毎日楽しい!赤ちゃんとの過ごし方

2021年11月16日

子育て

赤ちゃんが生まれて過ごす毎日。
初めての出産、初めての子育て・・・まわりに相談できる人がいなければなおのこと、喋ることもなく動き回ることもない赤ちゃんとどんな風に過ごしたら良いの?と悩むことがあると思います。
何もできないからと、何もしなくて良いわけではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんでも楽しめる遊びがたくさんありますよ。
どんな時期にどんな遊びを楽しむことができるのか、赤ちゃんの成長に合わせた遊び方の工夫などもお話していきますので参考にしてくださいね。

赤ちゃんの体の発達を知ろう!

生まれたばかりの赤ちゃんは泣くことしかできないと思っていませんか?
赤ちゃんにとっては泣くこともとても大切な仕事ですが、他にもできることがたくさんあります。
赤ちゃんとの過ごし方がまだわからない人もきっとわかるようになりますよ。
赤ちゃんは一体どんなことができるのでしょうか。

赤ちゃんとの過ごし方がわからない

初めての育児となると、赤ちゃんとの過ごし方に困る人は多いでしょう。
ずっと寝っ転がっているからどうしたら良いかわからなくなりますよね。
私も最初はどう過ごしたら良いのか悩みました。
話しかけても返事が返ってくるわけではないし、一緒におもちゃで遊べるわけでもないし・・・
赤ちゃんは自分では何かをすることは難しいですが、だからと言ってじっと天井だけ見つめているのは、なんだか寂しい思いをさせている気がすると思います。
そんな赤ちゃんにしてあげられることが、実はたくさんあるんですよ。

赤ちゃんはどんな状態で生まれてくるの?

お腹の中で過ごしている赤ちゃんは羊水に浸かっています。
何かを食べることも呼吸をすることもできないため、へその緒を通じて栄養や酸素をもらっています。
生まれてきた赤ちゃんはお母さんとへその緒で繋がった状態なのです。
そのへその緒も生まれてくると切られてしまいますので、赤ちゃんは外の世界に出るとすぐに肺呼吸ができるようになっています。
今までやったことがないのに、生まれた瞬間から肺呼吸ができるなんてすごいですよね。
そして、泣くことも、手足を動かすこともできます。
赤ちゃんってとてもすごいんです。

生後間もなく赤ちゃんができること

赤ちゃんは他に、生まれてからどんなことができるのでしょう。
新生児ならではの可愛い仕草もありますので、いくつか紹介しますね。

泣く

赤ちゃんはお母さんの中から出てきた時に産声をあげます。
赤ちゃんは泣くことが仕事です。
お腹がすいた、眠い、おむつが気持ち悪いなど、何かあると全て泣くことで表現してくれます。
慣れてくると、赤ちゃんの泣き方で何を訴えているのかわかるようになりますよ。

あくび

赤ちゃんはあくびができます。
小さな口をいっぱいに開けてあくびしている姿はとても可愛いですよ。

指を握る(把握反射)

赤ちゃんの掌に指を置くと赤ちゃんが指を握ってくれます。
これは把握反射といい、自然と起こる反射なのです。
ギュッと握ってくれるのはとても嬉しいですよ。

食事(吸啜反射)

生まれてすぐに母乳を飲むことができる赤ちゃん。
それはお腹の中でチュパチュパ吸う動きを練習しているからなんです。
これを吸啜反射といい、母乳を飲むことだけでなく指などを唇に当てるとチュパチュパと口を動かすのです。

ゲップ・しゃっくり

赤ちゃんもゲップやしゃっくりをします。
特に母乳やミルクを飲んだ後に出ることが多いです。
授乳後には必ずゲップをさせてあげないとミルクを吐き戻してしまうことがあります。
しゃっくりは、ピクッピクッと体を反応させながらしている様子がとても可愛いですよ。

発達を知ろう!

お腹の中にいる時

赤ちゃんはお腹の中にいる時にも、色々なことができるようになります。
妊娠24週頃から、眩しい光などに対する感覚を持ち始めると言われています。
また聴力も、妊娠20~25週にかけて聞こえ始めると言われています。
お腹の中で、心臓の音や血液が流れる音、お母さんの声も聞いているのです。
胎教が赤ちゃんに良いと言われていますが、外からの音が聞こえているのかははっきりわかっていないようです。

生後1~3ヶ月頃

生まれてからしばらくはねんねの時期。
生まれてすぐはほとんど目が見えていませんが、少しずつ動く物を目で追ったりするようになります。
この頃の視力は0.04~0.08程度。
聴力はこの時期はしばらくあまり変わらないと言われています。
少しずつ首が据わってくるので、抱っこの仕方も変わり違う景色が見えるようになります。

