2歳から3歳くらいのイヤイヤ期の対応

2022年4月20日

子育て

初めての自我

初めての妊娠、出産。子どもを産むということは、一大イベントです。よく母にも言われましたが、『産むのは楽だよ、育てる方が1番大変なんだから』この言葉は、出産したことない私には分かりませんでした。元から子どもが大好きだった私は“子育てなんて平気”くらにも思っていました。
そして、長男出産後。なにもかもが可愛くて愛しくて、私なりに楽しみながら子育てをしていました。眠りが下手でよく泣く子で、それも赤ちゃんにとっての自我ですが、私は必死に対応していました。それから言葉も覚えて、小さいながらに『いや』なんて話せた日は可愛いしかなかったし、赤ちゃんの“いや”は『まだお外にいたい』『靴履きたくない』『おもちゃを出してほしい』など。どれも叶えてあげたら本人は満足で子育てもスムーズでした。
それから2歳3歳4歳と成長していくと少しずつ難しい場面も増えていきます。特に苦労するのが“生活面”に対する自我です。『歯磨きする』『着替える』『食べる』『お風呂に入る』など、親のリズムに合わせて小さな子を動かそうとするともう大変!子どもにとって、今はしたくない時もあるので『いやっ』と怒って泣く時も。時間がたっぷりあれば付き合えますが、そうともいかず、親にしては“今”してほしいのです。歯磨きなんて嫌いな子どもも沢山いると思います。歯磨きするよーの一言ですぐしてくれたら問題ありませんが、歯磨き自体嫌いだともう大変。それが朝と夜と2回ともなるとどうやろうかと色々試行錯誤していると思います。
着替えについても大変で、服を脱いだり着たりを嫌がりお風呂の後裸で走っていました。親としては、風邪をひいたら大変と思い急いで着替えさせますが、子どもは開放的になると喜んでいる子も多いと思います。食べるに関しては、食の好き嫌いがあったり、自分で食べたい気持ちや、ひっくり返したり親にしては片付けが大変なので厄介です。栄養つけてほしいからと色々工夫して食事を作り、いざ食べさせてみると全く食べなかったりなんてよくある話です。 お風呂も意外と大変で、上がってほしいのに全然あがってくれなかったり、まず入るのもスムーズにいかず、すぐにはきてくれなかったり。
これらも、長男だけの時は工夫しながら気長に付き合えていました。それが次男が産まれたらまた話は別です。2歳差だったので長男は2歳3ヶ月、次男0歳。長男がイヤイヤ真っ只中の中、下の子のリズムもありてんやわんやな日々でした。次男がハイハイなどせず、動かない時は長男のペースに合わされていた次男。次男三男など、下の子が周りをよく見て世渡り上手になるのも、上の子の生活リズムに合わせて動いている生活スタイルも関係していると思います。
第一子のイヤイヤ期を経験した母親は、第二子、第三子と子育てをしていくと“ついにきたか”とイヤイヤ期にも慣れていきます。最初のイヤイヤなんて可愛いものです。だんだんエスカレートすると、泣くタイプ、怒るタイプ、ひっくり返るタイプ。我が子は4人いて、泣き止めないタイプとかんかんに怒るタイプでした。よくお店などでひっくり返っているお子さんもいますが、我が家にはいませんでした。長男は、よく泣く子だったのですが、何しても泣き止まない時は本当に大変で母親ながらに『この子大丈夫かしら?』なんて心配したものです。それが今は5年生。泣きまくっていた長男は、変わらずまだ泣きます。でも、その回数はグッと減りお友だちの前では泣かなくなったし、家の中でワンワンなくことはまだあります。次男は怒るタイプでした。思い通りにならないと泣きながら怒るタイプでした。