兄弟でも全然違うよ。みんな違ってみんないい‼

2022年3月7日

子育て

<1章> 2歳差違いの兄弟~幼児編~

2歳差違いの我が家の兄弟は、見た目はそっくり。2人とも自他共に認める父親似です。しかし、幼い頃から性格や特技、好きな事などは全く違い、親の私がみていても真逆で面白く感じています。
まずは、そんな我が家の息子達の幼児期エピソードをいくつかご紹介していきます。

① 遊び・好きな事

我が家の長男は、外で遊ぶ事が大好きな子どもでした。晴れた日はもちろん、寒くても暑くても、たとえ雨が降っていてもお外で体を動かしたい。
梅雨の時期、長男がどうしても外に出たいというので、雨の日にカッパを着て、一緒に外をお散歩したこともありました。濡れることを嫌がり、きっとすぐに家に戻るのでは…と思っていましたが、目をキラキラさせて水たまりの中を進み、手を広げて空から降ってくる雨を楽しんでいる長男を見て、「子どもって素直で素敵だな」と思ったのを覚えています。
まだ、しっかりと言葉が出てこなかった1歳半の頃には、玄関に置いてある自分の運動靴を部屋に持ってきて、真剣な顔で私にグイグイと押し付けてきたことがありました。きっと「外で遊びたい」という気持ちを私に伝えたかったのでしょう。とても驚きました。
そんなお外遊びが大好きな長男の為に休日は、普段私が連れて行けないような屋内遊び施設や遊具のある公園に家族で出かけることが多くなりました。初めて行く場所でも、場所見知りもせずに自分より身体も年齢も大きなお友達に混ざって、登ったり降りたりと、積極的に遊具に挑んでいく長男。我が子の安全に配慮しながら後ろをついていく私達両親は、毎回ハラハラしてとても大変だったのを今でも覚えています。
それとは逆に、次男は室内で遊ぶ事が好きな子どもでした。おままごとやパズル、工作やお絵描きに折り紙といった手先を使って、一人で黙々と集中して遊んでいることが多かったです。とくにパズルが好きで、1歳頃には簡単な10ピースほどのものを毎日何回も飽きずに繰り返し、どんどんパズルのピース数を増やしていくので、周りの大人を驚かせていました。
絵本も大好きで、私の膝の上に乗って何冊も絵本の読み聞かせを楽しんでいたのを覚えています。2歳半頃には、好きな絵本の文章を丸暗記し、ひらがなが読めないのに、一人でページをめくりながら暗記した文章を読んでしまうほどでした。
兄弟で屋内遊具施設へ行くと、長男は大型遊具でひたすら体を動かす遊びを楽しんでいて、次男は型はめ遊びや線路に電車を走らせる遊び、絵本など、1つのスペースでじっくりと行うような、お互い真逆の遊びを楽しんでいたのを今でも思い出します。
もちろん、2人で同じ遊びを楽しむ事もたくさんありました。平日は2人を連れて、よく近くの公園にも遊びに出かけていました。公園に到着すると走り回り、興味をもった遊具に次々と挑戦していく長男。次男は、必死で長男の後姿を追いかけていました。でも、慎重なタイプの次男は、遊具に挑戦する長男をひたすら見守っていて、積極的に遊具で遊ぶ事は少なく、「やってみよう」と声をかけても断られることも多かったです。滑り台なども慣れるまで、慎重に兄と一緒に手を繋いで滑っていました。優しい長男はよく次男にあわせて、声をかけながら一緒に公園遊びを楽しんでくれていました。
幼い頃から2人の興味を持つ遊びが、「静」と「動」といったように、あまりにも違っていたので、私はその違いが楽しくてしかたがありませんでした。

