2022年3月18日
子育て
名古屋市は東海地方の中で住みたい街として上位に挙がり、子育てがしやすい街として有名です。
名古屋市の子どもの人口は0歳から14歳が27万人以上になり、名古屋市の人口全体の約11.9%を占めています。
子どもの人口が多いということはそれだけ子育てがしやすい街ということになり、名古屋市には手厚い子育て支援制度が存在します。
758キッズステーションは、子どもと一緒に子育てを楽しむお手伝いをしている、市民、企業、行政が連携して開設した子育て支援の中核施設です。
子育て世代が孤立せず、誰もが安心して子育てできるように社会全体で支える仕組みづくりも進めることを目的としていて、親子で遊べるキッズパークや子育てに関する講座(子育てコンシェルジュ)やイベントを開催する部屋(マルチルーム)などがあり、気軽に利用することが出来ます。
ひとり親家庭手当は、親のいずれかが重度の障害の状態である場合を含む、ひとり親家庭を対象とした名古屋市独自の支援制度で、児童(18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある者)を養育している方に支給されます(所得制限あり)。
対象となる児童は下記のいずれかの状態にある児童を養育している方です。
・父母が婚姻を解消(離婚)した
・父または母が死亡した児童
・父または母が重度の障害を有する児童
・父または母が1年以上行方不明である児童
・父または母に1年以上遺棄されている児童
・父または母が保護命令を受けた児童
・父または母が法令により1年以上拘禁されている児童
・母が婚姻によらないで出産した児童
児童扶養手当、ひとり親家庭手当、愛知県遺児手当は同時に受給することが出来、ひとり親家庭手当は公的年金や遺族補償を受けることが出来る場合も受給できます。
しかし、愛知県遺児手当は、公的年金(老齢福祉年金を除く)を受け取ることが出来る場合は受給できないので注意が必要です。
支援期間は、ひとり親家庭手当が3年間で、愛知県遺児手当が5年間となりますが、支給停止の期間も含まれます。
特別支援教育就学奨励費は、名古屋市立小中学校の特別支援学級などに就学している、障害のある児童生徒の世帯を対象とした制度であり、世帯所得に応じて学用品費や学校給食費などを支給してくれます。
該当する児童生徒に対して5月中旬以降に学校を通じて申請の案内があり、需給を希望する場合は学校に申し出て、その後必要な手続きを確認します。
対象者は下記の児童生徒です。
・特別支援学級の児童生徒
・通級指導教室の児童生徒
・通常の学級の児童生徒のうち、学校教育法施行令第22条3に規定する障害の程度に該当するもの
また、補助対象は学校給食費、交通費(通学日)、交流学習交通費、修学旅行費、郊外活動費(宿泊を伴うもの)、郊外活動費(宿泊を伴わないもの)、学用日・通学用品購入費、新入学児童生徒学用品・通学用品購入費、オンライン学習通信費(認定1段階のみ)が対象となります。
なごや未来っこ応援制度は、協賛する企業や地域、行政が連携して子育て世帯を応援することが目的の制度です。
該当する家庭に交付される優待カード「ぴよか」を提示すると、協賛店でさまざまな割引などの特典を受けられます。
また、「ぴよか」は愛知県の子育て家庭優遇事業と協働実施するとともに、岐阜県子育て応援キャンペーン事業と三重県子育て家庭応援事業とも連携していて、愛知県の「はぐみんカード」、岐阜県の「ぎふっこカード」、三重県の「三重県子育て家庭応援クーポン」の協賛店でも「ぴよか」を利用することが出来ます。
また、名古屋市はさまざまな子育て支援制度の他に、子育てのお手伝いをしてほしい家庭にも嬉しい事業が存在します。
のびのび子育てサポート事業とは、子育ての手助けをしてほしい方(依頼会員)に子育てのお手伝いをしたい方(提供会員)を紹介し、会員同士で一時的に子育ての援助を行う事業です。
この事業は、行政による公助支援ではなく、市民相互の助け合い(共助)活動であり、子どもを預かる、預けることだけでなく、活動を通じて新たな交流が生まれ、地域における人間関係を構築していくことも出来るのです。
また、この事業は国のファミリー・サポート・センター事業実施要綱に基づき実施されていて、他の都市では「ファミサポ」の通称で親しまれていますが、名古屋市では「名古屋のびのび子育てサポート事業」の名称で取り組んでいます。
