車大国!群馬県前橋市でのワンオペ育児

2022年3月26日

子育て

1章 車大国での育児

私の住んでいる群馬県では、1人1台車を所持しているのは当たり前と言ってよいほどの車大国です。
大半の人は、高校を卒業したと同時に免許を取得します。
そして群馬県内に進学または就職をした人は、この時点で車を購入し、大学や職場への通勤通学に車を使用します。
しかし、私は東京の専門学校に進学したため、免許を取得したと同時に全く乗らないまま“ペーパードライバー“となりました。
そして、東京で2年間学び専門学校を卒業し、20歳で群馬県内に就職をした際に車を購入しました。
教習中からあまり上手ではなかったのに、更に2年間ペーパードライバーになった結果、
私は運転がとても苦手になってしまいました。
通勤には車を使用していましたが、友達と遊びに行く時には友達の車に乗せてもらい、極力運転をしなくてもよいように避けてきました。

それから13年。
毎日乗っているにも関わらず、今も変わらず私は車の運転が苦手です。
車線変更や幅の狭い道路などはいつになっても上達しません。
そんな私が23歳の時です。
結婚をし、出産しました。
出産したからにはもう、運転が苦手だからと言って他人を頼っていては生活できません。
まず、退院して自宅に帰るために車に子供を乗せて帰らなければならないのです。
そして退院してからも検診や買い物等、子供を車に乗せて行動しなければなりません。
こうなると、もう苦手などと言っている暇はありません。
コンビニやスーパーに行くにも車。
公園に行くにも車。
病院に行くにも車。
とにかくこの車大国群馬県では、車がなければ子育てはできないと言っても過言ではないでしょう。
運転が苦手でもなんでも運転しなければどこにも行けないのです。
そんな生活のため、運転が苦手な私でも毎日子供を乗せて運転をしています。

乳幼児を車に乗せるには“チャイルドシート”に乗せることが義務となっています。
一般的に、東京や交通の便が良いところでは出産準備品の優先度としてはチャイルドシート<ベビーカーとなりますが、群馬県では、チャイルドシート>ベビーカーです。
群馬県では、一番初めに準備をしておかなければならないもののひとつです。
逆に、ベビーカーは出産後に購入する人が大半です。
むしろ、大型施設やスーパーには貸し出しのベビーカーやベビーカートもあるので、
なくてもどうにかなってしまいます。

子供を乗せて運転すると簡単に言いますが、その責任は重いです。
自分以外の大切な命を乗せて走るには最善の注意をはらわなければなりません。
“運転が苦手な私”にとって子供を乗せて運転をすることは実にハードルが高いことです。
曲がり角や交差点では必ず2回は確認することはもちろん。
歩行者や自転車の近くを通る場合は、必ず一度止まって、その後徐行をします。
子供を乗せて事故をしてしまったら…と考えるだけで恐ろしいです。
そんな運転の苦手な私が、この車大国で育児をしていくために行っている5つの対策をご紹介します。

① 軽自動車に乗り換えたこと。
→まず初めに私がしたことは、車を軽自動車に乗り換えたことです。
主婦が日常生活で行く場所は、スーパーや病院、保育園の送迎は大部分をしめます。
軽自動車なら狭い駐車場でも比較的楽に止めることができますし、多少細い道でも大きい車よりは比較的楽に通ることができます。
最近では軽自動車でも、子供を乗せるのに楽なスライドドアや中が広いものがたくさん出ているため、我が家には子供が2人いますが、荷物がたくさんあっても余裕を持って乗ることができています。
家族で出かける時はファミリーカーを使用しますが、日常生活で使用するには
軽自動車の方が小回りが利き、運転の苦手な人にはメリットが多いです。
そしてなんと言っても、ガソリン代や車検も安くすみ、家計にも優しいです。

② あらかじめ目的地までのルートを考えておくこと。
→ただでさえ子供があれこれしゃべりかけてきたり、子供の行動を気にしながら運転をしなければならないのに、それに加え、道のことまで考えることは私にとってはとても危険なことです。
そのため、どのルートを通ったら一番安全で、かつ簡単に早く目的地まで行くことができるか、あらかじめ考えてから家を出ます。
混んでいてもよっぽどのことがない限り考えているルートを変えることはしません。
運転中は、運転のことだけを考えれば良いようにしたいのです。
また、道の分からない場所に行くときは、カーナビを設定し、
出発前にだいたいどの道を通って行くのかを地図上で把握してから出発します。
もしくは、道の分からない場所には、自分の運転では行かないようにしています。
無理はしないことが大切です。