生後4~6ヶ月頃

寝返りができるようになると今まで見ていた世界がぐるっと変わります。
自分でおもちゃを手に取ることもできるので楽しくなってきますね。
お母さんの呼びかけなどに少しずつ反応するようになり、笑ってくれることも増えてくるでしょう。
寝返りができるようになると、元に戻るために寝返りがえりもできるようになりますよ。

生後7~9ヶ月頃

この期間には、お座り→ずり這いなどができるようになっていきます。
自分で移動できるようになるので遊びの幅が広がりますよ。
また視力発達が著しい時期だと言われており、0.1程度とかなり見えるようになってきます。
自分と物との距離も掴めるようになってきますので、おもちゃを自分で探して取りに行くこともできるようになります。
部屋中移動できますので後追いも始まりますね。
また音をよく聞くようになり、音のする方に反応したりします。

生後10~12ヶ月頃

この頃になるとつかまり立ちをし始める子が増えてきます。
さらに視野が広がりますし、立てるようになると両手が空くので、できるようになることもどんどん増えていきます。
視覚も聴覚も1歳に向けてとても発達していきますよ。
大人が話す言葉をよく聞けるようになり、早いと真似し始めるかもしれません。

遊びは発達に合わせて

赤ちゃんと遊べると知ったら、早く色んなことをして遊びたい!と思うかもしれませんが、発達に合わせた遊びでないと赤ちゃんは楽しむことができません。
今の時期はこれができるからこの遊びなら楽しいかも!と遊びを選んであげましょう。
また、難しい遊びなどを無理やりやらせてしまうようなことがあると何が起こるかわかりません。
特に首も据わっていないふにゃふにゃの新生児と遊ぶ時には注意が必要です。
少しの抱っこでも慎重にしなければなりませんよ。
赤ちゃんの成長にしっかり合わせて遊びましょう。

赤ちゃんとの遊びは、大人がやりたいことや一方的なものではなく、赤ちゃんのために赤ちゃんに寄り添うことが大切なのです。
男の子だから、女の子だからというよりも、その赤ちゃんの発達に合わせて遊びを選んであげてください。
では実際に赤ちゃんはどんな遊びを好むのか、次回から知っていきましょう。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、生後まもなくのお子様からお預かりいたします。ご家庭の方針に沿った保育をさせていただきますのでお気軽にご利用ください。

赤ちゃんと遊ぶ上で大切なことは?

赤ちゃんと遊ぶのは楽しいことですが、遊ぶ時には気をつけるべきことがたくさん。
赤ちゃんは、なんと少し危険な遊びを好むことが多いのです。
では、危険がなく楽しく遊ぶためにどうすれば良いのでしょう。

赤ちゃんはどんなことが好き?

赤ちゃんは好きなことがたくさんあります。
自分から「やって!」と言うことはできませんが、お母さんにやってもらえると嬉しいことが色々ありますよ。

お散歩

赤ちゃんだからずっとおうちで過ごさなきゃ、と思っていませんか?
赤ちゃんは外の世界を見ることが好きなのです。
赤ちゃん本人が歩けないからと外に行かずに家の中でずっと過ごすのではなく、抱っこ紐やベビーカーで積極的に外へ連れて行ってあげましょう。
きっと赤ちゃんも喜びますよ。

動く物

赤ちゃんは動くものを目で追って楽しみます。
おもちゃが動いていたり、空に鳥が飛んでいたり、なんでも目で追います。
お母さんが動いているのもちゃんと見ているので、自分のことを見ているかな?と時々気にしてみてください。

音が鳴るとビクッと反応してしまうかもしれませんが、赤ちゃんは音をよく聞いています。
赤ちゃんが好む音がありますので、どんな音によく反応するか比べてみるのも良いですね。
音楽を流したり何か音を立ててみたり、色々な音が好きですよ。

絵本

0歳向けに作られている絵本もたくさん出ており、赤ちゃんの目に止まりやすいような工夫がされています。
赤ちゃんが絵本に釘付けになっている様子や目で追っている様子が見られますよ。
絵本を読んでいる時間は赤ちゃんとお母さんのスキンシップの時間にもなりますので、積極的に機会を作ると良いですね。

たかいたかいなどの体を浮かす遊び

少なくとも生後半年ほどはたかいたかいなどの遊びはまだ早いですが、一度やると「これは楽しい遊びだ!」と覚えます。
抱っこしてぐるぐる回してあげるのも喜び、何度もやってやってとせがませれるでしょう。