依頼会員は、仕事で保育所等へのお迎えが出来ない、通院や用事がある時、子どもを預かって欲しい、などの悩みがある方を対象とし、依頼会員として登録することをおすすめしています。
依頼会員の会員資格は下記の通りとなります。
・名古屋市内に在住、在勤、在学の方
・生後57日から小学校6年生の子どもをお持ちの方
提供会員は、地域で人の役に立ちたい、子育ての経験を活かしたいという方に提供会員としての登録をおすすめしています。
提供会員の会員資格は下記の通りとなります。
・名古屋市内に在住で、子育ての手助けを希望する20再以上の方
産前・産後ヘルプ事業とは、妊娠中または出産後間もない時期で体調が優れない為、家事や育児が困難な方に対して、ヘルパーを派遣して、調理や洗濯、掃除などの家事や授乳のお手伝いなどの育児を援助する事業です。
利用できる方の条件は、名古屋市内に住んでいて、妊娠中または出産後の体調不良等により家事や育児が困難であり、かつ、昼間に家事や育児の手伝いをしてくれる人がいない方を対象としています。
利用できる期間は、妊娠中(母子手帳交付後)から出産後6か月以内(多胎出産の場合は1年以内)で、利用できる時間帯は午前8時から午後6時まで、利用は1日4時間で合計80時間(多胎妊娠・出産の場合は100時間)まで利用することが出来ます。
なごやわくわくプレゼント事業BABY YELL!とは、名古屋市で生まれ育つ子供たちに対して家庭が子どもの誕生を喜び、笑顔や希望を持って子育てをスタートすることが出来るように、子どもが生まれた家庭に、子育てに役立つ物やサービス、親子で楽しめる施設の利用券などを集めたカタログギフトを送り、それぞれの家庭で必要な物を選んでもらう事業です。
令和3年8月10日から開始した事業であり、この事業を通じて名古屋市や各区からの子どもや子育て家庭を応援するメッセージや、子育て支援情報を発信するとともに、生まれた街に愛着を持ってもらうことも目的としています。
対象児童は下記の通りとなります。
・令和3年以降に生まれた児童(生まれた月の月末時点で名古屋市内に住民登録があることが必須)と名古屋市に転入した上記の誕生日の児童(転入した月の月末時点で名古屋市内に住民登録があることが必須)
・令和2年4月1日から令和3年3月31日までに生まれた児童(令和3年3月31日時点で名古屋市内に住民登録があることが必須)
プレゼント内容は、カタログ掲載商品・サービスの約600点の中から、合計50000ポイント(5万円相当)分を、各家庭の必要に応じて選択し、注文することが出来ます。
掲載商品は、家事・育児関連サービス(家事・育児サービス、ベビーシッター、タクシー利用)、乳幼児衣料品(アウター、肌着、靴下、靴など)、育児消耗品(ミルク、離乳食、おむつ、お尻ふきなど)、玩具(知育玩具、乗用玩具、ブロック、絵本など)、育児日用品(ベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐、哺乳瓶など)、衛生資材(マスク、アルコールなど)、施設利用券(名古屋市内及び近隣の親子で楽しめる施設の利用券)、金券(主に子育て用品を利用目的とするもの)、名古屋特産品など幅広い品揃えとなっていて、プレゼントの受け取り方法は、出生届を出すときなどの事前の手続等は一切ありません。
送られてくる案内状に記載されたID、パスワード等の情報により、専用のウェブサイトにログインしプレゼントを選択して注文する流れとなり、とても簡単で、プレゼントはおよそ1か月程度で事業受託事業者から利用者へ配達されます。
この他にも、子育て支援の情報が欲しい場合には、下記のサービスがあります。
・なごや子育てアプリNAGOMii(なごみー)
・子育て応援ブック「なごやっ子」
・名古屋市祖父母手帳「子育て応援ブックなごまご」
このように、名古屋市は国内でも有数の大都市でありながら、子育て支援に関する制度やサービスが豊富であり、子育て世代にとってたいへん住みやすい街となっています。
また、人口や働き口が多いだけでなく、生活に必要なスーパーやコンビニ、医療機関も多数あり、各区で支援の規模や種類は異なるものの、名古屋市は全力で子育て支援に力を注いでいる為、名古屋市での子育てが快適と言われているのです。
名古屋市は、名古屋市民が安全で快適な魅力ある住まい・まちづくりを行う為の計画を発表しました。
計画の目標は、さまざまな居住ニーズに対応できる多様性を持ち、安全で安心して住み続けられ、地球環境にやさしく長く住み継がれる住まい・まちづくりの実現を図ります。
