母乳じゃなくても赤ちゃんは大丈夫!〜ミルク育児で良かったこと〜

2021年11月6日

子育て

低体重で産まれた娘。ミルク育児の始まり

1歳半の娘を育てるママの菊池です。

「子どもは母乳で育てるのが一番」。そんな風潮が未だにあるような気がします。

私も娘が産まれるまでは、完全母乳で育てたいなと漠然と思っていました。栄養や免疫成分がミルクより豊富、コストがかからず経済的…など、母乳育児にはメリットが沢山あります。妊娠中、娘が産まれるまで母乳とミルクの違いについてもネットで沢山調べていました。
しかし結果として、私は娘をほぼ最初からミルクで育てて、生後2ヶ月からは完全ミルク(完ミ)にしましたが、今まで大きな病気やトラブルもなく、ごはんもよく食べ身長・体重も平均的に成長中で、ミルク育児にしてよかったと思っています。

私がミルク育児にした経緯について、詳しくお話ししていきたいと思います。母乳じゃない私はダメな母親だ、完全ミルクで育てていいの?と悩む同じママさんが、少しでも気が楽になり安心できるきっかけになればと思います。

娘は元々、お腹にいる時から少し小さめで、37週0日で産まれ、ギリギリ正期産でしたが早めに産まれました。その為体重が2400g程しかなく、低体重児で、同じ日に産まれた他の赤ちゃんよりも身体もひとまわり小さかったです。

初めての自分の子ども。可愛くて仕方なく、ベビーベッドですやすや眠る娘を初日は新生児室に何度も見に行っていました。
それと同時に、出産の次の日から始まる母乳指導について私は不安を抱えていました。
というのも、私の母も母乳が多い方ではなく、私も母乳とミルクの混合で育ちました。母乳で育てたいとは思っていましたが、自分がちゃんと母乳が出るのか、産院に入院している6日間に母乳のあげ方のコツを掴めるのか、と出産初日はもんもんとしていました。

そして出産2日目、初めての母乳指導。出産と同時に胸も張り出し、いよいよ母乳育児が始まるんだなとドキドキしながら授乳室へ行きました。

しかしそこで言われたのは、「娘ちゃんは低体重で産まれたから、母乳じゃなくて初めはこの低体重用のミルクで体重を増やしましょう」。
低体重児用のミルクがあるということも知らず、私は (え、母乳あげられないの…?) と、少し悲しくなったことを覚えています。
新生児は体重を増やしてあげることが第一なのは知っていましたし、低体重で産まれた娘にはまずはそのミルクで栄養を与えてあげることが大事だと。
分かっていても、かわいい我が子に直接母乳をあげられないショックが少なからずありました。

3時間ごとの授乳のたびに授乳室へ行きましたが、他のお母さん達はみんな母乳をあげていて、赤ちゃんも上手に飲んでいました。その中で私は一人、ミルクのあげ方のコツもなかなか掴めず、体重を増やしてあげないといけないのに、上手に飲ませてあげられず娘に対して申し訳ない気持ちが募り、孤独を感じていました。

母乳の方は、初乳はあげた方が良いとのことでしたが初産だったこともあり、最初から母乳がたくさん出るわけでもなく、搾乳器で初乳をとって、それを哺乳瓶に入れてミルクにプラスしてあげていました。
母乳は、赤ちゃんに吸ってもらうことでオキシトシンやプロラクチンといった母乳ホルモンが増し、量も増えます。しかし私の場合、出産直後からの母乳育児が叶わず、中々思うように母乳量が増えず悩みました。
直接吸ってもらえない分マッサージは続けていましたが、思うようにはいきませんでした。
母乳量が増えないことも一因となり完全ミルクに移行したわけですが、ここの詳しいお話はまた次回に書いていきたいと思います。