いないいないばあ

赤ちゃんはいないいないばあが大好き!
月齢が小さいうちはまだ反応しませんが、生後5~6ヶ月頃から楽しむようになり、笑ってくれると言われています。
手で隠れたところからお母さんの顔が出てくるのが面白いようですよ。
赤ちゃんを見るとついいないいないばあをしたくなったり、いないいないばあをすれば笑ってくれると多くの人が思っているでしょう。
実際に赤ちゃんにとって楽しい遊びなのです。

お母さんと触れ合う

やっぱり一番大好きなのはお母さんと触れ合うこと。
抱っこしたり手を握ったり、いっぱいスキンシップをとってあげましょう。

赤ちゃんと遊ぶ時に気をつけること

赤ちゃんとの遊びには気をつけなければならないことがたくさんあります。
自分で危険を回避することも動くこともできない赤ちゃんのことを守れるのはお母さんしかいません。
一体何に気をつければ安心・安全に赤ちゃんと遊べるのでしょうか。

生後間もない赤ちゃんは首が据わっていません。
しっかり首を支えてあげないと赤ちゃんは自分の重い頭を支えることができないので、寝かせる時も起こす時も常に必ず支えてあげましょう。
生後3ヶ月頃から首が据わり始めます。

落とさない

抱っこして遊んでいて誤って落としてしまうなんてことがあっては大変です。
危ないことをしていないとしても、何かを踏んだり何かにぶつかったりしてバランスを崩して転んでしまうこともあります。
その際に赤ちゃんに怪我をさせてしまってはいけません。
事前に危ないと思うものは片付けたり排除し、安全を確保した上で遊ぶようにしましょう。

激しくしない

首が据わっていないうちは特に、激しく揺さぶったりすると”乳幼児揺さぶられ症候群”という状態になってしまう可能性があります。
赤ちゃんの頭の中はとても脆いため、激しく揺さぶってしまうことで脳が衝撃を受けて損傷し、重大な障害が残ったり命を落としてしまうこともあるのです。
遊び方には十分気をつけ、激しくしないようにしましょう。

体調を伺う

少し熱っぽい、食後でお腹がいっぱいなど、その時の赤ちゃんの状態を考えましょう。
具合があまり良くなさそうなのに激しい遊びをしたりするのは良くないです。

なぜ色々させてあげることが大切なの?

0歳なら何もわからないし、特別何かしてあげなくても・・・と思っていませんか?
赤ちゃんは遊びの中からたくさんの情報を得て色々なことを学びます。そのため、赤ちゃんだけでなく幼少期は特に遊びが大切だと言われています。

心身共に育むことができる

赤ちゃんにとって遊びは心や体を健やかに育む大切なことです。
成長に合わせた遊びを取り入れることで、遊びを通して力を引き出したり伸ばしたりし、心身の発達を促すことができるのです。
手が使えるようになったら何か掴める物を用意して掴ませてあげたり、言葉の発達を伸ばせるようよく話しかけたり物の名前を教えるなど、大人がその環境を作ってあげることで大きく成長していきます。

遊びから学ぶことができる

幼少期は様々なことを遊びから学んでいます。
大人が教えていないことができるようになったりするのは、自分で学んでいるからです。
子どもは遊びでなくても毎日毎日生活をしているだけで全てが学びになっており、それを吸収しているのです。

遊ぶ時の注意点

ひとつ前の記事でもお話しましたが、成長や発達に合わせた遊び、その子に合わせた遊びを選ぶ必要があります。
色々な遊びがありますが、首の据わっていない赤ちゃんの脇を抱えて”たかいたかい”をしたり、まだ座ることのできない赤ちゃんを無理やり座らせて遊んだりするのはとても危険です。
また、手を上手く動かすことのできない時期に手遊びをさせるのも無理なことですよね。
できない時期にはお母さんがやってみせて赤ちゃんの反応を見たり、一緒にやるのではなく楽しませてあげることを考えましょう。
一番は、赤ちゃんと楽しく過ごすことです。
赤ちゃんに合わせることを大切にしてくださいね。

一人あそびで気が楽に

生後2~3ヶ月頃から一人遊びが始まると言われています。
一人遊びができるようになるとお母さんはとても楽になりますよ。
おもちゃで遊ぶのもそうですが、周りの様々な物に興味を持って眺めているだけでも赤ちゃんは楽しいと感じています。
一人遊びが始まったら「何して遊んでるの?」「楽しそうだね!」などと声はかけないこと。
赤ちゃんの世界を邪魔してしまうことになります。
ただ赤ちゃんを見守ることも大切なのです。

