実家・義実家に頼れない私がワンオペ育児を乗り切った方法

2022年5月26日

子育て

現在、3歳になる娘が居ます。
実家と義実家とは絶縁状態なので、頼れる人がいませんでしたが、ワンオペでも色々工夫して乗り切ってきました。

育児のワンオペは、
本当に苦しいもので、
自分の体調が悪い状態だと
最悪、親子で共倒れしてしまいます。

自分の体調不良の時、
自分の代わりに面倒を見てもらえるようなサポートを
準備しておくかどうかで
随分違ってきます。

私がサポートを利用して、
乗り切った方法を
時期に合わせてご紹介しますね!

産後~産褥期までの間のサポートとは

産後をお話する前にですが、
私は、妊娠中は重度妊娠悪阻になってしまい、自宅で寝たきりの生活を余儀なくしていました。

この時、
こんな体力の状態では育児なんか、到底出来ないと確信しました。
ですが、私には周りに助けてくれる親族もいない。
しかしながら、育児は待ったなしです。
そこで、育児を助けて貰えるような外部のサービスを探そうと考えました。

まだ、産まれる前だったので、産後の状態もわからず、
具体的にどんなサポートが必要になるのかわかりません。
そこで、市の子育て課にどんなサービスがあるか聞いてみることにしました。

まず、紹介してもらったのは、
ファミリーサポートです。
このサポートは、
援助してくださる方を紹介してもらい、
自宅に来てもらって、育児サポートをしてもらうサービスです。
主に赤ちゃんの見守りを行うというものでした。
授乳やオムツ替え、一緒に遊んでくれるサービスとなります。
赤ちゃんを見てもらってる間は、私は別室で、自分の体を休めたり出来るのかなと思いました。

ファミリーサポートを利用する時は、
入会説明会を事前に受ける必要がありましたので、
産前に説明会の開催日を確かめて、説明を受けに行きました。
説明会では、援助する方が出来る具体的なサービス内容や出来ないサービスについての詳細を教えてもらいました。

その他に紹介してもらったサービスは、
NPO法人の子育て支援団体です。
こちらは、家事援助と子育てをサポートしてくれるサービスです。
こちらの団体は、ファミリーサポートでは受けられない家事援助や沐浴のサービスをしてもらえるということでした。

そして、迎えた産後です。
産院から自宅に帰ってきて、
まず感じたのは、寝不足により体力が全然戻ってないこと。
そして、今まで産院でサポートしてくれた人がいなくなってしまった孤独を感じました。
自分が思い描いてたハッピーな子育てイメージとは遠く、
毎日が不安に押しつぶされそうでした。

それに加えて、考えもつかないような体のトラブルに見舞われました。
産後間もなく、手首の腱鞘炎になってしまった事です。
産後によく見られる症状なのですが、
赤ちゃんの抱っこも、手首を動かすだけで激痛で、抱き上げることすら出来ないのです。
そして、痔の悪化です。
立ち上がる度にこれまた激痛でした。

オムツ替えも沐浴も
赤ちゃんを支えるようなお世話が出来ず、
この世に、こんな母親いるんだろうかと疑うくらい世話が出来ない。
特に、沐浴は首のすわらない赤ちゃんを支えながらの洗体なので、
この動作が手首の激痛により全く出来ませんでした。

ファミリーサポートは、
沐浴は不可と聞いていましたので、
これはNPOの子育て支援の援助の方が必要だなと思い、早速申し込んでみようと思いました。

ただ、ここで
一番心配に思ってしまったのが、
自分と相性の合う方と会えるかどうかという部分です。

会ってストレスになるようでは本末転倒ですし、
こんな気持ちを素直に伝えたところで、
どうなるのかなと不安に思っていました。
そんなわがまま聞いてもらえる訳がないんじゃないかと思ったのです。

それでも、激痛を我慢することは出来なかったので、
とりあえず電話して、私の体の状態を伝え、やってもらいたいサービスと、一番気になっている援助してくださる方との相性について訊ねてみました。

その時は、NPO法人の責任者の方が対応してくださったのですが、
まず、沐浴は勿論、家事全般の希望あれば出来ますよ!ということでした。
そして、気になっていた援助者との相性については、
「遠慮なく言ってください!合う合わないは仕方のないことですから。出来るだけ合うような人に変更していきます!」
との回答を頂き、ホッとしました。