自我の出始めも、長男の経験もあるので私自身がサラッと対応できるようにもなっていたし、長男次男三男と共通していたのが“他のことで気がかわる”ことでした。私が魔法のように『あっちに◯◯があるかもしれない』と他に気をそらし話を変える技は小さい時はよく使いました。これは成長すると子ども自身過去のことも覚えてしまっているので通用しませんが。短気な次男、今は2年生になりましたが、今も短気です。私自身が気が長いので短気な次男の気持ちの理解に苦しみます。三男は、5歳!何でもイヤイヤのイヤイヤ期も終わり、今はぴえぴえまんと呼ばれています。泣くわけでもなく、怒るわけでもなく、ピィーピィー言って気持ちを出しています。5歳だから、我慢したりもできるし、物分かりも良くなってきましたが、疲れたりお腹がすいてたり、上手くいかなかったりするとヘニャヘニャになってしまいます。今イヤイヤ期といえば2歳の長女!少し落ちつきましたが、4人目初めての女の子にして『あれ?女の子って難しい』と感じている最中です。わりと男の子は誤魔化しが通用していましたが、女の子に同じ方法を使っても通用せず、賢いというか何なのか。2歳にして『でもぉー、、』と言い訳までできちゃいます。言い訳からの人のせいにしたり、男の子達にはなかった一面もあります。
初めての自我は、自分でやりたいとか、これはやりたくないとか、そんな単純なものでした。親の言った通りに動いていた時期から成長して、自分の気持ちを思い切りだしてきてくれます。自我に付き合うお母さんは大変です。大人は先のことまで予測ができるので、『やめた方がいい』と判断できますが、子どもにはまだその判断は難しく、今やりたいのに何でダメなのー!と子どもも子どもながらに親の言っていることには素直には従うことは難しいです。自我意識が芽生え、育っていく時期は「第一次反抗期」というのが正式で、これが柔らかく「イヤイヤ期」と呼ばれます。私自身、第一反抗期も、それからの第二反抗期と言われているのも経験したので“イヤイヤ期”は可愛いものです。第一反抗期の時は、イヤイヤいくら言っていても子どもはお母さんが大好きです。いくら叱ってしまっても、うまく対応できなかったとしても、お母さんが大好きでいくらでもやり直しができます。これが第二反抗期と言われる学童期になってしまうと話は別です。もちろんお母さんは大好きだけど、子ども自身も大人になっていないのに大人ぶった時期になります。我が家は丁度1年生になるくらいに第二反抗期が長男、次男と来ていますが、まぁ大変!小学生ともなると大好きの他にももっと沢山の感情もあるし、親から目の届かない時間もグッと増えます。それなのに宿題のこと、だらしないこと、お風呂に入ることなど、、これらの生活のことに口を出してしまうと段々子どもも嫌になり、プラス学校で嫌なことがあったりなど色々な感情をためて生活していく中で我慢できなくなった時に家の中で出してきます。小さい時の誤魔化しなんてもちろん通用しないし、お互い喧嘩しているようです。周りで反抗期なんてないよーなんて声を聞くと、我が家だけなのかな?と悲しくなりますが、私はまだ小さい1年生の時に第二反抗期が来てラッキーだなと明るい気持ちで対応します。反抗期って、我が家の場合外のストレスもたまった時に出してくれているし、家の中で思い切り泣いて、思い切り怒って感情を出してきてくれるのはいいことだとおもいます。成長するにつれて、自分の感情のコントロールも上手になります。まだ小さいうち、子どもは感情をコントロールするのは難しいので“出せるとき出す!”これが大切だと思います。現に、子育てをするまで私自身『私ってこんな怒る人だったっけ?』と感じてしまいます。

