2022年1月7日
子育て
赤ちゃんは生後3ヶ月頃になると、あやしたり家族の顔を見たりすると嬉しくて笑うようになります。
笑顔を見ると赤ちゃんの感情が少し分かったような気がして大人も嬉しくなるものです。
一方で言葉でのやりとりができない赤ちゃんとのコミュニケーションへの悩みを抱えているママも多いのではないでしょうか。
今回は赤ちゃんとのコミュニケーションをとる方法や、コミュニケーションに疲れた際の対処法をご紹介していきます。
まだママの言葉の意味が分からない赤ちゃんと接しているとつい無言になってしまっていることはありませんか?
実はまだ言葉が分からない赤ちゃんへも声をかけてあげることは赤ちゃんの発達に欠かせない重要なことなのです。
赤ちゃんは言葉の意味は分からなくても家族や周りの声をよく聞いています。
特にママの声はお腹の中にいる頃からずっと聞いていたため、赤ちゃんにとってママの声は特別で声を聞くだけで安心できるのです。
声をかけるときはできるだけ赤ちゃんの顔を見ながら話すことも大切になります。
ママや家族が色々な表情を見せてあげることで、赤ちゃんの感情も豊かになっていきます。
声を聞くこと・色々な表情を見ることは、赤ちゃんの発語や発達を促す意味でもとても重要なことになるのです。
先述した通り、赤ちゃんには声をかけたり笑顔などママや家族の色々な表情に触れさせてあげることが大切です。
しかしどういう声かけが赤ちゃんの発達を促すのか、または他にどんなコミュニケーションが効果的となるのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
具体的なコミュニケーション方法を4つご紹介していきます。
赤ちゃん特有の言葉に喃語(なんご)というものがあります。
赤ちゃんの発語は「あー」「うー」といった母音で形成されたクーイングから始まります。これは発声の仕方や声帯の使い方の確認のようです。
個人差はありますが生後6ヶ月頃になると「あーあーあー」「だーだーだー」のように連続した発声ができるようになります。
言葉の意味はまだありませんが、今後の言葉の発達にはしっかりと繋がっていくため喃語はとても大事なことなのです。
赤ちゃんの発した言葉を真似して返してみると、また赤ちゃんも言葉を返してくれるようになります。
繰り返すことで赤ちゃんも声を発することが楽しくなり発語を促すきっかけにもなるため、赤ちゃんが喃語を発した際は返事をしてあげるといいですね。
赤ちゃんのおむつを交換する際や授乳をする際つい無言になっていませんか?
おむつを交換する際は「気持ち悪かったね」や「きれいになって気持ちがいいね」などと声をかけてあげましょう。
授乳の際は「おいしいね」「いっぱい飲んでお腹いっぱいになったね」など、いずれも赤ちゃん目線の気持ちをママが言葉にしてあげることが大切になります。
ママが赤ちゃんの気持ちを代弁してあげることは、後々に感情を言葉にして伝えることに繋がっていくとても重要なことなのです。
転んだりすれば「痛いね」、泣いたときは「お腹空いたね」「眠いね」など赤ちゃんの気持ちを代弁してあげられる機会は意外と多いです。
気持ちを代弁するということを意識するだけで赤ちゃんとのコミュニケーションをとる機会はうんと増えていき、赤ちゃんの発達にもいい影響を与えてくれます。
ベビーサインとは赤ちゃんと手振り・身振りを使ったコミュニケーション方法です。
生後6ヶ月頃のお座りができるようになり手足が自由に動かせるようになった頃が始め時といわれています。
おっぱい・お風呂・ねんねなど日常のあらゆるシーンで活用することができます。
おっぱい・ご飯のサインは片手でグー・パーをゆっくり行うだけです。
ベビーサインを覚えるとまだ言葉を話すことができない赤ちゃんとやりとりが通じ合うため一段と成長を感じることができますね。
ただしベビーサインに固執しすぎると、赤ちゃんがサインを行わなかったときにイライラしてしまう原因になってしまいます。
あくまでもコミュニケーションの1つとして、ママと赤ちゃんが楽しんで行える範囲にすることが良さそうです。
赤ちゃんはママと過ごす時間が1番安心できます。お腹の中でずっと聞いていた声やママのぬくもりが大好きなのです。
そのため抱っこで歌ってあげるだけでも赤ちゃんは安心して寝てしまうこともあります。今は抱き癖に関して否定的な意見は滅多に聞きません。
自己肯定感を高めてあげることを重視されている昨今では、むしろ抱っこやハグなど多くスキンシップをとることが推奨されています。
またベビーマッサージはコミュニケーションだけでなく赤ちゃんのリラックス効果も得ることができるためおすすめです。
ベビーマッサージの教室も全国各地で行われていて、他のママさんとの繋がりができたりとママにとってもリフレッシュになるのではないでしょうか。
