ワーキングママと時間

2021年11月5日

ワーキングママ

第一章 ワーキングママが見落としがちな時間

 「自分の時間が欲しい。」「少しゆっくりしたい。」ワーキングママ誰もが一度は考える事ではないでしょうか。でも、忙しくて時間がとれない。育児があるから仕方ない。と諦めてしまう人も多いと思います。実際に私もいろんな場面で自分の時間を諦めてきました。

 しかし時間というのは少し考え方や行動が変わるだけでとても扱いやすいものだと私は思うのです。私は両家両親ともに遠方に住んでおり、仕事もあるためほとんど両親には頼らず生活しています。夫も家事育児には全面的に協力してくれていますが仕事の日の朝は早く出て遅くに帰ってくるため、お休みの日以外はほとんどワンオペです。しかし実際に今、時短勤務社員として働きながらもこうしてライティング活動を行えており、家事・育児・仕事と充実した日々を送れていると思います。もちろん初めからこんな風に時間も生活も安定していたわけではありません。忙しい毎日の中で子供や仕事を言い訳にして「自分のやりたいことができなかった。」という考えに至りたくなかったのが始まりでした。

 世の中のお母さんって本当に忙しい毎日を送っていると思います。朝早くから夫のお弁当や子供の準備、自分の支度、帰ってきて夕方からは子供が近所の子供たちと遊ぶのを見守り夕食、寝るまではほとんどノンストップ。これは大体の私のルーティンですが少し違っていても基本的なことはみんな同じだと思います。大変ですよね。育休あけてお仕事が再開した直後は慣れない生活で目の回るような忙しさだったのを覚えています。できるだけ時短!簡単に!という心構えで行動しておりました。時短にすませたい。簡単にすませたい。誰もが育児と仕事をしていると考えていることだと思いますがこの「時間を省きたい」というのは噛み砕いて見ていくと結構できていなかったのではないかと私は考えます。

 育児の時間・家事の時間・仕事の時間よく見ていくとスキマ時間って結構あると思うのです。一見するとスキマ時間なんてゆっくりする時間ないよ!と思われる方もいるかもしれませんが、簡単にいうとふと「手が空いた時」ってありませんか?育児している時だったら子供がテレビを見始めた時やお昼寝した時、家事だとしたら掃除がひと段落した時、仕事だとしたら業務が早めに終わったときなどなど。私はこうしたスキマ時間は割と見落としがちな時間だと考えます。手が空いた時間の大体は少しの時間だと思います。でもその少しの時間を増やし、大きくすることによって自分の時間も取れやすくなり、むしろそのスキマ時間こそを自分のための時間にすることによってより充実すると考えました。

 どうしてそう思ったのか。私自身、もともといっぱいいっぱいで日々過ごしていた思い出があるからです。上記でも説明した通り、両親は遠方で仕事をしており頼れる環境ではなかったため最初は仕事復帰することにとても不安がありました。実際に復帰してみて最初の壁が保育園の時間です。私の働いている職種の基本は営業職であり、商談が長引くと必ず残業しています。私の子供が通っている保育園は時間管理がしっかりしており、保護者の勤務時間によってその子供のお迎え時間が決まっているところです。時間に間に合わないようでしたら必ず電話をしなければなりません。ちなみに私は月の半分はお迎えが間に合わず電話をしています。今だと自分の仕事に自信を持ち、残業になったとしても気に留めていませんが復帰した当初はお迎えの時間にとても敏感になっていました。復帰したばかりで慣れない業務にきっちりきまっているお迎えの時間。午後になると(今日はお迎え間に合うかな・・・。)という事が頭をよぎり業務に集中しきれずになっていたのです。そう、スキマ時間に一息をつくということすらできないくらいその当時の自分には時間がありませんでした。もちろん心に余裕もなく家族を相手にすることや食事もお惣菜ですませる事が多くなってきて、あるとき気づいたのです。これって家族の健康も自分の健康にも良くないと。心も身体どちらも落ちていたのですよね。