③ 車線変更をしなくても良いように初めから同じ車線を走ること。
→運転している中でも、私が最も苦手としているのが“車線変更“です。
そのため、なるべく初めから車線変更の必要がない車線を走るようにしています。
どこかで右に曲がるなら初めから右車線。
左に曲がるなら初めから左車線。
たまに間違えてしまったときは、細心の注意を払って車線変更をします。
あっちこっち車線変更をスムーズにしている車を見るととても羨ましいです。
いつか私も何の抵抗もなく車線変更ができるようになるのか…と思いつつも、危険なことは避けて運転をしています。

④ 大通りを選ぶこと。
→大通りならば道幅も広く、何よりもわかりやすいです。
私は運転も苦手ですが、道を覚えることも苦手です。
大通りなら大きな看板も出ていて、目印もたくさんあるのでとても分かりやすく
ありがたい限りです。
それに、私の場合、細い裏道に入ったら自分がどこにいるのかわからなくなり、余計に時間がかかってしまします。
運転に関しては、冒険はしません。
安全に目的地に着くことだけを考えるようにしています。

⑤ 目的地はなるべく近場を選ぶこと。
→“運転が苦手=運転をしたくない“と言う考えになります。
そのため、なるべく目的地を近くに設定します。
普段の買い物で使うスーパー、急に行かなければならない病院、毎回の送迎が必要な習い事等、全て自分の負担にならない距離の場所ですむようにしています。
ただでさえ時間に追われて育児をしているのに、更に車をとばして遠くに行くということは私にとって無理難題です。
行くだけで疲れてしまいます。
それに、運転する距離がなるべく短い方がガソリン代も安く済むので経済的にも
助かります。

このようにして私は日々過ごしています。
車大国で育児をするには、苦手だから…や危ないから…と言って運転をしないという選択肢はありません。
運転しなければ生活ができないのです。
やるしかないのです。
やるしかないから、自分なりに工夫して車の運転とうまく付き合っています。
それでも、この生活をしているうちにだいぶ上達しました。
まだまだ油断は禁物ですが…。

私は運転が苦手なので、車と共存していくためには様々な努力が必要です。
しかし、デメリットばかりではありません。
メリットもたくさんあります。
多少荷物が多くても自分で持って行動するわけではないので困らないですし、そのまま車の中に荷物を乗せて用事を済ませることもできます。
小さい子供がいる場合は、車の中に着替えやおむつを入れておけば、いざという時に助かります。
少しくらいのお出かけならば、貴重品だけ持って出て、着替えが必要になれば車に戻り着替える、なんてこともよくあります。
また、雨や風が強い日の移動も楽にできます。
特に、保育園や幼稚園の送迎時にはとても役立ちます。
実際に、長男は1歳から保育園に通っていましたが、暑い日も寒い日も車に乗せるところまで頑張れば、あとは快適に保育園まで送ることができます。
帰りに大きな荷物を持ち帰る場合や、スーパーでたくさん買い物をしても、車に乗せてしまえば困ることはありません。
保育園のお昼寝布団を持ち帰る金曜日、洗った布団を持って行く月曜日は、特に車登園のありがたみを感じます。
そして、子供が体調を崩し病院に行く際も、車での移動なら子供は乗っているだけで病院に行くことができます。
最近ではドライブスルーでコロナやインフルエンザなどの感染症の検査を行っています。診察後は、薬もドライブスルーの薬局でもらうことができます。
すべてが車から降りずに完結できるのです。
車大国、群馬ならではのことです。
他にも、飲食店はもちろん、クリーニング店や眼鏡屋までドライブスルーで利用することができます。
子供をチャイルドシートに乗せたり降ろしたりする作業って時間がかかるものです。
その作業なく用事を済ませることができることは、とてもありがたいことです。

車大国で育児をするということにはメリットもデメリットもありますが、ここで育児をしていく以上、運転は一生付き合っていかなければならないものです。
より快適な生活が送れるよう、これからも安全運転を心がけ、車と共存し、楽しんで
育児をしていきたいです。

