わり方、保育園での1日の過ごし方などを直接見たり聞いたりすることができます。また、いきなり長時間預けるのが心配だったり抵抗がある場合は毎日ではなく週に何日か短時間だけ預かってもらう「慣らし保育」からスタートしてみたりします。みなさん、初めて子どもを人に預けるのはとても不安で心配で仕方のないものですよね?保育中に事故やケガをしないか、ミルクはきちんと与えてもらえてオムツはこまめに替えてもらっているだろうか・・・。
テレビで子どもの事件や事故、虐待のニュースを見るたび自分の子どもが心配で気になって仕方ないと思います。そんな中、保育士さんたちも精一杯けんめいに子どもの世話をしてくれているのでしょう。その日の様子など細かく報告してもらえたり相談を繰り返し、日が経つにつれ信頼関係がうまれます。

・見えない保育時間

時間をかけて保育者と保護者の間で信頼関係ができたからといってすべてが安心できるわけではありません。
送迎時の短い時間では思うように保育士さんとお話ができなかったり、文章ではうまく伝わらなかったりすることがありますよね?
保護者としては子どものことで保育士さんたちにお願いしたり意見したいことが多々あります。もちろんそれは保育士さんたちにとっても同じことでしょう。
しかし保護者側としてはなかなか思いを保育士さんたちに告げることができません。なぜならば、仕事を続けている以上子どもを預かってもらわなければならないからです。
万が一、嫌われてしまったり誤解が生じてなにかしらのトラブルになった場合、その矛先は間違いなく子どもに向けられるのではないかと思いブレーキをかけます。特に子どもの年齢が低ければ低いほど、見えないところで子どもがどんな思いをしていようと知るすべはないのですから。
保護者にとってある意味子どもが人質になっているのと同じ感覚なのです。

・ママ友

保育園や幼稚園、小学校などで「ママ友」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?どこにいても何をしていても周囲との人間関係がつきものです。
保育園に通えばたくさんの園児たちがいて、その園児たちの保護者たちとのつきあいが始まります。あいさつを交わす程度からはじまり、園内での行事連絡や子どもの成長に対する情報交換から世間話まで色々な接点を持つことになるでしょう。
人によっては人付き合いが苦手な人や人間関係をわずらわしいと思う人、気の合わない人もいるかもしれません。けれど、そのなかで気の合うお友達いわゆる「ママ友」ができれば心強くはありませんか?子どもが就学するまで長いつきあいになるのですから。たくさんのママ友と情報交換するには時間を共有することが一番ですが、働きながら子育てをしているワーキングママはいつも時間に追われているのが現状です。

・園内行事

保育園では、子どもたちのためにいろいろな年間行事が予定されています。行事内容や回数などは地域や保育園によってさまざまだと思いますが、保護者が参加しなければならない年間行事もたくさんあるのです。たとえば入園式をはじめとして保育参観や夏祭り、生活発表会であったり運動会など。ほとんどの行事が子どもたちが喜びそうなもので、なおかつ、保護者にとっては子どもの成長を感じられるありがたい行事でもあります。誰しも可愛い我が子の成長は楽しみで見たいものですよね?しかし数々の行事に参加し、我が子のたくましい成長ぶりを自身の目に収めるためには毎回仕事を休まなければなりません。

・保護者会

保育園の規模が大きくなってくると、小学校のように保護者同士で役員を決め、保護者会に携わらなければいけない場合もあります。保護者会では保護者が主体になって、園での生活をよりよくする活動を行ったり、イベントの運営をしたりクラスごとに保育者やほかの保護者と交流し意見交換の場を設けたりします。保育園では通常ですと就学まで通園するのに最短で1年、最長で7年通うことになるのでどこかしらのタイミングで役員がまわってくるのではないでしょうか。
私の場合、入社して間もないころの出産だったため、育児休暇をとることができず、産後休暇のあとすぐに仕事復帰しなければいけない状態でした。ですから0歳児(生後57日目)から預かり可能な保育施設を探す必要があったのです。また勤務先の就労時間が長く、休日がシフト制だったため、入園した直後から時間外の延長保育や土曜日保育を利用しなければなりません。(自身の在住する市町村内に保育施設はたくさんあるのですが、自身の保育条件を満たす施設は数少ないのです。さらに途中入園だったこともあり認可保育園には入れず、一時的に無認可保育園に入園し1年後に認可保育園に申請しなおしました。無認可保育園のなにが悪いということはありませんが、認可保育園のように国からの補助がない分金銭的に負担がかかってしまうからです。