② 生活面

長男が産まれた頃の私は子育て初心者。もう必死で子育てをしていたように思います。「しっかりとした子どもに育てなければ…」といった使命感があり、長男は次男と比べると様々な事で厳しく育てていたように感じます。
そんな我が家の長男は2歳で次男が産まれ、「お兄ちゃん」としての使命感が育っていったのか、幼い頃から本当に面倒見のいい子どもでした。弟の事が大好き。率先して弟の面倒をみてくれました。長男の世界は次男中心にまわっているのか…と思うくらい弟を大切に想ってくれる兄。
まだまだ甘えたい盛りの年齢の長男が、泣いている次男を見て「次男君、泣いているから抱っこしてあげて。ぼくは次男君がご機嫌になってから抱っこしてくれればいいから。」とよく言っていたのを覚えています。本当に思いやりのある子どもでした。
そんな長男に甘やかされた環境で、ちやほやと育った次男は幼い頃から本当にマイペース。食事や着替えのペースが遅く、よく長男に手伝ってもらっていました。私自身も子ども2人の育児に追われて、正直、長男の時のように丁寧に次男に手をかけてあげられなかったことも事実です。次男は気がついたら勝手にいろいろ出来るようになっていた…という感じでした。きっと、次男は長男を見ていろいろと真似をし、成長してきたのかもしれません。
幼稚園へ行く頃になると長男は「自分ひとりでいろいろやってみたい」という気持ちが大きく育ってきて、お料理やお掃除などに興味を持ち、私のお手伝いをたくさんしてくれるようになりました。一緒にキッチンに立って料理を作るようになったのもこの頃です。料理だけでなく様々な事に興味を持ち、積極的に挑戦する姿が見られるようになってきました。
それとは逆に、次男はとても慎重派。安心・安全・自分でも出来る確信が持てることでないと、なかなか新しい事にチャレンジしようとはしませんでした。周りの様子をじっくり観察して行動するタイプだったので、落ち着いて行動する為か、長男と比べるとケガの回数はかなり少なかったように思います。

③ 幼稚園生活

長男は幼い頃から人見知りも場所見知りもなく、どのような環境でもマイペースに楽しむことが出来ました。外へ出かけていても、ニコニコしているので、たまたま出会った人にも話しかけられ、可愛がられることが多かったです。転勤族だったので、長男は3つの幼稚園へ通ったのですが、どこの幼稚園でもすぐにお友達が出来て、長男は1度も「幼稚園に行きたくない」と言った事はありませんでした。
次男は幼い頃から、人に心を開くのが少し苦手で、初めて会う人にはなかなか笑顔を見せることが出来ませんでした。幼稚園も慣れるまでに半年かかり、毎朝行きたくなくて泣いていました。先生に甘えられるようになるまでも時間がかかったので、幼稚園が安心できる場所になるまでにも時間がかかったのでしょう。しかし「幼稚園に行かなければならない」という事はわかっていたようで、長男の手をぎゅっと握り、泣きながらも、迎えにきたバスに自分からの乗り込んでいく次男を見て、私も胸が熱くなったのを覚えています。
ちなみに長男は、初めて幼稚園バスに乗り込むときも「バイバイ」と笑顔で私に手を振り、あっさりと行ってしまい、旦那と爆笑しました。

④ まとめ

2歳という年齢差はありますが、同じ両親、そして同じ生活環境で育っていった兄弟。しかし幼児期の頃から真逆のようなエピソードで溢れています。
もちろん、兄弟2人で仲良く遊んでいる時間もたくさんあり、性格が違うからといって決して仲が悪いわけではありませんでした。面倒見のいい兄とそんな兄をとても信頼し、頼っている弟。喧嘩をすることもありましたが、どちらかというと、仲のよい兄弟だと思っています。
『2人を比べないようにしよう。お互いのいい所は、お互いが認められるようにたくさん褒めていこう。』という事を常に頭の中において、私は幼児期の子育てをしていました。そしてまったく違う性格や考えをもった兄弟との日常はとても刺激的で、発見がたくさんあり、楽しくも感じていました。
そんな息子達がこれからどのように成長していくのか。どんな大人になっていくのか。これからますます楽しみに思います。

<2章>  2歳差違いの兄弟~小学校編~

長男が小学校に入学した頃から、次男も一人で幼稚園に通う環境になり、少しずつお互いが自立してきたように感じています。
特に兄に甘えてばかりいた次男は、幼稚園でたくさんの経験を通して自分に自信をつけたようで、「やってみよう」と自分からいろいろな事にチャレンジすることが多くなりました。その為、兄と意見がぶつかることも多くなり、成長するにしたがって、兄弟喧嘩も増えてきているように感じています。兄弟喧嘩に関して、私はあまり口を出さずに見守っていることが多いです。もちろんお互いがケガをするような危険な喧嘩は止めることもありますが、口喧嘩などは基本、見守っています。お互い言いたいことを言い合って、少し時間が経ち冷静になって、どちらかが歩み寄って、お互い謝って終結することが多いのが我が家の兄弟喧嘩のパターンのように思います。
お互いが成長しているので、幼児期のような「兄の後ろを弟が追いかける」といった関係から少しずつ変化をしてきているのでしょう。