また、市街地の防災性の向上や都市機能の更新、住宅の整備に伴い必要となる公共施設整備などにより、多様な地域の特性を活かした安全で快適な魅力ある住環境の向上を図ります。
計画の成果目標としては下記の通りです。
・住まいのセーフティーネットの根幹をなす市営住宅の入居機会を拡充する為、市営住宅の募集戸数を2155戸から計画期間内年平均2300戸に増加する
・住まいに関するトラブルに対応し安定した住生活を贈る為に、住宅に関する市民相談件数を3290件から3450件に増加する
・賑わいと魅力の創出により、中心市街地内の歩行者通行量を43589人から48000人に増加する
・安全で快適な魅力ある宅地の供給の為、組合区画整理事業による保留地の処分面積を66.8haから113.8haに増加する
このように、名古屋市は積極的に安全で快適な住環境にする為の計画を行っています。
また、名古屋市は大都市で人口が多く、住むには賑やかすぎるのではという声もあがりますが、実は子育てに最適で整った住環境となっているのです。
そこで、名古屋市が住みやすいと言われている理由を6つご紹介いたします。
名古屋市が住みやすいと言われている理由は「ほどよい都会感」です。
東京や大阪、福岡などの全体的に栄えている都会と比べるとまだまだ田舎のイメージが強く、生活するうえではちょうど良い環境と言われています。
また、電車での生活が便利であるにも関わらず、車の駐車料金も他の大都市と比べるとそこまで高額ではなく、車と電車の両方が使いやすい為通勤や通学にも便利です。
名古屋市の歓楽街は名古屋駅周辺や栄、金山があげられますが、それぞれの場所が近く旅行や買い物も1日で全て回ることが出来てしまいます。
名古屋駅のお店でご飯を食べて、そのまま栄に行くということもとても簡単であり、移動が楽に出来るのです。
名古屋市は日本の大きな都市の中で中間地点に位置しているので、新幹線や飛行機を使って国内のどこかに移動するときに便利です。
空港にも、車や電車共にアクセスしやすい為、飛行機の利用もしやすいのです。
名古屋市は車での移動も簡単であり多いのですが、電車もとても使いやすいのが特徴です。
地下鉄の路線図はわかりやすく、電車の本数も多いので通勤時間などは特に電車をあまり待たなくても乗ることが出来ます。
また、東京や大阪に比べて乗車率もそこまで高くないので、通勤の際の満員電車のストレスもあまりないのが良い所です。
名古屋市は待機児童が少ない街とも言われています。
東京や大阪などの都市に比べると、比較的保育園に入りやすく、保育に関する制度を導入している企業も多いので、働きながら子育てしている女性に優しい街と言われています。
また、住宅街には緑も多く、大きな公園もたくさんあるので子育て世代にも住みやすい環境となっています。
名古屋駅周辺はここ数年で大きく発展していきました。
お店も増えて、高層ビルもたくさん建ち、近い未来にリニア開通も予定されているので、これからどんどん発展していくことでしょう。
次に、名古屋市内の住みやすく、子育てに最適な環境とされる区を5つご紹介いたします。
地下鉄東山線沿線の高級住宅と文教地区を合わせ持つ千種区は、家庭の将来を考えてもメリットが存分に感じられるエリアの一つです。
名古屋市千種区は名古屋市の中心よりやや北東部に位置しており、総面積は18.23㎢を占めています。
千種区のホームページによると、千種区の人口は164144人、世帯数は83398世帯となっていて、千種区の中央付近には丘陸地帯が広がり、名古屋市内でも有数の高級住宅街とされています。
また、名古屋市営地下鉄の本山駅周辺の名古屋大学をはじめ、さまざまな学校が点在している文教地区としても有名なエリアとなっています。
そして、お洒落な街並みを活かして、結婚式場やレストランウェディング、ゲストハウスウェディングができるお店も多いのも特徴です。
他にも、千種区の東部には東山動植物園をはじめとした緑豊かな街並みが広がっていて、都市部にある森としては国内最大級とも言われている「なごや東山の森」も、この東部にあるので、豊かな自然環境を身近に感じることが出来ます。
名古屋市東区は名古屋市内の中でも、最も歴史を感じることのできるエリアの一つです。
名古屋市東区は市の行政区16区の一つであり、面積7.7㎢と市内では最も小さな区域となっています。
名古屋市東区は歴史をさかのぼると武家屋敷の拠点となっていた為、歴史的な名所旧跡が多く、今日に至るまで大切に保管されてきました。