毎日、長時間子どもをあずけていると、お迎えの時に子どもがやたらと泣いていたり、少しの傷ができていたり、朝には綺麗だったおしりがかぶれていたりすると不安でたまりません。保育士さんを疑うわけではないのですが、離れている時間が長いうえに、ある一定の時期が来るまでは子ども本人からはその時の感情や出来事を聞くことができないのですから。
保育士さんとはいえ対人間なのですから、お互い様ではありますが保護者として思いのまま意見ができないなど、安心して預けられるようになるまでかなりの時間を要しました。

他の保護者と送迎時間が重なっていれば保護者間での距離が縮まったり、情報交換の機会も増えます。しかし、送迎時間がズレていると情報交換どころかクラスの園児や保護者の名前も覚えられなかったりするのです。それでも長期間通園していると、気の合うママ友はできるもので、ママ友によって状況把握ができたり、情報不足などの不安は解消されました。
けれど、親子で楽しめる行事や保育に関する活動であっても回数が重なることにより、働くワーキングママにとってはかなりの負担がかかることで不満に変わってしまうのです。

第3章 職場での信頼構築

・入社直後の妊娠発覚

新しい仕事を始める時ってドキドキわくわく、楽しみですよね。
今までとは違った事業や店舗など、新規オープンだと新しい場所や新しい仲間、新しい業務に期待が膨らむものです。さて、そんな中、もしも妊娠が発覚したらあなたならどうするでしょう。仕事を辞める?続ける?せっかく新たに入社したのだから、できれば続けたいですよね。妊娠に何も問題なければ妊娠中や出産後も働くことは可能なのですから。今は何かとハラスメント問題として取り上げられる時代なので、職場において妊娠や出産をする女性に対してとやかく言う会社は少ないです。しかしながら、あまりいい顔はされないものだと感じます。入社日が浅ければ浅いほど上司や同僚との信頼関係も築きにくいため、仕事を始めて間もないころの妊娠・出産は孤立感を味わうことも多いのではないでしょうか。

・業務

妊娠中や産後すぐに仕事をしようと思ってもやはり今までと同じようには働けません。妊娠初期や産前産後は特に母体への注意が必要なため、できないことが多くなり必然的に仕事内容に制限がかかってしまいます。重いものが持てなかったり、高い所に手を伸ばせないなど通常、あたりまえにできることができなくなるので一緒に働く仲間に手を貸してもらわなくてはなりません。作業の進行具合に差ができてしまったり、業務に差し支えることはすべて周りの人への負担となってしまいます。妊娠期間は一時的なものですが、一定の期間毎日周りの人の手助けが必要になるのは考えものですよね。どうしようもないことではあるのですが、手を借りる回数が重なってくると助ける側と助けてもらう側に溝ができてしまいます。長年努めていたとしても毎日手をわずらわせてしまうことは、なかなか理解してもらいにくいのではないでしょうか。まして入社してから間もない、お互いをよく知らない関係では通常より溝は深く感じられるでしょう。

・マタニティーハラスメント

国の法律や会社の就業規則が改正され、子育てしながら働くワーキングママへの対応がよくなったとされていますが、まだまだ世間の風は冷たく感じませんか?
こちらがどれだけやる気に満ちていても、結果が伴わなければ上司や同僚から退職を促されることもあります。いくら出産、育児を経験した人であったとしても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」のですね。同じ給料で多少なりとも業務内容が違ったり、他人の分まで仕事を負担することに納得がいかない人が多いのかもしれません。職場においての妊娠・出産に対するマタニティーハラスメントや不利益取扱いは法律で禁止されているため、理由や言い回しを変え不当な評価を受けることもあります。納得のいかないことがあっても妊娠中や育児中は周りの協力なしでは働けないため何もいうことができないのです。

※マタニティーハラスメント・・・妊娠・出産をした女性に対する職場での嫌がらせや不当な待遇。
※不利益扱い・・・妊娠・出産・育休などによる解雇・減給・降格などの不利益不利益な取扱い。

