2022年1月7日
子育て
赤ちゃんは成長してくるとだんだんと歩けるようになりますが、歩き始めるのには個人差があります。
では、赤ちゃんはいつ頃歩き始めるのか、時期や早い子と遅い子の特徴をみていきましょう。
赤ちゃんが歩き始める際にママやパパが気をつけたいことも一緒にご紹介していきます。
多くの赤ちゃんが歩き始めるのは、1歳頃といわれています。
これは1人で歩けるようになる目安の時期ですが、生後10ヶ月頃からつかまり立ちや伝い歩きをし始めるため、1歳前で1人歩きし始める子もいます。
反対に1歳半になってもまだ1人では上手く歩けないというお子さんもいて、発達の個人差が大きく歩けるようになる時期に正解はありません。
大体のお子さんが1歳9ヶ月には1人歩きできるようになるため、あまり心配せずに赤ちゃんの成長を見守りましょう。
では、歩き始めるのが早い子と遅い子にはどのような違いがあるのでしょうか。時期や特徴について、それぞれのお子さんの違いを詳しくみていきましょう。
早い子は1歳前には1人で歩き始めます。ハイハイや伝い歩きの期間が短く、不安定ながらも歩き始めるお子さんも少なくありません。
歩き始めるのが遅い子は1歳半を過ぎてからです。1歳になってもハイハイのままの子も多く、つかまり立ちや歩く素振りをなかなか見せてくれません。
1歳になってもハイハイをまだあまりしない子もおり、1人で歩き始めたのが1歳半を大きく過ぎてからというお子さんもいます。
育児書・アプリ・インターネットなどの成長スケジュールには、赤ちゃんが歩き始めるのは1歳頃と記載されていることが多いです。
しかし、お子さんによってハイハイ・伝い歩き・つかまり立ちができるようになる時期や行う期間は異なり、それに伴い歩き始める時期も違います。
ハイハイは早かったけどなかなか1人で歩き始めない、伝い歩きが遅いと思っていたが急に歩き始めたという場合もあるため、実際のところ時期は誰にもわかりません。
個人差が大きい時期のため、昨日や一昨日の赤ちゃんよりも少しずつ成長していれば、あまり心配しなくてもよいでしょう。
歩くのが早い子・遅い子の違いとして、生まれつきの身体的な特徴も挙げられます。
もともとがっちりとした体格の赤ちゃんや力が強い赤ちゃんの場合、つかまり立ち・伝い歩き・歩き始めるのが早い傾向です。
反対に生まれたときから体が小さめ、力が弱いような赤ちゃんは歩き始めるのも遅めなことが多いです。
1歳頃になっても体格や筋力が一般的な1歳児よりも小さい・少ない場合は、歩き始めるのが遅くても発達に問題はないことが多いため焦る必要はありません。
身体的だけでなく性格的特徴によっても、歩き始める時期は変わりやすいです。
好奇心旺盛で動くのが好きな子は歩き始めるのが早い子が多く、慎重や臆病な性格の場合は遅くなることもあります。
また、赤ちゃんに兄弟がいる場合はお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をして動き回ることが多いため、伝い歩きや歩き始めるのが早いことが多いです。
性格や家庭環境によっても時期は変わりやすいですが、兄弟がいるのに歩き始めるのが遅いと心配になる必要はありません。
兄弟によっても性格は違うため、赤ちゃんの性格やペースによって歩き始める時期は異なります。
赤ちゃんが歩き始める時期は1歳前後ですが、サインを知っておくと貴重な瞬間を見逃しません。
歩き始めのサインとはどんな行動なのか、赤ちゃんが歩き始める直前や1歳前後にみられる行動を知っておきましょう。
机などどこかにつかまってたっちするつかまり立ちですが、立ちながら手を離す動作が増えてきたら歩き始めるサインです。
お腹を机などで支えずに手を離して立とうとしている動作は、バランス感覚や足の筋力が発達してくるとみられます。
赤ちゃんがつかまり立ちで手を離す動作や1人で立とうとしている動作がみられたら、近いうちに歩き始めるかもしれません。