 そこで自分の時間をもっと作りたいという事を思いました。こういうこと言うと母親は忙しくて当たり前。子供が小さいうちは自分の時間がなくて当たり前。と言われがちですが、子供のいるお母さんこそ自分の時間を持つのって大事だと思うのです。育児しながら働いている方だったら尚更そう思います。私がそうでしたがいっぱいいっぱいの時って物事を客観的にみることってなかなかできないと考えます。物事を客観的に見ることができないのは結構怖いですよね。自分が間違っていることを当たり前のように行動してしまう可能性だってあるのですから。最初は一息つく時間を増やそうと考えました。自分が見つけられなかったスキマ時間。見落としていた時間はすぐに見つける事ができたのです。

 大事なのは意識する事。噛み砕いていくと、仕事では「理解を深める」ことを意識しました。長くいる会社でも一旦現場から離れ育児休暇あけに戻ってみると仕事内容が大きく変わっていたり、新商品が増えていたり新しく覚えなければいけないことって多いです。私は当初表面上の知識のみざっと覚える形でお客様に商品説明していましたが、それでは実際に商談中に分からないことを説明されたときに書類を見なければいけなかったりして時間がかかってしまいます。雑務などもそうです。書類作成の仕方、注文から納品など。分からない事が多ければ多いだけそれに使う時間は増えてしまいます。理解を深める=知識をつけることってスキルアップだけではなく時間の短縮にもなるのですよね。家事・育児では「決断力」を意識しています。家事・育児って迷うことってとても多いのです。買い物ひとつにしても「今日は献立どうしよう・・・。」「お肉安いけど買おうか・・・。」などなど。あげたらキリがないですよね。私はそのような場面に出会した時はまず頭の中で選択肢をいくつか出します。いくつか出すといっても大体2つです。その選択肢の中で一番印象強いものや効率良いものなどプラスの条件が多いものを選んでいます。大事なのは速さです。頭の中に思い浮かんで数秒でぱっと決めるのです。考えこめば考え込んだだけ時間はかかると思うし、また余計なものを購入したり行動したりしてしまいます。そんな簡潔に決めて大丈夫?と思うかもしれませんが、日々の家事育児って考え込んだら終わりがないのですよね。だから私は「決断力」を意識し、仕事以外では物事を決めることに時間をかけないようにしています。
 上記のことを意識するだけで、スキマ時間が簡単に増えました。それだけでも心って
余裕が生まれます。しかしスキマ時間が増えたとしても、それが分散されていたらもったいないです。有効的に使い、本当の自分の時間を作る方法を私が実践したやり方も踏まえてお伝えしていきたいと思います。

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第二章 時間配分の振り返りと理解

 時間って常に身近にあるものですよね。ワーキングママの方々はさらに強く感じている事と思います。私は時間の余裕は心の余裕のひとつであるとも考えます。これは私の考えにはなりますが、時間をうまくつかい、手の空いた瞬間があるときはとても嬉しく思うのです。では、上手く時間つかい、より多くのスキマ時間をつくるにはどうしたらよいか。それは今までの時間配分の振り返りと理解からする必要がありました。まず1週間を通して1日の時間を区切って見ていくと私の場合「朝の準備6時〜9時、仕事(通勤時間含む)9時〜18時、夕食等18時〜22時、就寝22時〜6時」となりました。これはかなりざっくりと区切ったものでそこから細かく見ていき、時間を作るために短縮できるところはどこか探してみたのです。そして見つけたのが普段、時間がかかりそうで工夫すればいくらでも短縮できるところがひとつありました。それは「食事の準備」だったのです。これから私がどう「食事の準備」に関して理解をし、時間を短縮していったのかご紹介していきたいと思います。又、私の場合ではありますが、仕事はサービス業でありその時によって状況が変わってきしまうため、「仕事の時間」での時間の有効活用は恐縮ではありますが省略させていただきます。