2章 ワンオペ育児

我が家には子供が2人います。
長男は9歳(小学4年生)、次男は0歳6か月です。
夫は、朝早くに家を出て子供が寝てから帰ってくるため、平日はほぼワンオペ育児です。
私は現在育休中のため、日中も次男と過ごしています。
我が家の長男は4年生と言えど、活発な性格もあってか、急なケガ等が多いため、まだまだ手がかかります。
ちょうど中間反抗期(ギャングエイジ)のため、難しい時期でもあります。
そして、次男もまだ6カ月のため、おむつやミルクに大忙しです。
そんな私がどのようにして毎日過ごしているかをご紹介します。
【1日のスケジュール】
06:30 起床
長男:朝ごはん
次男:おむつ替え、ひとり遊びタイム
07:00 夫:起床
07:30 長男:学校へ
次男:ミルク
07:45 私:化粧、着替え
08:00 夫:出勤
08:30 次男:朝寝
自分:家事
09:30 次男:起床
10:00 次男:離乳食
11:00 次男:昼寝
13:00 次男:起床、ひとり遊びタイム
私:夕食下準備、家事
14:00 次男:離乳食、一緒に遊びタイム
15:30 長男:帰宅、公園または友達の家に遊びに行く
次男:ひとり遊びタイム、散歩
私:夕食準備、家事、次男と散歩
17:30 長男:帰宅、宿題
次男・私:お風呂
18:00 長男:お風呂
次男・私:寝かしつけ
18:45 長男・私:夕食
19:30 長男:自由時間
私:家事
21:00 夫:帰宅、夕飯、お風呂
21:30 長男:就寝
私:家事
23:00 私・夫:就寝

平日は、だいたいこのようなスケジュールで動いています。
ですが、あくまでもこれは何も予定がなく、何事もハプニングがなくスムーズにいった日のスケジュールです。
こんなにうまくいくことは、まずありません。
長男の習い事のある日は、送迎から帰ってくるのは20時頃になってしまうためお風呂屋や夕食の時間もずれ込み、必然的に寝るのも遅くなります。
また、昼間に用事があって出かければ、次男のお昼寝の時間や家事の時間もずれ込みます。
午前…午後…夕方…と時間がたつと共に、できていない家事やかたづけられなかったものがたまっていき、夜になるころには部屋の中はぐちゃぐちゃ状態です。
おまけにやんちゃな犬もいるので、トイレの片づけ、散歩、犬のおもちゃもあっちこっちに散らかっています。
きっとワンオペ育児をしている世のお母さん達もこんな感じで大忙しなのではないでしょうか。
ぐちゃぐちゃになった部屋を子供が寝てから必死に掃除して、残った家事を片付ける。
それが終わった後は自分の時間。
しかし、その頃には疲労は限界でバタンキュー。
これがワンオペ育児の現実です。

そんなワンオペ育児をしている中でも、特に大変なことが2つあります。
1つ目は、お風呂です。
長男はもうひとりでお風呂に入れますが、次男はまだ一緒に入らなければいけません。
自分以外にもうひとり大人がいれば、あとから子供をお風呂場まで連れてきてもらい、洗い終わったら迎えに来てもらい着替えをさせてもらえます。
しかし、ひとりではそうはいきません。
我が家では長男が宿題をしている間に次男をお風呂に入れます。
まずお風呂の準備をし、次男と一緒に浴室に行きます。
そして浴室に準備しておいたバウンサーに次男を乗せ、次男の様子を見ながら自分の体を洗います。
もちろん、ものすごいスピードで。
自分が洗い終わったら次男を脱がせ浴室に連れて行き洗います。
洗い終わったら自分をちゃちゃっと拭き、次男を着替えさせます。
着替えさせたら自分も着替え、お風呂は終了です。
時間にしたらたった20~30分程のことですが、この時間が一番あわただしく、体力を使う時間です。
自分が洗う時間はものの5分程度です。
その間もご機嫌で待っていてくれれば問題ありませんが、夕方は眠いことも多く、たいがい機嫌が悪いです。
脱衣所から聞こえる泣き声に焦りながら洗う毎日です。
また、私が洗うのを待っている間にうんちをしてしまったり、最近ではよく動くようになったのでバウンサーから抜け出してしまって慌てて戻したり…。
ハプニングばかりです。
お風呂から出た後も、自分の化粧水をゆっくりつける暇もなければ、髪の毛を乾かす暇もありません。
そのまますぐに長男の夕飯の準備に取り掛からなければならないため、準備をしている間に髪の毛は自然乾燥されている状態です。
夕方になり疲れているのに、お風呂で更に疲れは増します。

