2022年1月6日
子育て
赤ちゃんのぐずりに対して、おっぱいをあげても抱っこしても泣き止まず困り果てていないでしょうか。
赤ちゃんがぐずるのは、何か理由があってこそ。ぐずる理由と対処法を身に付けておけば、少ないストレスで育児ができます。
赤ちゃんがぐずる理由と対処法を紹介します。赤ちゃんのぐずりがひどいときの心構えもあわせて参考になさってください。
赤ちゃんがぐずる理由をお伝えします。
「何をしても泣き止まない」と途方に暮れる前にチェックしてみてください。
赤ちゃんが不安や不快を感じるシーンは下記のような例があげられます。
・空腹
・オムツが不快
・暑さや寒さ
・寂しさ
・眠い
まずは授乳やオムツを取り替えたタイミングを考え、当てはまらなければ室温をチェックしてみましょう。
お昼寝から起きた直後にママやパパが近くにいないと寂しさからごねる場合もあります。
眠いかどうかを確認するには手足が温かいかどうかをチェックしてください。赤ちゃんは眠る前に手足を温かくして深部体温を下げています。
全てをチェックするのは大変です。しかし、繰り返しているうち、ぐずりに対して先手を打って対応できるようになります。
赤ちゃんのうちは、16~18時間ほどは寝て過ごします。
睡眠パターンは個人差があるため一概にいえませんが、いつもよりも睡眠の間隔が短いと感じた際は睡眠不足を疑います。
睡眠不足によってぐずるのは主に朝方です。睡眠不足によってストレスホルモンが過剰分泌され、質の良い睡眠が妨害され起こります。
赤ちゃんはまだ眠いのに深い眠りにつけず、泣き続けるしかない状態です。
メンタルリープとは、赤ちゃんの成長過程で定期的にぐずりが発生する考え方です。
メンタルリープの周期と脳の変化については下記を参照ください。
5週目 多くの刺激・感覚を実感する
8週目 身体の感覚や五感認識がすすむ
12週目 物事の流れ理解がすすむ
19週目 身の回りの出来事に対する認識・理解がすすむ
26週目 物や出来事など、関係性の理解がすすむ
37週目 表現性が成長し感情理解がすすむ
46週目 自分の欲求を理解しはじめる
55週目 自我の芽生え・理解力のさらなる向上がすすむ
赤ちゃんが成長するにつれ、表現の幅が広くなりますが、表現しきれない場合にぐずりとして現れます。
ママやパパの育て方が悪い訳ではありませんので、決して自分を責めないようにしてください。時期が来ると自然に治まります。
メンタルリープの周期を知っておけば、ぐずりに対するイライラや不安が自然に少なくなります。
赤ちゃんがぐずる際はどのように対処すればいいのかを紹介します。
しかし対処法を実行する前に、よりスムーズにぐずりを解消するために、ママやパパの気持ちを落ち着けましょう。
ママやパパの不安やストレスは赤ちゃんに伝わり、ぐずりが悪化してしまう場合があるためです。
初めて育児をされる方は、全てが初めてで強い不安やストレスを感じる場合もあるでしょう。
ママやパパの両親・育児のプロなど、相談できる相手を探して自分の気持ちを打ち明けると落ち着きますのでお試しください。
オムツによる不快感は取り換えれば済みますし、室温に対しても高気密住宅が増えた現在では調整しやすいでしょう。
しかし赤ちゃんの不安を取り除くのは、なかなか難しいものです。ポイントを押さえて赤ちゃんの不安を取り除きましょう。
ポイントは「赤ちゃんから離れない」の1つのみです。以前は抱きぐせがつくからと、抱っこを敬遠しましたが違います。
親以外に自分を守る方法を持たない赤ちゃんにとって、ママやパパが近くにいないのは恐怖でしかありません。
実際に、生後9週の赤ちゃんと親を別室にした場合とそうでない場合において、赤ちゃんが本能的に恐怖を感じたという研究もあります。