イヤイヤ期!4人の違い!

イヤイヤ期にも育児本通りなんてことはなく、100人いたら100人それぞれ色んなイヤイヤ期があると思います。我が家は4人の子ども達がいるのでそれぞれお伝えしたいと思います。
長男の場合。長男は第1子だったので私の育児もきっちりしていました。『こうじゃなきゃいけない!』と思うことも多くもっと柔軟に子育てできたらなぁと思うのは過ぎてからです。言葉が1番早く、1才8ヶ月には『何歳ですか?』の質問にも『1歳8ヶ月』と自分で答えて皆んなに驚かれていました。遊びに関しては下の子もいなかったので、行きたい通りやりたい通りだったのでダメだよと言うこともなく、終わりにイヤイヤぐずることもなかったです。当時住んでいたのは、賃貸だったため、アパートの壁が汚れないようにとペンだけはクローゼットにしまっていました。そのペンのある場所を覚えた時、『出してほしい〜』と喋れないながらに泣いていたのを思い出します。2歳前くらいに、子育て広場によく通うようになり、他のお友達もいる中で遊ぶようになりました。遊んでいるおもちゃをとられようがポカーンとしていた長男。普段から兄弟で取り合いする経験もなく好きなように遊べていたので、おもちゃを取られることに驚いたようでした。長男の場合、イヤイヤ期が大変というより、よく泣くことの方が私には大変に思いました。眠くなってきたり、疲れたら少しのことで泣き止めない長男。長男のイヤイヤ期は『泣く』でした。
次男の場合。長男が2歳3ヶ月で産まれた次男ですが、正直バタバタでイヤイヤ期っていつだ?とあんまり分からないです。長男同様、大きく困ったことはないように思いますが、買い物のカートに乗らないとか、お風呂の後着替えないとか、普通の生活内でそれなりにありました。長男に合わせて動く日々だったのもあり、次男も小さいながらに合わせてくれて助かりました。
三男の場合。三男も同様、イヤイヤいう時はありましたが、長男が気を逸らしてくれたり
1歳2歳頃が大変なはずのイヤイヤ期、仕事をしていなかったのもあり時間の焦りもなく気の長い私は案外うまく付き合えたと思います。“イヤイヤ期、対処法”なんてネットで調べたこともなかったので気持ち的にも余裕があったし、もちろんイライラする時もありましたが、気をそらしたり、ぬいぐるみを使ったり自分なりに対処法が上手かったと思います。あと、第二反抗期を小学1年生で迎える我が子達。長男次男の第二反抗期を経験した私には小さい時のイヤイヤ期なんて可愛らしく思えてしまいます。イヤイヤ期はただ嫌なだけ、身体も心も成長した後の反抗期は本当に大変です。長男も次男も、私の言うことはすぐにきかないし、自分の身の回りのこともできないのに反抗した態度ばかり。自分のやりたいことも沢山、親の言った通りに従うのが段々と嫌になる第二反抗期は、違うもので気を逸らすなんてできないし、もちろんぬいぐるみなんて使えません。だからといって、お金や物を買い与えて言うことを聞いてもらうのはしつけ上よくないし、身体が大きい分ワガママばかり言う息子にイライラもしてしまいます。母親からしたら子どものため、しっかりした子になってもらいたいという願いがあるからガミガミ言ってしまいますが、子どもにとっては頭の中でやらなきゃいけないのも分かっているし、『あとでやろうと思ってた』もその通りで、親に言われなくても分かっています。それを先に回って言われてしまっっては、子どももイライラしてしまいます。小さい時は怒られても“ママが大好き!”でしたが、小学生にもなると“ムカツク!”と言った、親に対する気持ちも出てきます。第二反抗期の難しさはここにあると思います。