そして2つ目は、次男の寝かしつけの時間です。
次男の寝かしつけは、昼寝のじかんの関係もあり、長男がお風呂に入っている時間に寝かしつけをしなければなりません。
次男が寝てくれないと長男の夕飯にはなりません。
お風呂に入っている間になるべく早く寝てもらえるようあの手この手で寝かしつけをします。
次男はお風呂の時間あたりから眠くて眠くて仕方がない状態のため、幸いにも45分もあればだいたいは寝てくれます。
そして次男が寝たと同時に、私はそおっと布団から抜け出しそのままキッチンへ行きます。
そして長男に夕飯を出します。
次男のお風呂から寝かしつけ、夕飯まではノンストップです。
また、次男の寝かしつけに失敗し、なかなか寝てくれない日は一旦諦め、次男と一緒にリビングに行き、長男の夕飯を出して、食べ終えたのを見届けてから再度次男の寝かしつけをします。
早く寝てくれないと長男が夕飯を待っている。
早く寝てほしいと思えば思うほど焦ってしまうから落ち着いて寝かしつけをしたい。
でも、早く寝てくれないと…。
このように私の心の中は葛藤でいっぱいです。
毎日無事に寝かしつけができ、夕飯を出すとほっとします。
長男に夕飯さえ出してしまえばあとは、昼間にぐちゃぐちゃになった部屋を片付けつつ、残った家事をするのみです。
自分の長男の夕飯の片づけをしつつ残り物をキッチンで簡単に食べて済ませることが多いです。
ゆっくり座って食べればよいのかもしれませんが、私は1秒でも早く家事を終わらせて1秒でも多く寝たいのです。
忙しい時は、全部の家事が終わってから、あれ?私今日夕飯食べてない!と気づくことも…。
残った家事をしている間にも、次男が途中で起きて寝かしつけたり、長男の宿題の分からないところを見たり、翌日の学校の準備のチェックをしたり、やることはなかなか終わらないものです。
そうこうしていると夫も帰ってきて、夕飯を出したり、またバタバタと動きます。
とにかくずっと動いています。

現代では、核家族が増えているため、ワンオペ育児を強いられているお母さん達が多いのが現実です。
昔は、子供は街のみんなで育てましょう!と言って近所の人がみんなで子供を見守ってくれていましたが、今はそのような時代ではありません。
知らない子供に話しかけようものならすぐに通報されますし、子供も防犯ブザーやGPSにて守られています。
気軽に近所の人が話しかけてくれるということも、あまりありません。
また、コロナ過と言うこともあり余計に子育ては密室化しています。
現に、長男の時は児童センターや子育て広場のようなものがあり、ほぼ毎日行って遊んでいましたが、今は感染対策のため閉鎖されているところか多く、次男はまだそのようなところには行ったことがありません。
従って、昼間は家の中で私と2人きりで過ごすことが多いです。
幼い子供と2人きりで家の中にいると、時々むなしくなることがあります。
大人と話したいな…
何も気にせずにひとりで出かけたいな…
そんなことを思う日もあります。
我慢の連続でつい言葉の通じる長男に当たってしまうこともあります。
こうなると負の連鎖です。
ワンオペ育児は孤独です。
無理をしてはいけない、と言いますが、無理をしなければ生活がまわらないことが事実です。
お母さん達はみんな無理をしています。
無理をしないことは無理です。
だからこそ、自分以外の大人が家にいる時は、その人に甘えることが大切だと思います。
各自治体の子育てサービスを使うのも良いと思います。
一時保育を利用して少し子供と離れるのもありです。
ワンオペ育児をしているお母さん同士が助け合うこともひとつの方法です。
無理をしないことは無理ですが、時には自分を甘やかすことがワンオペ育児を乗り切るコツだと思います。
現に私も、疲れて今日はもう何もしたくない!と言う日があります。
そんな時は、夕飯はテイクアウトやお惣菜にしたり、家事も翌日にまわしたり、適度に手を抜いています。
また、ご褒美にスーパーで自分用にスイーツを買ったりもします。
ワンオペで育児を頑張っている上に、家事や仕事まで完璧にこなそうとすることは、自分の心の健康によくありません。
絶対にいつか自分が壊れてしまいます。
そうならないためにも、楽に考えて、育児を楽しみながら日々過ごしています。
“ワンオペ育児”という言葉を頻繁に聞く現代ですが、本来はあってはならない言葉だと思います。
なるべく多くの大人がみんなで子供を育てている。
そんな時代が来ることを願いながら今日も子供の笑顔の為に頑張りましょう。

