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2022年7月13日
関東
大きな社会問題ともなっていた待機児童ですが、東京都福祉保健局が調査を行い令和3年(2021年)4月1日に発表された東京都の待機児童の最新の状況を見てみたところ合計969人となっており、前年度から1,374人減少という結果でした。
調査の方法に変更はあるものの、保育サービスを利用する児童が3,000人弱増加している上で待機児童が大幅に減少しているというのは、新たな保育施設の増設や雇用の増加等、各自治体の待機児童解消に向けた戦略と努力が反映されていますね。
また、港区や豊島区など待機児童がゼロという区市町村が実は都内で26の自治体にのぼっています。待(機児童がいる区市町村は36自治体)
東京都でも場所を選べば入所がしやすく、ほぼ確実に保育サービスを利用できる訳です。
ちなみに保育サービスを利用する児童数が増加している区市町村のランキング、1位は杉並区、2位は世田谷区、3位は練馬区。
待機児童の多い区市町村のトップは小平市、2位は中央区、3位は町田市となっており、意外と23区よりも都下である多摩エリアで待機児童の問題が現在も根強く残っている傾向にあるようです。
4月入園で保育サービスの利用が激戦の年齢はやはり1歳と2歳。待機児童の多い地域での3歳以下での入所は飛び抜けて難関と言えます。
多くの場合、第一希望としてまずは認可保育所の入園を目指されるかと思いますが、当然一番人気ということで入園のハードルは高くなります。
もし落ちてしまった場合、仕事の復帰や就職活動への大きな支障となってしまい、諦める気持ちになってしまうかも知れませんが、以下のように認可保育所以外にも保育サービスを提供する施設は複数あります。
それぞれに条件やメリット・デメリットはありますが、もし通うこと、送迎が可能なエリアにこれらの保育施設があり、まだ応募が可能であればチャレンジしてみるのも手です。
・認可保育所の二次募集
・認証保育所
・認可外保育所
・保育ママ(家庭的保育事業)
・小規模保育事業
・企業主導型保育
・認定こども園
・幼稚園
いずれも申し込みにはスピードが重要です。子育てをしながら大変かと思いますが、前もって認可以外の保育施設についても調べ、目星をつけておくことをおすすめします。
東京都ではベビーシッターの利用を支援する取組があります。認可保育園に入れなかったり、子どもの預け先に困っている保護者がベビーシッターを利用する際に、その利用料の負担を軽減するよう補助したり、ベビーシッターを安心して利用できる環境を整備するための取組です。
国からも積極的に利用を推進されているベビーシッターの利用を、これを機会に検討いただければ幸いです。
□対象者
本事業を実施する区市町村に居住している方の内、以下のどちらかに該当する方で区市町村よりベビーシッターの利用が必要であると認められた方。
1.日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより、一時的に保育を必要とする者(保育認定の有無は問わない。)
2.ベビーシッターを活用した共同保育(保護者等とベビーシッターによる保育)を必要とする者
区市町村ごと異なるが、基本的に対象児童は未就学児。学童クラブ待機児童対策計画を策定した区市町村の場合は小学校3年生まで。
□実施している区市町村
千代田区、中央区、文京区、台東区、品川区、豊島区、北区、荒川区、葛飾区、江戸川区、武蔵野市
待機児童の多い市部で実施しているのが武蔵野市のみというのは残念ですね。今後増えていくことを期待します。
その他、事業の要綱や利用できる認定事業者の一覧など、詳細な情報は下記のリンク先のページをご覧ください。
内閣府により発行されているベビーシッター割引券は”企業主導型”の事業であり、ご自身や家族が勤務する企業から交付してもらう必要があります。
利用条件にはいくつか細かなものがありますが、対象者1人につき、1回あたり4,400円の割引がされる(多胎児や3人以上のきょうだいは上限が引き上げられる)ため、かなり安い料金でベビーシッターを依頼することが可能となり経済的にも非常に嬉しい制度です。
対象となる子供の年齢は乳幼児または小学校3年生までの児童(その他健全育成場の世話を必要とする場合は小学校6年生まで)で、シッターの交通費、キャンセル料は割引に含まれません。
利用するベビーシッター会社は指定された事業者の中から選ぶ必要がありますが、ハニークローバー株式会社も対象の事業者となっていますので是非ご利用下さい。
ベビーシッター割引券の概要については、下記のサイトの案内よりご確認ください。
以上、紹介させていただいたように、解消はしつつも東京都は総合してまだ待機児童の問題が残っています。
とはいえお仕事の復帰やキャリアの形成など、親にとっても大切な時期を保育施設の少なさ等で諦めなければならないのはもったいないですよね。
そこで3歳での入園を待つ間、ベビーシッターを上手に利用していただき、子育てと仕事の両立を図っていただけるようサポートさせていただければと思います。
ベビーシッターであれば保育園への送迎に慌てる必要もなく、家にお子様がいるというのも安心ですよね。
入会金、年会費、会員の登録も無料ですので、事前に登録だけ済ませていただき、いざ予約をする時に備えてスマートフォンで使える独自のアプリを用いてシッターについて検索したり、どんなシッターやサービスがあるのかをご確認いただくのもおすすめです。
(アプリではなく、PCのWebブラウザ上で表示させることも可能です。)
子どもの保育だけでなく、家事代行や病児保育など様々なサービスメニューを用意しておりますので、ぜひご活用くださいませ。
ホームページでは、他にもベビーシッターや子育てに関連した記事をたくさん連載しておりますので合わせてご覧いただければ幸いです。
ご不明な点がありましたら、電話やサイトのチャット機能にてお気軽にお問い合わせください。