 まず「朝の準備時間」です。時間を見直していく前は私自身、朝一番初めに夫のお弁当をつくるところから1日は始まっていました。このお弁当を作る時間をどうにか短縮できないかと考えたときに実用した方法は「冷凍のおにぎり」を活用する事です。お弁当をおにぎりに変更したということになりますが、栄養面や飽きるのではないかという心配もあると思います。しかしお米からエネルギーを取ることができ、中に入っている具材をお肉やお野菜など入れてあげるとそれだけで外で売っている炭水化物だけのパンよりは栄養が取れ、様々な具材を入れることによって味に飽きることもし辛くなると私は考えるのです。皆さんおにぎりを作る時って朝に作るかたが多いですよね。私は当時、時間短縮のためにおにぎりを作っていましたが、意外と時間がかかるのではないかと気づきました。おにぎりひとつにしてもふりかけを混ぜたり、具を準備したり、海苔を出したりと工程が多ですよね。そこで私は休日や空いた時間に一気に10個ほどおにぎりを作り、食べたい分だけ自分でその冷凍おにぎりを持って行かせるシステムに変えました。その「お弁当を作る時間」を省略するだけで30分余裕が生まれたのです。代表して執筆した例が「冷凍のおにぎり」ですが、その他にも、なるべく時間をかけず、すぐにできるお洒落なヘアスタイルや保育園・仕事の事前準備・スムーズな育児などでも合わせて1時間も短縮することができその分、自分に使える時間が増えるのです。
 
 次に「夕食等の時間」です。夕食等というのは夕食準備、片付けやお風呂の時間なども含んでいます。仕事を終えて保育園のお迎えから帰ってきた後って怒涛のように時間がすぎていきませんか。実際に私も育児と仕事を両立しなければいけなくなってとても余裕がなかったのを覚えています。その中でも一番時短にできる事、こちらに関しても「夕食作り」だと私は考えます。夕食を作る事は献立によって時間がかかるものもあればかからないものもあります。夕食を時短にすると言っても栄養バランスが揃っていなければそれは家族のためにならないし、子供の成長にも繋がりません。しかし、栄養を考えると時間がかかったものを作ったり、できるだけ多い食材をとお金がかかったりする方もいると思います。料理は時短も大切ですが、栄養面や美味しさなども重視されるので1番工夫して行わなければいけない行動のひとつだと考えました。

まず、私は週の1日は「麺類」にして簡単に済ませています。麺類って結構簡単でバリエーションも豊富なのですよ。うどんだったら、焼うどんや煮込みうどん、猿うどんにもでき、そば、パスタなど麺によっては洋風にも和風にもできて楽しめます。具材もお肉やお野菜もどんどん使えて栄養バランスも簡単に揃えられてお財布にも優しいと私は考えます。週の1日でも麺類にするだけで献立が決まりやすいと思うのです。続いて私がお勧めするのは「冷凍のストック」を常備しておく事です。冷凍のストックといっても全て市販の冷凍食品でそろえるわけではなく、ジップロックなどにお肉やお野菜を入れて味付け、揉み込みをしておくだけの準備が簡単な自家製冷凍ストックになります。その日の朝に冷蔵庫に移しておき、1日かけて解凍し夕方帰ってきてから焼くだけの状態というだけで何も考えなくともメイン料理1品が10分もあれば完成します。あとはお漬物など副菜も常備しておけば夕食準備は30分ほどで終えることができるのです。冷凍ストックに関しては食材や味付けによってこちらも和・洋・中、様々な料理が楽しますし、レシピで悩む方はレシピ等、幅広く本やS N S等でもご紹介されていますので是非ご参考にされてみてください。当初、1時間以上かけて栄養バランスの取れた食事を急いで作っていた頃に比べると上記のことを実践するだけでだいぶ心に余裕を持つことができ、その後の家事や育児に関しても前倒しで取り組むことができました。「夕食等の時間」に関しても代表例として出したのは「食事の準備」です。それほど食事に関しては工夫すれば多くの時間を獲得することができて調節がしやすく、栄養バランスに関しても考えやすいものだと思いますので、是非、食事の準備に関しまして研究することをお勧めします。

