父親の育児参加の現状とは?調査結果は本当なの?

2022年3月14日

育児参加

父親の育児参加の現状に疑問

父親の育児参加は他のママたちとも盛り上がる話題の一つ。家事や子育てに積極的なパパの話を聞くと「羨ましい…うちとは全然違うわ…。」と嘆いたり、愚痴を言い合って少しストレスを発散したり。

父親の育児参加の現状や意識の調査、アンケートは、国をはじめ民間の企業によっても様々な形で実施されており、結果を見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか。

私自身、保育園に通う子どもがいるママなので、子育て関連の情報誌や子育て支援の施設で目にしては「わかるわかる」と頷いたり、我が家の状況との違いに溜め息をついたりしています。

しかしデータでは私が思っている以上に育児参加や家事の協力をしている父親が多い。私を含めて周囲の話を聞いても体感としてそこまで積極的に家事の分担や育児に協力的な男性の割合って現状、もっと少ないように感じるのです。

まだまだ残る男女格差

夫婦が共働きであっても、妊娠や出産を機に正社員からパートに雇用形態を変更したり、産後は保育園の送り迎えや子供が病気時の看病等の理由で時短勤務を余儀なくされるケースは圧倒的に男性よりも女性の方が多く、家庭や職場、社会において母親となった女性が働きたくても希望通りに働けない環境にあることは現状として今なお大きな問題です。

また、日本でも父親の育児参加を促す取り組みや施策を行って「イクメン」という言葉がもてはやされ育休の制度を設置する企業も増加していますが、全体として育休の取得率はまだ約13%以下と低いですし、外国を含めた調査結果を踏まえて「日本の男性は仕事の時間が長過ぎ、女性は家事育児の時間が長過ぎる」という内容の記事も読んだことがあります。

我が家の場合も平日は私と子どもが寝た後に夫は帰宅するので、大切な父子の交流は朝の短い時間と週末にしかありません。

私も平日は同じく仕事をしていますが、いわゆる”ワンオペ”なので育児との両立が必要で長い時間働く事が出来ませんし、家事に至っては週末を含めすべて私なので負担が大き過ぎると感じています。

「イクメン」なんて極僅かで、現状は我が家ほどではないとしても、男女の格差がある家族が多いのではないでしょうか?

父親が育児参加をしない現状が引き起こす社会問題

今も母親を対象とした家事サービスや育児サポートの利用は増え続けていますし、テレビ等の報道では産後うつや育児ノイローゼによる虐待問題を特集し、あたかも母親1人の責任であるように伝えていますが、その背景に”父親の育児参加の少なさ”が大きく影響しつながることについては言及されませんし父親の情報は出ません。

私も自分が母親になって初めてこの現状に気付きました。1人で抱え込んでしまい周りの人のインタビューでも「気付かなかった」とコメントされるケースも多いのです。

「母親なんだから周りを頼ってはいけない、1人できちんと育児できない私はダメな母親だ」と思ってしまう気持ち、私も分かりますし、「次は私かも知れない。」と一瞬でも思ったことのある女性が実は多かったりもします。

それだけ日本の社会は「子どもに起こることは母親の責任である。」という意識がまだ根強いのだという事が分かるポイントでしょう。

これを変える為には、やはり男性に向けた”父親としての教育”を行うことが必要なのではないでしょうか?

父親の育児参加の現状を変える為にできること

厚生労働省による「イクメンプロジェクト」や、NPO団体や自治体による父親の育児参加を促す講座やイベントは紹介されていますが、どれも自ら情報を取りに行った人でないと得られないものあることが難点。おそらくうちの夫はどれも知らないと思います。

また、妻からこのようなイベントを言われて参加しようと思う男性は少ないでしょう。

これまで育児参加に消極的だった父親に行動を起こさせるのは難しい。そんな中おすすめするのは、夫婦や家族が一緒に参加できる子育てイベントです。

どちらかではなくそれぞれに必要な学びの場であれば、「なんで自分だけ」みたいな男性が思いがちな被害者感情も抑えられそうですし、他のイクメンパパを目にして自分と比較するきっかけにもなり得ます。

子どもが小さいうちに少しでもイクメンへと成長し、生活の様子や態度が変わることを期待して、我が家も家族で参加できるイベントを探して参加してみようと思います!

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