赤ちゃんとはできるだけ同じ部屋にいて、安心感を与えてあげましょう。
赤ちゃんの生活リズムを整えるためのポイントは以下の通りです。
・朝に太陽光を浴びせる
・就寝やお風呂、授乳の時間を一定にする
さらに、赤ちゃんが動けるようになってきたら外遊びの時間を設けてあげるといいですね。
赤ちゃんの生活リズムが整うにつれ、睡眠不足によるぐずりが少なくなり、ママやパパの育児負担も減ります。
赤ちゃんが生まれたばかりの頃は、ママやパパの生活リズムが大きく変わり負担に感じるかもしれません。
しかし、赤ちゃんでいてくれる時間は短いものです。今しか味わえない楽しみにも目を向け、前向きに育児をしましょう。
ぐずりに対しては気持ちを落ち着かせ、ぐずりを受け入れるのがポイントです。
泣き止む気配のない赤ちゃんに対して、イライラしたり自分の力不足を感じたりするのはわかります。
自分を頼りにしてくれる小さな手を見て、深呼吸しながらぐずりに対応しましょう。
では、より具体的な心構えについてお伝えします。
ぐずる赤ちゃんに対して、抱っこもおっぱいも効果がない場合、ある種あきらめのような気持ちで受け入れましょう。
「眠いのに眠れず、ぐずるのはエネルギーが余っているため」と考えるのもいいでしょう。
添い寝をして1秒に1回のリズムでお尻や背中をとんとんしてあげているうちに収まる場合があります。
ママの心拍数はだいたい60回/分で、近いリズムでとんとんすると、赤ちゃんは安心できます。
赤ちゃんがぐずるかどうかは、親の育児方法の良し悪しに関係ありません。
「赤ちゃんのぐずりは自分のせい」と考えると、ママの不安が赤ちゃんに伝わり、かえってぐずりが悪化する場合もあります。
ママやパパだけでなく、両親・育児のプロなどを上手く頼りながら、赤ちゃんと気楽に接するのがコツです。
育児はママとパパだけでは完結しません。肩の力を抜いて、ときには息抜きをしながらリラックスすると心が軽くなります。
赤ちゃんのぐずりに悩み、心身共に疲れ果てて体調を崩しては元も子もありません。
ママやパパの心と体を休めるための方法を紹介します。
現代のように核家族化が進んでいない時代は、祖父母・両親・兄弟など家族全員で育児をしていました。
つまり、昔は相談できる人が身近にたくさんいました。
対して現代では核家族化により、ママやパパが孤立する傾向にあります。
友人・兄弟・両親など、相談相手は誰でも構いません。話を聞いてもらえるだけでも心は軽くなります。
孤立せず、相談できる相手を見つけましょう。
保育サービスの利用は大きく2つのメリットがあります。ママやパパの育児負担軽減できる点と、相談先を確保できる点です。
赤ちゃんのぐずりでイライラしたり不安を募らせていても、数時間のショッピングで心がすっきりする場合があります。
自分自身のストレスを調整しやすくなれば、赤ちゃんとの時間がもっと楽しくなります。
育児サービスの利用は、赤ちゃんとの時間を大切にするために活用すべきです。
今回は赤ちゃんのぐずりについてお伝えしました。中でも特にお伝えしたいポイントは2つです。
・赤ちゃんのぐずりはママやパパのせいではない
・赤ちゃんのぐずりが激しいときは両親や保育サービスに頼る
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赤ちゃんのぐずりが長く続くと、ついマイナスのイメージを抱いてしまいがちです。しかし、赤ちゃんは言葉が話せないため泣くしかありません。
泣かない赤ちゃんはいませんし、ぐずりが一切ない赤ちゃんもいません。リラックスしやすい音楽でも聞きながら、ぐずりに対してもっと気楽に対応してみてください。
きっと心が穏やかになります。