 ママにとって食事を作ることに関して「手を抜きたくない。」と考える人って多いと思います。しかし、「手を抜く」のではなく「工夫」すると考えてみてはいかがでしょうか。簡単に作ったとしても栄養バランスというものは食材が何かで決まるものだと思いますし、早く調理したとしても美味しく食べられる料理というのはたくさんあります。私は料理に大切な一番は「愛情」だと考えます。家族を思う心があるからこそより美味しく、栄養のあるものをと考えるのではないかと思うからです。「愛情」があれば大丈夫。料理を早く安く工夫しようと考えていてもその中ではきっと家族の健康・子供の成長・笑顔はついてくると私は考えています。

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第三章 家事育児を頼る必要性

 幅広く頼る事はとても大切な事だと思います。責任感の強いお母さんはなるべく自分で家事育児をこなそうと考えている方も多いのではないでしょうか。環境的にもそうせざる得ない人も多いかと思います。両親ともに遠方に住んでおり仕事をしているとこちらにきて手伝ってほしいとお願いしづらいですよね。実際に私もそうでした。両親も近くにおらず、夫が外に出て働きに行っているのだから「家のことは私がしなければ!」と考えておりました。当時は家事育児なにもかもなるべくできることは自分でやろうと考えていたので余裕はなかったですね。できなくはないのですが自分のための時間はなく、むしろマイナスでした。睡眠時間なんて数時間くらいです。夫は家事育児には積極的に参加してくれていましたが、朝早く出勤し、夜遅く帰ってくるためほとんど家のことは私がしており、ゴミ出しですら私自身自分で行っていたのです。今思えば生後数ヶ月の赤ちゃんと生活しているのだからゴミ出しくらい夫が出勤するときに任せたらいいのにと思います・・・。毎日バタバタと日々の家事育児をしていた頃、私は「やらかした・・・。」という事件を起こしてしまいます。

 それは息子が生後3ヶ月の頃です。私は朝早くから夫のお弁当と朝食を作り洗濯物を回したり息子にも母乳をあげたりと忙しく動きまわっていました。次はあれをしてこれをしてといった感じで性格的にもノンストップで動く方が性には合っていたのですが産後疲れということもありだいぶ注意力は散漫だったと思います。夫を玄関まで送り私は息子が眠っている間にゴミ出しに行きました。当時はアパートに住んでおりアパートのゴミ置き場に出すぐらいなので、ゴミ以外何も持たずに外に出て入り口すぐ横のゴミ置き場にゴミを出しました。そして戻ろうと集合玄関を開けようとした時、事件が起きました。

そう、ゴミ以外何も持たずに出てしまっていた私は集合玄関の鍵を開けられません。私たちが住んでいたアパートはオートロックだったからです。頭が真っ白になりました。スマートフォンも中にあり夫に電話することもできません。アパートは6世帯が住める建物で中から開けてもらおうと全部の部屋番号を押してコールを鳴らしましたが、朝も早いこともあり、誰も応答してくれませんでした。息子はベッドで寝ていましたが、中の様子が確認できず、いつ起きるか分からない状況で誰かアパートの人が集合玄関を開けるのを待っているわけにはいかなかったのです。私は最悪の事態が頭によぎりました。それは「窒息死」です。息子は当時寝返りを自力でできるようになったばかりだったので自力では顔を上げ続けることができないし、仰向けに戻ることもできません。(起きて寝返りをしちゃったらどうしよう・・・っ!)ともう気が気ではありませんでした。近くのコンビニで電話を貸してもらおうと思ったときに、一人の女性がたまたま前を通りかかったのでその方に事情を説明し電話を貸してもらえることができました。急を要するため、私は110番しました。事情を説明すると警察の方がすぐに来て下さり、さらに後から救急車と消防車も来てくださったので小さなアパートの目の前に3台止まっている状態でした。サイレンの音などにより近所の人たちも見に来ていたりして今思い返してみても早朝の住宅街で中々な騒ぎになっていたと思います。生後3ヶ月の赤ちゃんの救出ということで万全な体制で来てくださりとても感謝しました。これだけの騒ぎだったので住んでいたアパートの住人の方も起床したのか何事だといった顔でベランダから顔を出してくださり、警察の方が事情を説明してくれて集合玄関を開けてくれました。それがなかったら消防の方に窓を壊すしかないと言われていたので、今思えば窓を壊すことにならなくて良かったと思っています。その時は、窓を壊してでも・・・!と思っていましたが、窓ガラスの修理費って中々ですよね。急いで部屋に入り、息子を確認しました。可愛い顔で規則正しく上を向いて寝ており、何事もなくて本当に良かったと思います。息子が無事だったからこそ冷静にこうやって考えられていますが、当時私はパニック状態でした。協力いただいた方に本当に感謝しております。