私が出産したのは2020年3月末の、ちょうどコロナが急激に増え始めた時で、その影響で私が出産と同時に面会は一人だけ、時間も限られていました。
里帰り出産で主人は東京にいて、はじめは出産後すぐ帰ってくる予定でしたがそれも叶わなくなり、思うように人に会えずに初めての育児に対する不安ばかりが増していました。
特に夜は、どうして私だけ母乳があげられないんだろう、もっとちゃんと食べてお腹の中で大きく育ててあげるべきだったと、後悔ばかりがぐるぐる頭の中を回っていました。

産後4日目、いつものようにミルクをあげるのにてこずってしまい、30分たっても40ml飲ませてあげられず、ちょっと飲んでもゲップをして吐き戻す娘。どうしていいかわからず涙目になっていると、助産師さんが心配して覗きにきてくれました。
「大丈夫?」と一言声をかけてくれて、その言葉が私にとってとても暖かくて、私は泣きながら、ミルクすら上手に飲ませられず娘の体重を思うように増やしてあげられない、母乳をあげられなくて母親失格ですね、と心に溜めていた感情を吐き出しました。
するとその助産師さんは、自分の子どもの話をしてくださいました。その助産師さんには双子のお子さんがいて、産まれた時は2人とも2000gもなく、保育器に入っていたそうです。もちろん母乳を直接あげられず、搾乳した母乳と、ミルクで育て始めたそうです。そのままお子さん2人ともほとんどミルクで育てられたそうですが、ちゃんと体重も順調に増えて、今では健常児と全く変わりなく身長体重もあり、元気に育っていると教えてくれました。
「母乳でもミルクでも関係ないんだよ。愛情があればどっちでも子どもは元気に育つから心配しないで!」と。
その言葉を聞いて私はすごく気持ちがスッと楽になりました。ミルク育児になんとなく後ろめたさを感じていた私が、初めて、ミルクでも母親失格じゃないんだ、と思えた瞬間でした。
私の不安を読みとってそのお話をしてくれた助産師さんには感謝しかありません。

そこからは授乳の時間も少しずつ前向きになれました。初めは吸口が楕円型の乳首を使用していましたが、それを丸型の乳首に変えると娘の飲みも良くなり、ミルクも徐々に上手に飲めるようになりました。
乳首の形の好みも子どもによって違うんだと、入院中に知ることができました。

その後娘の体重の増えのことも考え、生後2ヶ月からは完全ミルクの育児に切り替えました。
よく、母乳育児の人が母乳を吸っている時の我が子が可愛くて仕方ないと言いますよね。
私はミルクですが、哺乳瓶のミルクを一生懸命吸う娘が可愛くて仕方ありませんでした。

母乳じゃないと、母子のふれあいが足りないのでは、と思う人もいるかもしれませんが、断言します。それは全く関係ないです。
ミルクでも愛着いっぱいにミルクを作ってあげて、赤ちゃんの目を見ながらミルクをあげたり、それ以外の時間には赤ちゃんに沢山話しかけたり身体を触ってふれあいを楽しんでください。

私も娘がかわいくて仕方なく、自分の独り言でも娘に話しかけたり、小さいうちから絵本を読んだり、授乳以外の時間もふれあうことを大事にしてきました。今では超ママっ子で、心配していた体重・身長も平均的に成長してくれています。
ミルク育児に後ろめたさを感じる必要は全くなく、愛着さえ持っていれば関係ないんだと今は自信を持って言えます。
お母さんと子どもが、毎日できるだけ笑顔でストレスなく過ごせることが1番です。
ミルクにしたからこそ良かった点、苦労した点もありますが、それは母乳育児でも同じです。

母乳・ミルクに捉われず、一番大切なのは子どもに精一杯の愛情を注ぐこと。
それを忘れずに、日々の育児を楽しみましょう。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、お子様へのミルクの提供も母乳を解凍して差し上げることのいずれにも対応をさせていただいております。ご要望をお気軽にお申し付け下さいませ。

