2021年12月14日
病児保育
子どもが突然具合を悪くし保育園に預けられないけれども仕事を休むこともできない。こんな経験をした方もいるのではないでしょうか。
同居家族や近くに住む祖父母が子どもの面倒を見てくれれば何とかなると思います。
しかしひとり親や夫婦と子どものみの家庭の場合には家族の誰かに頼ることはかないません。
また家族がいたとしても様々な事情で面倒を見てもらうことが難しいという場合もあるでしょう。
そのような時には「病児保育」という手段があります。
病児保育は健康な状態ではない子どもを保護者に代わり一時保育することです。
病児保育は「病児対応型」・「病後児対応型」・「体調不良児対応型」の3類型に分けられます。
「病児対応型」は現在病気である子どもに対しての対応を「病後児対応型」は病気の回復期にある子どもに対して対応します。
また、「体調不良児対応型」は保育園内などで急に具合を悪くした子どもに対しての対応と子どもの症状で分類されています。
その中でも病児対応型・病後児対応型は「施設型」と「訪問型」に分かれています。
「施設型」は文字通り施設で子どもを預かり保護者に代わって面倒をみる病児保育のことです。
「訪問型」は病児保育を必要とする人の自宅などに保育者(ベビーシッターなど)が出向き子どもの面倒をみます。
病児保育は病児保育対応施設で受けることができます。
その他にも病児保育に対応しているベビーシッターに依頼することで病児保育を受けることが可能です。
病児保育施設には自治体提携の施設とNPO法人などの民間施設や病児保育対応の保育園などがあります。
ベビーシッターの派遣会社では病児保育に特化したシッター派遣サービスを提供しているところも増えてきているようです。
自治体提携施設は病院併設の病児保育施設に多くみられます。自治体によって受け入れの基準があるので事前に確認が必要です。
多くの自治体提携施設では医師の診断を受けて病児保育の利用可認定もらってから利用可能になることがあります。
そのために保護者の出勤時間などの都合を考慮し自治体によってはお迎えサービスを提供しているところも出てきました。
また、病院併設の施設では容態に合わせて医師に診てもらえることもあります。
最近では利用予約サイトなどで空き状況の確認や利用予約ができるアプリを導入している自治体も増えてきつつあります。
自治体の提携施設では受け入れ時間や曜日などが決まっている場合がほとんどです。そのため土日祝日や夜間対応・時間延長などが難しい場合が多くあります。
民間の病児保育施設はNPO法人などで運営されている場合が多いようです。
これらは民間運営施設であるため色々な面で利用者側に配慮したサービスを受けることが可能です。
24時間対応や保育時間の延長のほか土日祝日の対応や当日突然の受け入れなど様々なサービスが用意されています。
但しオプションでサービスを追加しすぎると料金が高額になる場合があります。
こども園や保育園の併設施設では病後児保育や体調不良児保育のみ対応しているところが多いようです。
ベビーシッターは子どもを施設に連れて行くことなく自宅で面倒を見てもらうことが可能です。
シッターをお願いするにはシッター派遣の会社に依頼するという方法があります。
その他に最近ではマッチングサイトで自分の希望条件に合うシッターを探して依頼することも増えてきました。
ベビーシッターは病児保育施設で受け入れが難しい時間帯や曜日でも自宅で面倒を見てもらうことができます。
また、追加料金を支払うことでさまざまなオプションサービスを受けることが可能です。
仕事がどうしても休めない場合など保護者に代わって面倒を見てもらえるのが一番のメリットです。
仕事を休んでしまい誰かに迷惑をかけてしまうという保護者側の不安が解消されます。
その他に病児保育に関してのベテランに子どもを預けることで看護面での心配ごとも軽減されるでしょう。
また、ひとり親家庭などが利用する場合には割引や助成などが受けられることが多くあります。
そのため病児保育を受けること自体がメリットになる場合もあるでしょう。
民間の病児保育施設やベビーシッター派遣会社などは緊急依頼に対応ができるように準備しているところが多く存在しています。
ベビーシッターの派遣会社などはすぐにシッターを派遣することができるように緊急対応できる人材を確保しているところもあるようです。
病院に併設している施設であれば具合が悪くなってもすぐに医者に診てもらえるという安心感があります。
病児保育施設には看護師や保育士の常駐が義務付けられているため安心して子どもを預けることができるでしょう。
また、ベビーシッターでも看護師資格などを有する人や病児保育のベテラン保育士などが派遣される場合もあります。
いずれも病児保育に特化した人材であれば安心してお任せできることでしょう。
病児保育は自治体・民間・ベビーシッターなど受けるサービスや施設によって料金が変わってきます。
また生活保護を受けている場合やひとり親などは利用料免除や割引・補助が受けられる場合がほとんどです。
市町村などの自治体ごとに料金が設定されており、概ね1日(8h程度)2,000~3,000円が相場です。
利用料金は生活保護世帯やひとり親世帯などには無料制度や割引等があります。またこの他に食事代やおむつ代などが別途かかる場合があるでしょう。
自治体のホームページに施設ごとの料金が掲載されていることがありますので確認してみてください。
NPO法人など民間の施設では入会金・月会費・利用料などを徴収する場合があります。
年齢や利用回数・利用時間や追加オプションで金額が変わってくるため自治体に比べると高価です。
入会金は10,000円~40,000円程度、月会費も3,000円~7,000円と施設や地域によってばらつきがあります。1回の利用料金も3,000円~10,000円と様々です。
この他におやつ代やおむつ代などがかかる場合があります。
月会費を徴収している施設では月会費に1回分の料金が含まれていることがあります。そのため月1回分は無料になるかもしれませんのでよく確認してください。
多くの施設で一定期間の利用回数によって月会費の見直しが行われる場合があります。
シッター派遣の会社よって料金は様々です。派遣会社によっては入会金や月会費を徴収するところもあります。
利用料金は1時間1,000円~3,000円程度のところが多く利用内容に応じてオプション料金が加算されるでしょう。
それ以外にもシッターの交通費などが請求される場合もあります。
マッチングサービス利用の場合には自分でシッターに料金と仕事の詳細を提示しなければいけないため金額の交渉が必要になるでしょう。
子どもが突然の発熱でも仕事を休めない…そんな時にはハニークローバーにご連絡ください。
ハニクロにはシッター派遣とマッチングサービスの2つのサービスがあります。
シッター派遣はあらかじめサービスエリアと料金システムが決まっておりハニクロ事務局からのおすすめシッターを派遣するサービスです。
マッチングサービスはハニクロ事務局が仲介しお客様自身でシッターを指名するサービスで派遣とは料金システムが異なります。
ハニクロの派遣シッターは全員非喫煙者で様々な研修を受けた保育経験のある人材です。
研修を受けた保育経験豊富な人材が担当いたしますので安心して子どもを預けてください。
子どもは突然具合を悪くするということが多々あります。
休める環境があったとしてもその度仕事を休むことになると周りに対して申し訳ないと思ってしまう人もいるでしょう。
またひとり親の場合は仕事を休むこともできない。ましてや面倒を見てくれる人もいないということもあります。そのような時には病児保育を利用しましょう。
都合にあわせて病児保育の色々なサービスを受けてみるのも良いかもしれません。病児保育を利用することで少しでも不安を解消してください。