育児中に助かるサポート

2022年3月28日

子育て

コロナ禍での病児保育の利用

現在、北海道で夫と4歳の長女と3人暮らしで、2人とも正社員として働いています。夫は営業職で朝7時半に家を出発し、帰宅時間が夜9時頃になることもあるため、家事・育児はほとんど私1人で担っています。私自身も事務職として朝8時半~17時30までの勤務ですが、比較的定時で帰れることが多いため、家事の負担が大きいのは仕方ないと割り切っています。いつもは仕事前に子供を8時頃保育園に預け、仕事が終わった後、また保育園に迎えに行きます。午後6時に娘と一緒にスーパーへ買い物に行き、食事の準備、お風呂、歯磨き、寝かしつけなど全て1人で行っているため、慌ただしい毎日です。
夫も私も両親が遠方にいるため、子育てや家事に関してサポートは望めません。そのような状況の中で令和4年3月上旬、長女が発熱したと保育園から連絡を受けました。年度末で私の仕事もちょうど繁忙期と重なっていましたが、迎えに行くのは私しかいないためやむなく仕事は早退しました。
まずは通院するため、いつも通院している小児科クリニックに連絡を入れました。コロナ禍以前には娘が風邪で発熱した際にクリニック受診後、そのままクリニック内に併設されている病児保育を利用させてもらうことで、私も仕事に戻ることができていたので大変頼りにしていました。電話で予約した時、クリニックの看護師さんからの説明では、感染拡大防止のためクリニック内に入らず車内でPCR検査を受けることは可能とのことでしたが、結果が出るまで病児保育の利用はできないと断られてしまいました。「それならば」と、すぐに結果が出る抗原検査も依頼しましたが、2ついっぺんに受けることはできず、抗原検査はPCR検査に比べ精度が落ちるので、PCR検査の結果を待った方が良いとの返事でした。
この時点で私は陰性であっても結果が出る翌日まで休まなければならないと思い、かなりがっかりしました。仕方のないことではありますが、いつも利用できていたサービスを断られるというのは、本当に辛かったです。もし陽性であれば1週間以上は夫も私も休まなければならないと考えると、収入は減るのか、ご飯はどうしようなど、色々な思いが頭の中をぐるぐると駆け巡りました。とにかく1人で全てを行わなければならないというプレッシャーや不安でいっぱいでした。普段から、家族がコロナ陽性だった場合のシミュレーションをしておくべきだったと後悔しました。
そんな精神状態の中、保育園児を子育て中であるという事情を職場の上司や同僚が理解してくれていることだけが私の救いでした。職場には現在子育て中の母という立場の社員は私1人だけです。しかし50代女性が多く子育てを経験している人が多いので、そのような環境で働けているということのありがたさをしみじみと感じました。
とりあえず急いで娘を保育園に迎えに行き、「熱が37.8度あり、咳や鼻水などはない」と保育士さんから引き継ぎを受けました。かなり動揺していましたが、保育士さんの落ち着いた対応に、私も少し落ち着きを取り戻しました。娘を車に乗せ、急いでクリニックへ運転しました。夫は仕事中電話に出られないことが多いため、緊急とはいえ、診療の待ち時間の間、LINEだけ送っておくことにしました。両親には連絡しても心配をかけるだけと思い、この時点では連絡をしませんでした。
PCR検査は鼻の粘液を採取するため、娘は鼻の奥が痛かったようでかなり泣きました。「家に帰ってアイス食べよう」と言ってなだめることしかできませんでした。検査結果は翌日電話で知らされると言われ、その日はスーパーに寄るわけにもいかず、そのまま帰路につきました。自宅には子供用の冷却シートを用意してあったので、それを娘の額に貼り、すぐに寝かせました。苦しいようでなかなか寝付いてくれませんでしたが、麦茶を飲んでくれたので一安心しました。スポーツドリンクを常備していなかったことを悔やみました。子供が熱を出す度にかわいそうで毎回「代われるなら代わってあげたい」と思ってしまうのですが、「今は発熱して免疫を獲得しているんだ」と言い聞かせました。私は昼食もろくに取れませんでしたが娘の看病を最優先し、合間に冷蔵庫にあるものやチョコレートを少しずつ食べました。
