2022年1月6日
子育て
日本では昔から家事・育児は女性がするものという考え方が根付いていて、共働きであっても女性の育児への負担は増すばかりです。
しかし、働き方に多様性が求められる現代社会において育児は夫婦で分担すべき課題だといえるでしょう。
一方で育児の分担をするにあたりやり方にもコツがあります。お互いがストレスをためないための方法を紹介します。
共働きで育児をされている方、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ母親ばかりに育児の負担が偏るのでしょうか。
日本人の古くからの生活習慣も大きな要因ですが、それ以外にも原因が考えられます。
ここではその原因として2つを取り上げて解説します。
育児が母親に偏る原因のひとつは男女で比べると収入の格差があげられます。つまり収入の格差ゆえに対等の立場でみてもらえないということです。
そこには「男性は仕事」「女性は家事・育児」という典型的な日本人特有の概念も大きく影響していると考えられます。
また、総務省の調べによると男性の働き盛りである30代から40代の時期に子育て時期が重なることがわかりました。
このことからたとえ男性が育児をしたくても残業や休日出勤などの事情から分担できないという課題が見えてくるのです。
いまだに男性に中にはちゃんとお金を稼いで仕事や人間関係でクタクタになっているから、育児くらいは母親がやるべきだという考え方を持つ人もいるようです。
海外では育児をベビーシッターなど外注するのが合理的だという考え方が一般的ですが、残念ながら先進国日本ではまだその考え方に追いついていません。
母親が育児をしないのは世間的には怠慢だと捉える傾向が強いのです。特にかつて専業主婦であった親世代からは反発もあります。
その結果共働きであっても女性が家事・育児いっさいをすることになってしまうのです。
それではどのように育児分担を決めればいいのでしょうか。
いきなり夫にこれをやってと言い出すのは逆効果なのためやり方に注意が必要です。
具体的に育児分担をスムーズに決めるコツについて解説します。
育児を分担するためには内容を夫に理解してもらえるよう可視化することをおすすめします。
例えばそれぞれの作業にどれくらいの時間がかかるか書き出すことで相手も理解しやすくなり効果的です。
育児内容とタイムテーブルを書き出せばどれだけ育児に比重がかかるか明確化されます。
共通認識ができれば分担を決めるのもスムーズになるでしょう。
育児分担はまずできそうなことや得意分野から始めるといいでしょう。
特に育児はやったことがないからできないと思っている男性が多いからです。
例えば休日に一緒に育児をやってみるなどもいいでしょう。男性は自分で育児や家事をしてみて自信を持つと率先してやるようになる人もいます。
そして必ず夫がしてくれたことに対して「ありがとう」と感謝の言葉を忘れずに言ってください。
仕事には繁忙期もあり急な残業も考慮に入れて無理な役割分担は行わないことが大切です。
できる人がやる、ただしこれだけはお願いしますという風に融通を利かせて分担してみてください。
夫の育児担当では得意分野を割り振るのがいいでしょう。得意分野なら夫も楽しみながらできるため様子を見て担当を固定してしまうのがおすすめです。
もし苦手な分野なら曜日で交代するなど少しでも負担を軽減する工夫すれば長続きできます。
不得意なこともできるようになれば自信を持って積極的にやれるようになるでしょう。
育児を率先してやりたがらない夫と暮らしているとストレスでイライラすることもあるでしょう。
ときには積もり積もった鬱憤が爆発して夫婦喧嘩になりかねません。
ここではストレスをためない方法について解説していきます。
妻が育児でイライラしているのがわかってもどう対処したらいいのかわからない夫は少なくありません。
放っておけば落ち着くだろうと考えている夫もいるのではないでしょうか。
しかし、こうしたストレスは子どもにも影響を及ぼしかねません。そこで夫のことは自分でやってもらう日を決めるのはいかがでしょうか。
例えば夫の食事・洗濯・身の回りのこと・掃除など自分でやってもらうのです。
実際に自分が体を動かしてみることで妻が日頃どれだけ大変な思いをして家事・育児をしているか理解できます。
些細なことですがこの積み重ねが妻との役割分担をする際に役立つのです。
夫に対してイライラを感じたら直接ぶつけるのではなく冷静になる時間や空間を作りましょう。
子どもを預けてちょっと外に出るとか自室にこもって好きな音楽・本・動画を見ると気持ちが落ち着いてくるはずです。
育児で日頃会えない友達に会ってみる・映画を見に行く・ランチをするなど目の前の現実から自分自身を遠ざけるのもおすすめです。
子どもが一緒だと思うようにリフレッシュできないためベビーシッターや家族に預けて自分だけの時間を持つとストレスも発散できます。
夫婦だけで役割分担が思うように行かない場合は家事を外注する方法もあります。
共働きの場合どうしても仕事が忙しくいつも育児が偏るなら外注できないか検討してみてください。
具体的にみていきましょう。
家事や育児は頑張りすぎないことがポイントです。まずやらなくても良い家事・育児を見極めてください。
やらなくても良い家事・育児はやらないと割り切りましょう。それだけでも負担は軽くなるはずです。
それ以外、つまりやらなければならない家事・育児を見つけ出し夫婦で分担できないところを外注すればコスト的にも負担は少なくてすむのではないでしょうか。
例えば外注しやすいのは掃除・食事の支度などです。
育児分担で夫に対する一番多い要望は下記のようになります。
母親は子どもと一緒のときはつきっきりで育児をしなければならず、入浴後も自分の身支度は後回しで子どもの世話をします。
そのため肌や髪が乾燥して悩んでいるという女性ならではの声をよく聞きます。
夫が仕事で余裕がないときはベビーシッターなどにお願いしてはどうでしょうか。
ベビーシッターは裕福な家庭が利用するものとお考えの方もまだいるようですが、必要な時だけに利用すれば費用も抑えられて気分的に余裕ができることから夫婦の会話も増えます。
育児分担のポイントは得意分野を分けて分担することです。
育児項目を可視化してスケジュールを共有することでママの負担も軽減されます。
その上でどうしても調整がつかない場合にベビーシッターを利用されてみてはいかがでしょうか。
ハニークローバーでは便利なスポット利用もあるため、子どもの送迎・家事・育児など急にサポートが必要なときも満足いただけます。
また入会金・年会費も不要で利用した分だけ料金をお支払いいただくシステムのため安心です。
ハニークローバーなら産院から退院してすぐに利用できます。
育児分担を決めるコツを解説してきました。
毎日家事・育児に追われる母親にとって育児分担が夫とできればどれだけ助かるでしょう。
育児分担を夫にお願いする際はまずは得意分野から少しずつやってもらうのがポイントです。
やった結果に多少の不満があっても「ありがとう」の一言を忘れずに言いましょう。自信を持つとパパも積極的に育児に参加してくれるかもしれません。
どうしても育児分担の調整がつかないときはハニークローバーを利用すればストレスのない家事・育児ができます。
子育ては女性がするものという考え方は過去のものであり、男性も育児に参加し手におえないときはさまざまなサービスを外注で効率よく利用する時代です。
育児分担を検討中の方、無理な分担をパパに押し付けないでベビーシッターなど便利なサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
ストレスのない育児は家庭円満につながります。楽しみながら夫婦で育児を始めてみませんか。