2021年12月14日
北海道
保育士の資格を持ち復職を考えているママや、保育園で働いていて転職を考えている方たちにおすすめしたいのがベビーシッターの仕事です。現在札幌市などの都市部のエリアを中心に、北海道ではベビーシッター利用の需要が高まり、シッターの求人も増えています。
ベビーシッターは資格必須ではありませんが、依頼の際に保育士の資格保有者を条件として求める利用者の方も少なくありません。
そこでこの記事では、保育士の資格や経験を生かしたベビーシッターでの働き方についてご紹介させていただきます。転職や復職の際の参考にしていただければ嬉しいです。
ベビーシッターのお仕事についてご紹介します。なお、仕事の内容については採用情報をよくご確認頂き、詳細についてはそれぞれの会社にお問い合わせ下さいませ。
保育園や幼稚園など、託児の施設での勤務時間は早番や遅番など不規則な勤務体制であったり、延長保育やお迎えの遅い子どもへの対応で夜遅くまで勤務が必要である場合が少なくありません。
そのため体力的にきつかったり、結婚や出産を経てご自身の家庭や育児との両立を図ることが非常に難しい職場であったりもします。
しかしベビーシッターであれば自分でスケジュールを組んで働きたい時間、働ける時間に希望に合わせてお仕事を入れることが出来るので、プライベートと仕事を両立して自分のペースで働くことが出来るというメリットがあります。
お子さまの送迎など30分~1時間だけという短時間のお仕事や1回だけの単発のお仕事も受けられるので、シッターの仕事をしながら趣味の習い事や副業を行うことも可能。(そもそもベビーシッターは正社員ではなくアルバイトやパート、委託、個人事業主としての雇用形態がメインとなります。)
プライベートを充実させることで精神的にも元気になりますし、生活にメリハリがついてより一層お仕事の時間は集中して働くことが出来るのではないでしょうか。
保育園や幼稚園などの保育施設では多くの場合保育士一人につき複数の子どもが対象となり、大人数を見なければなりません。例えば泣いている子がいてもあまり時間や手間をかけてあげることが出来なかったり、しっかりと話を聞いてあげたい、遊んであげたいと思っても集団での保育ではどうしても対応に限界があります。
このような状況で精神的に苦しくなってしまうという保育士さんの声をよく耳にします。
ベビーシッターの場合、基本は個別保育になります。お預かりするお子様と一対一で向き合えるのでより手厚く細やかな対応が可能となり、「いつもとちょっと様子が違うな?」と小さな変化に気付けたり、成長を感じたりと保育に対するやりがいや喜びをより濃く感じることが出来ます。
保育園で多い資料作りや事務などの業務もないので、保育に集中できることもポイントです。
英語、ピアノ、絵、料理や掃除などの家事etc…保育士や幼稚園教諭、看護師といった資格の他に様々な得意なもの、好きなものを持っているシッターさんは、その特技も自分の貴重な付加価値として生かすことが出来るのがベビーシッターのお仕事です。
ベビーシッターサービスの運営会社には、通常保育の他に語学に対応する外国語シッターや家庭教師のような側面を持った教育シッター、家事代行サービス等のオプションプランを持っている会社が多くあります。
また、マッチング型サービスの場合はお客様がシッターの条件を入力したり項目を選択をして探すので、特技やオプションがある場合は検索されやすくなります。
多くの場合、それぞれ通常保育よりも追加料金がかかりますので収入につながりますし、得意なことを子どもに教えられる、喜んで頂ける機会が増えることで更にやりがいを感じるはずです。
自分のスキルアップのきっかけにもなりますし、得意なことや好きなことがある方はご自身の強みとして仕事に生かし、ブラッシュアップを図られてはいかがでしょうか?
ベビーシッターの仕事は個人での仕事となり、仕事をした分だけ収入となるいわば歩合制のお仕事になります。
その為、保育士から転職された場合などは安定した収入が得られるのかといった不安があるかと思います。
しかし2021年現在、札幌を中心に北海道でも共働きや一人親世帯のご家庭が増え、ベビーシッターの需要は年々増加傾向にあります。
定期的な利用をされる方も多く、安定して収入を得ることも出来ます。
頑張った分だけそのまま収入に反映されるので、激務な割にあまり給与の上がらず手当もつかない保育士時代よりも収入が増えた、という方が実は少なくありません。
信頼関係を築きリピートで予約をしていただいたり、土日や祝日といった休日、早朝や夜間などの時間外の対応もできる方は、更に収入アップを見込むことが出来ます。
また、マッチング型サービスに登録して働く場合には、時給を自分で設定することになります。先述した通り特技を生かしてオプションをつけることで高い時給を設定することも出来ますし、口コミやレビュー等の評価が高くなれば時給を上げても依頼は増えるでしょう。保育士の資格保有者は歓迎されますので、それだけでも選ばれる可能性は高くなります。
このように自分次第で収入を上げることも可能なのです。
結婚や出産を機に退職をし、数年して子育てがようやく落ち着いたのでまた働きたいと考えているという主婦の方は多いかと思います。
しかしながら長くブランクの期間があるので、久しぶりの仕事に不安を感じている方もいらっしゃいますよね。
しかし安心して下さい。そもそもベビーシッターは資格が必須の仕事ではない為、ほとんどのベビーシッター会社ではシッターとして働く為の独自の研修制度が無料で用意されています。事前に乳幼児のお世話や補助の復習とベビーシッターとして訪問保育を行う心構え、トラブルの時の対応方法など、座学と実技の研修でしっかりと学ぶことが出来、自信がついて会社からOKを貰ってから実際にお仕事を開始します。
研修後や就業中も何か分からないことがあればすぐに質問や相談の出来るフォロー体制や支援が整った運営会社であればより安心してシッターとして活動することが出来ますね。
以上のように保育士の資格保有者や経験者はベビーシッターとして活躍できる場が広がります。