夕方まで夫のLINEは既読にならず、仕事が激務のため仕方ないと思いつつ、不安が募りました。普段から家庭内でマスクはしていないので、もし既に娘がコロナに感染していた場合、あまり意味が無いと思いつつも、マスクを二重に付けながら娘の看病に当たりました。17時頃、上司にも現状を伝え、とりあえず次の日を休むことになりました。自分が陽性だった場合、職場にも迷惑をかけるのではないかとさらに気分が暗くなりました。21時頃夫が帰宅してからは看病を手伝ってくれましたが、私は心身共に疲れ果ててしまいました。夫は「今からマスクを付けても意味が無い」と言い、マスクを付けなかったことにもやっとしました。コロナに対する価値観は人それぞれ違うので仕方ないと思いつつ、「それで良いの?」という思いが残りました。しかし夫婦げんかしている場合でもないので、我慢しました。
私は娘と2人で寝ようと思いましたが、夫がそのような考えだったので結局3人一緒に寝ました。翌朝になって娘の食欲が回復し、お粥やりんごを食べてくれ、熱も37.2度に下がってきたのでほっとしました。コロナの場合、高熱が続くニュースで見たことがあったので、1日で解熱したということは、「陰性かな」と思ったためです。
午前中の内に保健所からPCR検査の結果が陰性であったと連絡もあり、心底安心しました。翌日からはまた保育園に行ける希望も湧いてきました。37.4度未満であれば保育所には行けますが、まだ完全に回復していないのでその日は保育園を休ませ、自宅で療養することにしました。
不謹慎かもしれませんが、週末も家事に追われている私にとって、こんな風に平日仕事を休まなければ、娘とゆっくり関わる時間が持てていないということに改めて気づかされました。その日はあまり激しい動きをしないよう、外出はせず絵本を読み聞かせたり、一緒に子供向け番組を観たりしていました。久しぶりに娘の顔をゆっくり見ることができたひとときでした。
今回以外にも娘の体調不良や家族の用事で度々有給を使っているため、「娘とゆっくり遊びたい」という理由で有給は取れない状況にあります。もちろん娘には元気で過ごしてほしいと願っていますが、ゆっくりとした時間を娘と過ごせたことは思わぬ副産物でした。
今回の反省を踏まえて、娘が体調不良になっても良いように粉末のスポーツドリンクを常備しています。その後は「発熱がない場合」という条件付きではありますが、腹痛の時などに引き続き利用させてもらっています。断られた時点ではそのときの自分の焦りから残念に感じてしまいましたが、病児保育では他のお子さんと自分の子が一緒の部屋で過ごすこともあるので、そういう意味でもコロナの疑いがある場合は利用しないようにする方がお互い安心感があると感じています。病児保育はクリニックと同じ建物にあり、看護師さんが看てくれるので親としてはとても安心です。もし病児保育という制度がなければ、育児しながら働くということは無理だと思っています。
フルタイムで働きながら子育てしていくのは確かに大変ではありますが、色々なサポートを受けながら、これからも育児に励んでいきたいと思っています。同時に、会社側にはリモートワークを導入し、ある程度自宅でも働けるような制度を作ってもらえないか働きかけているところです。古い体質の会社なのですんなりとはいきませんが、これから私と同じように育児をしながら働く女性達のためにも、引き続き交渉していこうと考えています。