赤ちゃんにとっての遊びの大切さや、遊ぶ上で大切にしなければならないことなどがわかりましたね。
では次からは具体的にどんな遊びで赤ちゃんが楽しめるのか学んでいきましょう。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、入会金年会費、当日手配料の全てを無料でご利用いただけます。一度のみのスポットのご利用もお気軽にお問い合わせ下さい。

赤ちゃんと外で遊ぼう

赤ちゃんが歩けるようになるまでは外では遊べないと思っていませんか?
歩けない時期でも大丈夫。
赤ちゃんと外に出ると楽しいことがたくさんですよ。

いつから赤ちゃんと外に出ていいの?

基本的には生後1ヶ月から外に出ていいと言われています。
1ヶ月健診が無事に終わり何事もなければ、という判断となります。
しかし、生後1ヶ月を過ぎればどこに行ってもいいというわけではありません。
急に長時間の外出をしたり赤ちゃんにとって刺激の強すぎるようなことは避けましょう。
赤ちゃんが感染症などにかかるととても危険です。
また、病院によっては生後2週間での健診があったり母乳が飲めているかの確認があったりする場合もありますが、病院で決められていることであれば問題ありません。
しかし、なるべく車移動をするなど人混みは避けるようにするといいですよ。
赤ちゃんの基準でお話しましたが、もちろんお母さんも産後1ヶ月は特に体を休めなければいけません。
無理をしないでくださいね。

外で遊ぶ時に気をつけること

赤ちゃんと外に出るには気をつけることがたくさんあります。
しっかり意識しましょう。

目を離さない

赤ちゃんは外でどんなことになるかわかりません。
砂や石を口に入れてしまったり、お友達や遊具にぶつかったり、遊具から落ちてしまったりと危険もたくさんあります。
また急に具合が悪くなることも考えられます。
赤ちゃんの変化に気付けるのはお母さんなので、しっかり見ていてあげましょう。

放置しない

公園に来たから自由に遊ばせよう、と思うかもしれませんが、自由と放置は違います。
赤ちゃんが自分の意思で好きな遊びができるのであればいいですが、遊んでいるところをしっかり見てあげましょう。
携帯をいじっていたりママ友とずっと話しているなどは、赤ちゃんを放置しているのと同じです。
また、赤ちゃんはまだ自分でやりたい遊びを見つけるのは難しいので、自由にさせるのではなく一緒に遊ぶのがお勧めです。
「○○があるね、一緒にやろう」「楽しいね」などと声をかけながら一緒に遊びましょう。

赤ちゃんとの外での遊び方

散歩

赤ちゃんをベビーカーに乗せたり抱っこしたりしてお散歩をたくさんしましょう。
おひさまの光を浴びて風を感じるだけでも赤ちゃんにとってとても良い刺激になります。
日の光を浴びるとビタミンDを摂取することができるので、積極的に外に連れていってあげてください。
葉っぱや花を触ってみたり、車や人を見るだけでも赤ちゃんにとっては楽しいんですよ。

砂遊び

赤ちゃんが初めて砂を触る時、一体どんな反応をするのかなと思いますよね。
歩けなくても、お座りができる時期になったら砂の上に赤ちゃんを下ろしてみましょう。
なんでこんなところに下ろすの!!と泣く子も多いと思います。
しかし砂を触ってみると、これはなんだろう?とサワサワしたりつまんだり握ったり、色々な楽しみ方をします。
中には口に持っていってしまう子もいると思いますので、そこはお母さんが気にしてあげてください。

あんよの練習

つかまり立ちができるようになり何歩か足が前に出るようになったら、あんよの練習をし始めます。
おうちの中でもできますが、外だと興味のあるものが多いので思わず何歩も歩いてしまうなんてことがあるのでお勧めです。
始めは靴を履くことに抵抗のある赤ちゃんも多いので、靴の練習にもなります。
どうしても靴を嫌がるようなら裸足でもいいですよ。
しっかり手を握って一緒に歩いたり、少し離れたところで「おいで!」と声をかけて歩いてくるのを待ったりするのが良い練習です。
外だと他の子どもたちもいるので、歩いたり走ったりしている子を見て刺激にもなりますよ。

公園遊び

歩けるようになったら公園にいきましょう。
まだ自分で遊具に登ることはできませんが、手をつないで階段を登ってみたり、抱っこして滑り台を滑ってみたりすると赤ちゃんも喜びます。
砂場に行けば砂まみれになってしまうかもしれませんが、赤ちゃんのやりたいようにやらせてあげることが大切です。

赤ちゃんと出かけるのは大変・・どうしたら楽になる?

