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SICK 子どもがよくかかる病気

お子様がかかりやすい病気について
その症状や対策についてご紹介いたします。

「風疹」について

「風疹」の症状の特徴

「風疹」とは、いわゆる「三日はしか」と呼ばれるウイルス性の感染症です。感染後2~3週間の潜伏期間を経て、発熱、小さな赤い発疹、耳の後ろや首などのリンパ節の腫れ、目の充血などが現れます。発疹は全身に広がりますが数日できれいに消え、痕が残ることはありません。また、発症者の半数は発熱が見られないとされており、熱が出た場合でも38℃以下の微熱に止まることがほとんどです。
「風疹」は軽い症状のみで自然と良くなることが多いですが、妊娠20週までの妊婦さんが感染すると、胎盤を通して胎児にもウイルスが感染し、先天性風疹症候群を発症することがあります。心疾患や難聴、白内障、視力障害など重篤な後遺症をのこすことがありますので、妊婦さんのいるご家庭では特に注意が必要な感染症の一つです。

〈特徴的な症状〉

  • 発疹
  • 小さな赤い発疹
  • 耳の後ろや首などのリンパ節の腫れ
  • 目の充血


「風疹」の感染経路・かかりやすい季節

「風疹」の感染経路は、飛沫感染と接触感染です。飛沫感染とは、ウイルスが含まれた感染者のくしゃみや咳のしぶきを近くにいる人が口や鼻の中などに取り込んでしまうことで感染するもので、接触感染は感染者から排出されたウイルスが付着したものに触れることが原因で感染するものです。いずれにせよ、感染者の唾液や鼻水にはウイルスが含まれていますので注意が必要です。
また、「風疹」は、3~7月にかけて流行することが多いですが、一年を通して感染する危険があります。



「風疹」の予防方法

「風疹」を予防するには、マスクの着用や手洗い・手指消毒などの基本的な感染症対策を行うことが大切です。特に家族に感染者がいる場合には、家の中でもマスクを着用し、こまめな手洗いや消毒だけでなく、ドアノブや電気スイッチ、おもちゃなどウイルスが付着している可能性のあるものはこまめにアルコール消毒をするのもポイントです。
また、「風疹」は定期接種に定められているMRワクチンを接種することで感染や重症化を防ぐことができます。一歳を迎えた頃と年長学年時に1回ずつ計2回の接種が必要ですので忘れずに受けるようにしましょう。

〈予防のために行いたいこと〉

  • マスクの着用
  • 手洗い
  • 手指消毒
  • こまめなアルコール消毒
  • MRワクチンの接種


「風疹」の治療方法

風疹ウイルスに効果的な抗ウイルス薬は存在せず、「風疹」を発症した場合には発熱に対する解熱剤などを用いた対処療法が主体となります。乳幼児が発症した場合は、十分な水分を摂れずに脱水になり点滴治療が必要になるケースもありますが、多くは治療をしなくても自然に回復します。

〈治療の際は〉

  • 発熱に対する解熱剤などの対処療法


   ◆記事監修
医師(内科医) 成田亜希子 先生

2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。 日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。二児の母でもある。




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