 夜、帰ってきた夫にことの経緯を話しました。話しているうちに涙が出てきて涙が止まらない自分に驚きました。安心からなのか不安からなのか、なぜ自分は泣いているのだろうという感覚だったからです。私は普段から涙を見せない性格だったので夫もびっくりした様子で私を見ており、(なんで涙が出るのだろう・・・。)と私もはてな状態。そんな私を見て夫は真剣に私に語りかけてくれました。「よく聞いて?明日からゴミ出しは俺がやるし、朝ごはんもお弁当も作らなくていいよ。お弁当は買うし、朝はシリアルを食べるから何も心配しないで。」と。今まで当たり前にやってきたことだったのでやらなくていいの?と不安になったのを覚えています。でも、やらなくてもいい事だったのですよね。すくなくともその時の私の体調や精神状態を考えれば任せるところは任せるべきでした。今思えば、全部自分でやろうという考えが強過ぎて余裕を失い、注意すべきところが見えていなかったです。「何かあったからでは遅い」という言葉は本当にその通りだと思います。

 その日を境に我が家のゴミ出しは夫の担当になりました。もちろん今も現在進行形です。お昼に関してはずっと買うばかりでは栄養面が心配だったので、「冷凍おにぎり」に関してもここから徐々にスタートしていった気がします。生活していく中で今まで自分が行っていたことを任せるのは申し訳ない気持ちがありましたが、夫は「そんなことない。むしろ早くこうしておけば良かったね。」と言ってくれ、朝のことや夫自信参加できる家事育児は任せ、私は「手を抜く」ことを心がけました。その時から私の中で何かが吹っ切れまして、頼れることはとことん頼るようになります。頼ると言っても夫に全てを頼るのではありません。例えば、掃除機はロボット掃除機にしたり、お皿洗いも食器洗浄機を使ったりロボットにお任せすることも多くなりました。ロボットなんて高い・・・。と思われる方も多いかと思いますが、今って「メルカリ」や「ジモティー」などと言ったアプリを利用すれば、中古にはなりますが無料で譲ってくれる方もいらっしゃいます。私は子供のおもちゃなどアプリを利用して無料や安く譲り受け、子供がおもちゃで夢中になって遊んでいる間に一息ついたりとするようになりました。そういった生活をしていると私がやらなくても家って綺麗になるものだなと感じたのを覚えています。

 人でも機械でも頼るのは大切なことです。今は便利な世の中なのでスマートフォン1台でどうにかなることも多いと「全て私がやろう」という考えの中、失敗を通して気がつけました。そして子供との時間も多く作れることによって、ちょっとした事でも気がつける心の余裕が生まれるのではないでしょうか。「何かあった。」のではなく、「起こる前に気がつけた。」という瞬間を増やしていきたいですね。

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第四章 本当に必要な家事とは

 主婦の時間は豊富にあると思われがちですが、家事育児とは終わりがないものなので実際には時間が足りないと感じる方がほとんどなのではないのでしょうか。一度にたくさんやる事があると、物事の優先順位を考えなければいけませんよね。しかし、何をどう手をつければ効率よく家事を行い、時間を作っていくことができるのか悩まれる方もいるかと思います。そのような時私は、「必要な家事」と「必要のない家事」とで物事を分けています。この二つに分けてはっきりと線を引くことによって自分がまず何をしなければならないのかが明白に見えてくると私は考えました。