東区には名古屋の代表的なレジャースポットである「ナゴヤドーム」「愛知芸術文化センター」やなごや最大の繁華街である栄に隣接する大規模なショッピングエリア「オアシス21」もあり、大変便利で快適な生活環境となっています。
東区の賃貸マンションやアパートは、月々の家賃相場は7万円台からとなり、間取りについては1Rから1LDKのものが最も物件数が多く、月額の家賃は平均7.2万円からです。
少し広めの間取りにすると2Kから2LDKの物件となり、月額の家賃は平均9.6万円となっています。
ファミリー向けの物件としては3Kから3LDKの場合には、月額の家賃は平均11.6万円となります。
名古屋市北区は市内のある16区のうちの一つで、花と緑に囲まれた公園と商業地区に代表されるエリアです。
区内には閑静な住宅地も多く、都会でありながら自然の美しさを堪能することが出来ます。
北区は名古屋市内の北部に位置しており、北側は名古屋市・西春日井郡豊山町に隣接し、南側は中区と東区に隣接している、面積17.53㎢の区域です。
北区内の交通網は鉄道や名古屋市営バス、幹線道路が充実していて、隣接する西春日井郡豊山町の県営名古屋空港に近いことから名古屋市内の北の玄関口としての役割があります。
鉄道は、JR中央本線や名鉄瀬戸線、小牧線、名鉄小牧線との相互乗り入れをしている地下鉄上飯田線や地下鉄名城線などがあり、かなり利便性の高い鉄道網が構築されています。
また、北区内には公団住宅などの大規模な住宅地も多く、新築一戸建てや分譲マンションといった物件も豊富に提供されています。
北区内のレジャースポットとしては名城公園や志賀公園といった自然豊かなエリアの他に、金運招福・商売繁盛の神様で有名な山田天満宮が挙げられます。
そして、北区は水と緑に囲まれた自然豊かな公園が多いことから「水と緑のまち」という名前が付けられています。
区内には庄内川や谷田川を代表とする、大小さまざまな河川が流れており、その周辺には志賀公園や楠公園などが整備されています。
各公園には広い緑地のほかに、野球場などのスポーツを楽しめる設備が整っており、休日にはたくさんの親子で賑わっています。
名古屋市西区は豊かな自然・伝統産業が根付く下町・新たに建設された新興住宅街といった3つの特色を合わせ持つエリアです。
西区は名古屋市の北西部に位置しており、初めて区制が導入されたころから存在している区です。
西区の面積は17.93㎢で、区内全域に閑静な住宅街が広がっていて、西区の中央には東西の方向に庄内川が広がっていて、周辺には広大な庄内緑地公園があります。
庄内川の北部には住宅の建設が積極的に行われていて、千賀輝鶴舞線と名古屋鉄道犬山線のターミナル駅となっている上小田井駅を起点として、新興住宅街が形成されつつあります。
地下鉄鶴舞線は西区の中央部分を南北に走っていて、区民の通勤や通学には欠かせない交通手段の一つです。
また、西区には自然豊かな場所が多いことも魅力の一つであり、区内各地には幼い子どもと一緒に遊びに行きやすい規模の公園が多く点在し、水と緑と太陽をテーマに作られた広大な庄内緑地公園もあります。
名古屋市中村区は、名古屋駅周辺の繁華街を中心とした再開発地区と名古屋駅より西側に向かって発展する住宅街からなるエリアです。
抜群の利便性を兼ね揃えた中村区は総面積16.30㎢、総人口136007人、世帯数71205世帯となっています。
中村区の特徴は、名古屋駅を中心としたオフィス街やショッピング街、中村公園を中心とした史跡が広がるエリア、中村公園周辺に発展しつつある住宅街の3つの区域に分かれます。
中村区の最大の特徴は、鉄道を中心とした交通網が発達しており、中部地区の玄関としての役割を担っています。
名古屋駅構内には、JR東海道新幹線のほか、在来線である名鉄、近鉄、名古屋市営の地下鉄東山線・桜通線が乗り入れされていて、名古屋駅構内及び周辺には大型のバスターミナルが整備されています。
遠距離バスを含む各バス会社や名鉄バス、市バスといった地元のバスがひっきりなしに往来していて、県営名古屋空港である小牧空港と名古屋駅を結ぶ直行バスも運行していて、大変利便性の高い区とされています。
また、中村区は首都圏と中京圏間を結ぶリニアモーターカー「超電導リニア」が2027年に先行的に開業される予定となっており、中村区名駅の地下にはリニアモーターカーの駅建設が予定されています。
