2021年12月14日
子育て
子守りの正解不正解に悩まれるパパママはたくさんいると思います。忙しさや面倒さから、ついついスマホやテレビを頼ってしまう…そんな方も少なくないかもしれません。
では、子守りを第三者に頼むことは正解なのでしょうか?
スマホやテレビを活用した子守りの問題点、子守りをプロに頼るメリットから、子守りの正しい方法について考えていきたいと思います。
親と子どもが一緒に過ごす時間は、子どもの成長においても大切な時間ですし、子守りは子どもが親の愛情を感じる時間でもあります。
しかし、四六時中子どものそばにいて子守りをするのは、現実的に難しいといえるでしょう。
そのため、最近ではスマホやテレビを活用し、子どもが夢中になっている間に家事や仕事をするという「スマホ育児」も増えています。
しかし、スマホ育児は問題にもなっており、日本小児科医会では「スマホに子守りをさせないで」と提言しています。
一方で、現代社会においてスマホやテレビは欠かせないものとなっていますし、スマホやテレビを子守りに活用することが、一概に「悪」だと断言できません。
スマホやテレビを上手に活用することで、時間や心の余裕につながることもあるでしょう。
子どもの安全を守ることは子守りの大前提ですが、子守りが親の大きなストレスとなり負担となってしまうのは、子どもにとっても好ましいことではありません。
また、必ずしも「子守りは母親がしなければいけない」というわけではないはずです。
子どもと親が一緒に笑い合える時間を上手につくっていくことこそ、子守りの正しい方法といえるでしょう。
スマホやテレビでの子守りは家事や自分の時間がつくれるというメリットもあり、スマホやテレビに助けられたことがある方も少なくないはずです。
しかし、スマホ育児が問題として挙げられるのには、それなりの理由があります。スマホやテレビでの子守りによる影響を具体的に解説していきます。
目と目を合わせ対話することは、子どもの安心感と親子の愛着を深めることにつながるといわれています。
まだ言葉を発することができない赤ちゃんでも、目と目を合わせたり子守唄を歌ってあげたりすることは大切なコミュニケーションです。
また、絵本の読み聞かせや散歩なども、親子の絆が深まる大切な時間となります。
しかし、スマホやテレビ任せの子守りになってしまうと、親子が目と目を合わせて対話する機会が少なくなり、コミュニケーションが減る恐れがあります。
また、親がスマホに夢中になり、子どもへの注意が薄れてしまい子どもの危険に気付くことができないことも懸念点です。
スマホやパソコンが視力低下の原因のひとつとして問題となっていますが、それは大人だけの問題ではなく子どもにも当てはまることです。
文部科学省が発表したデータによると、裸眼視力の「1.0未満」の小・中学生の割合は過去最高となり、視力低下の子どもが増えていることが明らかとなっています。
乳幼児期は両目でバランスよく物を見たりピントを調節したりと視力が発達する大事な時期です。
この時期にスマホやテレビなど平面画面を見る時間が長いと、視力の発達が妨げられる恐れがあります。
特にスマホは、テレビよりも目に近い距離で見ることが多く、目の疲れや緊張につながるので注意が必要です。
言葉を発することができない赤ちゃんでも、積極的に話しかけることが言葉の発達に重要といわれています。
そのため、スマホやテレビによる子守りが増えてしまうと、子どもに話しかける機会が減り、言語の発達に遅れが生じる可能性があります。
また、散歩や外遊びは、子どもの体力や運動能力、五感の発達の育成につながる大事な時間です。
運動不足による子どもの肥満も問題となっており、言語の発達以外にも運動不足や運動能力の低下が心配されます。
赤ちゃんは、遊びの中で多くのことを学び、成長してきます。
特に、親と同じものを見て共感してもらうという体験は、自己肯定感を育て、心の発達の基礎となるといわれています。
スマホ育児で成長後の人間性が決まるとは一概にはいえません。
しかし、親子のコミュニケーションが極端に少なく、心の発達がうまくできていないと、成長後の人間性にも悪影響を及ぼすことが考えられます。
子どものことを考えるとスマホ育児はなるべくなら避けたいものです。
しかし、「自分の時間が持てない」「ワンオペ育児で家事ができない」などの理由から、スマホ育児に頼らざるを得ない方も少なくないでしょう。