母乳が出ないと悩む日々

1歳半の娘を育てるママの菊池です。

前回の記事で、私がミルク育児に決めた理由についてお話しさせていただきました。
今回は、完全ミルクに移行するまでの、母乳についての悩みや葛藤をお話できればと思います。

まず前提として、現在娘は1歳半で、生後2ヶ月から完全ミルクで育児をしてきましたが、至って健康に育ち、大きな病気などもなく、ミルクで育てて良かったと思っています。
低体重で産まれた為、体重を増やしてあげないといけない+私の母乳の出があまり良くなかったというのもあり、早い段階でミルク育児に切り替えました。

もう完全ミルクにしよう!と吹っ切れた後は、母乳についてもあまり考えなくなりましたが、それまでは、あまり量が増えず、周りは完全母乳で育てているママさんや友人も多かった為、周りには相談できず1人で悩みもんもんとしていました。
産後の母乳についての葛藤を、ここではお話させていただきます。

出産前、私は漠然と母乳で育てていけたらいいなと考えていました。母乳には赤ちゃんに必要な栄養素や免疫成分が詰まっていて、授乳が赤ちゃんとの大事なスキンシップになると考えていたし、本を読んだりネットで調べた情報でも、やはり母乳が一番良いと書かれているものばかり。
しかし同時に、自分から母乳が沢山出る想像はできず、母乳育児ができるのかな…?となんとなく不安も抱えていました。

そんなこんなで出産。37週0日のギリギリ正期産で娘は産まれた為、体重が2400gほどしかない低体重児でした。産まれた娘はとってもかわいくて堪りませんでしたが、同じ日に産まれた赤ちゃんと新生児室で並んで寝ている姿を見ると、やはり少し小さく、手足も折れてしまうんじゃないかと心配になるくらいほっそり弱々しかったのです。
そんな娘の授乳が、明日から始まる。ちゃんと栄養を与えてあげられるのかと不安でたまらなくなり、産後ハイと心配で出産当日はほとんど眠れなかったのを覚えています。

翌日から胸も張り出し、胸が石のように固くなり、脇の下は熱くて痛くてたまらなくなりました。ママさんであれば皆さん経験済みだと思います。その痛みに耐えられずひたすら保冷剤で胸を冷やしていました(笑)
マッサージの仕方も助産師さんに教えてもらい、いよいよ授乳の時間。
最初から母乳が沢山出るわけはないという知識はあったので、これから授乳を繰り返して徐々に出るようになるのかなぁ、どうやって咥えさせてあげたらいいのかなぁ、とドキドキしながら授乳室に向かいました。

しかし、そこで言われたのは「最初は低体重児用のミルクをあげて、体重を増やしましょう」でした。なんでもミルクには普通の赤ちゃん用ミルク(はいはい、すこやか、ほほえみなど)とは別に、高栄養のミルクがあることをこの時初めて知りました(娘が飲んでいたのはビーンスタークのネオミルク)。

いよいよ母乳をあげるんだとドキドキしていた私は拍子抜けし、助産師さんから言われたのはマッサージを続けて初乳(産後7日目くらいまでに出る高タンパクで栄養価が高い母乳)を搾乳して飲ませてあげましょう、とのことでした。

なので、授乳室で他のママさんが母乳をあげている中、私は娘にミルクをあげる+搾乳器で母乳を絞る、ということを授乳の時間にすることになりました。

母乳は、赤ちゃんに吸ってもらうことにより母乳ホルモンが分泌され、また母乳の通り道もできることにより、量も増えていきます。
加えて出産後早い時期から、しっかり授乳の機会を取り刺激が加わることも重要です。その刺激がなければ、逆に母乳量はあまり増えることなくどんどん出なくなってしまいます。

私の場合、娘はミルクが主で、一番大事な出産直後の時期に直接吸わせてあげる機会をあまり作れませんでした。私の乳首が娘にとって少し吸いにくい形だったのもあり、最初に直接おっぱいから授乳する時間を長くとってしまうと娘が疲れてしまい、ミルクを十分に飲めない為、毎回の授乳で直接吸わせてあげられる時間は短かったです。