東京駅から名古屋駅の間がリニアモーターカーの場合、40分での移動が可能となり、将来に向けて名古屋駅に対するニーズもますます高まってきます。
中村区はオフィスの拠点として、マイホームやセカンドハウスや投資物件の購入先としてさまざまな立場や考えを持った方、さらには子育て世代からも注目されるエリアなのです。
名古屋市は学校教育の努力目標として「なかまと学び夢を創る」をあげ、全ての子どもに対し、一人ひとりに応じた個別最適化された学びを提供し、主体的・対話的で深い学びの実現を目指した授業改善を推薦し、子どもがキャリア教育を含む多様な学びを通して自分の良さに気づき、夢を抱き、その実現に向かって自他を大切にしながらたくましく生きることができるようにすると定めました。
名古屋市の学校教育の重点事項は下記の通りとなります。
心と身体を十分に動かせ、主体的に遊びこむ幼児の育成
・多様な動きを楽しみ、工夫して表現する喜びを味わうための活動の充実
・幼児自らが働きかけたり試行錯誤したりして、思いの実現に向けて取り組むための環境の構成の工夫
・友達と工夫したり協力したりする協同的な活動の充実
自分のよさや特徴に気づき、自信をもって行動する幼児の育成
・道徳性・規範意識の芽生えを育み、用事が自分で考えたり気持ちを調整したりして行動するようになるための指導の充実
なかまとの対話を大切にし、ICTを活用して主体的に学ぶ子どもの育成
・「なかまビジョン」に基づく互いに認め合う学級づくりと、仲間と学び深める授業づくりの推進
・子ども一人ひとりの推進や能力、関心に応じた個別最適化された学びを提供
・実生活に生きてはたらき、各教科等の基本となることばの力の育成
自他を大切にし、人生をたくましく生きる力を備えた子どもの育成
・自他の命を大切にし、自他の存在を尊重する態度を育てる教育の推進
・社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に着ける為のキャリア教育の充実
・子どものさまざまな悩みに対応し、たくましく生きる力を育むための「なごや子ども応援委員会」との協働や専門職、関係機関と連携した支援体制の充実
・生涯を通じてすすんで運動に親しむための指導の充実
なかまとの対話を大切にし、ICTを活用して、主体的に学ぶ子どもの育成
・「なかまビジョン」に基づく互いに認め合う学級作りと、仲間と学びを深める授業づくりを推進
・小中高等学校の学びの連続性を踏まえ、子どもの特性に応じた教科指導の充実
自他を大切にし、人生をたくましく生きる力を備えた子どもの育成
・自他の命を大切にし、自他の存在を尊重する態度を育てる教育の推進
・障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための自立活動の充実
・家庭や地域、関係機関等と連携したキャリア教育の充実
・生涯を通じてすすんで運動に親しむための指導の充実
自己実現を目指し、生涯にわたって能動的に学ぶ生徒の育成
・ICTを活用するなど、社会に求められている資質・能力の育成を目指し、主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善の推進
・身につけるべき基礎学力の確実な習得と、生徒一人ひとりの進度や能力・関心に応じた個別最適化された学びの提供
自他を大切にし、人生をたくましく生きる生徒の育成
・自他の命を大切にし、自他の存在を尊重する態度を育てる教育の推進
・自立した市民として他者と協働しながら生き生きと活躍できるキャリア形成の支援
また、名古屋市は小中学校の教育の取り組みに特に大きく力を注いでいますが、同じ県内で隣の市内でも自治体によって大きく異なるポイントがあります。
そこで、子育て世代が気になる名古屋市の教育に関するポイントを詳しくご紹介いたします。
地域によっては空調が完備されていない所も多く、一昔前までは設置していなくても扇風機等で過ごすことも普通の時代でした。
しかしここ数年、夏場は30度を超える猛暑が連日続くことも普通であり、エアコンが学校に設置されていないと勉強に集中できないだけでなく、熱中症の危険も懸念されるようになりました。
近年では全国の公立の小中学校に空調設置導入の動きが出てきて、平成29年度の文部科学省によると、全国の公立小中学校の普通教室への空調設置率は49.6%となりました。
しかし、名古屋市は平成27年度に市立小中学校普通教室への空調設置率は100%となり、導入は完全に完了しています。