まずは、一度会ってみてから
決めてみては?
と言われて、その週に会うことになりました。

責任者と援助者の方が私の自宅に来てもらって、3人で面接をしました。
産後のテンションなので、
自分の情緒も不安定だったのですが、
責任者の方もしっかりと丁寧にお話を聞いてくださる方でしたし、
援助をしてくださる方も、とっても優しそうな方で、
“なんだか安心して任せそう!”
と思わせてくれるような雰囲気の方でした。

聞けば5人の子育てが落ち着いたので、その子育ての経験を活かして、ここで働き始めたとのこと。
明るくチャキチャキとした人柄がとても魅力的に感じ、
是非!とお願いすることにしました。
実際に沐浴をしてくださったのですが、
沐浴のやり方一つにしても、
私は、なるべく赤ちゃんが自分が見えるところでやってほしい気持ちがあり、
風呂場ではなく、居間でやってほしいとお伝えしたところ、
快く応えてくださいました。
最初の頃は、不安だったので、私が見ている中で赤ちゃんのサポートするようにしてくださいました。

私が、情緒が不安な時には、
話を傾聴してくださり、
「産後は、無理しない方がいいよ。自分一人で抱え込まないで、お父さんにも手伝ってもらえることが増えるといいね。」
と、アドバイスをくださり、自分の不安な気持ちを知ってもらったことで、肩の荷が降りた気持ちになりました。

この家事援助と育児サポートは、
1時間1600円でした。
1時間内であれば、何をやっても要望に応えて貰えるということでした。
例えばですが、
調理は備えてる材料からできる料理を考えて作ってくれます。
勿論、希望の料理をオーダーしても作って貰えます。
掃除も要望する場所であれば、
トイレ・浴室等も可能です。
洗濯も買い物もお願いできます。
育児では、沐浴以外だと授乳もオムツ替えも遊び、散歩もお願いできます。

私は体の調子が悪い時は、
上記のサービス内容を2時間かけて全てを行なって貰いました。
ここまでやってもらえると、
1日のんびり過ごすことができ、赤ちゃんの簡単なお世話だけに専念できるので、本当に楽に思えました。

産後当初は週に4回、
1時間~2時間を目安に来ていただきましたが、
この期間は精神的にも
「来てもらえる安心感」があり、
申し込んで本当に良かったなと思いました。

産後は、頭もうまく働かず、
産まれたての赤ちゃんの育児にプレッシャーで気持ちがいっぱいになります。
サービス利用の発想すらもつかなかったかも知れませんが、
今回、産前に自分の地域のサポートにどんなものがあるか、知っておいて良かったなと思いました。

自治体によっては、産後ケアにかなり充実したサービスもあるようで、
隣の市では、指定した助産院や病院で1週間宿泊出来るサービスがありました。
このサービスは母子共に一緒に宿泊が出来、母乳ケアや育児の相談や母体の状態が良くない時は、赤ちゃんのお世話を手伝ってくれます。

そして、自治体からの補助金も出してもらえるのです。
1日幾ら~という感じで宿泊した日数計算が補助金の金額になります。
例えばですが、
1泊1万円の助産院に対して、補助金は1泊5000円出すというものでした。
つまり、実質5000円で1泊出来るということです。

私の自治体にはなかったのですが、万が一の事を考え調べてみましたら、
産後ケアをしている民間の助産院がありましたが、かなり高額で1泊30000円。

これはなかなか手が出せないな、と思いました。
補助金が支払われる自治体がとっても羨ましく感じました。

しかし、
産後の状態によっては、
個人差があり、
私のように、在宅育児はギリギリ可能だけど、助けが必要なタイプの人もいれば、しばらく宿泊した方が良い方もいらっしゃると思うのです。
産後のお母さんの状態に使い分けて、
サービスを利用するのが一番良いのかなと思います。

産後は、ホルモンのバランスも崩れ、思ったように考えにくいこともあるので、産前に地域にあるサービスを見つけておくのも良いかもしれませんね。
そして、実際の産後の状態に合わせてサービスを選択することをおすすめ致します。