そこで考えるべきは「第三者の力を借りる」ことです。
子守りを第三者に頼ることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、子守りをプロに頼ることで得られるメリットもたくさんあります。
子守りのプロであるベビーシッターは、保育に関わる経験が豊富です。
多くの場合、親は自分の子どもの発育しか見ることができません。
だからこそ、子守りがこれでいいのか、子どもがちゃんと育っているのか不安になることも少なくないでしょう。
一方でシッターは、たくさんの子どもの発育を目にしています。保育の知識や経験豊富なベビーシッターのアドバイスは、育児に悩む母親にとってとても心強いはずです。
プロに子守りを頼ることは、「他人の子育て」を見る機会にもなります。
そこで自分の育児だけでは得られなかった新たな発見があるかもしれませんし、寝かしつけや子どものあやし方などの参考にもなるはずです。
ベビーシッターから得た知識や発見は、今後の育児に活かすことができますし、育児の不安の解消にもつながります。
子どもと一緒に過ごす時間は大切ですが、ときには子守りから離れてゆっくり休んだり自分の時間を楽しんだりすることもパパママにとって大切な時間です。
育児や家事と時間に追われることは、気持ちの余裕をなくしてしまうことにもつながります。
イライラしたり疲れていたりと、パパママの気持ちに余裕がない様子は、まだ言葉を発することができない赤ちゃんにも伝わります。
自分の時間ができ、気持ちの余裕ができることは、子守りをプロに頼る大きなメリットといえるでしょう。
子守りを他人に任せることは親子のコミュニケーション不足につながってしまうのでは?と考える方も多いかもしれません。
しかし、子守りをプロに頼ることが逆に親子のコミュニケーション不足の解消につながることもあります。
子どもを預けることで、本来子守りによってできなかった家事や仕事、自分のやりたいことを片付ける時間ができれば、その分子どもにゆっくり向き合う時間をつくりやすくなります。
誰だって最初は子育て未経験ですし、子守りに不安や迷い、ストレスを感じるのも当然のことです。
しかし、子守りに自信が持てず、常に不安やストレスを感じながら子どもと向き合うのは、親にとっても子どもにとっても好ましいことではありません。
「誰の力も借りずに子育てすべき」と考える方もいるかもしれませんが、果たしてそれは本当に正しいことなのでしょうか。
もちろん、誰かに頼らず親の力だけで子育てをすることは、立派なことですし、理想かもしれません。
しかし、だからといって第三者の力を借りることが悪いことではありませんし、第三者に頼ることで、親子の価値観が広がったり新しい発見が得られたりすることもあります。
「子守りに自信がない場合はプロに頼る」「余裕がないときは第三者に子供の世話をしてもらう」そんな柔軟な考えもときには大切です。
誰かに頼る選択肢を持つことで、育児の不安や迷いを自分一人で抱え込んでしまうことからも抜け出せるはずです。
子守りをプロに頼ることにたくさんのメリットがあるとしても、他人に子どもの世話をお願いすることに抵抗感や不安がある方は少なくないと思います。
安心して子守りをお願いするには、シッターの質、保育中の安全管理など、信頼できる会社、シッターを探すことが大切です。
ハニークローバーでは、シッターに研修を実施したうえで面接し、知識や技能はもちろん、マナーや言葉遣いなどの人間性も加味したうえで所属シッターを採用しています。
また、アプリを利用して保育状況をリアルタイムで確認することができ、担当シッターとチャットでやり取りすることも可能です。
シッターサービスを安心してお任せすることができるよう、保育品質にこだわり、過去累計10万件以上の実績があります。
子守りは簡単なことではありませんし、自分の時間をつくるためにスマホやテレビに頼りたくなるのも仕方ないかもしれません。
しかし、スマホ育児が子供に悪影響を及ぼす可能性があることも見過ごせない事実です。
一方で、プロであるベビーシッターに子守りをお願いすることはたくさんのメリットがあります。
子守りをプロに頼ることで、子育ての悩みや疲れを解消する大きなきっかけになるかもしれません。
育児に悩みやストレスを感じているのならば、子守りをプロに頼るという選択肢にも目を向けてみましょう。