子どもがなんでも口に入れるのは何歳まで?親が気をつけるべきポイントも解説します

2022年1月6日

子育て

赤ちゃんは口におもちゃなどのものを入れることが多く、誤飲しないか汚くないかとママやパパは心配になるでしょう。

今回は、子どもがなんでも口に入れるのは何歳までなのか、口にものを入れる理由は何なのかをご紹介します。親が気をつけるべきポイントもみていきましょう。

子どもがなんでも口に入れるのは何歳まで?

おもちゃや身のまわりのものなど、小さな子どもはなんでも口に入れてしまうことが多いです。

とくに生後4〜5ヶ月頃になれば指先も発達してきていろいろなものを掴むことができるため、おもちゃだけでなくさまざまなものを口へ入れてしまいます。

リモコン・ボールペン・鍵などは普段からリビングなどに置いてあるもので、赤ちゃんでも持ちやすく気づいたら口へ入れていたというママやパパも多いです。

では、子どもがなんでも口に入れるのは何歳までなのか、子どもの成長を目安にみていきましょう。

五感が発達した頃

赤ちゃんは視覚や触覚などの五感が未発達ですが、五感がある程度発達した頃になればなんでも口へ入れることはほとんどなくなります。

子どもの五感が発達するのは5歳くらいといわれており、4〜5歳になれば口に入れることはなくなる子どもが多いです。

脳は3歳くらいまでに凄まじく成長するため、3歳を過ぎた頃にはなんでも口に入れることがなくなってきたという子どもも多くみられます。

歯が生えそろった頃

赤ちゃんは生後6ヶ月頃になると歯が生え始める子もいて、その前後に口にものを入れ始める子どもが多いです。

歯が生えそろったらあまり口にものを入れなくなったという子もみられ、歯が生えそろう2歳半〜3歳頃には口にものを入れなくなってきます。

歯が生え始める時期や生えそろう時期には個人差があり、3歳半まで生えそろわなかったという子もいるため、歯が生えそろうのが遅くても焦らないでください。

言葉がわかるようになった頃

口に入れたらダメということを言葉で伝えて理解できる時期になれば、口にものを入れる頻度が少なくなり徐々になくなっていきます。

赤ちゃんが言葉を理解できるようになるのは1歳を過ぎてから、丁度意味のある言葉を発し始める頃で2歳になるまでにはだんだんとわかるようになることが多いです。

なんでも口に入れるのはダメということを赤ちゃんに優しく伝えることで、子どもが自ら口に入れることを辞めてくれるようになります。

赤ちゃんがなんでも口に入れる理由

赤ちゃんがおもちゃや身のまわりのものなどなんでも口に入れることには原因があり、決して珍しいことではありません。

お子さんによって口にものを入れる理由は違いますが、多くの子どもにみられる理由をみていきましょう。

口に入れて確認している

赤ちゃんは五感が未発達のため、視覚や触覚でどんな形や感触をしているのかを確認しづらくあまり理解できません。

しかし、生まれたときから赤ちゃんは母乳やミルクを飲むために舌が発達しており、口は赤ちゃんにとって情報を得るための大切な体の一部なのです。

まだ視覚や触覚が発達していない小さな子どもがものを口に入れることは自然な行動で、口に入れてどんなものなのか確認しているんだと見守ってあげましょう。

好奇心

赤ちゃんにとって見たことのないものやカラフルなもの、キラキラしているものは興味をそそります。

口に入れることでどんなものかを確認していますが、おもちゃ以外の気になるものは好奇心から口に入れることも多いです。

また、ママやパパが普段よく触っているものは赤ちゃんにとって気になる存在になります。

大人がよく手に取るリモコン・鍵・スマホなどは赤ちゃんも触りたいと思うことから、口に入れるケースが多く、よだれの被害にも合いやすいです。

床に落ちているものや動いているものも好奇心から触って口に入れる子が多く、落ちた米粒や動いている虫を食べてしまいそうになる赤ちゃんも少なくありません。

生えかけの歯がむずがゆい

歯が生えてくる1歳前後には、歯がむずがゆいため口にものを入れる赤ちゃんもみられます。

この場合は硬いものを好んで口に入れていたり、口に入れたものを噛むような素振りをすることが多いです。