赤ちゃんを連れて外に出かけるのはとても大変なことです。
おむつ、着替え、ミルク、おもちゃなど、色々なことを想定して荷物が増えてしまったり、外でぐずったらどうしようという不安や荷物と赤ちゃんでかなりの体力を消耗したりするからです。
こんなに大変ならなるべく出かけたくない・・と思ってしまいがちですが、お出かけの負担を減らす方法はありますよ。

荷物は事前に準備

出かける直前に荷物を準備するとなると、赤ちゃんのお世話もあってとても大変です。
前日や、赤ちゃんが寝ているうちに準備できるようにしましょう。
おむつや着替え、ミルクなどは補充が必要ですが、おもちゃやお尻ふきなど入れ替える必要のないものはそのまま鞄に入れておきましょう。
家で使うものと外で使う物を分けて用意しておけば、鞄に入れっぱなしでも困りません。

おむつやミルクはかさばらない工夫をする

例えばおむつだと、1枚1枚の厚さはメーカーによって異なります。
普段はこのメーカーがいいけどお出かけの時だけは薄いメーカーにしよう、と使い分けるのもお勧めです。
またミルクは粉ミルク、お湯、哺乳瓶を持たなければならないため重くてかさばりますよね。
液体ミルクなどを使うとお湯がいらなくなりミルクを作る手間も省けるので、赤ちゃんが泣いたらすぐにあげることができます。
しかしコスパが悪いため、こちらもお出かけ用にすると便利です。
こう言った物を活用することで、お出かけが少し楽なりますよ。

”お出かけ”ではなく”散歩”でOK

”お出かけ”というと大変に感じてしまうかもしれませんが、”散歩”なら楽に感じませんか?
毎日毎日お出かけせずに、今日は家の周りを散歩するだけ、と決めてしまって良いんです。
軽いお散歩なら大荷物なんていりません。
うんちをしてしまってもお漏らししてしまったとしても家に帰って替えれば良いですし、授乳などを済ませてから家を出ればミルクなどを持ち歩く必要もありません。
荷物がないだけで気が楽になりますよ。

目的を作ってお母さんもお出かけが楽しみになるように

ママ友と遊ぶ約束がある、少し遠出だけど行ってみたい場所があるなど、”出かけなきゃいけない”ではなく”出かけたい”と思える予定を作り、お母さんがストレスをためないようにしましょう。
毎日予定を立ててしまうと疲れてしまいますが、週に1回は予定を入れようなどと決めてみるといいですよ。
赤ちゃんと出かけられるスポットはたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。

バタバタしないよう帰宅後の準備も

お出かけの準備に気を取られてしまうかもしれませんが、赤ちゃんとのお出かけは帰宅してからも大変です。
着替えをしたり、体などが汚れているようならお風呂に入ったり、食事の時間なら食事を用意したりとバタバタしてしまいます。
赤ちゃんと自分の着替えを出しておく、お風呂に入れるようにしておく、食事はあたためてすぐに出せる状態にしておくなど、しっかり準備をしておきましょう。
色々な準備があって大変かもしれませんが、赤ちゃんはいつ泣き出すかわからないので、対策として事前準備は大切なのです。

赤ちゃんとの外遊びは楽しいことがたくさんです。ぜひ積極的に連れていってあげてくださいね。
では次は赤ちゃんとの室内での遊び方をお話しします。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、室内遊び、外遊びのいずれもお引き受けしております。室内遊びは絵本の読み聞かせやおもちゃをつかったごっこ遊びなど、楽しく過ごさせていただきます。

赤ちゃんと室内で遊ぼう

赤ちゃんと過ごす時間の中で、室内にいる時間は一番長くなります。
赤ちゃんと家の中にずっといても何をしたらいいのかわからない、赤ちゃんとどう過ごせばいいの?と思っている方はたくさんいるでしょう。
では赤ちゃんと室内での過ごし方をお話していきます。

赤ちゃんはおうちでどんな1日を過ごすの?