3ヶ月~8ヶ月、夜寝ない赤ちゃんを目の前に産後うつの兆し
サポートを利用し乗り越えた方法

産まれてから2ヶ月間の娘は、
昼夜ともに眠る時間も多く、
泣き声も、そこまで声も大きくなかったように感じました。
産まれて間もないので、腹に力が入らないのか、
泣き声もふにゃふにゃと言った感じで、聞いていても圧迫感がありませんでした。

しかし、3ヶ月経ったあたりから、
夜間の泣き声が大きくなり、私はその泣き声に怯えるようになりました。

旦那の帰りも遅く、
夜更けに向かって、激しくなる泣き声を聞くと、孤独感の中でストレスを感じ始めました。

この頃から、
私の体調にも異変を感じ始めました。
全身が痒くなり、皮膚の一部に激痛が走るようになったのです。
その時間帯も、決まって夕方から夜更けにかけてでした。

一度皮膚科を受診はしましたが、
原因不明と言われてしまいました。
他院にも行きましたが、
原因がはっきりしないので、
薬すら貰えませんでした。

しかし、痛みに耐えられず、
今度は内科を受診し、
「眠れないほどの痛みです。」
と伝えると、かなり強い痛み止めを処方してもらいました。
そして、その内科の先生に、
「産後は、原因がはっきりしない症状が見られることがある。産後うつの一種かもしれないと」
と言われたのです。
しかし、
その後もやはり夕方から夜更けにかけて、
理由がはっきりしない不安が押し寄せて、眠りにつこうとする時には、
金縛りのように体が硬直して起き上がれなくなったのです。
娘が隣で寝てるのに、
夢の中では、娘が息をしてないような悪夢を何度もみてしまいました。

こうなると夕方から朝方まで、
娘の呼吸が気になって、
全く寝れなくなりました。
ずっと娘の息に聞き耳を立てているような感じです。
そして、普段ならなんでもないような音が不快に感じてしまうという、聴覚過敏になっていました。

日常で出るようなお皿同士がぶつかる音や旦那の咳も、耳に突き刺さるように聞こえるのです。
これも、娘の吐息を集中して聞こうとし過ぎたからなのかな?とも思いました。

娘も私と同じく昼夜逆転となり、
夜間の泣き声の方がどんどん激しく不機嫌となり、
夜は2人揃って、ほとんど寝てないような状態になりました。
授乳しても、抱っこしても眠らずに、
益々私も眠れない。
もしかしたら、私の夜間の緊張が娘に移ってしまったのかもしれません。

どうにかこの状況を改善したかったのですが、
なかなか打破する方法が見つかりません。
精神科に受診して、眠れるような薬をもらえばとも考えましたが、
授乳中だったので、それも断念するしかなかったのです。

そして、この頃、
母乳育児というのが私にとって、最も重いプレッシャーでした。
そもそも、母乳だけでは娘の体重がほとんど増えてないのです。
少し足しているミルクに何故か罪悪感を感じてしまうのです。
でも、足さないと体重が増えないので、思い切って、
ミルクに切り替えた方がいいのかなと迷っていました。
自問自答しても答えが見つからず、
新生児の頃から育児サポートに来てもらっていた、
NPO法人の育児と家事のサポートをお願いしている方に、胸のうちを聞いてもらいました。

昼夜逆転している事と私の体について相談してみたのです。
サポーターの方から、
「昼夜逆転は、体やメンタルにとってすごくストレスよね。
まずは、お母さんの休める時間が作れるのが一番いいと思うんだけどね。
うちの事業所ではないのだけど、日中に赤ちゃんと遊んでくれる事業所があるよ!
その間はお母さんの体が休めるよ!」
と赤ちゃんの子守りを専門にしている事業所を教えていただきました。

その事業所は、
自宅に来て、
保護者がいるところで、日中赤ちゃんと遊んでくれるというサービスです。
保護者は、その間体を休めたりすることが出来ます。

確かに赤ちゃんの昼夜逆転が治れば、
私も夜が眠れるんじゃないかと思い、すがる思いで電話をかけてみました。

この事業所は、
市のファミサポの元になった民間の保育サポートの事業所で、
元保育士さんや産後ドゥーラの認定資格を取得された方がサポーターとして在籍されてました。

沐浴や家事援助は行っていませんが、
赤ちゃんと遊ぶというのを主体としており、
1時間800円という破格のお値段です。

一度、責任者の方と担当となってくださる方が自宅に来てくれて、私と面談をしました。
何に困っているのか、具体的に聞いて、私と娘がどんなふうに過ごすのが良いのかを決めてくださいました。