新生児なのでもちろん最初からミルクも哺乳瓶で上手に飲めるわけでもなく、哺乳瓶を上手に咥えさすのに悪戦苦闘しながら、絞らないと痛い為必死でほとんど出ない初乳を絞る毎日。
直接吸わせてあげられない為思うように母乳は増えず、他のママさんが母乳をあげている傍ら、私はなんとか少しだけ出た初乳を哺乳瓶であげていて、なんだか悲しくて惨めな気持ちになっていました。
胸は痛いのに搾乳してもあまり出ず、助産師さんにもなかなか増えないね、と言われる始末で、授乳の時間は(母乳も十分に出ないし母親失格だな…)とナイーブなことばかり考えて憂鬱でした。

退院後も、低体重児用のミルクがなくなり次第普通のミルクに切り替えて、母乳も搾乳して混合で授乳してあげて、と言われていました。
自宅に帰り、毎回最初は直接吸わせて、娘が疲れる前にミルクをあげる、の繰り返し。自宅にも手動の搾乳器を買い、マッサージと搾乳も毎日続けました。
しかし残念ながら、私の母乳は増えることはなく、むしろ1ヶ月半くらいすると減ってきてしまい、全然出ない母乳に悲しくなり、思わず泣いてしまう時もありました。
授乳の時間は、なんで母乳をあげられないんだろう、ごめんね。母乳で育てるのが一番良いのに、とミルクを哺乳瓶であげながらずっと考えてしまい、授乳の時間が苦痛にさえなっていました。
今思えば母乳育児に囚われすぎていました。

そして出産後2ヶ月が経とうとした時、全然増えない母乳を見ながら、私は職場の先輩で3児のママさん保育士(私の仕事は保育士です)が言っていた言葉を思い出しました。
「私は2人目、3人目は2人とも最初から完ミだけど、1人目と全然成長も変わらないし、むしろ超健康体だよ!母乳もミルクもどっちが良いとか関係ないし、元気に育てばそれが一番!」と。

娘は2ヶ月でまだ体重を増やす必要があり、私も母乳が増える様子はあまりない。もういっそのことミルクに切り替えたほうがいいのかもしれないと、本やネットに書いてあることよりも、この先輩の言葉の方に何倍も勇気をもらえました。

この言葉のおかげで、私が今するべきなのは、毎回悲しい気持ちで授乳をするのではなくて、娘の身体の状態を第一に考えて、栄養をしっかりとらせてあげるべきだ、と考えるようになりました。
そして、頑張って初乳と、今まで絞って出た分はあげられたんだから、もう吹っ切れてミルク育児に移行しよう!と決めました。

実際移行してからは、搾乳の時間がいらなくなったこと、ミルクなので私以外の家族でもあげられること、娘も次第に飲むのが上手になり体重も順調に増えたなど、混合で育てていた時よりも精神的なストレスがぐっと減りました。

もちろん完母や混合育児を否定しているわけでは全くなく、一人一人の身体の調子や母乳の出、赤ちゃんの成長も全然違うので、各々に合った育児方法があると思います。
ただ私はミルク育児にして結果的に良かったし、同じ母乳が出ないと悩むママさんに対しては、母乳が出ないからと自分を責めすぎず、混合やミルク育児でも、我が子への愛情さえ持っていればなんら問題ないんだと伝えたいです。
今は娘も大のママっ子で、ごはんもよく食べて問題なく成長中です。

子どもにとって、お母さんが笑って毎日を過ごしてくれるのが一番です。母乳やミルクに囚われすぎず、自分と我が子に一番合っていると思う育児を選択しましょう。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、北海道から沖縄まであらゆる地域に対応をさせていただいております。お気軽にお申し付け下さい。