生後間もない赤ちゃんは1日の半分ほどは眠っており、起きている時間では授乳の時間も多く取られます。
寝て起きたら授乳、しばらく起きてまた寝て・・・の繰り返しなのです。
成長と共に少しずつ朝寝・昼寝・夕寝の3回になり、次第に午前寝・午後寝の2回、そして1歳になる頃には午後の昼寝だけで足りる子も増えていきます。
生まれて半年ほどは1日の中で遊べる時間がそんなに長くはありませんが、赤ちゃんはそのわずかな時間にお母さんとたくさん触れ合ったり遊んだりしたいのです。
特に、赤ちゃんは体を動かす遊びが大好きなんですよ。

なぜ赤ちゃんが体を動かすと良いのか

赤ちゃんの動きは成長と共に毎日少しずつ変わっていきます。
足を口元まで運んで舐めたり、腹ばいになって手足を伸ばしたり、気づくと色々なことができるようになっています。
そのひとつひとつが次の成長段階に繋がる大切な準備運動なのです。
大人が当たり前にできるような、座る、立つ、歩くなどの運動は、首や腕、腰、足がしっかり発達するからこそできるようになる動作です。
そして、赤ちゃんの体の機能はもちろん成長に合わせて育つものですが、外からの刺激も発達に関わります。
赤ちゃんがその時期にしたい動きが見つかれば、それを応援するあそびにつなげることができます。
体を触る、歌いながら手足を動かしてあげるなど、これだけでも大切な刺激となります。
成長に合わせた遊びを大人が取り入れてあげることで成長のための土台ができ、赤ちゃんの成長を促すことができるのです。
難しく考えてしまったり責任を感じてしまうかもしれませんが、難しいことはありません。
特別な道具がなくても楽しめる遊びやお母さんのちょっとした意識だけで赤ちゃんの成長に繋がっていきますよ。

赤ちゃんとの室内での遊び方

体を触ってあげる

頭、ほっぺ、鼻、お腹、手、足など、赤ちゃんの体をたくさん触ってあげます。
お母さんの手で体を触られた赤ちゃんはきっと心地よく嬉しくなるはずです。
「ほっぺがぷにぷにだね」「おててがちっちゃいね」などなんでもいいので声をかけながら触れ合ってあげましょう。
こちょこちょくすぐってあげるのもいいですよ。

体を動かしてあげる

先ほどのように体を触りながら、今度は動かしてあげましょう。
足を持ち上げたりぶらぶら揺らしてみたり。
この時の注意点は、激しくしないことです。
特に生後間もない赤ちゃんであれば、ゆっくり優しく少しだけ動かしてあげましょう。
大きくなるにつれてスピードを速くしたり少し激しくしてみると、とても喜びますよ。
歌に合わせたからだあそびもたくさんあるので、ぜひ歌を歌いながら遊んでみてください。

歌を聴く

赤ちゃんは色々な音が大好きです。
音をよく聞いていて、好きな音があったりお母さんの声を聴き分けたりもします。
音楽も好きなので、音楽に合わせてお母さんが歌を歌っているときっと喜びますよ。
歌に合わせて体をゆらゆらしたり手を握ってぶらぶらしたりと体も動かしてみてくださいね。

おもちゃで遊ぶ

赤ちゃんの月齢に合わせたおもちゃがお店にはたくさんあります。
音の鳴るおもちゃや色のはっきりしたおもちゃなどたくさんの種類があるので、赤ちゃんのために選んであげてください。
そして、おもちゃを渡して赤ちゃんに一人で遊ばせるのではなく、お母さんも一緒に遊びます。
音を鳴らしてみたり、色のついたおもちゃを赤ちゃんの目の前で見せて動かしてみたり、赤ちゃんの反応をひとつひとつ見てあげてください。
このおもちゃを使うとこんな表情を見せてくれるんだな、これを見るととても楽しそうだな、と新たな発見があるはずです。
月齢が高くなるにつれて遊べるおもちゃも増えていきますが、遊び方の見本を見せたりどんな風に遊んでいるかなどしっかり見守ってあげましょう。

おうちの探検

まだ自分で移動ができない時期は、同じ景色ばかり見て過ごすことが多くなります。
たまには、抱っこして色んな部屋を見せてあげましょう。
自分で移動ができるようになれば、ハイハイやあんよで冒険してみるととても喜びますよ。
「ここは〇〇だよ」とお話しながら冒険してみてください。

赤ちゃんと室内で遊ぶ時に気を付けること

月齢に合わせた遊びをする

まだ全くできないような遊びを無理やりやってしまうのはとても危険です。
お母さんも赤ちゃんも楽しく安全にできるような遊びを選びましょう。

危ないものは手の届かないところに置く

家の中には危険な物がいっぱいあります。
大人にとっては危険でなくても赤ちゃんにとってはほとんどが危ないものです。
赤ちゃんが飲み込んでしまいそうな物は床に落ちていないか、赤ちゃんの背で届きそうな場所に危ない物を置いていないかなど確認した上で遊ぶようにしましょう。
思わぬことが原因で、赤ちゃんにケガをさせてしまうようなことがないよう、赤ちゃんが移動するかもしれない部屋は全て意識するようにしてくださいね。

