2021年12月29日
子育て
新生児は1日の大半を寝て過ごしています。
ところが育児をしているママやパパには赤ちゃんがなかなか寝てくれないと悩んでいる人がたくさんいるのです。
無理に寝かしつけようとしても逆効果で夜泣きがひどくなる可能性があります。
それではどうすれば新生児は寝てくれるのでしょうか。
今回は新生児がなかなか寝てくれない理由と寝かしつけるコツを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
そもそも新生児はどれくらい睡眠が必要なのかご存じでしょうか。
1日の大半を寝て過ごすことはイメージ的にわかりますが具体的な時間となると想像できない人も少なくありません。
実際の新生児の平均睡眠は1日あたりおよそ15時間から20時間だといわれています。
もちろんずっと寝ているわけでなく、起きているときと寝ているときの周期が不規則なため約3時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。
新生児はレム睡眠とノンレム睡眠のパターンを繰り返しながら成長していくのです。
具体的に新生児の行動パターンをみていくと、まず泣いて目を覚まし授乳で30分ほどかかります。
オムツ替え・着替え・入浴で約40分かけてまた寝るといったパターンがほとんどです。
ただこの行動パターンは昼夜関係ないため夜中に泣き始めるとママやパパの睡眠時間が削られることになります。
産褥期(さんじょくき)のママが一番辛い時期にこの行動が起こりやすいのです。
夜寝たら朝まで起きない赤ちゃんもいることから、どうしてうちの子はと考えてしまいますが赤ちゃんの健康上問題はありませんから安心してください。
そうはいわれても赤ちゃんが寝てくれないのは大きな問題です。
新生児は成長した子供のように毎日決まった時間に寝てくれません。
その新生児を寝かしつけるためにママやパパは奮闘しているのです。
それでは新生児がなかなか寝ない原因について解説していきます。
まずなかなか寝ない原因は授乳が足りていない可能性を疑ってみましょう。
赤ちゃんはお腹が空いているときに起きて泣き出します。
生まれてまもない新生児は特に母乳やミルクを吸う力が弱いため一度にお腹いっぱい授乳できません。そのため数回に分けて授乳することが必要です。
ただ3ヶ月もすれば一度に授乳する力も出てきますからお腹も満たされて落ち着いて寝てくれるようになります。
新生児は環境の変化に敏感なため日中聞いた音・匂いなど些細なことに刺激を受けることで興奮して寝つけないことがあります。
こうした状況のときは焦らず気持ちが落ち着くまで気長に待ちましょう。
新生児といっても1日の生活にはパターンがあるため朝起きるのが遅かったり、お昼寝の時間が長かったりすると寝つけないことがあります。
新生児のお昼寝は生後2ヶ月くらいから時間が短くなり、一般的には生後6ヶ月をすぎる頃になると午前中と午後にそれぞれ1回ずつお昼寝をするようになります。
特に注意が必要なのが体調が優れないときにくずって寝ないときです。
新生児は泣くことでしか体調の変化を表現できませんから、お腹が痛いのか熱があるのなどその原因をこまめにチェックすることが重要です。
生まれたばかりの赤ちゃんは内臓も弱く便秘や下痢を起こしやすいため注意してください。
便秘やゲップができなくてお腹が張ることで不快になって寝つかないこともあります。
大事にいたらないためにも赤ちゃんの小さな変化に気づいて早期に対処しましょう。
新生児は例えば室温や湿度の変化などわずかな環境の変化にも体の調節ができないため寝つけないことがあります。赤ちゃんは大人が想像する以上にデリケートです。
例えば大人が遅くまでテレビを見ていたり、スマートフォンを触たりすることでその画面の明るさで寝つけないこともあるのです。
赤ちゃんにとって不快なことを見つけ出して取り除くことを優先してみてください。
赤ちゃんを寝かしつけるためにはママやパパの生活習慣を見直すことも欠かせません。
新生児がなかなか寝ない原因がわかったところで、次は寝かしつけるコツについて解説していきます。
赤ちゃんが寝ない理由をよく考えてみましょう。まわりに何か不快に感じる要因があるかもしれません。
例えば、おむつが汚れている・部屋が明るい・テレビの音がうるさい・授乳して間がないなど何か理由が思い当たりませんか?
こうした寝つけない理由を取り除くことが大切です。
赤ちゃんにとって暗い部屋でひとりで寝ることは不安があるかもしれません。
落ち着いて寝るまで添い寝してあげると、赤ちゃんは安心して眠れるため実践してみてください。
おくるみで包んであげると胎内にいた頃のような安心できる状況ができることからおすすめです。
またママの心音を聞かせると安心して落ち着いて眠れるという事例もあります。
赤ちゃんと積極的にスキンシップをとるのも良いでしょう。
例えば優しくマッサージしてあげたり、背中をさすってあげたりするなども効果的です。
また、内容が理解できなくても絵本を読み聞かせるのもおすすめです。
そのときは優しく語りかけるようにゆっくり話してあげると赤ちゃんは落ち着いて眠ってくれるでしょう。
新生児といっても生活リズムを自然に身につけさせることが大切です。
朝起きたらいつもどおりにカーテンを開けて光を取り入れて活動的な1日を過ごしましょう。
昼間過ごしやすい時間帯に外の空気を吸いにお出かけして刺激を受けることも赤ちゃんにとって重要なことです。
例えば生後6ヶ月もすれば午後の遅い時間にお昼寝をすれば夜の眠りに影響して寝つけなくなります。
明るいうちは動いて、暗くなってから寝るという習慣を少しずつでも身につけていくようにしましょう。
いろいろ試してもどうしても寝てくれないときは放置するのではなく見守ってあげましょう。
無理やり寝かしつけようとすると、かえって赤ちゃんは落ち着かなくなりその結果ママやパパもイライラしてしまいます。
もし、起きている赤ちゃんのそばから離れるようなときはベッドの周囲に危険なものがないかチェックしてください。
どうしても寝てくれないときは大人の方も腰を据えて、温かいお茶を飲んだり窓を開けて外の空気を思い切り吸ったりしてリラックスすると良いでしょう。
新生児の育児で辛いと感じるママやパパは大勢います。
特に夜泣きが止まらないときほど辛いものはないと経験したママやパパは口をそろえていいます。
大事なことは自分の子供だからなんとかしなければいけないと頑張りすぎないことです。
大人がストレスをためたまま育児をすれば赤ちゃんにもなんらかの影響はあります。
こういうときはハニークローバーに相談してはいかがでしょうか。
家事・育児・上のお子さんの世話などさまざまなシーンで育児経験のあるベテランのベビーシッターがサポートしてくれます。
頼れるものを活用して無理しないでください。
新生児がなかなか寝ない理由とその対処方法について解説しました。
新生児の育児はストレスがたまりやすくママやパパも寝不足でイライラすることも少なくありません。
頑張って赤ちゃんを寝かしつけようとするのは逆効果になるため深呼吸して気持ちをゆったりと構えましょう。
そして冷静になって赤ちゃんが寝てくれない理由を考え、その原因を取り除いてあげましょう。
これまでなんでもなく過ごしてきた日常生活の中にその原因が見つかるかもしれません。
新生児の体調管理をしっかり行いながら気持ちに余裕を持って赤ちゃんを寝かしつけましょう。