ミルク育児で良かったこと

1歳半の娘を育てている菊池と申します。

私は娘を、生後2ヶ月から完全ミルクで育てました。
本やネット、産院では母乳育児が推奨されていることが多く、母乳で育てるメリットも色々と紹介されています。
反対に、じゃあミルク育児はいけないのか?と言われると、答えはNOです。
私は、ミルク育児をして良かったと思えることが沢山ありました。
私がミルク育児で良かったと思うことは、下の4つです。

①お母さんじゃなくてもあげられる
②飲んだ量が一目で分かり体重管理がしやすい
③与える時間間隔が決まっている為、頻回授乳にならずリズムが作りやすい
④1歳になったと同時にスムーズに卒乳できる

この4つについて、私の経験も踏まえながら書いていきたいと思います。

①お母さんじゃなくてもあげられる
これが、一番ミルク育児にしていて良かったな、と思うポイントでした。
母乳はどうしても、お母さん以外に代わりはいません。お母さんがどんなに眠くて体調が優れなくても、授乳はお母さんの役目になります。
私も初めはミルクと混合で育てていたので、娘がおっぱいを吸う姿は愛らしく、母乳育児で味わえる幸せももちろんあります。
私は母乳があまり増えなかったこともあり、2ヶ月からは完全ミルクに切り替えました。

コロナ禍もあり、2ヶ月半は里帰り先で両親のサポートもありながら子育てしていました。私がどうしても眠すぎて体力の限界だった時は、母がミルクを代わってあげてくれました。
また、自宅に戻ってからも、ミルクの作り方やあげ方を主人に伝えて、主人があげられるタイミングの時は、私の代わりにミルクをあげてもらっていました。
・身体や精神的に辛い時はミルクを任せられる
・主人も娘とのスキンシップが取れる
この2点が良かったなと思います。
母乳だとどうしても代わりがおらず、自分がやるしかないと逃げ道がなくなってしまいますが、ミルクだと自分がしんどい時は思い切って主人に任せよう、と気持ちに少し余裕を持つことができました。
主人も一生懸命にミルクを飲む娘を毎回かわいがってくれて、自分から俺があげるよ、と言ってくれるようになるほどで、主人も自然に育児に参加できるようになりました。
私が美容院に行きたい時も、授乳の時間を気にせず主人に預けて行くことができて、とても助かりました。

②飲んだ量が一目で分かり体重管理がしやすい
私の娘は低体重(2400g程)で産まれた為、体重を増やしてあげる必要があり、飲んだ量に関してはとても神経質になっていました。
最初は低体重児用のミルクと母乳の混合でしたが、1ヶ月健診では1日あたり体重が30g増えないといけないところが、娘は1日あたり17g。目標の半分ほどしか増えていませんでした。
母乳が元々あまり出なかったこともあり、2ヶ月から完全ミルクにして、毎回きっちり量を測り、決まった時間にあげるようにしました。

ミルクにしたことで、哺乳瓶であげるので80ml、100mlと、飲む量と残した量が目に見えて分かりました。なので一回目の授乳で少し残してしまった場合は、二回目の授乳で量を足すなど調整が出来ました。
また、時間も3〜4時間は赤ちゃんの消化の関係で空けないといけない為、あげすぎることもなく、母乳のあげすぎ・不足のことは気にする必要がなかったので、精神的な負担も少なかったかなと思います。

私は几帳面な性格もあり、量が曖昧でなく毎回飲んだ量・残した量を記録出来たので、自分にも合ったやり方だったかなと感じています。

娘も次第にミルクを飲むのも上手になり、最初は小柄でしたが順調に大きくなり、今では1歳半の身長・体重の成長曲線ちょうど平均あたりの体格で、全く問題なくすくすく成長中です。

③与える時間が決まっている為、頻回授乳にならず生活リズムが作りやすい
これも、几帳面な性格の私にとっては良かった点でした。
とにかく新生児期から、1日の生活リズムを意識して作っていこうと決めていました。起きる時間、ミルクの時間、寝る時間。これを基本的に毎日同じになるように気をつけて過ごしました。

