2022年1月6日
子育て
0歳児は、ずりばいやハイハイをしだす赤ちゃんの成長真っ只中の時期で、中には歩き始める子もいます。
そんな赤ちゃんの成長が凄まじい時期、室内遊びはさまざまな効果があるとされているのを知っていますか?
今回は、0歳児の室内遊びのねらいについてご紹介します。0歳児の子どもでもできる室内遊びの内容についても具体的にみていきましょう。
0歳児とは、ほとんど寝ていて母乳やミルクを頻繁に飲む新生児の頃から子どもがぐんぐんと成長するとても大切な時期です。
寝返り・おすわり・ずりばい・ハイハイ・つかまり立ち・伝い歩きと、子どもはどんどん成長し、親の方がびっくりすることも多いでしょう。
1歳手前では、1人でたっちや歩ける子どももいて、成長の個人差が大きく出る時期でもあります。身体的な成長だけでなく、精神的な成長も0歳児の子どもは大きいです。
0歳の子どもは成長が凄まじいですが、ママやパパが成長を促す手助けをすることで身体や心を育むことができます。
しかし、成長の手助けをするのはなかなか難しく、どこまで手を出してよいのかと悩む人も少なくありません。
そこで赤ちゃんの成長を楽しく手助けできるのが、室内遊びなのです。赤ちゃんの成長に合わせた遊びをすることで、身体や心を育むねらいがあります。
まだあまり動けない0歳のねんね期でも、五感を刺激してあげることによって発達を促す効果があるため、ぜひトライしてみてください。
室内遊びなので、自宅のお部屋でも手軽にできる方法ばかりです。使うアイテムも家にあるものでできるため、すぐに始められます。
まずは、0歳の子どもでもできる室内での運動遊びをご紹介します。体を動す遊び方は、身体的な発達を促すねらいがあります。
保育士が保育園で子どもたちと遊ぶ方法もありますが、広い場所がなくても家のリビングでOKです。0歳児だけでなく、1歳や2歳の兄姉がいても一緒に楽しめるでしょう。
マットトンネル:半分に折った運動用のマットや折りたたみができる布団マットレスを山のように立てて置き、ずりばいやハイハイで赤ちゃんにくぐってもらいましょう。
くぐった先からママやパパが赤ちゃんの名前を呼んだり、「こっちだよ!おいで!」などと言ったりしてあげると、子どもとのコミュニケーションも深められます。
でこぼこロード:マットの下に丸めたタオルを入れ、でこぼこになるように調整してください。赤ちゃんにずりばいやハイハイで、でこぼこロードの上を移動してもらいます。
丸めた布団をマットの下に置き、坂道にしても面白いです。赤ちゃんの成長具合に合わせて、急な坂道にしても楽しく遊べます。
マット遊びは、ずりばいやハイハイをし始めた頃の赤ちゃんにピッタリの遊びです。運動を促進することで筋肉の発達を促し、体を動かす楽しさを覚える効果があります。
ひらひらカーテン:長めのPEテープを1本準備し、そのテープに同じ長さのPEテープを何本も結びつけ、ひものれんやタッセルカーテンのようにしたら準備OKです。
子どもの高さに合わせてカーテンを設置し、くぐったり触ったりして遊んでもらいましょう。PEテープなら簡単に割くこともできるため、赤ちゃんの指先の発達を促す効果もあります。
赤ちゃんにとっては、PEテープのカシャカシャと鳴る音も魅力的です。まだカーテンをくぐったり割いたりできなくても、ママやパパがカーテンを揺らして音を聞かせてあげましょう。
PEテープを揺らしたりくしゃくしゃにしたりして音を聴かせることで、聴覚の発達を促す効果もあります。
ただし、PEテープを使った遊びをする際は、子どもの首や指に巻きつかないように注意して遊んでください。
段ボールトンネル:段ボールの底を開けて横に倒せば、トンネルのようになります。トンネルが好きな子どもも多く、喜んでくぐってくれるでしょう。
段ボール迷路:段ボールトンネルをたくさん繋げて、迷路にしても面白いです。繋げたりカットしたりすれば、本格的な迷路も作れます。
段ボールは手に入りやすく、赤ちゃんの室内遊びにもピッタリなアイテムです。リメイクシートを貼ったり絵を描いたりすれば、かわいいトンネルや迷路にもなります。
ふわふわ風船:風船をポンポンと手で浮かせたり、赤ちゃんの方へ投げてあげましょう。たくさん膨らませてボールプールのようにしても楽しく遊べます。
風船は動きを目で追ったり感触を確かめることで視覚や手元の発達に効果があり、赤ちゃんに触らせてあげるだけで身体的だけでなく五感も育みながら遊べます。
まだ上手く触れない月齢の赤ちゃんの場合、風船に鈴を付けて音が出るようにしたり、カラフルな風船を使って目で追いやすいようにしたりしてあげましょう。
次は、0歳児の感覚遊びをご紹介します。器用に指先を動かす発達を促し、聴いたり触ったりして音や感触を学ぶ効果があります。