美味しくなった冷凍配食

日々の家事・育児はできるだけ色々なサポートを受けながらなんとか乗り越えたいという考えでいます。本当はもう少し時間的な余裕があればよいのですが、私の職場が人手不足のためなかなかパートに切り替えることができずにいます。かといってずっと家にいるのは苦手なため私は専業主婦には向いていないと思い、結局正社員を続けています。
私自身、1番苦手な家事は毎日の料理です。大学卒業後、就職してすぐ1人暮らしを始めましたが独身時代はメディアで働いており、仕事が多忙だったため、掃除や洗濯は行っていましたが、料理にまで手が回らず丁寧な暮らしを送ることはできませんでした。独身向きの冷凍配食サービスを使っていたことはありますが、約10年前ということもあってか、あまり美味しくなかったためすぐに退会してしまった記憶があります。
結婚後、夫婦で2人暮らしが始まってからは簡単に作れる料理をネットやアプリで検索し、鍋料理や焼肉などで乗り切ってきました。しかし子供が生まれると、子供の発達に合わせた食事を作らなくてはならず、娘は好き嫌いも多いので今も苦戦しています。離乳食はほとんどレトルトに頼っていましたが、離乳食を卒業すると当たり前ですが親が手作りしなくてはなりません。
いくら調理が大変でも、毎日お惣菜や冷凍食品を与えることには罪悪感や抵抗感がありました。しかしそんな中、家事に関するテレビ番組を観て知ったのが、冷凍配食サービスでした。冷凍配食とは、シェフが工場のキッチンで手作りしたものを急速冷凍し、自宅まで宅急便で届けてくれるサービスのことです。その企業では、旬の食材を漁師さんや農家さんから買い取り、調理していると番組で紹介されており、栄養価が高く新鮮な国産食材で調理されたメニューを食べられることに魅力を感じました。というのも、私がスーパーに行ってもどの野菜が旬であるのか見極めることが難しかったからです。結局、簡単にできるメニューを作ろうとするので、冬に夏野菜を使うなど旬を無視してしまうことが度々ありました。
冷凍配食サービスは専門のサイトで買い物するだけなので簡単に注文することができます。登録も5分ほどでスムーズに行うことができ、早速会員になりました。
注文してから3日後に宅急便で自宅に冷凍保存されたメニューが届きました。冷凍庫にストックしておけばいつでも取り出せるという点で大変便利だと感じました。食べてみると予想していたよりも美味しく、プロの味であると感じました。自宅では作れないようなメニューも多く大満足でした。特に我が家ではオーブンがないため、グラタンなど、オーブンを使わないと美味しく作れないようなメニューもあるのが嬉しかったです。あまりにもメニューや写真が魅力的なので、ついつい買いすぎてしまわないよう注意することが必要でした。
また、3000円以上お買い上げで送料無料など特典があるので、一度に大量購入してしまいました。そうすると、ファミリー用の冷凍庫がいっぱいになってしまったので、届く前に冷凍庫をある程度空けておく必要があると反省しました。それ以降は、注文したメニューが届くであろう日を計算し冷凍庫の中のものを使っておくなど、工夫しています。
毎日冷凍配食のメニューを使うのではなく、週1回活用したり、もう1品欲しいときに取り出したりするようにしています。そうすることで、全く自炊していないという罪悪感から逃れることができますし、「時々ママも楽をさせてもらっている」という姿勢を保つことができます。罪悪感を感じながら、育児をするというのは精神衛生上良くないので、心のバランスを保つ意味でも、好きなときに使える冷凍配食は大変便利で、我が家にとって欠かせないサービスとなりました。たまに利用する程度であれば夫も賛成してくれています。
本来は母親である私がすべて食事を作るべき、あるいは夫も家事に参加するべきだと思っています。しかし私が慢性的な頭痛を持っているため、1日の中で適度な休養を取ったり、ストレッチをしたりすることが必要であり、あまり無理をしないようにしたいと思っています。夫も仕事が激務なので家事をしてもらうのは難しいと諦めています。
以前は私が家事を100%頑張って、毎日のように市販のイブプロフェン配合頭痛薬を飲んでいたのですが、そのうち頭痛薬が効かなくなり、ある日激痛で動けなくなったことがあるので、そのような事態にならないようにすることが大切だと分かりました。頭痛の原因は気圧の変化やスーパーの騒音等でストレスを感じたときに起こることが多いので、買い物も本当はなるべく控えたいのですが、やはり家族の食べる物を買いに行かなければなりません。自分の体調と仕事や家事、育児との両立をバランスよくできればと考えております。そのためには自分にとってどんなサービスが必要なのか、その都度考え、見直していきたいです。
「冷凍のものを子供に与えるなんてかわいそう」という考え方もあるかもしれませんが、今の自分にとっては、これがベストのやり方だと実感しています。もし私が無理をして体調を壊してしまうと、それこそ買い物や掃除、娘の世話が行き届かなくなり、家庭内の雑務が回らなくなる恐れがあります。家庭生活がいかに持続可能であるかという点が重要だと思っています。家族への愛情があれば、それぞれの家庭でルールややり方があって良いと感じますし、それは第三者がとやかく言うことではないのではないかと思います。