空調が完備されていると、体育などの授業から帰ってきた後もエアコンのある教室で身体を涼めることができるので熱中症のリスクも減ります。
しかし、平成29年度の愛知県内の設置率を見ると、設置率100%なのは名古屋市、北名古屋市、春日井市、みよし市、大口町、阿久比町、飛島村の7市町村のみであり、愛知県全体の設置率は35.7%となっています。
地球温暖化が原因で猛暑が続くと言われている夏場は、保護者の目線から見ても空調が設置されている名古屋市は魅力的に感じる一つのポイントとなります。
名古屋市立の小学校では、完全給食が実施されています。
実際に献立を見てみると「エネルギーのもとになるもの」「身体を作るもとになるもの」「身体の調子を整えるものとなるもの」と、成長と健康維持に必要な栄養のある食材がバランスよく取り入れられているという印象があります。
地元の名古屋市産の食材を使った料理を食べる日や、愛知県産の特産品を使った料理、なごやめしが出る日などもあり、子どもたちは名古屋ならではの給食を楽しむことが出来ます。
ただ給食を食べてお腹いっぱいになるのではなく、給食を通して食文化を学ぶことが出来るのも名古屋市の学校給食の魅力です。
また、アレルギーに関しても可能な範囲に対応してくれるので、親御さんは安心して学校に預けることが出来ます。
また、名古屋市立の中学校になると、完全給食ではなく「スクールランチ」という制度に変わります。
スクールランチと完全給食の違いは、選べるか選べないかの違いであり、名古屋市のスクールランチでは完全給食のような全員が同じメニューを食べるのではなく、複数のメニューの中から自分で選択することが出来ます。
各中学校にランチルームが設置されていて、ランチルームのメニュー2種類と教室で
食べるランチボックスのメニュー2種類の中から選ぶシステムとなっています。
スクールランチは事前予約性の為、日によって家庭からお弁当を持ってくることも出来、普段はお弁当にして、好きなメニューの時だけスクールランチにすることも出来、両親が働いていてお弁当を作ることが難しい場合にも大いに活躍します。
共働き世帯のなかで特に気になるのは、子どもの放課後の過ごし方になります。
名古屋市の小学校では学童保育とは別にトワイライトスクールも実施されています。
トワイライトスクールは名古屋市が設置運営を行う公設公営の事業であり、放課後等に小学校施設を活用して遊びや学びを提供する場として実施されています。
学童保育と同じように毎週月曜日から金曜日の放課後まで実施されていて、土曜日や長期休みの際にも開設されます。
トワイライトスクールと学童保育の大きな違いは共働きなどの留守家庭児童でなくても小学校の全児童が自由に参加することが出来、費用は無料となります。
学童保育の場合はトワイライトスクールと違って費用が掛かりますが、その分第二の家を目指し、保育時間も長めです。
また、名古屋市中川区にある小学校で行われている授業が斬新すぎると話題となりました。
名古屋市中川区にある名古屋市赤星小学校では、同じ教室内でさまざまなグループに分かれてそれぞれ別の授業に取り組むスタイルを取り入れているのです。
参考にしているのはオランダで実施されている教育法である「イエナプラン」という教育法で、子どもたちが自立して勉強できるよう子どもそれぞれに合わせた授業を行うものです。
日本では子ども達全員が黒板を向いて同じ授業を受ける「受け身のスタイル」が一般的ですが、その受け身から脱却して子どもたちが自主的に考える新たな授業を行おうと取り入れられました。
イエナプランを取り入れることで、教師と子どもたち一人一人との会話が増え、楽しく授業を行うことが出来、さらには取り入れる前と比べてテストの平均点が一人10点から20点ほど上がる時もあるとのことでした。
子ども達にはあらかじめ目標が与えられていて、それに向けて子どもたち自身で自由に時間割を決めて勉強を進めています。
また、名古屋市東区にある、名古屋市立矢田川小学校ではタブレットを活用した自主性を促す授業を取り入れています。
先生が黒板にプロジェクトを映し、算数の問題を解きますが、机に戻った子どもたちが手にしているのはノートでもなく教科書でもなくタブレットです。
タブレットに子どもたちそれぞれの答えや意見を書き込むと、黒板に映し出される仕組みとなっていて、さらには子どもたちのタブレットにも同じものが反映されるので、クラス全員の答えを見ることが出来るのです。