3章 様々な施設や子育てサポート

育児をしていく中で、自分の力だけで育児をしようと思うと、体力的にも精神的にもとても辛いものです。
ひとりで頑張りすぎてしまうと産後鬱や育児ノイローゼにもつながります。
そのようなことにならないよう、誰かと一緒に育児をしたいものです。
しかし、現代では核家族が増えたため、ワンオペ育児をしなければならない環境の方がとても多いです。
ワンオペ育児をしていると、時にひとりではどうすることもできないことがあります。
他にも、少しの時間で良いから子供を見ていてほしい…疲れてしまったのでリフレッシュしたい…と思うことがあります。
そんな時に助けてもらえるサービスが街中にはたくさんあります。
これらを知って、活用しながら育児をするのとしないのでは、かなり違いがあります。
サービスを使わないにしても、知っておくことにより逃げ道があるような気がして精神的にも楽に過ごせるのではないでしょうか。
そのために、様々なサービスを大きく4つに分けてご紹介していきます。

① 児童センター、子育て広場
私たちの住む街には必ずと言ってよいほど、近くに児童センターやコミュニティセンターのようなものが設置されています。
そこでは、子育てに関する催し物や、子育て広場を開催しています。
子供と一緒に出向いて季節にあった制作物を作ったり、ヨガやベビーマッサージ教室などが行われています。
また、子供の遊べる部屋が用意されており、そこにはおもちゃや遊具がたくさん置いてあり、自由に遊べるところもあります。
場所によっては、保育士さんや近所の方が絵本を読んでくれたり、劇をして楽しませてくれるところもあります。
そして、このような施設はたいがい無料で利用できます。
しかも、誰でも利用できます。
(ヨガやマッサージ教室は、多少は費用がかかるかもしれません。)
気軽に利用するには一番ハードルが低いサービスではないでしょうか。
もし、近くにあれば、ぜひ足を運んでみてください。
実際に私自身も、長男を出産してからは、ほぼ毎日のようにこのような施設に遊びに行っていました。
幸いにも私の住む地域にはこのような場所が多くあり、その日の催し物や天気などによって行く施設をかえて、子供は毎日いろいろなもので遊ぶことができました。
たくさんのおもちゃや本で、子供にとっては飽きることなく楽しめます。
次男はコロナ過ということもありどこも閉鎖中のため利用したことはありませんが、施設が使えるようになったらぜひ利用したいと思っています。

② 地域の子育てサポート
ワンオペ育児に奮闘しているお母さんや、初めての育児に不安を抱えながら子育てしているお母さん達に向けて、各地域にはたくさんのサポート体制あります。
私の住んでいる地域には、子育て相談や、子育て教室、習い事の送迎等を行ってもらえるサポートがあります。
また、育児サポート施設として、何時間か子供を見ていてもらい、その間にお母さんは睡眠をとれたり、好きなことができるという家もあります。
各自治体のホームページなどで調べると様々な用途のサポート体制があります。
ワンオペ育児に疲れたお母さんや、どうしても大人の手が借りたい場合はこのようなサポートを利用することもひとつの方法です。
しかし、このサポートを利用するためには、登録や事前予約が必要となってきます。
利用を考えている場合は、よく調べて、スムーズに利用できるようにしておきましょう。
また、これらは地域のサポートのため、比較的安価な費用でサポートを受けることができます。
私自身はまだ利用したことはありませんが、私の知人はこのサポートを利用して、上の子の保育園の送迎をしてもらっています。
自分の利用条件に合った信頼できる方を選ぶことができるため、安心して頼めると話していました。
また、サポートする側の仕事をしている知人もいます。
その方の話を聞くと、サポートをする人は事前にきちんと研修を行い、サポートする家庭の状況や子供の状況を詳しく理解してから、安全にサポートできるような体制で仕事をしている、とのことでした。
いざ、サポートして欲しいと思ったときに、すぐにサポートを受けることができるように登録しておくとよいでしょう。