一番困っているのが、
この昼夜逆転であることと、
産褥期は過ぎているのに、身体の不調が治まらない事、母乳育児にプレッシャーを感じる事を伝えました。

自分が何を希望としてるのかを話し始めた時、
初めて自分が何に悩んでいたのかを知った気がしたんですよね。

責任者の方が、
私のペースに合わせてゆっくり話を聞いてくれたことが、
自分の本心に気付かせてもらったのかもしれません。
久しぶりに自分のペースに合わせてくれたことにありがたく感じ、
ようやく本来の自分の気持ちを知ることが出来た気がしました。

そして、なんとかこの状況を打破したいことを伝えたら、
「お子さんを心配するからこそのプレッシャーだよね。昼夜逆転は、赤ちゃんが日中起きてられる時間を作れたら、治るかもしれないよ。」
「お母さんの体の不調は、確かに寝不足から来てる部分もあると思うから、体を休めることに集中する時間を作ってみましょうか。」
「母乳育児も大切たけど、お母さんの体も気持ちも大切だと思うよ。」
と、私の気持ちに寄り添ったアドバイスをくださいました。

そして、担当者の方からは、
「お母さんの状態に合わせて、時間を調整します。」
「休みたい時は、隣の部屋で横になってくださいね。
もし赤ちゃんとの様子が気になるようであれば、モニターで確認してもらっても構わないですよ。」
と言っていただきました。

1週間に3日ほどお願いして、来てもらった日は、私は隣の部屋で寝かせて貰いました。

来てくださったサポーターの方の娘に話しかける声を聞きながら、
ようやく安心して体を休めることが出来ました。
あやすのがとても上手な方で、
優しい語り口を聞けば、何をしているのかが手に取るようにわかり、
結局、モニターも使用せずに
リラックスした時間を過ごさせて貰いました。

毎回沢山の絵本を持ってきてくださって、娘に読み聞かせてくださっているようでした。
優しい口調で話しかけているようすを聞くと、私も緊張がほぐれました。
一度リラックスしたことで、
自分を見つめ直し、
ようやく張りつめていた気持ちにも気が付くことが出来たのです。

母乳育児にこだわり過ぎて、
頭がいっぱいになっていましたが、
自分の体質もあるし、娘の体重を最重視するなら、
ミルクに切り替えてみようとようやく踏ん切りがつきました。

2ヶ月お世話になった頃には、
何も考えられなかった思考回路も段々と改善してきました。

体の不調が酷かったあの時期は、
今思えば、産後うつだったと思うのです。

そんな状態に気がつけずに、
自分の殻に閉じこもってしまっていたのですが、
紹介して頂いた、子守を専門とするサービスに出会い、
心の内を話したり、
一度自分の体と向き合う機会を持つ事で、
随分と気持ちも体も楽になったように感じます。

産後うつの状態になると、
上手く考えられず、
こうなってしまったのは、
自身の体質がいけない、
根性が足りないから、
何かあったら、全責任は私にあるというネガティブな感情ばかりを作り出していました。
ですが、自分の体と向き合う時間を作ると、
自分がどれだけ抱え込んでいたかの重さがわかります。
自身だけでは、限界があることも分かりました。
自分だけが赤ちゃんを守らなくても、
その代わりをしてくれるサービスを利用する事で、
もう一度、自分を立て直すのに重要な機会になったと思うのです。

そして、娘の昼夜逆転ですが、
午前中の早い時間から、
娘の子守りをしていただくこのサービスを続けて半年かからずに、
夜間は授乳時間以外はほとんど泣かずに、眠ることが出来るようになりました。

私の体調も随分と整い、
原因不明な皮膚の痛みも改善し、ようやく自分のペースを掴むことができるようになったのです。

子守りを主体とするこのサービスは、
お子さんだけでなく、お母さんの体調を整えてり、
精神的な支えになるので、
是非選択肢に入れていただきたいサービスだと思います。

