2021年12月29日
幼稚園・保育園
1991年頃を境に専業主婦世帯と共働き世帯の割合が逆転しています。2014年には共働き世帯が専業主婦世帯の約2倍になりました。
子育てと仕事を両立させているママの多くは、保育園への送り迎えに苦労しているのではないでしょうか。
特に朝は何かと忙しくバタバタしてしまいがちです。なにかいい手立てはないものでしょうか。そこでこの記事ではおすすめの送迎サービスについて詳しくご紹介しています。
保育園への送り迎えに苦労しているママには必見の内容となっているので最後まで目を通すようにしてください。
子どもを保育園に預けて仕事に復帰するには保育園探しはもちろんですが、入園後の送迎についても考えておかねばなりません。
特に朝は時間に余裕がなく、子どもを保育園に送ることが負担になっているケースは少なくありません。保育園への送迎に悩みを抱えている親は実は多いのです。
とにかく朝はしなければならないことがたくさんあります。洗顔や歯磨きから始まり、女性の場合は髪を整えメイクもしなければなりません。
朝食も用意しなければいけませんし、場合によってはお弁当作りもすることになります。これでは出社するまでに疲れ果ててしまうでしょう。
子どもは保育園に入る前後にイヤイヤ期のピークを迎えます。イヤイヤ期は自我の発達に伴い現れるものなので、子どもの心と脳の発達のためには大事な成長過程です。
しかし朝の支度が大変なときにイヤイヤをされてしまうと、その対応に追われることになり保育園へ送ることが遅れてしまうことになります。
イライラして感情的に接してしまうと逆効果ですから親にとっては悩みどころでしょう。
朝は何かと忙しいものですがサービスを利用することで解消できればとお考えの方は少なくないはずです。
そこでおすすめしたいのが保育園への送迎代行サービスです。
ベビーシッターを派遣する民間企業の多くはこのサービスを提供しています。サービス内容や利用料金、利用方法についてご紹介しましょう。
送迎代行サービスには自治体や民間企業が提供するもののほかにタクシー会社が行うものもあります。
いずれも決まった時間に保育園への送迎をしてくれますが、朝送るだけといった要望にも応じています。
サービスの詳細については提供者によく確認をとる必要があります。
自治体が行っているファミリーサポートは料金が低廉なのが魅力です。例えば神奈川県鎌倉市のファミリーサポートでは、月曜日から金曜日の午前7時から午後7時までの利用料金は1時間700円に設定されています。
ベビーシッターを派遣する企業が提供するサービスでは1時間1,000円から3,000円程度が普通です。子どもの扱いに慣れている現役のベビーシッターが対応してくれるという利点があります。
タクシー会社の日本交通が運営するキッズタクシーは、ドライバーすべてが子育て経験者で保育士などの資格も取得済みです。
安心して子どもを任せられるわけですが、その反面料金は高めで運賃4650円+キッズチャージ620円と設定されています。
自治体のファミリーサポートでも民間の送迎代行サービスでも事前に登録をする必要があります。
その日の朝だけお願いするということは、まず不可能だと思ったほうがいいでしょう。タクシー会社でも前日の予約が必要です。
また保育園へも事前に登録しなければなりません。保育園によっては送迎は血縁者のみとしているところもあるので注意しましょう。
ただし利用したいと思っても利用できないケースもあります。まず自治体のファミリーサポートは空きがあることが大前提となります。
また民間企業やタクシー会社の提供するサービスは、エリアが限られているのが現状です。お住まいのエリアでどんなサービスを受けることができるのか事前に調べておく必要があります。
送迎代行サービスにはさまざまなメリットがあります。毎朝を安心して迎えることができ、暮らしのリズムも整うでしょう。
また子育て経験者が担当することが普通なので頼れる味方ができることになります。費用が発生することがデメリットですがメリットの方がそれを上回るでしょう。
子どもの送迎には平均して30分ほどかかります。この時間を気にせず毎朝を安心して迎えることができます。
洗顔や歯磨き、ヘアセットやメイク、朝食の支度やお弁当の用意など、時間に余裕を持って行うことができるでしょう。
子供にイヤイヤをされてもこれまでのようにイライラしなくてすみます。朝の時間の余裕は何物にも代えがたいものです。
朝の時間が安定すればその日1日のリズムも整います。体のリズムが整えば仕事にも好影響を与えるでしょう。
またリズムが整うということは免疫力のアップにもつながります。これは家族全員が健康に暮らすにはとても大事なことなのです。
生活のリズムが狂ってしまうと仕事には悪影響を与え体調も低下してしまいます。そうなると風邪を引きやすくなるなど、いいことは1つもありません。
さらには家庭内に不和が生じると、取り返しのつかないことになるでしょう。
送迎代行サービスのスタッフは子育て経験者か保育士などの資格を持っています。いわば子育てのプロなので頼れる味方ができることになります。
子育てには悩みがつきものですが、核家族化が進んだ現代では親に頼るのも難しくなっています。
そんなときには毎日の送迎をしてくれる送迎代行サービスのスタッフに相談しましょう。先輩やプロの立場から親身なアドバイスが得られます。
ネットで調べるよりも遥かに実のある経験談が聞けるでしょう。
送迎代行サービスの利用パターンはいくつかあります。まず保育園への送迎です。朝はもちろんですが急な会議などで、迎えに行けないときには助かるでしょう。
また習い事やピアノの発表会などへの送迎を依頼する方もいます。ベビーシッターを派遣する企業では子どもの送迎だけではなく、親が帰宅するまで付きそうサービスもあります。
子どもが小さく1人にさせるのが不安な場合は便利なサービスです。いずれにせよ各家庭の事情に合わせたサービスを上手く利用しましょう。
日本では子育てについて悩んでいる親が多いといわれます。これは子育てが初めてという方に特に見られるのですが、すべてのことにプロになろうとしてしまうから生じるものです。
例えば子どもが小さいうちは医学の知識が必要です。幼い子どもは病気にかかることが多くその対応を迫られるものです。しかしその判断が常に正しいわけではありません。
また離乳食の時期が来ると何をどれだけ食べさせればいいのか悩むことになります。子供の体調が良くないのなら小児科医に任せれば済むことです。
離乳食についての相談なら栄養士を頼りましょう。自らが医師や栄養士になる必要はありません。そんなことは非現実的でしょう。
子育ての悩みはプロの力を借りるのがベストといえます。
保育園への送迎代行サービスについてご紹介してきました。自治体のファミリーサポートは安価で利用できますが利用枠には制限があります。
タクシー会社のサービスは料金が高いのがネックといえます。おすすめはベビーシッターを派遣する企業が提供するサービスです。
送迎のみならず留守番まで依頼することができます。特に子どもが小さいときには必要でしょう。
いずれにせよお住いのエリアで利用できるサービスについてはしっかり把握しておきましょう。