2022年1月7日
子育て
「上の子可愛くない症候群」という言葉を聞いた事がない人もいるかもしれませんが、2人以上子どもがいる人は経験しているのではないでしょうか。
本当は可愛くてたまらないはずの子どもなのに、可愛くないと思ってしまう事は子どもにとっても親にとっても悲しい事です。
なぜ「上の子可愛くない症候群」になってしまうのか原因と、それに対する対処法もご紹介します。
「上の子可愛くない症候群」とはその名の通り、2人目以降を出産して子どもが増えた際に上の子の事を可愛くないと思ってしまう症状です。
「症候群」とはいってもこのような病気が正式にある訳ではありません。
子どもが二人以上いる場合、経験した事がある親が多いのではないでしょうか。
下の子が産まれてから半年以内に症状が現れる場合が多いといわれています。
上の子の事が可愛くないと思い始めると、その感情はどんどんエスカレートしていくケースがほとんどです。
様々な要因が積み重なって「上の子可愛くない症候群」に陥ります。
まずは自分を客観的に見て、日常の行動や言動をよく思い返し、何が原因なのか自覚しましょう。
「上の子可愛くない症候群」の代表的な原因をご紹介します。
下の子のお世話や家事で手一杯なのに、上の子のイヤイヤ期までまともに相手している余裕なんてありません。
下の子に手がかかる分上の子には良い子でいて欲しいのに、「あれもイヤこれもイヤ」と暴れられるとイライラが募っていくでしょう。
それが続く事で上の子を可愛くないと感じていくようになります。
上の子が、下の子への嫉妬から引き起こすわがままや赤ちゃん返りは、ママの「上の子可愛くない症候群」を更にエスカレートさせるでしょう。
下の子のお世話ばかりして、自分に関わってくれる時間が減ったと感じる上の子は、下の子にママを取られたような気持ちになるのです。
その嫉妬から上の子は、甘えるようなわがままで気を引こうとしてきたり、本当は自分でできる事を「できない」と言ってママにやってもらおうとします。
いじけて喋らなくなったり、下の子に対して意地悪をしたりする場合もあるでしょう。
ただでさえママは育児による疲労やストレスが蓄積しています。
毎日育児と家事に追われてヘトヘトで、下の子の夜泣きや授乳などで寝不足の日も多いはずです。
そこに追いうちをかけるように、上の子のイヤイヤ期や赤ちゃん返りに対応しなければならないというのは、身体的にも精神的にも重い負担がかかります。
自分が「上の子可愛くない症候群」に該当するのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
「上の子可愛くない症候群」の主な症状をご紹介します。
イヤイヤ期や嫉妬による赤ちゃん返りなどで、思うように動いてくれない上の子に対しイライラする事が多くなります。
症状がひどくなると上の子の姿を見るだけでイライラし、抱っこや手を握ったりするのも嫌になる事があります。
イライラしたり可愛くないと思ってしまう反面、大切な子供の事をそんな風に感じる事に自己嫌悪を抱きます。
自己嫌悪を抱くのは、上の子に対して申し訳ない事をしている自覚があり、本当は愛おしい存在である事が分かっているからです。
その罪悪感さえもストレスに繋がる為、イライラして必要以上に上の子を怒って反省する、といった事を繰り返す悪循環に陥りやすいでしょう。
下の子を出産し、上の子が可愛いと思えなくなってくるとストレスから、異常な神経過敏になりやすいです。
上の子の些細なミスも目につくようになり、過度な叱り方をしてしまう事が多々あるでしょう。
小さい子を守らなければいけないという母性本能が働き、上の子が赤ちゃんを触ろうとしただけで「触らないで」と頭ごなしに怒ってしまう場合もあります。
子どもが理解しきれないような理由で上の子を叱りつけたり、必要以上に神経質になる事が多いです。
「上の子可愛くない症候群」の原因が分かったら、上の子との信頼関係が崩れてしまう前に対処して関係を修復しましょう。
「上の子可愛くない症候群」の効果的な対処法をご紹介します。
1日のうち、少しでも良いので上の子と過ごす時間を作るようにしましょう。
例えば下の子が寝た後に、二人きりで軽く遊んであげるだけでも喜ぶはずです。
たまにだけで良いので、できれば二人きりでお出かけできる日を作ってあげると、上の子も特別感を感じるでしょう。
その際、しっかりと愛情が伝わるような接し方をしてあげると、上の子も愛されている事を実感できます。
普段は下の子の面倒で余裕がないかもしれませんが、二人きりで甘えられる機会を作って思い切り甘えさせてあげましょう。
育児や家事の負担が大きすぎるとストレスも溜まり、上の子と向き合う時間を確保する事も難しいと思います。
育児の負担を家族と分担する事で疲れやストレスが軽減され、上の子と過ごす時間を作る事もできます。
夫にも協力を仰ぎ、自らの負担を軽減するべきです。
ベビーシッターを活用し、一人だけで出かけてリフレッシュできる時間を作る事も効果的です。
ストレスを発散する事ができれば、気持ちを入れ替えてまた子どもたちと向き合えるようになるでしょう。
下の子だけベビーシッターに預かってもらい、上の子と二人でどこかに出かける事もできます。
「上の子可愛くない症候群」がいつ終わるかはもちろん個人差がありますが、下の子がある程度大きくなると気が付けば終わっていたという場合が多いようです。
下の子に手があまりかからないようになり、二人だけで遊んでくれるようになるとママの負担もかなり軽くなります。
負担が減れば心にも時間にも少し余裕ができる事から、上の子に対してイライラしたり可愛くないと思う事も徐々に減っていきます。
子育ての事で悩んだ時には一人で抱え込まず、専門家に相談しましょう。
ベビーシッター派遣のハニークローバーには多数の育児プロが在籍しています。
子どもを預けて買い物やランチを楽しんでリフレッシュする事もでき、その間に家事までこなしてもらうなんて事も可能です。
下の子だけ保育してもらい、上の子とお出かけする事もできるようになる為、上の子もリフレッシュできるのではないでしょうか。
必ずといっても良いほど発症してしまう「上の子可愛くない症候群」ですが、正しい原因と対処法で乗り切りましょう。
上の子としっかり向き合うためには、時間や気持ちに余裕があるかどうかも重要です。
ハニークローバーのベビーシッター サービスを活用すれば時間にも気持ちにも余裕を持つ事ができ、充実した時間を過ごす事ができます。