・急な呼び出し

子育て中のワーキングママにとって仕事に関する一番のネックはやはり、子供の急な発熱などの保育園からの呼び出しではないでしょうか。発熱時の対応方法は保育園によって多少の違いはありますが、ほとんどの保育園は37・5℃以上あるとお迎えに行かなくてはいけませんよね。月齢の低い子どもは、あさ元気でもお昼寝のあと突然理由もなく発熱したりします。仕事をしていても、いつ保育園から電話がかかってくるかわからないのでオチオチ仕事もしていられません。保育園から呼び出されるたび、上司や同僚に頭をさげて作業を引き継いでもらい早退しなければならないのですから。早退の回数が増えるにつれ、どんどん肩身が狭くなってしまいます。

・流行病や欠勤

子どもを保育園に預けていると、必ず一度は流行病にかかることがあります。月齢の低いちいさな子どもは免疫力も低く、特におむつ交換が必要な間はウイルス性の胃腸炎やロタウイルス・ノロウイルスにかかる可能性が高いですよね。夜中に高熱・下痢・嘔吐などで救急病院にかけつけた経験も少なくはないのではないでしょうか。風邪による熱でも1〜3日、インフルエンザやアデノウイルスなど感染力の強い病気になると5〜7日間も仕事を休まなくてはなりません。また病気だけではなく、台風や大雨などの自然災害によって警報が発令されると保育園事態が休園になってしまい子どもを預けて働くことができなくなってしまいます。ただでさえ欠勤の連絡をすることが苦痛なのに、それが繁忙期などであればさらに出勤した際のみんなの視線が冷たく感じるのです。

・子どもの成長と共に

子どもを保育園に預けていると、やはりウイルス感染のリスクが高まるためか、家庭保育の子どもより病気にかかりやすいです。0〜3歳くらいまでの間はありとあらゆる感染症にかかると言っても過言ではないのでしょうか。そのたびに仕事を休んだり、早退を繰り返さなければならないことに涙するワーキングママも少なくないと思います。しかし月年齢の低い間にたくさん病気にかかるとだんだん免疫力がつくもので病気にかかりにくくなるのです。あれほど毎月のように熱をだして定期的に仕事を休まなくてはならなかった日々が嘘のように改善されます。

私は入社直後に妊娠が発覚したのですが、仕事を辞めるつもりはまったくありませんでした。オープニングで入社してみんな同時にスタートし、楽しい職場で和気藹々と仕事をする中で色々と助けてもらいながら働いていたのです。しかし2、3ヶ月もすると上司や同僚から仕事を辞めるつもりはないのか?と聞かれるようになりました。それでもすぐに仕事を辞めるわけにもいかなかったので遠回しに迷惑がられるなど、とても肩身の狭い思いをしながら仕事を続けたのです。出産後は入社歴が浅かったため育児休暇を申請することができず、産後休暇があけた57日目から職場に復帰しました。妊娠中に迷惑をかけた分を仕事で挽回しようと思う気持ちとは裏腹に、産後に無理をしているためか動きは鈍くなるばかり。
さらに保育園からの毎度の呼び出しに子どもの急な発熱による当日欠勤を繰り返し、1ヶ月まともに働けることがない日々にますます同僚との溝ができていくのです。お互いのことがまだよくわからないまま仕事をする中で迷惑をかけてしまうと通常より誤解をうむことが多くなるのでしょう。時には無理な要求をされたり、子どもから流行病をもらうとバイキン扱いされるなど極限まで孤立感を感じさせられることもあります。けれどそんな孤立感を感じながら働くのも子どもが3歳になるまでの辛抱なのです!子どもが3歳にもなればめっきり丈夫になりあまり病気にかかりにくく、突発的に熱を出すこともほとんどなくなります。それまでなんとか乗り切れば、保育園からの急な呼び出しや当日欠勤に頭を抱える日々から解放されるでしょう。また子どもが3歳ごろになればその日あった出来事(誰かと何かをした・誰かに何かをされたなど)や感情(保育園が楽しいなど)をカタコトながらも話せるようになってくるかと思います。すると保育園での子どもの様子もなんとなく分かるようになり、離れている時間の不安もすこしは軽減されるようになりますよね。あとは妊娠・出産・育児の際に仕事の手助けをしてくれた上司や同僚に感謝と誠意を持って仕事をすれば、時間はかかりますが信頼関係を構築することが可能になります。そして子どもが3歳を過ぎたころから少し働きながらの育児が楽になりました。

 

 

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