2022年1月7日
子育て
共働き世帯の増加にともない、保育園へ入れない待機児童が社会問題となりました。
加えて「3歳の壁」ともいわれる保育園に入れないという事情が3歳の子どもにはあるのです。
2歳児までは小規模保育や家庭的保育と呼ばれる保育園での保育が可能でも、3歳児はその保育園を出て別の保育園への転園が必要となります。
もちろん認定こども園などに保育の空があればすんなりと転園できるのですが、それが難しいのが実情です。
今回はこの3歳で保育園に入れない時の対処法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
何年もの間、保育園に入園させたくても受け入れられず待機児童となっているケースが多く、大きな社会問題となっています。
共働き夫婦にとって、子どもを保育園に預けられないことで職場復帰も難しく退職せざるを得ないという結果にも繋がるのです。
0歳児から子ども達を預かる子育て支援制度で、「小規模保育」「家庭的保育」が認可されたことにより、待機児童問題も緩和されたかに思えました。
ところが、小規模保育や家庭的保育で預かることができるのは3歳未満の子ども達です。
運よく小規模保育園等への入園ができてホッとしたのも束の間、あっという間に3歳になり、今度は転園に頭を悩ませる親御さんが多いのです。
地域の認定保育園や認定こども園への転園がスムーズにいけば問題はありませんが、それも難しいのが現状でしょう。
3歳で保育園に入れない状況はなぜ起こってくるのでしょうか。理由を確認していきましょう。
考えられる理由はたくさんありますが、特に次の3点についてお話していきます。
どの理由もそれぞれの地域の事情で大きな違いがあるでしょうが、平均的なものについて解説します。
まず一番に考えられるのが保育園の数が足りないことです。特に首都圏では認可保育園の数が入園したい子どもに対して少ないことが原因といわれます。
この問題については各自治会でも検討され、小規模保育や家庭的保育を新たに認可するなどの処置が取られ、保育園の数は安定しつつあるのです。
ただ3歳児の入園には認定こども園などの空状態が必要となるので、地域によっては受け入れ保育園の数が足りないという状況は原因の1つでしょう。
3歳児に限ったことではありませんが、保育園に入れない理由には認可保育園の選考基準も大きく関わります。
選考基準とは、どうしても保育園への入園が必要かどうかの判断のための基準です。
夫婦共働きで、保育の必要性があるなどの「基準指数」と兄弟などがすでに保育園児であるなど「調整指数」が加減されて選考されます。
選考基準は各自治体ごとに違うので、同じ条件であっても必ず全員が入園できるということにはなりません。
保育園を転園する3歳の子どもに対しては、調整指数で加点される場合が多いのですが、地域の認定保育園やこども園に空きが無ければ無意味です。
3歳未満の子どもを預かる保育園へいた子ども達は、他の保育園を探すことになりますがそう思うほどたやすく転園できるとは限りません。
3歳の子どもの保育園再入園についてはやはり厳しいのが実情なのです。
このために3歳で転園を余儀なくされることは「3歳の壁」などといわれ、新たな社会現象の1つともなっています。
保育園に入ることができなくなった3歳児や親御さんの不安は大きいことでしょう。そんな時の対処法をいくつか紹介します。
3歳で保育園に入れなかった時には暗い気持ちになりがちですが、必ず対処法はあります。次のようなことで切り抜けましょう。
認可保育園に拘らずに、他の方法を検討するのも1つの方法です。
認可外保育園であっても、しっかりとした運営を行っている保育園は多いです。
自分の目で確かめて周りの意見も取り入れながら、対処法の1つとして検討してみましょう。
3歳からの受け入れを行う幼稚園への入園も視野に入れましょう。幼稚園を検討する場合には預かり保育を実施している幼稚園を選ぶことが大切です。
また幼稚園の入園募集は前年の秋頃から始まり、早くに定員が埋まる可能性も大きいです。幼稚園への入園を決めたなら、早い対応が必要となります。
保育園の決まる間だけでも、働き方を変更できないか会社に相談する方法もあります。
時短での勤務や、在宅勤務ができないかをお願いしましょう。幼稚園への入園を決めた場合にも少し早めの終業時間が可能なら助かります。
勤務時間も変更が難しく、やはり時間を気にせずに子どもを預けたい場合には保育園に代わる保育サービスを活用する方法もあります。
保育サービスといっても種類はさまざまです。次の項目では保育サービスについてお話しましょう。
保育サービスでまず考えられるのはベビーシッターサービスです。ベビーシッターを含めて他にどのようなサービスが考えられるのか紹介します。
ベビーシッターは自宅に派遣されたベビーシッターに子どもを保育してもらうサービスです。
ベビーシッター派遣会社では研修を行いプロの保育士を養成している会社が多いので、安心して保育を任せられます。
保育園の代わりに利用するのなら、定期利用もあるので週に5日の利用にも対応してもらえます。
幼稚園への入園を決めた場合にはお迎えに間に合わないこともあるでしょう。
ベビーシッターのサービスには送迎などの短時間サービスもあり、急な場合でも対応可能なので安心です。
ベビーシッターサービスでは宿泊して保育にあたるサービスや、急な病気のために幼稚園に行けない時の病児保育などのサービスも利用できます。
朝早く出勤予定がある場合など、保護者が在宅していても宿泊保育を利用することができるのは嬉しいサービスといえるでしょう。
ベビーシッター派遣会社では、保育園のように他の子ども達と一緒の保育を希望する場合、ベビーシッター宅での保育も行っています。
もちろんシッター宅保育でも、マンツーマンを希望することは可能なので相談してください。
3歳の保育園事情についてお話しましたが、今まで保育園に通っていた子どもでも3歳になって転園しなくてはいけない場合は多いのです。
保活の結果、待機児童となって次の年まで待つしかないと暗い気持ちになることもあるでしょう。
そんな時にはぜひプロの手を借りてください。ベビーシッター派遣会社のハニークローバーではさまざまなサービスで保護者の悩みに対応しています。
ハニークローバーのベビーシッターはしっかりとした研修を受けた保育のプロです。安心して子どもを預けることができます。
また保育の先輩も多いので、3歳が保育園に入れない時にどうすればよいのかアドバイスも期待できるでしょう。まずは相談してください。
3歳で保育園に入園できず待機児童になってしまう子どもが多く、「3歳の壁」ともいわれるように3歳児の入園事情は厳しいのです。
さまざまな事情から入園できないという状況となってしまった子どもも辛いのですが、仕事を持つ保護者の不安は大きいでしょう。
ベビーシッター派遣会社のハニークローバーでは、定期利用や短時間利用のベビーシッターを派遣して悩みに寄り添います。
保育園代わりにマンツーマンでプロの保育士に子どもを任せることも可能です。ぜひ相談してください。そして3歳の壁を乗り越えましょう。