赤ちゃんの「クーイング」いつから始まる?「クーイング」の意味や上手な対応方法も紹介します

2022年1月7日

子育て

赤ちゃんのクーイングには意味があり、始まる時期などもおおよそわかっています。しかし、その意味や時期を知らなければ、意味が分からず不安を感じる人もいるでしょう。

対応方法もわからず、赤ちゃんが不調なのではと心配を抱えている人もいるかもしれません。

そこで今回は、クーイングの意味や上手な対応方法を含め、いつから始まるのかといった情報を解説します。

赤ちゃんの「クーイング」とは?

クーイングとは、赤ちゃんが行う発声のことをいいます。

はっきりとしゃべるような言葉ではなく、「アー」や「グー」といったようにひとつの音を伸ばしたような声です。

赤ちゃんの様子は落ち着いており、泣き声とも違い何かを話したそうにしている声を出している様子になります。

「クーイング」が始まる時期と終わる時期

クーイングがどのようなものなのかわかったところで、次は始まる時期や終わる時期について解説します。

時期がわからなければ、クーイングで間違いないのか、成長が遅れているのかといった不安もあるでしょう。

赤ちゃんの成長にもかかわるからこそ、クーイングの始まりと終わりのおおよその時期について紹介します。

生後1か月から半年くらい?

まず、クーイングが始まる時期ですが、早い赤ちゃんであれば生後1か月ほどで始まるようになるでしょう。

一般的には、生後2か月~3か月で始める赤ちゃんが多いです。

しかし、クーイングをしないからといって心配は必要ありません。クーイングをしない赤ちゃんもいるからです。おおよそ生後1か月から半年の間で始めると思っておけば問題はないでしょう。

喃語(なんご)はクーイングが終わるサイン

クーイングが始まる時期はわかりましたが、いつ頃終わるものなのでしょうか。実は、クーイングの終わりは1歳ごろまでだといわれています。

そして、終わりに近づく頃には喃語を話すようになっているのです。つまり、喃語を発声し始めるとクーイングが終わるサインでもあります。

また、この喃語も個人差があり、あまり発声することなくクーイングを終える子どももいるようなので、心配しすぎる必要はないでしょう。

クーイングと喃語(なんご)の違い

クーイングの終わりは喃語の発声がサインとわかりましたが、喃語はどういったものなのでしょうか。クーイングとの違いについても解説します。

喃語とは、発声の段階でいうとクーイングの次のステップになるものです。

クーイングが単音を伸ばしたような音であるのに対し、喃語は「まんま」や「パ」といったような子音や濁点・半濁点を含むような音になります。

赤ちゃんは、この音を何度も繰り返して発声することで「ママ」や「パパ」といえるようになるのです。

赤ちゃんの「クーイング」の意味

クーイングと喃語の違いを含め、開始や終わりの時期について把握することができました。

それでは、クーイングにはどのような意味があるのでしょうか。実は赤ちゃんがただ可愛く発声しているだけではありません。

しっかりと意味がある行為なのです。成長において必要なクーイングの意味について把握していきましょう。

音を出す練習をしている

クーイングの意味として、ひとつ目に音を出す練習になっていることです。

赤ちゃんは生まれてすぐはもちろん、舌や唇をうまく使うことはできません。そのため、声を出せても母音のような単音が中心になります。

しかし、このクーイングを何度もすることで、徐々に舌や唇の使い方を覚え、思ったような音を出せるようになっていくのです。

つまり、クーイングは口の使い方の練習や音を出す練習になっており、言葉を話すトレーニングになります。

赤ちゃんが楽しんでいるサイン

音を出す練習以外にも、赤ちゃんが楽しんでいるサインでもあります。赤ちゃんにとっては、全てが新鮮です。

自分の口であっても音が出ていることが不思議で楽しんでいます。特に、最初のうちは呼吸と一緒に音が出てしまったということが多いです。

赤ちゃんにとっては新たな発見になり、楽しく遊んでいると思っていいでしょう。何か伝えたい言葉とは違うのです。

「クーイング」の上手な対応方法

クーイングの意味について把握できましたが、その発声に対しての対応はどうすればいいのでしょうか。赤ちゃんの行動ひとつひとつにどう対応していいか、不安を抱いている人は多いでしょう。

クーイングもそのひとつといえます。ここからは、赤ちゃんのクーイングに対して上手な対応方法をご紹介します。

たくさん反応してあげることが大切

対応方法のひとつ目としては、たくさん反応してあげるといいでしょう。話しかけてあげることはもちろん、頭を撫でてあげるなどどのような反応でも大丈夫です。

クーイングは赤ちゃんの発声の練習ですが、コミュニケーションの練習にもなっています。つまり、周囲の反応もコミュニケーションの練習につながるのです。

たくさん反応をしてあげると、赤ちゃんももっとクーイングをしたいと思うかもしれません。コミュニケーションを楽しいと思ってくれる可能性もあるでしょう。

クーイングを見かけたら、どのような反応でもいいので、たくさん反応してあげることが何より大切です。

オウム返しも効果的

上手な反応としては、オウム返しも効果的です。同じ言葉を使って反応してあげると、相手も声を出すのだと赤ちゃんが理解してくれます。

例えば、赤ちゃんが「うー」と発生したら、「うー」と返してみましょう、これを繰り返すうちに、赤ちゃんも相手の反応があることに気づくようになります。

すると、コミュニケーションの練習にもなり、相手の反応が楽しいと感じると、さらにクーイングを積極的にするようになるかもしれません。

会話するようにたくさんの言葉を返そう

同じ言葉を返すだけでなく、会話するようにたくさん言葉を返してあげることも上手な対応です。上手に話せたとほめてあげることもいいでしょう。

また、楽しいねと話してあげることもいいかもしれません。赤ちゃんは何を返してくれているのかわかりはしないでしょう。

しかし、何か話しかけてくれていることやコミュニケーションの練習にはなっています。また、赤ちゃんの気持ちを察して話しかけてあげることもいいでしょう。

話しかける内容や回数が多ければ、それだけ赤ちゃんに多くの感情や言葉がインプットされているのです。上手かどうかは深く考えず、できるだけ反応してあげることがいいでしょう。

子育てに悩んだらプロに相談しよう

赤ちゃんも含め、子育てをしているとどう対応していいのか悩んでしまうことは多いと思います。

クーイングについても、その意味や対応の方法など知らなければ、不安の種になる可能性もあるでしょう。

そんな悩みを抱えたときは、ハニークローバーに相談しベビーシッターサービスを利用してみてください。シッターに子育ての相談もできるので、気軽に不安を解消することもできるでしょう。

まとめ

クーイングは決して心配するようなことではありませんが、初めて耳にした際は意味もわからず不安に思うこともあるかもしれません。

しかし、赤ちゃんのクーイングは、これから言葉を話す練習にもなっています。その発声を聞いたときは、たくさん反応してあげると、赤ちゃんも喜ぶことでしょう。

上手な対応の方法など、ぜひ本記事を参考にして、赤ちゃんと一緒に楽しい時間を過ごしてください。

前の記事へ

赤ちゃんのお出かけはいつからどこへ?持ち物や注意点もご紹介します

次の記事へ

2歳児が遊び食べをする理由と対処法を解説|遊び食べがいつまで続くのかもご紹介

関連記事

詳しく見る