まず必要のない家事とは「任せられる物事」であり、全章でも述べているようにゴミ捨てなど簡易的な事は夫でも生活していく中できますよね。現在私たちは家事分担を明白にするようにしています。それはなぜかと言うと得意・不得意があるからです。夫は料理が苦手です。これまでなんどもやらせよう、少しでも料理を覚えてもらおうと努力しましたが、ダメでした。夫曰く「どうしてもやる気が起きない。」だそうです。無理に覚えさせようとしても本人のやる気がなければ覚えませんし、私自身もその分疲れてしまうので料理を覚えてもらうことをあきらめました。もしもの時があった時のために料理を覚えてもらおうとは思っていましたが、現在できなくても今後とも年齢を重ねるにつれ興味が湧くこともあるかと思うのです。今は主人も私も働いていて子供もいるという忙しい日々を送っている中なので余計なストレスを増やことはやめようと思いました。その代わり主人にはお風呂掃除やトイレ掃除、自分の洗濯物は自分でやるなど別の家事で頑張ってもらっています。これらのことはわりと毎日することだと思うのでそれだけでも私の中では時間の余裕が生まれました。このように「任せられる家事」を明白にしておくことでお互いの長所を生かして無理のない家事分担をしています。そのほかにリビングの掃除機やお皿洗いなど料理までも今は、ロボットに任せることも可能です。

 続いて必要な家事に関してですが、私にとって必要な家事とは料理や掃除などは前提として「気づきながら生活をしていく事」だと考えております。具体的にお話しすると日常生活を送っていく中で片付けながら生活を送り、物事に関して事前に準備しておくという事です。私は実を言いますと片付けが苦手です。あれこれやっていると気がつけば物が散乱しており、探し物も見つからない状態に・・・。仕事を始めるようになってこれはいけないと気がつきました。物があちこちにあるとものを探す時間を要するようになるからです。片付けなければいけないと分かっていながらもなかなか片付ける習慣をつけるのは難しかったので、考え方を変えました。片付けると言うよりは行動していく中でついでに掃除する事にしたのです。例えば、リビングを移動していく時、床に落ちている子供のおもちゃを片付けながら移動するやテーブルの上にあるものをとり、ついでにテーブルをふくなど自分の行動に+aで行動することを意識していきます。片付けを習慣化することが難しいかたや掃除する時間が取れない方などおすすめである行動のひとつです。初めは意識しないと忘れがちになるので、考えながらやらなければいけないのですが慣れれば無意識のうちに掃除をしながら行動できるようになりました。こういった考え方にして良かったと感じたのはストレスなく、掃除ができて尚且つ綺麗を保てることで気持ち的にも穏やかになります。やはり家の中が綺麗なのと汚れているのとでは気の流れも変わっていくように感じますよね。実際に私は育児をし、外に働きにでながらこうしてライティング活動を行えています。家の中の綺麗の維持は自分のモチベーションや気持ちにも大きく関わってくるのだと実感しています。

 そして次に大切なのは「物事に関して事前に準備しておくこと」だと考えています。遠くにお出かけのある前の日は事前に荷物を準備しますよね。私はそれを掃除や料理に関しても応用しています。例えば料理するときは事前に必要なお皿や食材などキッチンに並べておきます。そうしておくと、料理中にわざわざ手を止めて食材を探すことや道具を探さなくてもよく効率的に料理ができます。料理は炒めすぎてはいけなかったり煮込み時間に気をつけたりしなければいけないので、先に準備することはスムーズに料理を行う上でもやって良かったと感じました。掃除に関しては事前に色々調べた上で掃除をするととても効率的でした。何を調べるかと言うと今は掃除用品がとても豊富なのをご存知ですか。洗剤等だいたいはいつも使っているものを補充する形で購入するかと思いますが、いつもより視野を広げて見てみると便利な物がたくさんあるのです。私の息子はよく保育園から泥んこになって帰ってきます。元気いっぱい遊んでくれて嬉しいと感じる反面、お洋服の泥を落とすのってとても大変だと思います。そこで私は泥落としを使用しています。洗剤容器の先端がブラシ状のものでそのまま洗剤を出しながらブラシのところで泥を落とせるものになっているのですが、これが便利でして軽く擦って少し流したら後は一緒に洗濯機に入れるとあんなに汚れていたお洋服が綺麗になっているのです。泥を落とす時間もかからないし、自分の手を汚すこともない。他にも便利な掃除用品、道具と言うのは調べるとたくさんありまして、うまく使用すれば時間をかけることなくとても綺麗に掃除を終わらすことができるのです。何を使用すればわからないと言う方はS N Sなどで調べるとたくさんでてきますし、YouTubeなどで動画を視聴し実際の使用感なども見ることができます。