調理する手間や時間が減ることで、私自身元気でいられますし、その分、掃除の細かいところまでやろうというモチベーションが湧きます。配食サービスのメリットは、買い物や調理の手間や時間が削減できるほか、栄養バランスのとれた配食サービスもあり、野菜もたくさん摂取できることが挙げられます。
メニューも豊富で、週間ごとに入れ替わるので、飽きずに注文することができます。スマホから娘と一緒にメニューを選ぶのも楽しいです。
冷凍配食は冷凍庫で長期保存できることも主婦にとっては大変助かります。ぜひ多くの皆さんに使ってほしいと思います。
逆にデメリットは、使い捨ての容器に入っているので、ゴミが多く出やすいことと、手作りの料理より割高になりやすいということです。ただゴミに関しては、惣菜を買っても容器を捨てるので、同じことだと思いますし、配食サービスの方が我が家にとってはスーパーの惣菜よりも美味しく感じられるのでこの点はあまり気にしていません。
もちろん、もし今後私の体調が良くなれば、手作りのものを増やすことも検討していきたいと思っています。また娘が成長すれば、今よりも自分のことを自分でできるようになり、育児にも手がかからなくなるでしょう。そうなれば、もう少し調理にも手間をかけられるのではないかと思っています。
4歳の娘にとって外食は楽しみでもありますが、食事が来るまで時間がかかったりすると、ぐずってしまうこともあり、今の状況では外食がお互いストレスになることもあります。そのため、たまにはおいしいものを楽しむ意味でも、配食サービスは有効かと考えています。ただ母親が楽をしたいと言うことではなく、家族全体がどうしたら幸せでいられるかという視点を取り入れることが重要なのです。
小学生になって落ち着いて座って食べられるようになれば、外食の頻度を増やし、いろいろなものを食べる経験を積ませてあげたいと思っています。子供の年齢に応じて、食べるものや食べ方が変わっていっても良いのではないかと最近は感じています。