① 遊び・好きな事

長男は相変わらず、外でダイナミックに体を動かす遊びが好きです。毎日靴の中は砂だらけ。ズボンのポケットからもたくさんの砂が出てきます。擦り傷やアザなどのケガも多く、学校でも全力で外に出て遊んでいることが伝わってきます。
天気がいい日や、習い事や用事などがない日は学校から帰ると必ず、公園へ遊びに行きます。2人そろって小学校へ行き始めるようになると、次男も長男と一緒に公園へ遊びに行くことが多くなりました。長男の友達の輪の中に、入れてもらって遊んでいるようです。次男を自分の友達の輪の中にいれてあげる所が、優しい長男らしいと感心しています。長男のお友達のママ友などからも「うちは一人っ子だから次男君のことを弟のように思って遊んでいるよ。」などという話を聞いて、次男も長男のお友達に甘えて可愛がってもらえているのかなぁと思っています。
活発な長男の影響もあるのか、小学校に入ってから次男は以前より体を動かすことが好きなったように感じています。学校では体育の授業が楽しいようで、休日になると体育で出来るようになった逆上がりや、縄跳びを嬉しそうに見せてくれるようになりました。常に目標を立てて、それに向かって頑張る姿は次男らしいなぁと思いながら見守っています。
以前から好きだった折り紙も休み時間に楽しんでいるようで、学校にある折り紙の本を見て作ってきた作品を毎日必ず1つ、持って帰ってきてくれます。4月の頃と比べると、今では複雑な作品も作れるようになってきていて、折り紙1つで子どもの成長が感じられる事に驚きました。こつこつと毎日頑張ることの大切さを次男に教えてもらったように感じています。もちろん絵を描くことも好きなようで、自由帳ももう4冊目を使用しています。図画工作では先生に褒められることが多いようで、工作はますます得意になってきているようです。
そんな2人共通の趣味はサッカーです。2人とも幼稚園の頃からやってはいましたが、小学生になって本格的にクラブチームに入って活動するようになりました。次男は兄がやっているのを見て始めましたが、今では2人とも「将来はサッカー選手になりたい」という夢に向かって練習を頑張っています。休日に公園へ行くと自然に2人でボールを蹴りあう兄弟。そんな姿を見ていると自然と私も暖かい気持ちになることができます。

② 生活面

小学校に行くようになり、生活リズムを整えることが大切になってきた我が家ですが、次男は本当に寝起きが悪いです。幼い頃はそんなに気にならなかったのですが小学生になり、習い事などで眠る時間が遅くなり、起きる時間が早くなったせいか、朝はボーッとしていて、エンジンがなかなかかかりません。なので、少しかわいそうに思うのですが、長男より朝早く起こして、起床後に余裕をもてるようにしています。最近では「長男より早く起きて、着替えを済ませ、長男を起こす」という事を目標に頑張っています。先に目が覚めていても、次男が起こしに来てくれることを待ち、今起きたかのようにふるまってくれる長男はやはり優しいです。
逆に、長男はびっくりするくらい寝起きがいいです。起きて数秒後には着替えを済ませ、朝食をむしゃむしゃ食べています。大人の私も真似できない寝起きの良さに毎日感心しています。
そして「整理整頓ができない」という事は我が家の兄弟に共通している問題点です。2人とも片付けは苦手なようで、子ども部屋やベッドの上はいつ見ても汚く感じます。
長男は典型的な面倒くさがりです。私がうるさく「片づけなさい」と言うので仕方がなく片付けをしているようですが、すぐに部屋はグチャグチャになってしまいます。ランドセルの中を見ると、しわくちゃになったプリントが必ず出てきます。物には住所があることを伝え、使ったものは元の場所に戻すことを常に伝えるようにしていますが、きちんと守れるようになるには時間がかかりそうです。気長にその都度伝えていこうと腹を括っています。
次男は1つ1つ作業を終わらせていけない。気が付くと部屋が散らかっているタイプのようです。目についたことや、思い出したことから行動していくので、全てが中途半端になっていることが多いです。今は学校の宿題→ランドセルの用意→家庭学習といったように私が優先順位を伝えて、順番に行うように声をかけています。そのうち自分で物事の優先順位を決めて、順番に行動していくことができるように援助していけたらいいと考えています。長男と違って整理整頓自体は好きなようで、時間があると「ここを整理しよう」といって自分から行っているので、その時はたくさん褒めるようにしています。