赤ちゃんとのコミュニケーションをとるときどんなことを意識するといいのでしょうか。
意識した方がいい赤ちゃんと接するうえで大切な2つのポイントをご紹介いたします。
ママは常にベッタリと赤ちゃんの隣にいるのではなく少し離れて、赤ちゃんが1人になる環境を作ることも大切です。
1人になると赤ちゃんは「あれ?ママはどこ?」とママを探したり、「そばに来てほしい」という欲求から泣いたりします。
少し離れることでママから与えられることを待つだけでなく、自分で状況を把握したり探したりする力が養われていきます。
また赤ちゃんがおもちゃに夢中になっているときなども必要以上に声をかけてあげなくても大丈夫です。
1人遊びをさせてあげることで集中力が身につくようになります。ただし1人遊びをさせる際は誤飲など事故がないように少し離れた場所から見守ってあげることが大切です。
まだ言葉を話すことができない赤ちゃんに話しかけるとき「なんて語りかけてあげるのがいいんだろう?」と悩んでしまうものです。
ママが声をかけてくれることで赤ちゃんはだんだんと言葉の意味を理解したり発語に繋がっていくことになるため、語りかけは必要で大切なことではあります。
しかし意味のある言葉でなければコミュニケーションにはならないというわけでもないのです。
赤ちゃんの話す喃語など意味のない言葉へのオウム返しでも、十分に赤ちゃんとの良いコミュニケーションであるといえます。
赤ちゃんの目を見て発した音を繰り返してあげると赤ちゃんは真似してもう一度同じ音を出してくれることがあります。
これも十分に発語を促すとても重要なやりとりになっているのです。
毎日言葉の話せない赤ちゃんとの時間を過ごしていると息が詰まってしまうこともあります。
ここではコミュニケーションをとることに疲れた際の対処法をご紹介していきます。
育児に息が詰まりそうになってしまったときは、一旦子どもから離れてリフレッシュすることが大切です。
赤ちゃんを預けて家族や友人など大人だけの時間を過ごすのもおすすめです。
赤ちゃんがいたら行けないようなお店に入ったりカフェでお茶をしたりとゆっくり過ごすなど育児から完全に離れる時間を設けることでいいリフレッシュができます。
赤ちゃんと少し離れることで「いま何してるかな?」「泣いていないかな?」など赤ちゃんのことが気にかかり、改めて大切な存在だということも実感できるものです。
ママだからパパだからといって赤ちゃんとずっと一緒にいないといけないということはありません。
ママもパパも休養は必要です。無理をし過ぎずに思い切って羽を伸ばす時間を作るようにしてみてください。
赤ちゃんとのコミュニケーションに疲れた際はベビーシッターを利用することもおすすめです。
ベビーシッターは主に自宅で保育を行うため、赤ちゃんを外に連れ出す必要がありません。遊び慣れた場所でみてもらえるのは赤ちゃんもママも安心ですね。
当日の利用や病児保育の受け付けなども行っていることが多く、登録しておくといざというときに助かるのではないでしょうか。
ベビーシッターは保育士や育児経験者など育児のプロが多く、子育ての中で不安や悩みがある際に相談をするのもいいですね。
オプションで簡単な掃除や調理などの家事をお願いすることもできるなど様々な活用方法があります。
赤ちゃんとのコミュニケーションに悩んだときは育児のプロに相談することがおすすめです。
ベビーシッターは言葉の話せない赤ちゃんとの遊びのレパートリーも豊富なうえ、自宅で赤ちゃんをみてくれるためママも簡単に真似することができます。
ハニークローバーはリアルタイムで保育状況のレポートが更新されるため、赤ちゃんがどんな遊びを好んでいるかなども知ることができおすすめです。
登録料・年会費は無料で、30分単位(最低2時間)の利用が可能なため活用しやすくなっています。
コミュニケーションの幅が広がると赤ちゃんと接することがだんだん楽しくなっていきます。そうすることでママの気持ちにゆとりも生まれるはずです。
ママと赤ちゃんがお互い笑顔で過ごせるようになることが望ましいですね。
赤ちゃんとコミュニケーションをとるときは意味のある言葉だけに固執しないことが大切です。
赤ちゃんの発する喃語を繰り返したり、気持ちを代弁してあげることは後の発語にとても良い影響を与えてくれます。
ベビーマッサージはママが優しく触れてあげることで赤ちゃんの安心やリラックス効果にも繋がるのでおすすめです。
コミュニケーションに息が詰まりそうなときは思い切って育児から離れる時間を設けることも大切です。
ベビーシッターなど育児のプロに預けたり相談したりすることで、気持ちが楽になりますし赤ちゃんとのコミュニケーションの幅も広がります。