生えかけの歯がむずがゆくて口にものを入れているようなら、歯固めなど赤ちゃんが口に入れてもよいものをあらかじめ渡してあげるとなんでも口に入れることを防げます。

無理やりやめさせないことが大切

赤ちゃんにとってなんでも口に入れてしまうことは珍しい行動ではなく、多くのお子さんが通る道です。

親にとっては誤飲しないだろうかと心配で、汚いから口に入れて欲しくないというものも多いでしょう。

しかし、ものを口に入れることを無理やり辞めさせるのはNGです。赤ちゃんにとって貴重な情報収集源がなくなり、せっかくの好奇心をも失くさせてしまいます。

いろいろなものを口に入れて確かめることで脳や五感の発達にも繋がるため、口にものを入れることは決して悪いことばかりではありません。

無理にやめさせるとママやパパに隠れて舐めるようになる子もいるため、無理やりやめさせないことが大切です。

親が気をつけるべきポイントは?

赤ちゃんがなんでも口に入れることを前提に考え、親があらかじめ対策をすることで赤ちゃんへの心配や不安を減らすことができます。

小さな子どもがいるご家庭で、口に入れても心配ないように親が気をつけるべきポイントをみていきましょう。

誤飲の恐れがあるものは近くに置かない

赤ちゃんがものを口に入れて感触や形を確かめるだけならよいですが、間違って飲み込んでしまうことも珍しくありません。

誤飲の恐れがあるものは、赤ちゃんの近くや手が届くところには置かないように気をつけましょう。

とくに赤ちゃんの誤飲ではたばこが多く、気付いたらライターや電子タバコを噛んでいたという事例もみられます。

ボタン電池も誤飲しやすく、赤ちゃんが使っているおもちゃに電池が入っている場合は、電池が取れないようにネジがしっかり閉まっているか定期的に確認してください。

錠剤・洗剤・ティッシュ・ビニール・観葉植物の土なども食べてしまうことがあるため、赤ちゃんの手が届かない場所へ置くようにしましょう。

衛生面が気になるときは消毒する

おもちゃなど大きくて誤飲の危険性がなくても、衛生面が気になり心配になることも多いでしょう。

赤ちゃんが口に入れやすいおもちゃなどは、定期的に消毒や除菌をしておけば安心です。リモコンなども都度除菌する習慣を付けるとよいでしょう。

1つずつ消毒するのは大変という場合は、大きめの入れ物に消毒液を作り寝ている間につけ置きしておくのと簡単に消毒できておすすめです。

とくに赤ちゃんの免疫力が発達し始める1歳頃までは、こまめに消毒や除菌しておくと口におもちゃを入れても心配いりません。

なんでも口に入れる行為が長引く場合は

 

赤ちゃんがなんでも口に入れる時期は、多くの子どもが3歳くらいまでには終わります。

5歳までには口にものを入れることもなくなるのがほとんどですが、行為が長引く場合は赤ちゃんのときとは別理由の可能性もあるため小児科などへ相談しましょう。

保健センター・支援センターにいる保健師さんや看護師さん、市の子育て相談窓口でも相談することができます。

なんでも口に入れる子どもに困ったら

赤ちゃんがなんでも口に入れる時期は目が離せず、家事がままならないと困ることも多いです。

そんなときは、ベビーシッターに頼るのもおすすめです。ベビーシッターは自宅に来てくれるため、安心して子どもを預けられます。

ベビーシッターに子どもを見てもらっている間に家事や買い物を終わらせたり、赤ちゃんのお世話で疲れたママやパパのリフレッシュのために利用することもできます。

ハニークローバーでは、小さな子どものお世話が得意なベビーシッターも多数在籍しているため、困ったときは気軽にご相談ください。

まとめ

赤ちゃんがなんでも口に入れることに困るママやパパは多いですが、永遠に続くわけではありません。

何歳頃までにはやめるようになるとわかっていれば、口に入れることに対して不安や心配になることもないでしょう。

しかし誤飲や衛生面などには注意し、赤ちゃんが口にものを入れても安全な環境作りをしてあげましょう。

赤ちゃんがなんでも口に入れる時期は大変ですが、そんな時期も長い目で見れば一瞬です。貴重な時期を大切に、優しく見守ってあげてください。

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