2022年1月27日
中部
愛知県、特に名古屋市を中心とした地域にお住まいの子育て中のご家庭でベビーシッターの需要が増えており、それに伴いシッターとして登録する方も増加しています。
その背景としては近年の感染症による保育園や幼稚園、託児施設の休園、そして国や自治体によるベビーシッターの安全性を高める対策や料金に対する補助、割引券の交付、そしてマッチングサービスという時代にマッチしたシステムと低料金で質の高い保育の提供が、ベビーシッターサービスを気軽に利用できるものとして浸透し始めたことにあります。
そこでこの記事では、これまでベビーシッターが浸透しなかった原因と変化した現状についてご紹介致します。
従来の派遣型のベビーシッター会社の多くは、ベビーシッターを利用する際に利用料金とは別に登録料、月会費、年会費といった費用が会社によって1~10万円程かかります。
また、通常保育の利用料の相場としては1時間あたり2,000~3,000円、病児保育や複数人保育、その他オプションがある場合には更に金額が追加されます。
気軽に利用を開始するにはなかな難しい金額ですし、定期利用ではなく単発や不定期で利用を希望している場合には登録料や年会費の高さがネックで、ベビーシッターの利用を断念したりサービスが浸透しない要因となっています。
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利用をしたくても会員の登録や事前の面談までに数週間かかる場合や、夜間や深夜、早朝のサービスは提供していない会社、手続きや決済に手間のかかる会社など、運営会社によってバラつきがあります。
これでは預けたい日時が決まっている場合に間に合わない可能性もあり、ベビーシッターの利用をやめてしまわれる方も出てきますし、仕事などで忙しい中、そのような手間をかけなければいけないとなると登録を躊躇してしまいますよね。
また、ベビーシッター会社やシッターとの連絡方法が電話やメールアドレスしか記載されていない場合、すぐに連絡がつかない、対応が遅い、返信に時間がかかる場合は利用を避けるのがベター。
※ハニークローバーならチャットで質問やお問い合わせができ、ハニクロアプリに搭載されているチャット機能を使ってLINEのようにリアルタイムでシッターと連絡が取れるシステムが整っております。
登録の流れも必要な情報を入力するだけですぐに完了しますので、当日急にベビーシッターを派遣してもらいたいといった時にも便利です。
従来の派遣型サービスでは、お客様の要望をサイトや電話を通じて運営会社の受付や担当の窓口が受け取り、会社側でシッターのコーディネートを行います。
メリットもありますが、利用者としてはどのようなシッターがいるのか、どんなシッターが選ばれるのか不安を持たれる方も少なくありません。
もちろんベビーシッター会社に採用される際に、資格や経歴、人柄等の審査基準をクリアしたシッターが在籍している前提ではありますが、知らない人に子どもを預ける、自宅に入れることへの抵抗を感じる人が日本ではまだまだとても多いですし、昨今、起こってはならないベビーシッターによる事件も複数報道されていることから、ベビーシッターの利用が浸透しない原因となっているのではないでしょうか。
派遣型サービスがメインだったベビーシッター業界も、今や主流はマッチング型へと代わっています。実際に新規でベビーシッターを利用する方の3分の2がマッチング型を利用しており、利用者だけでなくシッターもマッチング型サービスへの登録者が急増しています。
多くの派遣型サービスでは入会金や年会費に数万円がかかるのに対し、マッチング型サービスでは入会金、年会費共に無料となっています。
また、1時間ごとの基本料金はシッター自身で設定をしています。そのため利用者は幅広い価格帯の中から希望の料金の範囲で選ぶことができ、シッターと料金の相談や交渉を行うことも可能です。
愛知県でもエリアによっても多少異なりますが、名古屋のシッターの相場としては1時間あたり1,300円~1,600円前後に設定しているシッターが多く、派遣型よりも安い料金となっています。
土日、祝日や時間帯によって多少上乗せする設定をしているシッターもいますが、そこまで大きくは変わらない傾向です。
しかし人気のシッターになると1時間2,000円以上の料金であっても予約が埋まっていますので、登録しているシッターにとっても自分の経験や能力によって時給を変更することができる為、モチベーションが上がり働き甲斐があるのかも知れません。
マッチング型サービスの特徴として、利用者が自分で希望のシッターを検索し、表示された一覧の中から指名できる点があります。
派遣型の場合、会社側で条件や希望に合わせてシッターをコーディネートしてくれる為、自分で探すことが手間な方や合うシッターを見つける自信がない方にとっては派遣型の方をおすすめしますが、シッターの詳細なプロフィールや経歴、資格を指定し選びたいという方にはマッチング型サービスをおすすめします。
通常保育(食事や排泄の補助、遊び、見守り等)の他に、保育園や幼稚園、習い事の送迎のみの短時間サービスや掃除や洗濯等の家事も行う家事代行サービス、家庭教師といった要素のあるサービス等シッターにより様々。
お預かり対象年齢も、0歳から小学生までお子様の年齢に合わせて検索することが出来ます。
また、ほとんどのマッチング型サービスではこれまでそのシッターを利用した方による口コミやレビューが表示されています。
その為、どんなシッターなのかをある程度事前に知ることが出来ますし、シッター自身も悪い評価がつかないよう一層気を引き締めてより良いサービスを提供できるように努めることが出来ます。
マッチング型だからといって誰でもシッターとして登録が出来る訳ではありません。
安全にご利用頂く為、ベビーシッターとして活動できるのは
・保育士
・看護師
・都道府県知事(または知事が認める市町村長や機関)が行う研修修了者
・認定ベビーシッター資格保有者
のみとなっています。(2022年現在)
それぞれのシッターのプロフィールに、これら保有している資格や勤務経験等が記載されていますが、不安なようなら事前の面談で資格の証明書を提示してもらうとより安心です。
資格や経歴だけがそのシッターが良いシッターなのか決まるわけでは決してありませんが、大切なお子様を預ける際にシッターを選択する一つの大きな要素にはなるかと思います。
病児保育や病後児保育を依頼する際には看護師の資格があるシッターがより安心できると思いますし、産前や産後サポート、新生児の沐浴といったケアをお願いしたい場合には助産師の資格や経験のあるシッターを選ぶ等、依頼の要望やプランに合わせてシッターの条件を変えて探すことが出来るのもマッチングのメリットでしょう。
また、上記に加えて英語でのシッティングを希望される場合には、英語がどれくらいのレベルで使えるのか、ネイティブなのか等も確認が必要となります。