2021年12月2日
子育て
近年日本でも核家族が増えたことによりベビーシッターの需要が高まりサービスの種類も充実しています。
登録をしていれば急な都合で預け先に困った際など自宅から簡単にベビーシッターをお願いすることが出来るという手軽さから利用者も増えてきています。
しかし何となく「裕福な家庭が利用するサービス」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回はベビーシッターを利用してみたいけどよく分からなくて不安というあなたに、サービスの種類や利用料金の目安をご紹介していきます。
ベビーシッターサービスには主に「派遣型」と「マッチング型」の2種類があります。それぞれの特徴とメリットとデメリットをみていきましょう。
「派遣型」といわれるサービスは利用者と会社の契約です。要請があると会社が各々の家庭に合ったベビーシッターを派遣してくれます。
ベビーシッターは会社が1人1人面接し雇用されているので安心して預けることが出来るでしょう。
「派遣型」を選ぶメリットは会社が仲介してくれる点です。何かトラブルが起こった際などに会社がしっかりと間に入ってくれることは安心ですね。
デメリットとしては「マッチング型」に比べ利用料金が少し高いところです。利用料金については後述します。
「マッチング型」といわれるサービスは利用者が直接ベビーシッター個人と契約を結ぶことです。
大切な子どもを預けるわけですから、プロとはいえどんな方が面倒を見てくれるのかはとても気になるもの。
そのため利用者がベビーシッターの顔やプロフィール、子育て経験や保有資格など事前情報をしっかりと見て選べるという点は安心ポイントが高いでしょう。
デメリットとして挙げられるのはトラブルがあった際に個人間のやりとりだと自分たちで解決しなくてはならない点にあります。
最近ではトラブル回避のため自宅にWEBカメラを設置される方も増えてきているようです。
ベビーシッターにお願いしたい内容は各家庭で異なるもの。どのようなサービスを受けることが可能なのかご紹介していきます。
ベビーシッターと聞いて1番に思い浮かぶのが自宅保育ではないでしょうか。名前の通り、ベビーシッターが利用者の自宅に赴き保育を行うというサービスになります。
自宅は子どもが慣れ親しんだ環境であるためストレスも少なく済むでしょう。
事前の打ち合わせで子どもが好きなおもちゃや遊びを伝えておくのもいいですね。
またベビーシッターであっても「自宅に知らない人が入る」ことに抵抗がある方は少なくないはずです。
その際は立ち入り禁止部屋をきちんと伝えておくことでプライバシーを守ることが出来ます。
子どもの発熱はいつも急です。外せない仕事があるのに発熱により保育園に預けることが出来ない…という経験があるワーママは多いのではないでしょうか。
需要過多の問題から病児専門の保育所に空きがなく預けられないといったケースも多いようです。
そんな中ベビーシッターの病児保育は「100%対応可能」とうたう会社が多く、いざというとき心強いでしょう。
熱のある子どもを外に連れ出す必要がなく、自宅でマンツーマンで診ていてもらえることも安心出来ます。
実はベビーシッターを利用する方が1番多く受けているサービスが短時間の送迎です。
幼稚園や保育園のお迎えのみの利用も可能ですし、そのまま少しの間自宅で面倒を見てもらうという利用も可能。
会社によっては「最低利用時間」を定めているところもあるので、利用規約等を確認してみてください。
ベビーシッターサービスは宿泊を伴うことも可能です。
急な出張や二人目出産など子どもを一緒に連れて行くことが出来ない場合、近くに子どもを預けられる両親や親せきがいない際など安心して預けることが出来るでしょう。
大きな会社ですと全国に支店があるため、出張先や帰省先での依頼も可能です。
泊まりで預ける際は必ず子どもの体調の確認と、飲んでいる薬などがあれば必ず事前にベビーシッターにお伝えしましょう。
ベビーシッターの活用シーンは様々です。ママの息抜きのために子どもを少しの間見てもらうのも良いでしょう。
月齢の低い赤ちゃんがいる家庭では、預けるだけでなくママのサポートといった形での利用も可能です。
核家族化により子育てに孤独を感じてしまうママの心が少しでも休まるように、ベビーシッターは子育てを行っていく上での選択肢のひとつとしてどんどん身近なものになっていくでしょう。
ベビーシッターサービスをお願いする上で1番気になるのは利用料金です。
「派遣型」、「マッチング型」それぞれの平均料金をご紹介していきます。
派遣型ベビーシッターをお願いする際の平均的な基本料金をご紹介していきます。
1時間あたりの利用料金相場
・ 2,000~3,000円
会社によっては最低利用時間を設けているので、ご利用前に必ず料金の確認や問い合わせを行うといいでしょう。
2人以上のお子様をお願いする場合や夕方18時以降の利用に関しては追加料金が発生するケースが多いです。不安な点や疑問な点は事前に確認しておいた方がいいでしょう。
会社によってはサービス料が発生することもあるのでこちらの確認も必要となります。
また派遣型ベビーシッターをお願いする場合は入会金や年会費がかかることが多いです。
入会金と年会費
・ 入会金:20,000~30,000円
・年会費:10,000~20,000円
万が一事故やトラブルがあった際は仲介をしてもらえますので、個人間での揉め事などを回避するための「保険料」と捉えられるでしょう。
マッチング型のベビーシッターサービスの料金を紹介していきます。
1時間あたりの利用料金相場
・ 1,200~2,000円
キッズラインなどシッター個人で時給を決めているケースが多く、比較的低い料金設定になっています。
基本料金に加え手数料や自宅に来てもらう際などにかかる交通費が発生することがあるので、ご利用前に必ず確認をしておきましょう。
マッチング型の場合入会金や年会費は無料というところが多いので、派遣型と比較すると負担金は少なく子どもを預けることが出来るところが魅力となっています。
ベビーシッターをご利用する前に知っておいてほしいのが内閣府ベビーシッター割引券です。対象児童1人につき4,400円/回の補助を受けることが出来ます。
ベビーシッターは利用料金が高いから手が出ない…といった方でもこの制度があれば利用しやすくなるのではないでしょうか。
ただし割引券の利用は、「企業主導型内閣府ベビーシッター利用支援事業」の承認事業主となっている勤め先から交付を受けることが条件となります。
勤め先が加入しているかどうかを予め確認しておくことが必要です。
ベビーシッターサービスには主に「派遣型」と「マッチング型」の2種類のサービス形態があります。
「派遣型」
・ 1時間の利用料金は2,000~3,000円
・入会金と年会費がかかる
・入会金:20,000~30,000円
・年会費:10,000~20,000円
・契約は会社が仲介してくれる
・万が一の事故やトラブルの際も会社が責任を持って対応してくれるので安心
「マッチング型」
・ 1時間の利用料金は1,200~2,000円
・入会金・年会費は無料
・シッターの顔やプロフィールを見て利用者が自ら選ぶことが出来る
・比較的低料金でサービスを受けることが出来る
いかがでしたでしょうか。ベビーシッターサービスの内容を知っておくだけでも今後子育てをする上での選択肢が広がるでしょう。