〜自我が芽生え始めた我が子が言うこと聞かない!
保育園に入れなかった期間の地獄
心折れそうになった時に利用したサービスとは〜

娘は1歳で申請すれば
保育園に入ると思っていたのですが、
希望が通らず、待機となってしまいました。

その頃から、
イヤイヤ期が始まり、
何をやっても拒否されて、事が進まなくなりました。

オムツ替え1つとっても泣き叫び、
取り替えるのに1時間近くかかったり、
ご飯が上手く食べられずに、
スプーンが宙を舞いました。
お風呂にも、
まともに入ることも出来ない日が出てくるようになりました。

そして、娘の考える要求が具体的になってきたようで、
棚の上を指して、
お菓子を取って!
テレビを指さし、
チャンネルを変えて!
と起きていれば1日中
要求します。

まだ、言葉でしっかり伝えられないため、間違った解釈をすると益々怒りだす始末。
とにかく要求が通らなくなると、通るまでギャン泣きするのです。

こうなると私がゆっくり座ってる時間はなくなってしまいました。

自分のやりたい気持ちが増えてきたのだと思うのですが、
やりたい事が思うように出来ないようなジレンマが着火剤になるのです。
そして、一度泣き出したら止まりません。

1歳を過ぎた頃から娘の体力も付き、
抱っこしてなだめても、
体を仰け反し、より一層強く泣いてしまいます。
こうなるとこちらの体力が持たない状況になってきました。

買い物も、お店のショッピングカートに大人しく乗る訳がなく、
降りたい、歩きたい、抱っこして欲しいのループを連発し、
買うべきものの半分も買えずに、
帰ることもあり、
買い物に行った意味もなくなりました。

言葉で伝えても分からない時期ですし、
かといって、毎回怒っても可哀想で、どう扱っていいのかわからず、
上手く誘導できないことが、私のイライラを募らせました。

時には、理由がなくても何もかも嫌になるようで、
本人も何に泣いているのか分からない状態となり、
母娘で一緒に泣く始末。

私の我慢不足なのか、
対応が下手なのか、
1日泣いている状況が続きました。

旦那が居る時は、そこまで思い詰めることはないのですが、
1日中、一人で娘の泣き声を聞いていると、イライラは次第に落ち込みに変わり、娘と2人で一緒にいることが苦痛となってきました。

時々、泣いてる娘を置いて、
風呂場に逃げ込むこともあり、
そこでひっそりと泣く事もしばしばありました。

限界に近づいたある日、
公園でいつも会うママ友に、
娘の癇癪のようなイヤイヤ期に参ってしまった事を伝えました。
ちょうど同じ歳の子を持つママ友で、
「わかる、わかる、うちも一緒!!」
「何やってもダメなんだよね、言っても聞かないしね。」
と教えてくれて、互いに同じ状況という事が分かったのです。

そこで、どうやって気持ちを立て直して育児をしているのかを聞いてみたら、
「そういう時、一人で溜め込まないで、人に話して吐き出した方がいいと思う。」
「市で開催している子育てサークルがあって、私は育児で悩んだ時は、そこで相談してるんだ。」
と教えてくれました。

子育てサークルとは、
自治体が運営としており、
子育ての悩みを持つ者が
悩みを打ち明け、
相談したりする交流の場です。

未就園児までの親御さんが多く、参加されてるようでした。

教えてくれたママ友は、
「育児に疲れたり、大人と話がしたい時は、ここに子供と一緒に行って、話を聞いてもらうの。」
「2時間くらいの時間、別室で子供も預かってもらえるから。子供の事を気にせずにお話ができる。」
と言っていました。

子供を預けて、大人同士で話しが出来るサービスなんてあるのかとびっくりしました。
さっそく、市のホームページで開催日を調べてみることにしました。

毎日ではありませんが、
市のホームページを調べると、
「子育てサロン」
「子育て広場」など
様々な場所で予定が組まれていました。

勿論全て全て料金はかかりません。
ただ、子育て相談中に子供を預かってくれる場所と、そうではない場所があります。
イヤイヤ期に疲労困憊していた私は、ママ友に教えてもらった子育てサークルに行ってみることにしました。