③ ベビーシッター
上記の2つに比べると少し費用もかかり、ハードルが高いような気もしますが、ベビーシッターを利用すれば、子育てに関してのプロに頼むことができます。
もちろん安心して頼むこともできるし、その間にお母さんは違う用事を済ませることもできます。
また、プロに頼むことで、こういう時はどうすればよいのか…うちの子、こんなことがあるけど大丈夫かな…と普段不安に思っていることも聞けます。
育児のプロはたくさんの子供たちを見てきています。
良い答え聞けて悩みも解決することができ、更に子供もお世話してもらえ、一石二鳥です。
“ベビーシッター“と聞くと、お金持ちの家の人やとても忙しい人が利用するものなのでは?と言うイメージもありますが、最近ではそんなこともありません。
もっと気軽に利用できるものが増えています。
地域のサポートから比べると、個人で事業を行っている方が多いため、多少費用は高めにかかるかもしれませんが、“プロ”に頼めるということを考えれば、そう高く感じることもないのかもしれません。
しかし、ベビーシッターを利用するためにも、登録や事前予約が必要となってきます。
あらかじめ日程や曜日が分かる場合は、こちらも登録をしておくと良いでしょう。

④ 保育園・こども園の一時預かり保育
保育園やこども園では、早いところで生後6か月前後から一時的に預かって保育をしてもらえます。
園に登録をし、何回か慣らし保育をしてからの利用になるため、ほかのサービスより少し時間はかかるものの、とても便利なものです。
利用したい前の月に翌月の利用予約をしておけば、その日は園で子供を預かってもらえるので親はフリーで動くことができます。
私自身も、長男が8カ月の頃から利用していました。
初めは、短い時間で慣らし保育をし、大丈夫そうであれば次からは一日みてもらえます。
朝、園に子供を預け、子供を連れて行けないような場所や済ませなければいけない用事を片端から済ませることができ、とても助かっていました。
時には、リフレッシュもかねてランチをしたり、美容院に行ったこともあります。
そんな小さな子供を預けて可哀そうに…と言われることもありましたが、子供にとっても普段と違う楽しいことがたくさんある園での生活は楽しかったようです。
自分自身にとっても子供にとっても良いことだらけでした。
初めの手続きさえ突破してしまえば、一時預かり保育は本当に良いことばかりのため、次男がもう少し大きくなったら利用を考えています。
ただし、園によって預かってもらえる月齢も違い、保育の内容も違うので、しっかりと下調べをしてから納得のいく園に頼むようにしましょう。

コロナ過で子供と大人が一対一で部屋の中にいると息が詰まることがあるでしょう。
そんな時にこれらのサービスを上手く使うことにより、息抜きになり、また育児が頑張れるのではないでしょうか。
“ひとりで育児をする”と言う考えは持たずに、どんどん他の人の手を借りて育児をすることを心がけましょう。
子供も親以外の誰かと過ごし、接することにより、新たな刺激を受けることができ、成長します。
また、他の子供と接して社会性を学べ、友達ができ、より楽しい毎日を送ることができます。
我が家の長男は、小さなころから毎日私以外の誰かに必ず会っていたこともあり、人見知りもなく、誰にでも話しかけることができたり、誰とでも仲良くなれるような性格に育ちました。
学校でも友達がたくさんいて、毎日楽しそうです。
その子個人の性格もあると思いますが、小さなことからたくさんの人と触れ合う機会があると、“人”が大好きになります。
人の手を借りることは悪いことではありません。
むしろ、どんどん誰かの手を借りて育児をしましょう。
子供はひとりでは育てることはできません。
育児をしていくうえで誰かに頼ることは、とても大切なことです。
初めは勇気がいるかもしれませんが、自分のためにも、子供のためにも勇気を出して、一声かけてみてください。
自分が壊れてしまったら育児はできなくなってしまいます。
そうなってしまったら本末転倒です。
ひとりで頑張りすぎずに、使えるものは全て使う!くらいの気持ちで助けてもらいながら楽しく育児をしましょう。

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