先程も言いましたが、授乳の間隔が狭いと赤ちゃんが消化しきれずお腹を壊してしまう為、ミルクは最低3〜4時間は空けることになっています。
なので、多少の時間の前後はあるものの、1日の中でミルクをあげる時間は大まかには決めていました。

夜19時半くらいのミルクを最後にして、電気も消し寝る時間だよ、とリズムが作れるようにしました。ただ新生児期はやはり飲んで3時間ぐっすり寝てくれるわけではなく、2時間くらいで泣いて起きてしまうこともよくあったので、次のミルクまで横抱きでゆらゆらして必死にあやしたのは覚えています。泣いたらすぐミルク、というわけにはいかないので、その点は母乳とは違いました。

ただ、娘の場合は性格もあると思いますが、3ヶ月で夜通し寝ることがちょこちょこでてきて、最低でもその時期で続いて5〜6時間は夜中寝てくれていました。
母乳の場合は口寂しくなり夜中何度も起きて頻回授乳になる、ということがあると思いますが、腹持ちも良い分早い時期から長く寝てくれるようになっていったので、私も休む時間ができ助かりました。

加えて、生活リズムづけもずっと続けていたおかげで、今は19時30分には自分から布団に入って、19時50分までには寝てくれます。
早い時期から生活リズムが作れたおかげで、娘も次にやることが分かっていたり、寝るのもスムーズです。
最初はもちろん夜中も泣いて起きていて、眠たい身体を起こしてミルクを作るのも大変でしたが、
日中はミルクの時間に合わせて生活リズムを組み立てられたのが良かったなと思います。

④1歳になったと同時にスムーズに卒乳できる
ミルクは、基本的に1歳になると同時に卒業し、牛乳に移行します。
それと違って母乳は、1歳でやめる必要はなく、1歳すぎても飲んでいる赤ちゃんも沢山いますよね。赤ちゃんはお母さんのおっぱいが大好きですし、お母さんも子どもが頑張って飲む姿を見るのは愛しくてらたまらないと思います。
ただ、卒乳は遅れるだけ執着も強くなり、お母さん自身もやめるのが大変になります。

私は仕事が保育士で、卒乳の話や保護者の方から色々と話も聞いていて、私は1歳でキッパリ卒業させよう、と決めていました。

ミルクの卒乳は、ミルクをやめる=哺乳瓶で飲むのをやめることです。
私も娘が毎回哺乳瓶を一生懸命吸う姿がたまらなくかわいくて、卒乳が近づくにつれ寂しい気持ちも増していました。名残惜しくていくつも動画も取って残したほどです(笑)
ただ、ダラダラと哺乳瓶であげ続けることは、赤ちゃんの為にはなりません。
惜しみつつも、1歳の誕生日から哺乳瓶でミルクあげるのを止めました。
1歳でまだ哺乳瓶を卒業せずに、哺乳瓶の中身をミルクからお茶や白湯に変えて、徐々に哺乳瓶を卒業するやり方もありますが、娘は哺乳瓶でミルク以外の飲み物を取ることは断固拒否だった為、ミルクと哺乳瓶一緒に卒業することにしました。

卒乳当日、娘は一応この時もうストロー飲みはできたので、傍らに白湯を入れたストローマグは用意し、ドキドキしながらいつもと同じ時間に布団に寝かせました。
哺乳瓶を求めてギャン泣きする覚悟でいたからです。しかし、娘はほとんど泣くことなくすぐに寝てしまい、私は拍子抜け。
結局次の日からも哺乳瓶を求めることはなく、すんなり卒乳することができました。
1歳という、まだそこまでミルクや哺乳瓶に執着がない時期にスパッとやめたのが良かったのかなと思います。

私も最初は、母乳で育てられなくてダメな母親だと考えてしまっていました。
しかしミルク育児を通して、ミルクのメリットも沢山あり、結果的に私と娘にはミルク育児が合っていました。
これからミルクで育てようと考える方に、少しでも参考になればと思います。