これはアメリカの教育法を参考に進められている授業であり、タブレットを活用し、他の子の意見を参考にしながら自分の考えを深められるようになっています。
このように名古屋市では固定概念にとらわれず新しい教育法が取り入れられ、子どもたちの自主性を促す新しい取り組が行われているのです。
東京と大阪の中間に位置する大都市のひとつである愛知県。
愛知県は都会的な利便性がありながら尾張と三河の歴史や文化も併せ持っている地域であり、暮らしやすく、子育てしやすい街として人気を高めています。
愛知県が子育て世帯の移住におすすめの理由は3つあります。
経済産業省の統計によると、愛知県は事業所数で全国2位、従業員数で1位、製造出荷額等で1位と軒並み上位にランクインしていて、全国でも屈指の工業地域と言われています。
愛知県豊田市にある自動車メーカーのトヨタ自動車の本社があることが大きく影響しています。
その他にも繊維や陶磁器などの世界有数のモノづくり産業が集まっていて、地方都市の中では平均収入がトップとなっています。
移住することで収入が下がると思い込みがちですが、愛知県への移住はそのような心配は必要ありません。
愛知県は名古屋駅と名古屋空港、中部国際空港(セントレア)などの交通拠点を中心に、観光やビジネスにおいて非常に利便性の高い公共交通ネットワークが構築されています。
リニア中央新幹線の拠点としての整備も進められていて、今後もさらなる発展が期待されます。
東名高速道路や名神高速道路があり環状線道路も整備されていて、車でのアクセスも抜群であり、トヨタ自動車とともに街が発展していて、自動車の保有率もとても高くなっています。
その為、電車移動だけでなく、車での移動もしやすいのが愛知県の特徴なのです。
愛知県は東京や大阪に比べると、大都市にもかかわらず交通のアクセスの良さが際立ち、鉄道のピーク時の混雑率が緩やかで、通勤がそこまで苦痛に感じないのも移住におすすめの理由の一つです。
愛知県はショッピングセンターの数が東京に次いで全国2位となっていて、1か所でまとめて買い物ができるショッピングセンターが充実しているのは子育て世帯にとってはとてもありがたい条件となります。
また、大都会でありながらも公園や自然も多く、車で移動するとレジャーを存分に楽しむことが出来ます。
愛知県は「日本一子育てがしやすい愛知」の実現を目指し、子育て支援制度の拡充に取り組んでいて、「少しの時間でも預かってくれる施設が多くて働きやすい」という声も多く挙がっています。
待機児童数も少なく、共働き世帯でも安心できる点が住みやすさに繋がっていると言えます。
愛知県の子育て支援制度の主な制度は下記の通りです。
15歳未満の子どもを育てる世帯に、1人あたり最大15000円が支給されます。
子どもによって金額は変わりますが、受給者の所得制限が限度額を超える場合には一律5000円となります。
医療保険の適用となる医療費であれば小学生未満は無料、中学生未満は入院費が無料になります。
その他にも未熟児養育医療給付費や小児慢性特定疾病医療費助成など、難病に対する助成制度も設けられています。
ただし、これらの制度は対象年齢や各自治体によって取り組み方が異なるのでお住いの市町村に確認することをおすすめします。
保育サービスや放課後対策の拡充など、子育て世帯が男女ともに家庭と仕事の両立が実現できる仕組みづくりを行っています。
また、愛知県は子育て支援制度の充実だけでなく教育制度も充実していて、大学の数は全国3位であり、都会と地方との教育レベルの差を懸念する必要もありません。
このように、愛知県は子育て世帯や共働き世帯におすすめされる理由が豊富であり、住みやすい街として人気を高めています。
そこで、愛知県内の子育て世帯におすすめの街を詳しくご紹介していきます。
刈谷市は、産業と文化が調和していて、子育てがしやすい街と言われています。
トヨタ発祥の地として有名な刈谷市は、刈谷城の城下町として栄え、大正15年にはトヨタ自動車の前身である豊田自動織機が設立されました。
現在ではトヨタ車体を筆頭にデンソーなどのトヨタグループ企業の本社が5つもある為、刈谷市の財政力は全国でもトップクラスなのです。
また、工業都市でありながらも大自然に囲まれた街並みが広がっているのも刈谷市の魅力です。
交通アクセスに関しても、非常に快適と言われています。
JR東海が走っているため、名古屋駅まで快速に乗れば20分程で着き、刈谷市公共施設連絡バスも走っています。