そこでは、主催の方と子育て経験のあるサポーター、
相談に来てきたお母さんで、
円になって座って会が始まりました。

一人ずつ簡単な自己紹介をして、
相談者からの相談を皆が傾聴し、
経験者・相談者共に、共感したりアドバイスをするというような流れでした。

相談者の話を聞いていると、
自分が経験しなかった育児の大変さを知りました。

夜驚症で悩むお母さん
定型発達であっても癇癪がひどいお子さんの話、
ご飯をほとんど食べずに体重が増えない子、
一人で遊べずに、ずっとお母さんと一緒にいないと泣いてしまうお子さん。

そのような悩みを聞き、
悩みは違うけれど、
皆、それぞれの悩みに奮闘している様子が伺えました。

話を聞いてるうちに、
孤独の中で戦っているのは私一人じゃないのだな、と気付かされました。

そして、私の悩みであるイヤイヤ期の対応と
娘の癇癪で買い物が出来ないについての悩みですが、
サポーターの方からは、
・イヤイヤしていても、ほっといても大丈夫!機嫌が治ったらまた関わればいい!
・お母さんもリフレッシュが必要だと思う。一時保育を使ってみては?
・買い物はネットスーパーで注文すると一緒に行かなくて済むよ!というアドバイスを頂きました。

一時保育のオススメの保育園も
何件か教えていただき、
地元ならではの情報が頂けました。
自分がネットでリサーチした保育園の情報より、実際に聞いた情報の方が聞きたいことが聞けて、わかりやすかったです。

会に参加した事自体も良かったですが、
一度娘と離れる時間が作れたのは、リフレッシュになって良かったです。
例え2時間でも、離れたことで
気持ちを立て直せた気がしました。

会の終盤では、
主催者の方が、
「0~2歳までは、お母さん方は24時間目が離せずに、気が付かないかもしれませんが、ずっと気を張っている状態です。」
「核家族となり、お母さん1人でお子さんを見なければいけなくなったからです。」
「本来子育ては、皆で育てるという共同養育が基本であったはずなのに、現在ではお母さん一人に負担がかかってしまっています。」
「一人で背負わず、周りの人と一緒に育てるという意識を持ってくださいね。」
と語ってくださいました。

「元々子育ては、共同養育であったはず」
という言葉はとても納得がいくものでした。
母親一人での子育てには、
いろんな意味で限界があり、
お世話やイヤイヤ期の対応、
24時間見守り続けるという負担以外も
誰かと一緒に育てたいという気持ちが強くあったのに、それが出来ないフラストレーションがあったのだと思います。

皆で育てたいのに、できない育児は、
孤独に感じたり、
喪失感のような悲しみの感情が、
襲うのです。

主催者の方が仰る通り、
誰かと一緒に育てる機会や
話す機会を定期的に作ることは、
育児のためにはとても重要だったのだなと思います。

その後、私は色々な子育ての会に参加し、
自分の話や他のお母さんとのコミュニケーションを取ることで、
随分と育児に対するモチベーションが上がりました。

子育てのおかげで、
周りの人との関わりが築けるのだと、考え方を変えたからだと思います。

イヤイヤ期は大変ですが、
話す機会や一時保育の予定を立てて、定期的なリフレッシュ時間を作ることで、
受け止め方が変わってきました。

もし、
イヤイヤ期のワンオペ育児で疲れたら、
お母さんの気持ちが話せるような
子育てサロンを利用したり、
お子様を一時保育で預けたりして、
お母さんのリフレッシュ時間を作ってほしいなと思います。

最後に

保育園に正式に入園するまでのワンオペ育児は想像以上に大変でした。
ですが、
自治体を基盤とするサービスを利用させていただき、
随分と気持ちの面は、楽になったと思います。

子育ては、母親一人で担うものではなく、周囲の人の助けは必要不可欠です。
子供も母親だけでなく、周囲からの愛情を受ける事で、より豊かな人間形成を築きます。

子育ての辛さを楽しみに変えられるよう、手を差し伸べてくれる周囲の助けを存分に掴んでほしいと思います。

読んでくださった方の育児が、
少しでも楽しみに繋がればいいなと願っております。

 

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