室内だからと油断せずしっかり見守る

外は危ないけど室内なら安全、と思っていませんか?
先ほども話したように家にも危険なことがたくさんあります。
階段があるおうちであれば落ちる心配がありますし、目を離した隙にベランダに出てしまったり玄関から出てしまったりと、こんなことが起こっては大変ですよね。
赤ちゃんから目を離していけないのはいつでもどんな時でも同じです。
しっかり守ってあげてください。

赤ちゃんとの生活で意識して欲しいこと

声をかける

赤ちゃんだからと何かする時に無言でするのは違います。
赤ちゃんと日中2人きりで過ごしていると、会話が全くなければとても寂しい日々になってしまいます。
赤ちゃんはお母さんの声をしっかり聞いているので、常に「今から〇〇しようね」「おしっこ出てるからおむつ替えるね」などと声をかけてあげましょう。
朝起きたら「おはよう」、夜寝るときには「おやすみ」など、挨拶もしっかりしてあげてくださいね。
家事などで赤ちゃんの近くにいられない時にも、様子をみながら「ママはこっちにいるからね」「ご機嫌だね」などとお母さんが近くにいると声をかけ、安心させてあげましょう。
赤ちゃんはお母さんの姿が見えなくなると不安になって泣いてしまうので、声かけが大切です。

スキンシップをたくさんとる

赤ちゃんはお母さんに触れてもらえることが大好きです。
何も遊びなどができなくても、抱っこしたり手を握ってあげたり膝に座らせてあげるだけでも十分なのです。
声をかけながらスキンシップを取ることができれば、赤ちゃんはきっと大満足ですよ。
次第にひとり遊びができるようになるとつい目を離してしまいがちですが、放置していいわけではありません。
赤ちゃんはいつでもお母さんとの触れ合いを待っているので、スキンシップの時間を忘れないようにしてあげてくださいね。

赤ちゃんとできるからだあそびは、誰にでも簡単にできるものばかりです。
遊びができなくても、先ほどお話したように声かけとスキンシップを大切にできれば問題ありません。
体を触ってもらえると赤ちゃんはとても喜びますし、とても大切な時間になります。
月齢、年齢に合わせた遊びが他にもたくさんありますので、色々試して遊んでみてくださいね。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、安全第一に保育をさせていただきます。各種チケットもご利用いただけますので是非ご確認ください。

赤ちゃんと絵本で遊ぼう

前回室内での過ごし方をお話しましたが、室内遊びで私が一番おすすめしたいのが”絵本”です。
絵本の読み聞かせは幼少期にとても大切だと言われているんですよ。
保育園や幼稚園などでも積極的に取り入れられている絵本の読み聞かせ。
なぜ大切なのか、どんな風に赤ちゃんと絵本で遊ぶのか、お話していきます。

絵本の読み聞かせは何歳からできるの?

読み聞かせを始める時期

赤ちゃんだとよく目が見えていないしお話もわからないし、絵本を読んでも意味がないのでは?と思う人は多いでしょう。
しかし、赤ちゃんへの読み聞かせは0歳からOKなのです。
0歳の赤ちゃんに絵本を読んで楽しめるの?という疑問にこれから回答していきますよ。

なぜ0歳でも絵本の読み聞かせができるのか

読み聞かせが0歳では早いなんてことはありません。
生まれたばかりの赤ちゃんでも、はっきりした色を認識することができます。
赤・白・黒などはぼんやりと見ることができるため、お話が分からなくても色で絵本を楽しむのです。
またオノマトペを取り入れた絵本も多くありますので、音で絵本を楽しむこともできますよ。

絵本の読み聞かせが幼少期に大切な理由

感性・想像力・語彙力・読解力が育つ

絵本の読み聞かせでは、様々な力を育むことができます。
登場人物の気持ちに触れることができたりその気持ちに寄り添うことで磨かれる感性。
主人公になりきってお話を楽しんだり絵本の世界に入り込んだりする想像力。
言葉を聞いていることで身に付く語彙力。
絵本のストーリーを聞いて理解する読解力。
たくさんの力を、絵本を楽しみながら育み、伸ばしてくれるなんて素晴らしいことですよね。