そして、刈谷市で最も魅力のポイントは行政がさまざまな支援に力を入れているということです。
特に子育て支援は市をあげて積極的にサポートを行っている代表的な支援であり、助産師による「赤ちゃん訪問」やボランティアの「育児ママによる訪問サポート」など、育児に関するさまざまなアドバイスを行っています。
高浜市は、福祉自治体を目指し、高齢者や子育て世帯にやさしい街と言われています。
高浜市は海岸線に面していて、河川がいくつも走っているエリアとなり、水が豊富で、一年を通して比較的暖かく過ごしやすいのが特徴です。
刈谷市同様工業が盛んで、交通アクセスが快適であるという点も魅力ポイントの一つです。
高浜市は瓦の名産地として知られていて、江戸時代から「三州瓦」の生産によって発展を成し遂げてきた街です。
特に鬼瓦は高浜市を代表とする名産品であり、街の活性化を担うツールとしても大活躍です。
鬼瓦を身ながら散歩が出来る「鬼の道」は全国から多くの観光客が訪れる人気スポットであり、「かわら美術館」も瓦をテーマとした世界でたった一つの美術館として大きな注目を浴びています。
そして、高浜市最大の魅力と言えば行政が福祉自治体を目指しているということです。
特に高齢者向けの介護サービスと子育て支援サービスは全国的に見ても非常に充実しています。
子育て支援サービスは休日保育や一時的保育を行うことによって、乳幼児保育を積極的に支援し、子育てが必要な世帯にとってとても暮らしやすい環境が整備されています。
安城市は「日本のデンマーク」と呼ばれた都市と田園が調和する街と言われています。
大正後期から「日本のデンマーク」と呼ばれてきた安城市は、農場によって戦争から立ち直ったデンマークと境遇が似ていることからこのような名前が付くようになりました。
現在でも安城市は愛知県有数の農業先進地域であり、市の面積の半分ほどが農地であり、田園風景が広がっています。
田園風景が広がっているのも関わらず、名古屋駅のベッドタウンとして新安城駅を中心に開発化が促進され、新安城駅の周辺には飲食店やデパートなどの商業施設が密集し、高層マンションも次々に建設されています。
駅周辺の公園にはテニスコートや噴水広場など、家族向けの施設も非常に充実しています。
しかし、駅から少し歩けば田畑が一面に広がる景色へと様変わりし、安城市は都市と田舎が見事にマッチした暮らしやすいエリアなのです。
また、安城市の注目すべきポイントは経済的負担サポート支援です。
子どもの医療費を助成するなど経済的に苦しい家庭でも暮らしていけるような環境づくりに励んでいて、地域間の交流も非常に密接しています。
引退した高齢者が登校時の見守りボランティアなどに積極的に参加していて、地域全体で子どもを守っていく意識が強い為、安心して子育てに臨めます。
知多市は子育て世帯にちょうどいい街として、若い世代から人気があるエリアです。
知多市の魅力は治安の良さであり、犯罪発生率は全国的に見ても低く、子育て世帯にとっても安心して暮らしていくことが出来ます。
また、市と地域住民と警察が三位一体となって「犯罪のない街づくり」に励んでいることも知多市が人気とされる要因なのです。
知多市の代表的な子育て支援センターである「ぽぽらす」を筆頭に、子育て支援に関する施設が充実しているのも大きな魅力であり、待機児童ゼロを目指し保育園の誘致に積極的に取り組んでいるため、共働きの若い世帯の移住も増えています。
そして、自然豊かな公園が多いことも知多市の大きな特徴です。
大小合わせるとその数は何と100か所以上あり、中でも都市公園が多く、ほとんどの公園が綺麗に整備されているのも嬉しいポイントです。
桜が満開に咲き誇るお花見スポットも多く、家族でのんびりとピクニックを楽しむことも出来るのです。
西尾市はゆとりある場所とゆとりある暮らしが出来る街として人気を高めています。
西尾市は、都会から離れてゆったりと暮らしたいと考える世帯に人気のエリアであり、田畑や山が面積の多くを占める環境であり、トヨタ系の向上がいくつも点在します。
商業施設の数は少ないですが、その分静かでゆったりとした時間を満喫することが出来ます。
また、開発されていない土地も多い為、最近では田舎暮らしに憧れる若者たちが次々と移住し、密かにブームとなりつつあります。
名古屋駅までも30分圏内なので生活に困ることもなく、子育て世帯にとって自然に寄り添いながら育児をすることが出来る魅力いっぱいの街なのです。