長男か1年生あたりの時に、沢山沢山気持ちを出してくれたおかげで今は頼れるお兄ちゃん。私の伝えたことも聞いてくれるし、行動も自分で決めて、親なしで友だちと行動することも増えグッと大人らしくなったように思います。帰る時間も、遊ぶ内容【ゲーム時間だけはある程度声はかけますが】、お金の管理なども全部お任せで、事故だけないようにとそれだけは必ず何回も口うるさく言います。だからといって全く触れ合わないかと言ったら違います。いってらっしゃいの時はハイタッチをしたり、たまにコショコショしてくすぐったり、触れ合いもしながら成長を見守っています。次男に関しては最近まで第二反抗期真っ只中でしたが、最近落ちついてきたように思います。大変で主人と何度も話をしたり、次男と2人きりの時間を設けたり。すぐには変わらないですが、何回も叱ったし、何回も失敗したし、次男も気持ちを何回も私達に出してくれました。子どもは不思議で、大人が変わると子どももそれに応えてくれるように変わってくれます。大きくなってこんな風に気持ちを出してくれることもないし、出したい時に気持ちをだしてぶつかり合うのはとても大切だなと長男、次男を通して改めて感じます。三男は年長さん。この子も、小学生あたりに私に手を焼かせてくれるのかと今から待っています。
もうすぐ3歳の長女。育児に関しては、初めての女の子!イヤイヤ真っ只中です。女の子に関しては、長男次男三男とはまた違う大変さがあり、誤魔化しも通用しないし、ぬいぐるみ対策も万能じゃないし、長女自身拗ねてカーテンに隠れたり。賢いのかなんなのか、“女の子って難しい”と感じています。割とおやつが大好きで、あんまりにも困った時はおやつで解決させてもらったりもします。私自身、子どもと顔を合わせて『◯◯だからダメだったんだよ』と理由をつけて伝えて、相手から理解してもらうことで解決する方法が好きですが、拗ねたりなんかすると男の子みたいに素直に話も聞いてくれないのでそのまま放っておいたりもします。すると向こうから来てくれたり、長女の場合は兄が3人もいるので兄たちが『どうしたのー?』と気にかけてくれたり。あんまりにもワガママが酷い時があり、私がいつもより強めに叱った時があります。すると泣き止んでから顔を合わせてしっかり話を聞いてくれた日もあります。どの方法が正解かは分かりませんが、色々女の子と向き合うのは試行錯誤するひびです。そのイヤイヤ期に違いはありますが、男の子には見られなかった『ごっこ遊び』のクオリティーなんか見るとレベルが高く、まだ自分も小さいのにお気に入りのぬいぐるみのお世話を一生懸命している姿を見ると可愛らしくて癒されています。長女も、お店でひっくり帰るタイプではないのでほしいおもちゃがあっても『パパに買ってもらう』とおねだり上手な所もあります。パパには可愛らしくお願いしたり、多少のワガママなら聞いてくれると小さいながらに感じているのはさすが女の子です。ある日中古の本屋さんで、絵本を2冊欲しがっていて、30分くらい説得したけど結局私が負けた日があります。娘に言われた一言は、『だってだれかが買っちゃうかもしれないよ〜』と。絵本屋さんなら沢山ありますが、一冊ずつしかなかった中古の絵本屋さん。この日は私も『絵本ならまぁおもちゃじゃないし、いっかぁ。』と娘の一言に負けてしまいました。おねだり上手の甘え上手の長女です。
4人いたら性格もみんな違います。だから自我もそれぞれ。でも私は男の子の自我なら3人経験してるし、上手く紛らわす方法は習得しましたし、女の子は今も勉強中です。イヤイヤ期、その時は大変ですが過ぎてみたら可愛いものです。