集中力が身に付く

絵本を読んでいる間はお話を聞くために集中する時間となります。
中々落ち着いてお話を聞けないこともあるかもしれませんが、絵本の読み聞かせはじっと座ってお話を聞く練習になります。
人の話を聞くことはとても大切なことですので、まずは絵本で集中することから始めて、次第に絵本以外の場面でも集中できるよう段階を踏んでいくことができますよ。

自己肯定感を養う

自分のことを前向きに考え、ポジティブに過ごすことができる力が自己肯定感です。
これが育っていないと中々自信を持てずに過ごすことになってしまいます。
絵本の世界を知ることで、自分が今いる世界だけが居場所ではない、色んな世界があるんだというポジティブな考えができることから自己肯定感に繋がっていくのです。

スキンシップになる

絵本の読み聞かせをする時間は、お母さんんとしっかりくっついているためスキンシップの時間にもなります。
安心感を与え、お母さんの匂いやぬくもりを感じられることで親子の親密感が深まり、信頼感が強くなります。
忙しい毎日かもしれませんが、毎日絵本の時間だけは必ず作ってゆっくり過ごすというのもいいですね。

どんな絵本を選ぶといいのか

色がはっきりした物

先ほどお話しましたが、0歳の赤ちゃんはまだはっきりした色しか目に入ってきません。
生まれたばかりの赤ちゃんでも楽しめるような絵本がたくさん用意されていますので、ぜひ見てみてください。
赤ちゃんの目を見ていると、絵本をしっかり見ているのがわかると思います。

わかりやすい形や赤ちゃんが好きな形

赤ちゃんは、丸やしましま、ぐるぐるなどの形が大好きです。
しましまやぐるぐるが描かれた絵本を見ると泣いている赤ちゃんが泣き止むとも言われています。
人物などが出てくる絵本だと形を認識できないかもしれませんが、読んではダメというわけではありませんので大丈夫ですよ。

赤ちゃんに読んであげたいと思ったもの

お母さんが絵本を選んでいる時に、これがいい!と思う絵本にきっと出会うはずです。
今の時期には合わないかな、難しいかな、と思ってもぜひ読んであげてください。
”読んであげたい”と思う気持ちはとても大切です。
想いを込めて読んでいれば、きっと赤ちゃんのお気に入りの絵本になりますよ。

絵本の読み方

わかやすく読む

まだ言葉もわからない赤ちゃんに対して早口でささっと読むのはいけません。
ゆっくりはっきり、聞き取りやすく読んであげましょう。
そしてページをゆっくりめくり、赤ちゃんが絵をじっくり見られるようにしましょう。
色と音で絵本を楽しむ赤ちゃんは、お母さんの声も聞きたいし絵本の色や形も見たいしで大忙し。
赤ちゃんのペースに合わせて読んであげることが大切です。

絵本通りに読まなくてもOK

0歳児向けではない絵本を選ぼうとすると、ストーリーのある絵本も増えてきます。
1歳前後ではまだストーリーがいまいち分からないため、文章を全てその通り読まなくてもOKです。
赤ちゃんが理解できないのに長い文章を全て読んでいると、赤ちゃんが飽きてしまったり楽しくないと感じてしまう可能性があります。
文章を多少飛ばして読んだり難しい表現はわかりやすく言い換えるなど、工夫をして読んであげてください。
そんなことできない・・・と思う人は、ストーリー性のない単純な絵本を繰り返し読むでもいいですよ。

強弱や抑揚をつける

絵本を読みながら強弱や抑揚をつけることで、絵本の世界に入り込んでいるかのような気分を味わうことができます。
ストーリー性の絵本であれば、人物によって声を変えたり場面によって声の大きさを変えるなどするととても楽しめますよ。
読み手の絵本の読み方で、聞き手の受け取り方も変わってくるので、同じ絵本でも毎回読み方を変えるのも楽しいですね。

毎日の生活に絵本を取り入れる

絵本の読み聞かせを日常の中に取り入れることができれば、絵本を読んでもらうことが当たり前になり、きっと絵本が大好きになっていきます。
赤ちゃんはルーティーンを作って繰り返してあげることでそのリズムが身につくので、赤ちゃんの頃からのその積み重ねが大切なのです。
ぜひ今から取り入れて、たくさんの力を育んであげてくださいね。

赤ちゃんとの様々な過ごし方をお話してきました。
いかがでしたでしょうか。
過ごし方はこれだけではないですし、ご家庭によってお気に入りの過ごし方を見つけられると思います。
赤ちゃんに寄り添って、楽しい時間をたくさん過ごしてくださいね。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、絵本の読み聞かせも喜んでさせていただきます。図書館でも借りられますのでぜひご用意ください。

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