 ここでいう本当に必要な家事とは私は「考え方や視野を広げ実行すること」だと考えており、意識する事によってさらにできることは増えてきます。試してみてよかったことはとことん持続させ、修正するところは修正していくと不思議と手の空く時間は増えていきます。私は行動していく中でゲームをするかのように頭の中で組み立てていくと達成感がありました。何事も楽しくできるのが一番だと私は思っています。家事を見直すことはあまりないかもしれませんが、一度見直してみると新しい発見や物事が見えてくるかもしれませんね。

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最終章 心の安定と育児

 ママの心の安定はとても大切な事だと思います。育児の時間や家事の時間を調整し、できるだけ自分の時間を確保するといっても心が安定していなければモチベーションを保てないですよね。と言いましても、仕事をしながら育児をするといるとずっと平常心でいる事は難しいと思います。私自身、気持ちが落ちてしまったり、パニックになったりと精神的に不安定になりやすいタイプでした。育児休暇が明けて仕事が始まったときは気持ちの面に関しましても余裕のない日が多かったように思います。しかし、そんな私でも考え方を変えれば元気やモチベーションなど心の持ちようは大きく変わりました。人間なので人それぞれの自分にあった心の持ち方はあると思いますが、参考になれば幸いです。

 まず、自分は何に対して余裕がないのか、何がストレスなのかを見つけるのが重要だと私は考えます。仕事が始まったばかりの当時、時間に関してイライラすることがとても多かったのを強く覚えており、私の中で育児をしている上で一番のストレスは「時間がない事」でした。時間がないと感じることは様々なストレスの原因にもなると私は考えます。私の仕事は接客業でもあるので、身なりはきちんとしなければいけない職種でした。しかし、朝の家事・育児を優先してしまうあまりに私は出勤時失敗してしまったことがあります。それはアイブロウを書き忘れたことです。私は普段、前髪が邪魔にならない様に分けているため眉毛しっかり描かないとおかしいのですが、お昼に同僚の方に指摘されるまで気がつきませんでした。午前中、いろんな人に眉毛のない違和感のある顔を晒していたのかと思うと今でも恥ずかしい気持ちでいっぱいです。その後の仕事も恥ずかしくて集中できなかったのを覚えています。普段だったらアイブロウを書くことを忘れる事はないのですが、やることがたくさんあり時間がないと自分のことが後回しになるので仕事にも支障がでてしまうと感じました。全章でも時間の持ち方・考え方に関しては紹介しましたが何度もお伝えしたくなるくらい主婦の時間というのは大切なことだと思うのです。時間を作るには様々な方法があります。実践することももちろん大切ですがまずは自分で考えること。私は今でもそちらを一番に心に持っています。時間の振り幅や短縮、どこで自分の時間を作ることができるのか。そういった意識を持つことで私は変われたと思いました。