イヤイヤ期!我が家の攻略法

私は4人の子ども達を育てています。男の子と女の子でも少し違うし、4人共イヤイヤの出し方はそれぞれです。よくあるイヤイヤ期の時の私の対応の仕方は➀気を逸らす➁歌を歌う➂共感する➃ぬいぐるみを使う。誰かに教わったわけではないのですが、思い返すとこれらで上手くいきました。
➀の気を逸らす。これは小さければ小さいほどよく使えました。例えばスーパーで一緒に買い物中。『ガチャガチャがしたいー』『このお菓子が欲しい』と何回も言われました。私は一回受け入れます。『そうだね。これはほしいね』と子どもの気持ちを一回受け入れて、そこから『あ、あっちに◯◯があるからママと一緒にみに行ってみようか!!』と違う方向に子どもが好きな物を決めて伝えます。小さければ場所を移動すれば気持ちは変わってしまいますが。なので『◯◯があっちにあるから行ってみよう!それからまた考えてみようか』とワンクッション置き、場所を変えます。そこで違うものに興味が出たら私の勝ちです。小さければこれで済みますが、大きくなれば前のことも覚えてしまっているので、約束を決めて『一つだけだよ』とか、これがお菓子なら買い物の度買ってあげてもいいのですが、おもちゃとなればもっと難易度は上がります。おもちゃの時私が使う技は、『サンタさん』と『誕生日』と、『ジジ』です。『これがほしかったね、じゃサンタさんにお手紙書こうね』とその場を離れたり、『ジジにほしいって頼みに行こうか!』と身近な人を出したらもっとすぐ手に入るかもしれないと期待ができてその場を離れることができます。春に3歳になる娘にも、この技をよく使いますが家に帰ってから『おもちゃおもちゃ』と駄々はこねないし、その年齢の子は“その場を離れる”この行動が大切になります。
➁の歌を歌うは、着替えの時や食べる時に大活躍します。お風呂に入る前の服を脱ぐ時、お風呂上がりの服を着せるのは毎日のことで、裸が大好きな子どもはすぐには着てくれません。親は風邪をひかないようにとすぐ着せたいのに、やっとパンツを履かせたと思ったら脱ぎ捨てられたり。私はこの生活の行動の時は歌を歌ってしまいます。着替えさせようとするから嫌がるので私は着替えをするよーと声をかけずに、子どもの好きな歌なんかを歌って、着替えさせる素振りを見せず、子どもが一緒に口ずさんだり拍手をしてくれたりしている間に着替えをしてしまいます。歌を歌い終わる頃には着替えが終わるので子どもも着替えをさせられたことなんか分からないままです。お風呂といえば、まず入ることを嫌がる子がいます。私の子ども達もそうで、今遊んでいるから行きたくないなどの気持ちで親の入れたいタイミングで入れることができません。私はそんな時は、“氷水作戦”を使います。コップに氷と水とストローなんか入れたら特別ジュースの出来上がり!お風呂で飲もうっと誘ったらすんなり誘導することができます。子どもは今やっている遊びなどを大人の“今”でやめることが苦手です。だからこそ場所さえすんなり移動できたら目に見える目的が変わるのでスムーズです。今2歳の長女がお風呂に中々すんなり来てくれないので、お気に入りのぬいぐるみを選んでもらって『一緒にお風呂に入ろう』と誘ったらすんなり動いてくれます。ぬいぐるみを一緒に洗ったら後は洗濯機に入れて『また明日ね〜』とさようならをしています。ぬいぐるみの洗濯は中々しないですし綺麗になるので一石二鳥です。あと、髪の毛を洗うのを嫌がるのでお気に入りのハンカチを選んでもらい、それを顔にあててもらえば顔に石鹸がついても平気です。子どもによくあるお風呂を嫌がる私の対策です。
➂の共感するは、子どもの気持ちを受け入れてあげることです。私は子どもが『◯◯がほしい』『◯◯したかった』『◯◯が嫌だった』という時、必ず第一声を否定的な言葉にしないように気をつけています。『そうだね、したかったね、嫌だったね』と共感してもらえることで子どもの気持ちが安定するからです。子どものことは、大人からすると否定したくなることばかりです。でもそれは、大人な長く生きていて先がどうなるかわかっているから。子どもの“どうなるんだろう”という気持ちや、“やってみたい”というワクワク感も肯定してあげることで育っていくと思います。
➃ぬいぐるみを使うでは、その時子どもが好きなぬいぐるみに命をふきこみ、ママじゃなくて、ぬいぐるみからお願いをします。『◯◯君、熊さんが一緒にお片付けしようだって』『◯◯君、うさぎさんがご飯食べさせてくれるよー』などこれはママが言うより何倍も効果があり、すんなりいきます。男の子は単純で扱いやすかったのですが、長女にはこれは時と場合によって効果がありません。ぬいぐるみにお願いされても、どうしても嫌だったら『だって、、』と理由をつけて断られてしまいます。女の子は賢いんだなと何回も感じさせられます。でも、長女に効果的だったのが長女をうさぎに変身させることです。一緒にうさぎの餌やりをしたのがきっかけなのですが、食べが悪い日は『◯◯ちゃん、うさぎになって食べてみようよ』と提案すると両手でぴょんぴょんうさぎの耳を作り、うさぎになってご飯を食べてくれます。何かに置き替えるのはママがやるよりもスムーズにやることができます。
私は今小学生を2人育てている中で、困ったことがありました。それは“電子機器”との向き合い方です。昔よりゲームに、TVに、iPadなど今は何かを見る時間は増えているし魅力的なものばかりだから見放題なら長い時間利用してしまいます。それを改善したいので一日に一時間など時間を決めますが、そんなきっちり守るわけもなくゲームもするしTVもみるし好き放題!私はそれが嫌だったので、どうしても『ゲームやめる時間だよ』『TV消しなさい』など小言か増えてしまい、それが毎日だと注意する私も嫌になりました。ある日、子どもにも言われました。『細く言われるのが嫌だ』と。私はいいキッカケだと思い、ルールを決めることにしました。私かは『やめなさい』と注意はしないことにするから、自分で時計を見てやめること。もしそれでも決められた時間を過ぎてしまった場合、翌日のゲーム時間をその分マイナスすることとらいったルールを決めました。これを話し合って決めてから、私のストレスも減ったし、子ども達も“信頼されている”ことで時間を守り、子ども達も小言を言われるストレスから解放されました。幼児期の時とは違い、信頼関係は親子関係を良好にするのだと気づかせてくれました。
最後に、私は共感することも大切にしているし、心と心をあわせることも大切にしています。心と心をあわせるとは、抱き合うことです。自分の心臓と相手の心臓を合わせること。これは私が短大の時に大好きだった先生に教えてもらった言葉です。子どもが小さい時は無条件で抱っこする時間も、抱き合う時間も沢山あります。だんだん成長していくと昔みたいに抱き合う時間も減ってしまいます。この抱き合うことが大切で、どんなこともリセットされる気がします。毎日の子育て、私は仕事もしていないので子どもと過ごすことが多いですが、何かトラブルがあった時は解決するチャンスだと、ピンチはチャンス方式で乗り切っていきたいです。SNSの時代、周りに惑わされず自分らしさで子育てしていきたいなと思います。

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