➂小学校生活

小学生になり、幼児期と決定的に違う事。それは、「小学校に行くようになって、2人とも勉強をする時間が増えた」という所だと思います。1日中遊んでいた子ども達が、毎日宿題をするようになりました。
長男は宿題をやりながら、私に今日の学校での出来事を話し始めます。「宿題が終わってから聞いてあげるから、集中してやろう。」ともう何回言った事でしょう。話を聞いてから宿題にとりかからせた事もありましたが、次々と話したいことが溢れてくるようで、ぜんぜん集中力が続きませんでした。でも、学校での出来事やお友達とのやりとりが私にも手に取るようによくわかるので、安心して学校に通わせることができています。
次男はあまり積極的に学校の事を話してはくれません。聞けば話してくれるのですが、あまり話したがらない様子。なので、学校での様子はよくわかりません。しかし、勉強は長男と違ってとても集中して取り組んでいます。まだ1年生なので宿題も少ない為、家庭学習で通信教育などをやらせているのですが、あまりの集中力に次男が部屋にいないのかと錯覚するくらい静かな時があります。また、勉強に集中しているときは話しかけても反応がありません。大人の私から見ても「この集中力はすごいなぁ。」と感心してしま
います。

④ まとめ

小学生になり、お互いが違った個性を持って成長してきた我が家の息子達。生活リズムや環境の変化、お互いの成長の影響を受けあいながら、幼児期とはまた違った二人の関わり方や関係性が出できたと感じています。
そして私自身もそれぞれの特徴や性格を理解したうえで、個々にあった子育てを進めていきたいと考えています。

<3章>  『みんな違ってみんないい!』私が思う子育て

2歳差違いの我が家の兄弟ですが、今でも全く変わりなく、私はそれぞれの個性を大切にして育てています。
長男は相変わらず体を動かすことが大好きで、サッカーやダンスを習っています。勉強は少し苦手なようですが、苦手なりに頑張っているので、応援しています。家では積極的にお手伝いをしてくれます。毎日のお風呂掃除と週末の料理は長男の担当です。性格はとても優しく、穏やかで人を笑わせることが大好きな子どもに育っています。
次男は今でも絵を描くことや折り紙が大好きで、たくさんの作品を作って楽しませてくれます。マイペースで真面目で。決められたことをコツコツとやっていくタイプです。勉強も運動も毎日少しずつ頑張って着実に力をつけていっています。
とても仲の良い兄弟ですが、好きなことや好きなものは違うし、性格も趣味も興味があることも違います。兄弟でも当たり前のように違うのです。もちろん違うのが当たり前。それぞれ違う人間なのですから。違っていいと私は思っています。
そんな考えをもった我が家の成功エピソードをいくつかご紹介していきます。

① 注意の仕方

我が家の長男は、私が注意をするとすぐに謝ります。何を注意されているかを知ろうともせずに、とりあえずひたすら謝ってその場をやり過ごそうとしてしまうのです。その為、何度も同じことで注意をされていました。そんな長男に注意をする時は「お母さんが、今から何を言おうとしているのかわかる?」と質問形式にしています。そうすることで、私自身も長男が理解して謝っているのかを確認し、長男にはどのようなことに気を付けなければいけないのかを考えさせるようにしていったのです。
次男は、誰かに注意をうけることが嫌いです。そして、注意されると怒りながら言い訳をたくさん言ってきます。私が注意をしているのに次男が怒りかえしてくると、私もとても腹が立ち、ついつい声を荒げてしまうこともたくさんありました。そんな次男には「~だから、~をした方がいいんじゃない?」と促すように声をかけるようにしています。提案をすることで、私の考えや意見がスムーズに次男へ入っていくようになりました。また、次男も「でも~をしてからがいいと思う。」と自分の意見や考えを私にしっかりと伝えられるようになり、お互い冷静に意見を言い合えるようになりました。
このようにして、同じ注意の仕方でも兄弟で違う伝え方をしています。