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ミルク育児ならではの苦労

1歳7ヶ月の娘を育てている菊池と申します。

子どもが産まれてまず考えるのが、母乳とミルクどちらで育てるのか、ということ。
母乳育児とミルク育児、どちらもメリットデメリットあると思います。
私は娘を完全ミルクで育てました。もちろんミルク育児にして良かったこと・助かったことは沢山ありましたが、同時にミルクならではの苦労があったのも事実です。
娘がちょうど1歳になると同時にミルクは卒業しましたが、それまでに私が実際に感じたミルク育児の苦労したことについて書いていきます。

私がミルク育児で大変だったなと思うことは、大きく分けて次の4つです。

①毎回のミルク作りが大変
②母乳に比べてコストがかかる
③子どもに合う乳首・ミルク探し
④時間を空けなければならず泣いてもすぐにあげられない

一つずつ、私の体験を踏まえて詳しく解説します。
①毎回のミルク作りが大変
やはり母乳との一番の違いがコレでした。母乳の場合赤ちゃんが泣いたらすぐにおっぱいをあげられるのに対して、ミルクは毎回作ってからあげなければいけません。しかもすぐにあげられるわけではなく、ミルクを作る→人肌まで冷ます、ということが必要なわけです。
私は娘が低体重児だったこともあり、初めから低体重児用ミルクを作ってあげていました。
ミルクを作るのも初めてで、粉ミルクをどのくらいすくって入れたらいいのか、お湯はどの目盛りまでいれるのか、最初は毎回慎重に作っていたので、娘にミルクをあげるまでに時間もかかっていました。
ミルクをあげるのにも慣れてくると、作るのにはそこまで手間取らなくなりましたが、なんといっても夜中のミルク作りは毎回大変でした。
眠たい体を起こして、泣き声をききながら急いでミルクを作って授乳。母乳だったら添い乳などでもあげられますが、ミルクは絶対体を起こして作らなければならない為、体力的に少し大変でした。
加えてミルクをあげたら終わりではなく、飲み終わったら次のミルクに備えて哺乳瓶を消毒しなければなりませんでした。私は専用容器に哺乳瓶を入れてレンジで加熱して消毒をしていました。ミルクをあげて、ようやく寝た娘を起こさないように静かに哺乳瓶を洗い、ドキドキしながらレンジのスイッチを押していました(笑)

このように毎回の授乳にミルク作りが必要なので、単純に時間と体力に少し負荷がかかります。
なので私は、ミルク用+自分たちの飲水用にウォーターサーバーを家に置きました。元々ウォーターサーバーが欲しかったことと、子どもが産まれてもしミルク育児になった場合を考えて、出産前には家にウォーターサーバーを準備しました。

結果的に、ウォーターサーバーにはすごく助けられました。熱湯と冷水両方出ること、赤ちゃんでも飲んで大丈夫な天然水だったことで、ボタン一つで夜中でもすぐにミルクを作ることができ、私には強い味方でした。
これのおかげで、ミルク作りもそこまで苦ではなくなり、乗り切ることができました。

②母乳に比べてコストがかかる
やはりミルクは消耗品。ミルク缶を買うのに毎回お金がかかります。特に生後4〜5ヶ月になってくると平均毎回の授乳で200mlのミルク。それを1日に5回ほど。この頃から1歳まではミルクの消費も激しくなります。離乳食が軌道に乗れば、徐々にミルクも減らせるのでコストは減っていきますが、どうしても1歳まではミルクから取る栄養が大きいです。
私の場合は、出産した産院ですこやかを飲んでいたので、そのまま引き継いで卒乳まですこやかをあげていました。消費が激しかった時期は、800g2缶セット(4618円)を毎月2つ買っていたので、4618円×2=9236円の出費でした。
加えてミルクの場合、哺乳瓶と月齢に合わせて乳首のサイズも変えていかないといけませんでした。
自宅では、すぐに冷ますことができるガラス製の哺乳瓶を使っていましたが、外出には重い為プラスチック製のお出かけ用の哺乳瓶も買いました。一度買えばそんなに買い替えるものではないですが、母乳育児ではかからないコストが、ミルクではかかってくることは事実です。