 子供と向き合うのは結構大変なことですよね。しかし、ママは育児をしている中、向き合わない日々はないと思います。そんな中気持ちが不安定であれば、向き合いたくても向き合えない事もあって当たり前だと考えます。その様な時に気持ちの切り替えが大切になってくると思いますが、皆さんはどの様に気持ちを切り替えていますか?私は育児が始まった当時、気持ちの切り替えがうまくできていなかった記憶があります。子供が産まれてすぐ3時間おきの授乳におむつの取り替え、泣いたらあやしてと産後の疲れた身体を癒す暇もないくらいでした。産後は母が手伝いに来てくれていましたが、仕事の関係で1ヶ月ほどしかこちらに入れなかったので母が帰ってからは慣れない育児や孤独で悲しくなったのを覚えています。全章でも書いた様に私は責任感が強く、自分でできる事は自分でやろうというタイプでしたがそれだと余裕がなくなり気持ちの切り替えも難しくなってきました。心が不安定だと家族もそれを察し心配してしまいます。それでは良くないと考え、私は「頼る事」を積極的に行うことを意識しました。自分は小さな命と常に一緒にいます。少し目を離せば命に関わることも起きかねない日常が常だと思います。そんな中、家事をきちんとやろうというのは難しいことだと感じました。夫が外に働きに出ていると主婦は時間が有り余っていると思われがちですが、常に子供に気を張らなければいけないことを考えると自分は家にいるから申し訳ないという考えは間違っていると思います。今日できなかった家事は夫が帰ってきたら手伝ってもらったり、掃除ロボットを活用したり、人にも機械にも頼れる時には頼り、使えるものは最大限に利用していいと私は考えるのです。

 子供が大きくなってくるとより母の気持ちを読み取る様になってきます。私の両親は喧嘩の多い夫婦でした。両親が言い争いをしている時や母の機嫌が悪い時など今でも鮮明に記憶に残っています。私はできるだけ二人が喧嘩しない様にと子供ながらに気を使っていました。当時は自分がいい子にしていれば大丈夫だと考えていましたがそれはおかしいことですよね。「親の心子知らず」という言葉があります。親の子に対する愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうことや、子供は親になってみなければ親の気持ちが分からないことを言いますが、それは当然のことだと思います。子供は勝手気ままで当たり前ですし、まだ数年しか生きていない子供に親の気持ちを読みとり気を使わせるなんて子供にとっては残酷なことではないでしょうか。自分の経験も踏まえて私は子供の前では落ち込んだり、イライラしたり態度に表さない様にしています。もちろん夫婦喧嘩も子供の前ではしません。私がそうならない様に実践した方法としては、「自分の気持ちの変化に気づいて理解する事」です。どういうことかと言いますと、日常生活をしている中でうまく物事を進めることができずイライラすることはどうしてもあると思います。私は気持ちが不安定になった時、一度、一呼吸おいてなぜ自分はイライラしているのか。原因はなんなのか考えることにしました。現状を細かく把握することによって自分の頭の中をリセットすることができ、冷静になれることに気がついたのです。冷静になって物事を見てみると案外たいしたことがなかったり、今目の前にある問題を解決する術が見つかったりするのでとてもおすすめです。大事なのはイライラした感情が出た時に「一呼吸おく」ということです。人は頭に血が上っているとどんどんストレスが増幅していくのでぜひ実践してみてください。

 「一呼吸おく」ことは感情の起伏を抑えるとともに、ママの自分時間という意味でも一呼吸おく事は大切だと思います。例えば無駄なことを省き、効率よく物事を進められた場合自分の時間ができますよね。そういった時間を利用してコーヒーを入れてお茶時間を作ってみたり、趣味の時間に当ててみたりなどママが自分の時間を作り日常生活をさらに充実させることによって家事・育児や仕事のモチベーションも大きく変わると思うのです。私は効率よく時間を作ることによって大きく変わることができました。どうして時間を作ることを大切にしているのか。それは自分自身の「心の安定」につながるのが一番の理由になります。私自身、結局は自分の気持ち次第で仕事を円滑に回すことができ、家事や育児に関しても全然苦がなく行うことができたのです。その上でもワーキングママはさらに時間の有効活用。時間を作る上で何が必要でどう頼っていけば良いのか。そういった事を深く考えていくことによって私は子供と向き合えている様に感じるのです。

喜ばしいのと同時に私たちは育児という旅がスタートします。とても長い旅です。山もあり谷あり険しい道も進んでいかなければならないですが、どうせ旅をするのなら明るい楽しい道を歩きたいですよね。選択肢はたくさんあります。私は日々笑顔を家族に向けたいですし、家族の笑顔を毎日見ることの出来る生活を送りたいと考えています。これからも心の余裕を持った生活を送れる様に自分の時間、そして家族の時間を最大限楽しみ、幸せを感じられる生活を送っていける様に日々を大切に生きていきたいと思います。

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