② 勉強の仕方

勉強の仕方も兄弟によって全く違います。集中力のある次男は放っておいても1つ1つ着実に問題を解いていきます。しかし、わからない問題があるとイライラしてくる傾向がありました。そのような時は、いったん気分転換をさせてみます。飲み物をもっていったり、学校の話を聞きだしたりといったような休憩をはさみ、もう一度問題に向き合うと簡単に答えにたどりつけることが多かったです。
長男はあまり集中力がなかったので、できるだけ勉強時間が楽しく夢中になれるように工夫しました。気が付いたときにたくさん褒めて、やる気を高めていけるような声掛けをしています。「今日は字が綺麗だね」とか「姿勢がいい」といった簡単なことを褒めているのですが、見られていると感じて頑張れるのか、何も言わないときと比べると効果を感じられているように思います。また、1人でじっくりと考えることが苦手なようなので、難しい問題は私も一緒に考えるようにしています。その方が楽しそうに問題に向き合い「次もやってみよう」と自主的に次の問題に向かえています。
ちなみに、次男は勉強の時は放っていて欲しいようで、一緒に勉強しようとすると「真剣に考えているから、教えてって言うまで待っていて。」と断られます。

私が自分の息子達をこのように一人一人として受け止められるまでには、たくさんの葛藤もありました。頭ではわかっていても私自身が行動に移せなかったり、子育てが思ったようにいかないことに苛立ったり、不安になることもありました。
そこで私が決めたことを3つ紹介させてください。

(1) 目の前の子供一人一人をしっかり見ていくこと

何度も言っていますが、同じ両親から生まれて同じ環境で育った兄弟でも、これだけ違う性格や考えをもって生まれてくるのです。世の中に存在する全ての子ども達がそれぞれ違った性格や考えを持っていると思っていいと思います。誰かと比べることなく、一人一人と向き合うことが大切です。良いところもも悪いところもしっかりと受け止めてあげることが大切です。

(2) その子にはどのような働きかけが伝わりやすいのか、どうしたらいいのかを考えること

それぞれ考えが違った子どもなのですから、違った働きかけが必要です。育児書などは参考程度に取り入れる方がいいと思います。思いつくことをいろいろと試してみて、一人一人にあった働きかけを模索し、見つけていって欲しいと思います。
子どもだけでなくお母さんも一人一人違います。お母さんにとっても子どもにとっても、無理のない方法を見つけることが理想だと思います。

(3)しっかりと子どもに愛情表現をする

私のお母さんは今思うと、とても厳しい人でした。私は子どもの頃、子どもながらに「理不尽だ」と思ったりしたこともありました。でも同時に、「私の事を大切にしてくれていること」もわかっていました。「私のことをいつも真剣に考えてくれている」と今でも思っています。
お母さんも完璧ではありません。私も失敗ばかりの手探り子育てをしています。でも、私は息子達のことが大好きで、大切に想っているからこそ子育てに悩んだり、不安に思ったりしていることは息子達にもきっと伝わっているはず…そう思っています。
男の子なので最近はスキンシップに照れたりすることもありますが、これからも出来る範囲で愛情表現はしていきたいと思っています。

「うちの子、みんなと違って大丈夫かな?」子育てをしていて誰もが1度は思ったことがあると思います。もちろん私もありました。周りと違っていたり、出来なかったりすると不安になること。でも、大丈夫。みんな違ってみんないいのです。同じ両親から生まれて、同じ両親に育てられた我が家の兄弟でもこれだけ違うのですから。顔の形や肌の色、髪の毛の色や目の色が違うように、好きなものや興味のあるもの、得意な事や苦手な事があってもいいのです。それぞれの子にあった、違った子育てで大丈夫。みんなが違うように子育ての仕方もいろいろあっていいと思います。だから子育てにマニュアルがないのではないでしょうか。
いろいろな人がいて、いろいろな考えがあるから人と関わることは楽しい。そして息子達にはこれから出会うたくさんの人の考え方や感じ方を知り、いいと思うことはどんどん自分に取り入れていけるような大人になって欲しいと思っています。
「みんな違ってみんないい」「みんな違うから面白い」これが私の大切にしている子育てのモットーです。違うことを不安に思わないで。大丈夫。私達お母さんだって一人ひとりみんな違うはず。だから、安心して。我が子にあった子育てをそれぞれ見出していきましょう。

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