③子どもに合う乳首・ミルク探し
これも、多くのお母さんが悩む問題だと思います。
私の娘は、最初はビーンスタークの低体重児用ネオミルクを飲んでいて、そのまま同じビーンスタークのすこやかに移行したので、味は慣れていたようで初めから問題なく飲むことができていました。しかしコストの面では、ほほえみやはいはいの方がもう少し安かったのですが、娘が気に入って飲んでいることもあり、少し値がはりましたがずっとすこやかを買っていました。
ミルクも少しずつ味が違うので、なかなか子どもが飲んでくれるミルクが見つからず、苦労される方もいます。

もうひとつが、哺乳瓶の乳首の形です。
私の娘は最初、産院にあるほとんどの乳首が楕円の形をしたもので、それであげてもなかなか上手に吸うことができず、私も思うように飲ませてあげられずに悩んでいました。すると助産師さんが、丸の乳首に変えたら飲むかも!と提案してくださり、試しに変えて飲ませると、楕円形のものより飲みが明らかに良くなりました。退院した後は、その産院で使っていた乳首に似ている形のものを探して、飲ませるようにしました。

今は色々な哺乳瓶が売られていて、哺乳瓶のメーカーによって乳首の形も微妙に違います。買って実際に飲ませてみないと、赤ちゃんがちゃんと飲めるか確認できないので、自分の子どもに合った哺乳瓶・乳首選びは、ミルク育児ならではの悩みではありますね。

④時間を空けなければならず泣いてもすぐにあげられない
これは、特に新生児期が一番大変でした。新生児の頃は、ミルクとミルクの間隔を3時間は空けるのが基本です。が、赤ちゃんがミルクを飲んで、3時間ぐっすり寝てくれるのかと言えばそうではなく、まだ次のミルクまで1時間ある、というタイミングで泣いて起きることはざらにあります。

娘は新生児期は日中は比較的寝てくれる子で助かりましたが、夜泣くことの方が多く、次のミルクの時間より早く起きることもよくありました。
母乳の場合、赤ちゃんが泣いたらすぐにおっぱいをあげて落ち着かせることができますが、ミルクは母乳よりも消化が良くないため、3時間は空けないとあげられません。なので次のミルクまで立って横抱きでゆらゆらしてあやさなければならず、特に夜中、眠たい体で1人でゆらゆら揺れてあやしても泣くことも多く、わたしも初めての子どもだったので精神的に堪えました。
娘は私が座って揺れを感じなくなるとすぐにまた泣いてしまっていたので、次のミルクまではあやして耐えるしかできずかなり大変でした。
そしてようやくミルクの時間になり、お腹いっぱいになって寝てくれるかと思いきや、目がぱっちり冴えてご機嫌になった時の絶望感はよく覚えています(笑)

しかし同時に良かったこともあり、頻回授乳にはならない分、生後3ヶ月の頃には5〜6時間はまとまって寝てくれるようになりました。新生児期はどの子も泣くので、その時期におっぱいという武器が使えないのは大変でしたが、成長するにつれ睡眠間隔も伸びて、8ヶ月ごろからはちょこちょこ夜通し寝てくれる日も出てきました。
新生児期は親もミルク作りにも慣れない時期で苦労しますが、新生児期はあっと言う間に過ぎます。
自然と寝る時間も長くなりミルクも間隔が空いてくるので、この悩みは本当に産まれたての一時期のことでした。

このようにミルク育児ならではの苦労も沢山ありますが、それは母乳育児でも同じです。どちらが良い、悪いはありません。
自分に合った育て方が見つかればいいなと思います。

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