運動遊びとは違い、まだハイハイやたっちができない子どもでもできる遊び方ばかりなので、月齢が低い赤ちゃんもトライしやすいでしょう。
保育園で保育士が子どもたちと遊ぶような方法もたくさんご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
新聞紙さえあれば、0歳の子どもでも楽しめる感覚遊びができます。遊び方は、新聞紙を広げて赤ちゃんに渡すだけでOKです。
広げた新聞はカサカサと音が鳴るため聴覚や触角の発達を促し、子どもに自由に遊んでもらうことで創造力や表現力を育みます。
丸めてボールにすれば、転がしたり投げたりしても遊べます。
細かく割いてふわふわな感触を楽しんだり、細かくちぎって紙吹雪を楽しんだりすることもでき、指先を使った感覚遊びと体を動かす運動遊び両方を楽しめるアイテムです。
誕生日会などで飾り付けに使うフラワーペーパーも、0歳児の感覚遊びにおすすめです。新聞紙のように割いたり細かくちぎったりすれば、紙吹雪などにして感覚・運動遊びができます。
フラワーペーパーでお花を作り、赤ちゃんの上から降らせてあげるだけでもOKです。誕生日会などで使ったお花があれば、手軽に遊べます。
フラワーペーパーは新聞紙よりも柔らかいため、赤ちゃんが遊んでも安全です。さらにカラフルで色の種類も豊富なので、月齢が低い赤ちゃんにも見やすいでしょう。
新聞紙は手で触るとインクが付いてしまいますが、フラワーペーパーならそんな心配も要りません。まだ指しゃぶりをする赤ちゃんでも安心して遊べるアイテムです。
荷物を梱包する際に使うプチプチも、0歳児の感覚遊びに使えます。大きめのプチプチを凹凸が上にくるように広げて、床に敷くだけでOKです。
赤ちゃんにプチプチの上を転がったりハイハイしたりして、移動してもらいましょう。たっちや一人歩きができる子は、手を繋いで歩かせてもよいです。
素手・素足で動くことでプチプチの感触を楽しむことができ、カシャカシャと音が出るため聴覚でも楽しめます。
0歳の子どもの指先ではまだプチプチを押すことはできないことが多いので、ママやパパが指で押してプチプチの弾ける音を聴かせてあげるのもおすすめです。
プチプチボール:プチプチを丸めてテープで留めれば、ボールやスティック棒にもなります。
ボールを投げたり棒を振って野球ゲームのように遊んだりと、アレンジ次第で1歳・2歳でも遊べます。
布はどの家庭にもあり、1番手軽に遊べるアイテムです。ガーゼやハンカチなどの小さなサイズなら、顔の前に持ってきていないいないばあをしてみましょう。
軽いガーゼ素材の布なら、赤ちゃんの顔にかけていないいないばあをしてもGOODです。この方法ならねんね期でも遊べて、赤ちゃんとのコミニュケーションも深められます。
小麦粉に少量の水を混ぜて粘土遊びをするのもおすすめです。小麦粉を使えば、好きな硬さにできるため、0歳児の握力でも遊べる粘土にできます。
原料が小麦粉のため、万が一口に入れても心配要りません。小麦粉粘土の冷たさや柔らかさなど、いろいろな感触を楽しんで遊べます。
食紅を小麦粉に混ぜれば、カラー粘土にもできます。カラフルな粘土なら、視覚の発達をねらう効果もあるため、ぜひチャレンジしてみてください。
0歳児が遊べる運動・感覚遊びをたくさんご紹介しましたが、どれも保育の現場で保育士さんが子どもたちと遊ぶ方法ばかりです。
その中から、おうちでも手軽に遊べるものをピックアップしましたが、毎日のこととなるとママやパパも室内遊びに困ったり飽きたりすることもあるでしょう。
そんな時は、プロである保育士やベビーシッターに遊んでもらうのも1つの手段です。
保育士やベビーシッターは赤ちゃんとの遊びに慣れており、身体的・精神的な発達を促す効果がある遊び方を知っています。
子どもと遊ぶのは疲れる、どうやって遊べばよいかわからないという人は、保育園や支援センターで0歳児の遊び方を聞いたり実際に遊んでもらいましょう。
ベビーシッターを頼んで遊び方を教えてもらう方法もあります。ベビーシッターを自宅に呼べば、自宅環境での遊び方を教えてもらうこともできておすすめです。
ハニークローバーは室内遊びが得意なベビーシッターもたくさんいるため、相談したり実際に利用したりして0歳児と遊んでもらいましょう。
0歳児は、めまぐるしく成長を遂げる時期です。室内遊びを通して、筋肉や五感の発達を促してあげましょう。
遊び方に困ったら、保育士やベビーシッターにも頼ってください。赤ちゃんはさまざまな人と触れ合うことで、人とのコミニュケーション力を付けることもできます。
室内遊びをするときは、発達のねらいもあることを意識しながら、笑顔で楽しく赤ちゃんと遊びましょう!