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SICK 子どもがよくかかる病気

お子様がかかりやすい病気について
その症状や対策についてご紹介いたします。

「水ぼうそう」について

「水ぼうそう」の症状の特徴

「水ぼうそう」は、発疹・発熱(38度前後)・倦怠感などを生じるウイルス感染症です。子どもの場合は、まず頭皮や体幹部に強いかゆみを伴う発疹が現れ、全身に広がっていくと共に発熱などの症状を生じます。発疹は紅斑・丘疹・水疱・痂皮の順に変化するのが特徴です。数日にわたって全身に次々と発疹ができるため、発症中は様々な形状の発疹が見られます。成人では重症化することもありますが、多くは比較的軽い症状のみで治癒します。しかし、発疹は強いかゆみを生じるため、掻きむしって痕になってしまうこともあります。

〈特徴的な症状〉

  • 発疹・発熱(38度前後)
  • 倦怠感
  • 頭皮や体幹部に強いかゆみを伴う発疹


「水ぼうそう」の感染経路・かかりやすい季節

「水ぼうそう」のウイルスは極めて感染力が高く、一般的な飛沫感染、接触感染以外に空気感染によって感染が拡がることもあります。飛沫感染は感染者のウイルスが含まれたくしゃみや咳のしぶきを近くにいた人が取り込んでしまうことによるもので、接触感染はウイルスが付着したもの(寝具やタオル、おもちゃ、ドアノブなど)に触れることで感染するものです。一方、空気感染は感染者から排出されて空気中を漂っているウイルスを同じ空間にいる人が吸い込んでしまうことで感染するものです。 「水ぼうそう」は一年を通してかかる危険はありますが、例年12月から7月にかけて流行します。



「水ぼうそう」の予防方法

流行時期や周囲に感染者がいる時には、マスクの着用・手洗い・手指消毒などの基本的な感染症対策を徹底して行うことが大切です。しかし、通常のマスクでは空気感染を予防することはできないため、家族内に感染者がいる場合はこまめに室内を換気するようにしましょう。そして、ウイルスは破れた発疹にも含まれるため、寝具やタオルなどの共用は、発疹が完全に痂皮化(かさぶた化)して剥がれ落ちるまで控えるのもポイントです。
また、日本では、2014年から「水ぼうそう」の予防接種が乳幼児の定期接種に加わりました。一回の接種で90%以上の抗体を得ることができるため、対象年齢の子は忘れずに接種しましょう。

〈予防のために行いたいこと〉

  • マスクの着用
  • 手洗い
  • 手指消毒
  • 家族内に感染者がいる場合はこまめに室内換気
  • 予防接種


「水ぼうそう」の治療方法

「水ぼうそう」にはアシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬の内服治療が行われます。また、発疹のかゆみが強い場合は、かゆみを抑える作用を持つフェノール亜鉛華リニメントなどの塗り薬が使用されます。発疹は破けると細菌感染を起こしやすく、発疹から膿が出ているような場合には抗菌薬の投与が行われることもあります。

〈治療の際は〉

  • 抗ウイルス薬の内服治療
  • かゆみを抑える塗り薬


   ◆記事監修
医師(内科医) 成田亜希子 先生

2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。 日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。二児の母でもある。




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