2021年12月10日
関東
東京都には様々な子育てに関連する保育施設やサービスがあります。そこで今回の記事では令和3年度時点の東京の主な保育施設とサービスの一覧をご紹介致しますので、ぜひ最後までご覧ください。
情報の詳細や約款、申請の流れ等につきましては各施設やサービスの案内やホームページ、電話などでご確認ください。
認可保育園は、児童福祉法において正式には「保育所」という名称となり、施設の広さや職員数、各設備や衛生管理等の基準を満たして所在する都道府県知事に認可された保育園のことを言います。
保護者が仕事や病気などの理由によって0歳から小学校就学前の子どもの保育が困難な場合に保護者に代わり子どもを預かり保育をしてくれる施設で、入園を希望する際には保育を必要とする条件を満たし、お住まいの市区町村の窓口(保育課)にて各書類を用意し記入、提出、申請をし、入所を認定されることが必要です。
手続きは大変ですが他の子育て施設と比べて保育料が安い為希望者が多く、待機児童の問題はまだまだ残っている地域もあります。
認可保育園には大きく分けて以下の4つがあります。
1.公立保育園
各市区町村が運営しており、在籍する保育士は公務員です。
2.私立保育園
NPO法人、社会福祉法人、企業、学校等が運営しており、公立と比べて個性豊かなサービスを提供していることが多いです。
3.公設民営保育園
国または市区町村が設置し、民間企業や団体が運営しています。公立保育園と似ていますが、実際の教育方針は運営企業ごとに異なります。
4.小規模保育、家庭的保育(保育ママ)
小規模で預かる子どもの人数が少なく、家庭的な雰囲気の中で保育を行うことが特徴です。0歳から2歳までが対象となるので、3歳からは他の園に転園する必要があります。
認証保育園は東京都独自の制度なので、他の地域にお住まいの方には馴染みのない名前かと思います。
東京では広い土地の確保が難しい状況にあり、従来の認可保育園の設置基準を満たせず新たな認可保育園の設置が出来ずにいました。しかし増え続ける待機児童の問題もあり、東京独自の基準で作られたのが認証保育園です。
駅近や夜遅くまで預けられるなど、東京で働くお母さんのニーズに応えられるようなサービスを提供している園が多いのが特徴です。
保育料は認可保育園と比べてやや高くなりますが、市区町村ではなく希望の園に直接申し込みや交渉が出来ます。
幼稚園の教育と保育園の保育、両方の機能を合わせ持ち、内閣府が管轄している施設です。
幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つのタイプに分けられておりそれぞれに特色がありますが、保護者が働いているかどうかに関係なく0歳から小学校就学前のすべての子どもが対象となっていること、預かり時間が長いこと、教育が受けられることなどのメリットが多く、子育て相談や子育ての支援なども行っています。
保育園と幼稚園のどちらに通わせるか悩まれている保護者の方にとって大変人気であり近年増加傾向にある施設です。
企業が従業員に向けて用意した保育施設で、基本的に企業内や事業所の近辺に設置されています。
園によって利用者は従業員のみに限定しているところと、近隣の地域や企業の児童も対象としているところがあります。
保護者は預け先のすぐ近くで働いているので、送迎も便利で何かあってもすぐに連絡がとれお迎えに行くことが出来たり、変則勤務の場合も勤務時間や勤務日に合わせて仕事の間に預けられるといったメリットがあります。
妊娠や出産、子育てを機に仕事を辞めざるをえない女性がまだまだ多い日本ですが、このような取り組みをする企業が今後どんどん増えてくれることを願います。
主に病院に勤務する医師や看護師などの医療関係者の職員が利用できる保育施設です。
24時間365日体制で病院勤務の保護者に対応できるよう稼働している為、小さいお子さまがいながら復職し夜勤などが必要なお母さんにとっては仕事をしている間も安心して預けられる大変心力強い施設ですね。
お子さんが体調不良となっても院内(または近隣)にある為すぐに看てもらいやすい環境というのも安心できるポイントです。
認可保育園の基準は満たしていない保育施設は無認可保育園(認可外保育園)と呼ばれます。無認可という響きから良くないイメージを持たれる人も多いかと思いますが、実際認可保育園の基準は非常に厳しく、施設の広さが少し足りないだけでも無認可となってしまうことがよくあります。つまり認可外だからといって劣っているとか、保育の質が悪いという事では決してありません。
無認可保育園のメリットとして、認可保育園のように保護者の就労等保育園に預ける理由は必要ありませんし、夜間や休日なども開園している、保育園によって英語や音楽、スポーツといった教育に力を入れて実施しているところも多くあり、サービス内容や様々なニーズによって園を選ぶことが出来る点があげられます。
ベビーホテルも無認可保育園の一つで、24時間保育や一時保育などを取り入れています。
係る金額や保育内容、設備は園によってかなり幅がありますので、必ず施設案内や事業について確認し、可能であれば見学なども行っていただくことがおすすめです。
対象者は3歳以上の子どもとなり、日中の4時間前後という短時間保育が基本となります。
保育ではなく小学校就学前の幼児教育を行うことが目的となりますが、別途料金を払うことで通常の預かり時間終了後も夕方まで延長保育をお願いできる幼稚園も増えています。
保育士や幼稚園教諭、看護師などの資格を取得していたり、専門の研修を受けたシッターが契約したお客様の自宅に訪問しお子様の日常生活に関する補助や保育を行う民間サービスです。
シッターによっては家庭教師のように音楽やスポーツ、語学などの教育を行うことも可能なので、保育プラス習い事の要素を安全な自宅で行えるというメリットがあります。
また、30分や1時間といった短時間利用や丸1日8時間の利用、土曜日、日曜日、祝日、年末年始などの利用、その他お子様の送迎や病児・病後児保育、産前・産後ケア、家事代行など様々なサービスを提供している事業者も多く、新型コロナウイルス感染症による働き方の多様化により2021年現在東京などの都市部では特に需要が増え、サービスを拡大している傾向にあります。
子育て中の皆様をサポートするサービスがいっぱいのベビーシッターはお得に利用できる助成などもありますので、是非お気軽に利用いただきたいと思います。