2021年11月22日
中部
名古屋にお住まいの保護者の方に向けて、夜間に利用できるベビーシッターサービスについてや、名古屋市が実施している一時保育事業についてご紹介します。
育児をしていると、夜間や深夜にベビーシッターや一時保育が利用できれば…と思った経験がありませんか?
夜間に子どもを預ける必要がある状況というのは日中に比べて緊急性が高く、一般的には以下のような理由によるケースが多く見られます。
<夜間にこどもを預ける必要がある場面>
・保護者の仕事(変則勤務や突然の残業等)
・急な用事(冠婚葬祭や職場や地域のイベントへの参加、出張等、子どもを連れて行けない用事)
・保護者の体調不良(発熱や病気、入院、出産等)
これらのことは多くのご家庭に起こりやすいことですので、必要な時にサポートが受けられるよう準備しておきたいものです。
夜間のベビーシッターサービスとは、一般的に午前9時から午後6時までの日中の基本時間以降の時間帯にシッターが預かる場合を言います。(会社やシッターによっても夜間の時間設定は異なります。)
夜間対応も可能なシッターでスケジュールが空いていれば日中からそのまま夜間の時間帯まで利用をするといったことや、宿泊対応が可能であれば深夜、早朝の時間帯にお願いすることも可能です。
また、夜間のシッティングではどのようなサービスがあるのかご紹介します。
<主な夜間のベビーシッターサービス一覧>
・基本的な保育(日中と同様の補助やお世話)
・保育園や幼稚園の延長保育時の送迎
・室内遊び
・入浴補助
・食事補助
・寝かしつけ
・睡眠中の見守り ほか
0歳の赤ちゃんであればミルクや沐浴、小学生であれば宿題の見守り等、お子様の月齢や年齢によってシッティング内容は変わります。
その他、英語での対応やお母様の産後のケアや家事代行(掃除、希望メニューの料理、洗濯などの家事)、病児保育も対応可能なプランを持っている会社、シッターが多くいます。
夜間のお預かり場所は基本的に利用者の自宅でのお世話になりますが、中には深夜や泊りを伴う場合に会社が所有、提携、指定している専用の託児所などの施設や、シッターの自宅で託児を行う場合もあります。
利用規約や案内をよくご確認の上ご依頼下さい。
ベビーシッターを安心、安全に利用する為には、時間帯に関わらず事前に信頼できる会社やシッターを検討し会員の登録をしておくことが重要です。
また、初めて利用される場合は依頼をする前にシッターと面談していただき、人柄やシッティング予定内容、料金に納得をしてからお申込みいただくことをおすすめします。
それではシッターを利用する前に、いくつか確認したい点をご紹介します。
・全国保育サービス協会(ACSA)に加盟しているか
・自治体へ届出がされているか
・保険に加入しているか
・利用料金やサービス内容についてしっかり説明がされているか
・土日、祝日は予約可能か
・お住まいのエリアに対応するシッターが登録されているか
・お客様の質問や相談に対して丁寧に対応してくれるか
・希望の条件に合った資格(看護師、保育士、幼稚園教諭など)を持っているか
・希望の条件に合った経験(子育て、シッター歴など)はあるか
等です。
大切なお子様も預ける訳ですからシッターや会社に少しでも違和感や不信感がある場合は他を探すことをおすすめします。
名古屋市では、夜間・宿泊を含めた24時間365日対応する「24時間緊急一時保育事業」を実施しています。
<対象者>
・保護者の方が名古屋市内在住
・保護者の方が就労や入院、通院、介護などのやむを得ない事由に該当し、緊急かつ一時的に子供の保育が困難な場合
・概ね生後6ヶ月以上の就学前の子ども
<利用時間、定員>
・月に3回まで
・1回につき最大24時間※連続利用は48時間まで
・定員は原則3人
<利用料>
・生活保護世帯、市町村民税非課税世帯は月曜から土曜の午前7時から午後7時まで1時間あたり200円。それ以外の時間帯は1時間あたり250円。
・その他の世帯は月曜から土曜の午前7時から午後7時まで1時間あたり250円。それ以外の時間帯は1時間あたり500円。
※飲食物費は1食あたり300円。おやつのみの利用は実費。
<実施保育所>
・めいほいく保育園
・たんぽぽ保育園
※2021年現在
その他、利用の手続きや詳細な情報については下記リンクのページをご確認下さい。
以上のよう「24時間緊急一時保育事業」の他に、日中(午前8時から午後6時まで)の一時保育事業も実施されています。
<対象者>
・名古屋市内在住(裁判員制度による利用の場合は愛知県在住)
・利用されるお子さんが通常の保育所等入所の対象にならないこと
<利用形態>
・非定型保育
・緊急保育
・リフレッシュ保育
<利用時間、定員>
午前8時から午後6時までのうち必要な時間
1日あたり概ね6人
<利用料>
・生活保護、市町村民税非課税世帯は無料
・市町村民税所得割額40,800円以上の世帯は6時間まで1,200円、8時間まで1,600円、10時間まで2,000円
・市町村民税均等割のみ、市町村民税所得割額40,800円未満の世帯は6時間まで600円、8時間まで800円、10時間まで1,000円
その他、利用の際の手続きや詳しい概要については下記リンク先をご確認下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。