もう1つのサインとして、伝い歩きで歩き始めるという動作が挙げられます。
机や壁で体を支えながら伝って歩くことを伝い歩きといいますが、赤ちゃんが伝い歩きをし始めたら歩く練習をしているため優しく見守りましょう。
伝い歩きは机や壁があればできますが、赤ちゃんが歩きやすいように手押し車を準備してあげるのもおすすめです。
手押し車はつかまり立ちをしながら歩くことができるため、歩く練習にピッタリのおもちゃです。
腰がすわり1人で安定しておすわりができれば使える歩行器も歩く練習になりますが、手押し車の方が立ち上がりや手離しの練習もでき、歩くためのバランス感覚を付けられます。
赤ちゃんが歩き始める日はいきなり訪れ、ママやパパはその日を心待ちにしていることでしょう。
歩き始めるサインの動作を知っておけば見逃すこともなくなりますが、歩くようになると気をつけたいこともあります。
赤ちゃんが歩き始める前に、ママやパパが気をつけておかなければならないことをあらかじめチェックしておきましょう。
赤ちゃんが歩き始めると、今までは何とも思わなかった家の中でも危険なものや危ない場所がたくさんあります。
ハイハイでは届かなかったダイニングテーブルなどの角に頭をぶつけないように、事前に対策しておくと赤ちゃんのケガを防げます。
他にもドアで手をはさむ・お風呂場へ入るなどのトラブルも多く、包丁が入っている扉なども開かないように対策をしておきましょう。
ガスのつまみや家電のスイッチにも手が届くようになるため、できるものは全てチャイルドロックを掛けておくと安心です。
赤ちゃんが届くもの全てに安全対策を施すのは難しいという場合は、ベビーゲートを利用してキッチンなどへ入れないようにしておくとよいでしょう。
また、机の上など赤ちゃんが今まで届かなかったところでも、届いたり登ったりすることがあります。
机の上にはさみやカッター、ライターや薬類など危険なものや誤飲するものは置かない・すぐに片付けるように習慣づけましょう。
赤ちゃんが歩き始めたら動きやすい服を選びましょう。生地が硬いジーパンやビッグシルエットの服は、動きづらくこけてしまいやすいため避けた方が無難です。
ストレッチが効いた柔軟性のあるズボンなら、赤ちゃんも動きやすく歩き始めにもピッタリでおすすめです。
歩きやすいようにズボンの裾が長過ぎないようピッタリサイズを履かせるか、長い場合は折り曲げておきましょう。
歩き始めるのは1歳前後の子が多いですが、赤ちゃんによって体や性格、環境や成長具合が違います。
まわりの子は歩いていると焦らずに、赤ちゃんのペースを大切にして見守ってあげましょう。
つかまり立ちや伝い歩きで歩く練習をしている場合は、もう少しで歩き始める動作としての目安になりますが、つかまり立ちや伝い歩きの期間が長い子もみられます。
歩き始めの楽しみは1度しか味わえません。いつ歩くかな?と赤ちゃんが歩き始めるのをママやパパが心待ちにする期間も大切にしてください。
1歳半頃になっても赤ちゃんがなかなか歩かず、歩き始めるのが遅いと悩むママやパパは意外と多いです。
焦らずに赤ちゃんのペースを待てばよいですが、発達に問題がある可能性もないとは限りません。
赤ちゃんが歩き始めることへの悩みがある場合は、不安を抱いたまま過ごすよりも小児科の先生や地域の保健師さんに相談してみましょう。
発達に問題がなければ安心して歩き始めを待つことができます。また、ベビーシッターを利用して歩き始める際の赤ちゃんの手助けをするのもおすすめです。
赤ちゃんが歩き始めそうな時期に、歩く練習のサポートをしてあげることで1人歩きを促すことができます。
ハニークローバーでは、歩き始めの際の手助けが得意なベビーシッターもいるため、気軽にご相談ください。
赤ちゃんが歩き始めそうな時期は一瞬です。とても貴重で2度とない時期ですが、なかなか歩き始めないとママやパパは心配になるでしょう。
赤ちゃんは自分のペースで少しずつ成長しています。まわりと比べずに赤ちゃんの成長ペースに寄り添い、温かく見守ってあげましょう。