夫は嫌がるけど・・・こっそり家事代行サービス

フルタイムの仕事や家事、育児を両立するのは日頃から限界を感じることがあります。それは私が33歳で若い頃よりも体力が落ちていることと、仕事の量が時期によって繁忙期と閑散期で波があるので、残業が続くと時間が足りないということが原因だと思っています。体力をつけようとウオーキングやヨガをしていますが、目に見えた効果は出ていません。雪が多く降る地域に住んでいるので、特に冬場に運動不足になってしまいます。仕事量についても、なるべく閑散期のうちに繁忙期に向けて準備を進めることで、忙しさをコントロールしようとしていますが、営業成績の動向によって変動する部分が多く、すべて自分で調整できるわけではありません。
このような状況で、仕事も育児も行っていくのは時間的にも体力的にも、私にとってはキツいと感じることが多くあります。なるべくストレスをためないためにも、乾燥機付き洗濯機やお掃除ロボット、食器洗い乾燥機など家電をフル活用しています。家電に家事を任せられると、家族の負担を軽減できるので、助かっています。また、時々ですが冷凍配食サービスを使うことによって、調理の手間を減らしています。
それでも繁忙期に残業が19時頃まで続くと、やはり家事が後回しになりがちです。そこで私は昨年末、夫に家事代行サービスの導入を提案しました。共働き世帯の友人も活用しており、家事代行をテーマとした人気ドラマの影響もあって「、家事をプロにお願いできれば体力的・精神的に楽になれるのではないだろうか」と感じたからです。娘ともっと一緒に遊ぶ時間を取りたいという思いもありました。
しかし夫は古風な考え方の持ち主でもあり、「他人が家に入るのが嫌」、「お金を払うよりも自分で家事を行えばそれで済む」と言って取り合ってくれませんでした。私は自分の仕事に誇りを持っていますが、夫には「家事を十分できないなら(妻の)仕事を減らせば良い」という思いもあったようです。結婚前には「お互い仕事も続けたいから2人で家事を協力して行おう」と約束していたはずなのですが、夫は覚えていないようです。また、私が住んでいる地域は人口約15万人の地方都市なので、都会に比べてサービスを選びにくいという事情もあり、なかなかサービス利用には至りませんでした。
夫の了解を得ずに私の独断で家事代行サービスを利用することはかなり勇気が必要でした。理由としては、夫に内緒で家事代行サービスを利用すると、家政婦さんが自宅に来てくれているときに夫が突然体調不良などの理由で、急遽自宅に帰ってきて鉢合わせしてしまう恐れがあるからです。実際には夫が急遽帰宅することは年に1回あるかないかという頻度ですが、万が一を考えると恐怖を感じました。逆に言えば、「夫がいない間に利用できてしまえば、他には問題はないだろう」と考えていました。
夫に内緒で他人を家に入れるということには賛否あるかもしれません。しかし私の中では夫が激務で家事をできない状況にあるので、私がほぼすべての家事を担っていることと、夫が家事をしないのに口を出してくることという点が引っかかっていました。「夫も家事に参加してくれたら少しは楽になるのに」「家事をしないなら私に任せて文句を言わないでほしい」という思いがずっとありました。
家事代行サービスを利用するに当たって、料金が高くて利用できないという方も少なくないと思います。実際私も1時間半のサービスで1万円支払いました。確かに家事代行サービスの料金は安くはないですが、我が家は共働きであり、私が20代の独身時代に貯めた預金があるので、自由に使えるお金がある程度あります。したがって経済面については利用の壁にはなりませんでした。私の母親世代(60代)からすると贅沢に思われるかもしれませんが、「自分で稼いだお金を自分の好きなように使いたい」という思いもありました。
そんな葛藤を抱えた中で私の仕事の繁忙期を迎え、家事が回らなくなった段階で、家事代行サービスをお試しで使ってみることを決心しました。娘が通っている保育園では、保護者が有給を取った場合でも保育園の活動に後れを取らないよう、子どもを預けることができます。この点では保育園によって方針が異なるようで、保育園はあくまで就労している親に代わって保育する役割を果たすため、親の仕事が休みの場合は保育園を利用できないところもあるそうです。家事代行サービスを夫がいない間に利用するとなると、平日の日中が良いので、娘を預けられるのは大変助かりました。
地方都市なのでサービスは選べませんでしたが、1カ所だけすぐ来てくれる会社がインターネットで見つかり、電話で予約を入れました。私がお願いしたのはお風呂掃除です。現在私たち家族が住んでいるアパートは元々独身時代に夫が4年間住んでいた部屋でした。結婚を機に私が彼の家に一緒に住むことになった形です。男性の1人暮らしで使っていたということもあり、掃除は行き届いていませんでした。特にお風呂はカビの繁殖が気になり、壁に染みこんでいて強力な洗剤を使ってゴシゴシこすっても、除去することができませんでした。
カビの繁殖は子どもの健康被害につながらないか心配もありました。休日は娘が家にいるので、私1人で浴室に入り掃除に集中してしまうと、どうしても娘の動きから目を離すことになってしまいます。娘は色々なものに興味が広がっている時期なので、目を離すと危険なことをしないか心配があり、掃除が進まないでいました。
家事代行サービスの業者からは2名の女性スタッフが来てくれました。1時間半程度で終わると説明があり、名刺をもらいました。スタッフの方は清潔感があり、物腰柔らかい印象だったので安心しました。年代はおそらく1人が30代、もう1人は40代くらいかと思いますが、この仕事に慣れているのか、お風呂のカビを見ても全然驚かず対応してくださり、ありがたく感じました。実は私の中にも、掃除が十分行き届いていない家の中の状況を初対面の他人に見せることに抵抗感がありました。しかし手慣れた対応を見て安心してお任せすることができました。
業者によっては依頼者がスタッフに自宅の鍵を預けて留守中、料理や掃除をしてくれるところもあるそうです。しかし私が頼んだ業者では、サービスに入ってもらっている間は依頼者が自宅に待機しているよう言われました。私も留守中に他人が家に入るのは抵抗感があったので、その方が合っていると感じました。お掃除をしてもらっている間、スタッフの方からは「ゆっくり過ごしていてください」と言われたのですが、私の性格上、他人に家事を任せて自分がテレビを見ているということは申し訳なくてできませんでした。それでスタッフの方が掃除している間は、私もキッチンを片付けたり、食卓テーブルを拭いたりしてやり過ごしました。掃除の仕上がりには大変満足していて、「やはりプロの力を借りた方が良い場合もある」と改めて感じました。お風呂場がきれいになったのを確認し、その場で現金で支払いサービスは終了しました。
夫が家事代行サービスを使いたくないという課題は残っていますが、機会があればまた利用してみたいと思っています。ただ料金が安くはないのと、有給を取らなければならない

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