親子のゲームやメディアとの向き合い方

2021年10月20日

知育

今の時代に育児をしていく上で、大きく頭を悩ませる事の1つに、親子のメディアとの向き合い方があると思います。
まだ赤ちゃんで、テレビを多少観るぐらいの頃は、親が管理しやすいのではないでしょうか。難しいのは、親の携帯に興味を持ち始めてからだと思います。

我が家には小学生のお兄ちゃんと幼稚園児の妹がいます。

娘はYouTubeに夢中です。きっかけは忘れたのですが、あっという間にハマりました。流行の歌のMV、ダンス動画を観ながら歌ったり踊ったり。お菓子やおもちゃのレビューも好きで、誕生日など、プレゼントを買いに行ったら、とても流行りのおもちゃに詳しく、ユーチューブで観たものと同じ物を買いたがったりします。

人気ユーチューバーや、同年代の子が出ているチャンネルも好きです。好きな姉妹のユーチューバーにお手紙を書いたこともあり、お友達になりたい、遊びに行きたいなどと言うこともあります。動画を観ていくうちに段々と親近感を感じるようです。

特に好きなのは何かを作っている動画です。
スライム、お料理、お人形の服…。材料は全て揃えることは出来ないので、家にあるもので似たような物を、動画を観察しながら同じ様に作ったりします。

例えば、布やカラー粘土で鬼滅の刃の禰豆子や、リカちゃんの洋服を作る動画を観て、布ではなく、折り紙で同じように作ったり、似たように粘土を人形に貼り付けて服を作ったりしています。ユーチューブのいい点は、そういったクリエイティブな動画を観て、真似したいと思わせる所だと思います。

そういった、「私も何かしてみたい。真似してみたい」と思わせる動画は、観せてもいいなと思うのですが、一方で余り観てほしく無い動画もあります。
例えば、食べ物を粗末にする動画、言動や行動が下品な動画です。そういったものを観ていた時は、「やめようね」と伝えることもあります。

私自身は、子供向けに作られたであろうユーチューブ動画は、苦手な物が多いです。字幕が大げさなところや、オーバーな演技や、特有のはっきりゆっくりオーバーなしゃべり方。効果音が頻繁に入るところ。内容も、面白おかしくしているけど、大人から観るとちょっと関心できなかったり、寒いなと思ったり。もちろん大人目線でも素晴らしい動画もたくさんあるのですが。

子供は楽しんでいるので、子供目線で楽しく思えるように作られているのでしょうね。余り観せたまま放置というのもよくないし、価値観を押し付けるのもよくないのかなとも思うので、時間を決めて、なるべく一緒に観るようにはしています。本当に良くないと思うもの以外は、今のところ自由に観させています。

一方、お兄ちゃんの方は、未就学児の頃は、テレビやDVDを観る事はあったのですが、携帯やゲームにはあまり興味を示さず、家では車のおもちゃやブロックで遊ぶ事が多かったです。
しかし入学前位から、今までのプレゼントや頂きものでおもちゃが充実して来て、誕生日やクリスマスのプレゼントに迷うようになって来ました。戦隊ものやカードにも興味が無く、ラジコンは買っても、遊んでいてすぐ壊れてしまいます。ママ友に聞いても、やはり男の子のおもちゃは、ゲーム以外となると年々難しくなって来るという方が多いです。

ゲーム機を買う上で、心配していた事が1つありました。それは、依存してしまうのではないかという事です。それで購入を迷っていました。

ですが、そんな心配をよそに、ゲームへの興味関心が強くなって行きました。テレビに付いている簡単なゲーム機能で遊ぶようになったり、私が昔遊んでいた、なかなか起動しないし、動きの悪いゲーム機を見つけ出してきて遊ぶようになりました。

親のほうも、そんなもので遊ぶのならちゃんとした最新ゲーム機で遊ぶほうがいいのではないか、それに、湧いて来た興味、好奇心をつぶさない方がいいのではないかと考えるようになりました。
お友達も小学生になってどんどんゲームで遊ぶようになり、プレゼント何が欲しい?と聞くとゲームという答えが返って来ます。
 
コロナ禍で外出ままならなくなって来て、とうとう入学祝いと誕生日という名目でNintendo swich を買ってしまいました。買う時に、外へは持ち出さないでね、勉強をしてからゲームしようね。1日1時間にしようねと決まりを作りました。最初にルールを決めるというのは、かなり有効だったのではないかなと思います。最初に時間と、どういうタイミングでするかを決めていたら、毎日のスケジュールにも組み込みやすかったです。皆さんはどういったルールを取り入れ、日々の生活の中に取り入れているでしょうか。
 

いざ購入してみて分かったことは、依存するどころか、ゲームが難しくなってくると意外とすぐ飽きる事です。これは性格にもよるのだと思います。負けず嫌いなお子様の中には、何度も何度もチャレンジしてクリアを目指す子もいるでしょう。冒険をして敵を倒したり、ミッションクリアして行くものは、まだ理解が難しいのもあると思うのですが、飽きるのがとても早かったです。

今までに買ったソフトの中で、子供がハマって飽きずに今も遊んでいるのは、マインクラフトというソフトです。出来上がったコンテンツの中で遊ぶのでは無く、3D空間の中で、素材を集めたり置いていったりして、ブロック遊びの様にプレイする事が出来ます。
 
最初は操作が分からずあまり遊んでなかったのですが、同じソフトを持っている友達に操作を教えてもらいながら徐々に色々面白い物を作るようになりました。家、別荘、ジェットコースター、図書館、牢屋。頭の中に思い浮かべたイメージを考えながら形にするようなゲームはとてもおすすめです。
誰かに観てもらいたくなるようで、完成したら見せてきて感想を求めて来ます。

最近ではYouTubeでマインクラフトの実況をしている人たちの、建物の作り方を観ながら覚えて、再現したりアレンジしたりして作成しています。YouTubeも色々批判されますが、調べる目的で観て、動きや音声で確認出来るという点ではとても便利で勉強になると思います。

ただあまりまださせたくないなと思っている物もあります。オンラインゲームです。親の知らない空間で誰かと繋がっているというのは嫌だなと思います。学校ではプレイしている人もちらほらいて、よく話題には上がるそうですが、例え友達同士だけのオンラインだとしても、親のいない所で繋がるのはまだ早いと思いました。
 

中高生になって、自分の携帯を持つようになったらどうなるんだろうなと今は思います。きっと部屋や外で、自由に携帯を使うようになるだろうし、SNSでの友達との繋がりや付き合い、そしてSNSをしなかったらしりもしなかったであろう人との出会いがあるでしょう。相手がどんな人かも会うまで分かりません。私が子供の頃には、考えもしなかった危険がいっぱいです。

その一方で、想像ですが、匿名の顔も分からない空間は、居場所にもなるかもしれないなとも思います。浅い関係ではあるかもしれないけど、誰にも打ち明けられない事でも、そこでは打ち明けられるかもしれません。見た目や年齢、肩書きなどから自由になって本音で話し合える人間関係と出会う可能性もあるかもしれません。もしそういう空間であったなら否定して排除することは難しいでしょう。

親として、子供のメディアとの関わり方にやきもきする事はこれから先も続くのでしょうが、否定し、排除するのではなく、コミュニケーションを大事にして、何を求めているのか気にしつつ、向き合って行きたいものですね。
 

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