週末婚のワンオペ育児

2022年6月9日

ワーキングママ

1章 我が家は週末婚

旦那の仕事の都合で、我が家が週末婚になってもう3年が経ちました。3年も経つと平日のワンオペルーティーンと、旦那がいる週末ルーティーンのようなものが出来つつあります。また息子達の成長とともに育児も楽になってきて、自分の時間も少しずつとれるようになりました。最近やっと私も週末婚を楽しめるようになってきています。平日は自分のペースでお仕事をし、自分時間を大切に過ごし、週末は家族との時間を優先させて過ごす。初めの頃は、一人での家事や育児に悩み、大変と感じていた週末婚ですが、離れていても家族みんなで助け合い、思いあっていくことで、みんなで支えあい週末婚も楽しむことができると知りました。最近では「我が家は週末婚でよかった」と思っています。

週末婚をスタートさせることが決まった時に、私は一つの目標を立てました。
「息子達と一緒の時は、できるだけ穏やかな気持ちでいること」
今までの私はどちらかというと、ガミガミと口うるさいタイプのお母さんでした。でも旦那がとても穏やかは人だったので、二人で息子達を育てていくうえではバランスがとれていたように感じていました。しかし、週末婚になると私一人で息子達と向き合わなければならない事が多くなります。今のままの私では厳しすぎて、息子達を締め付けすぎてしまうと考え、私が変わる必要があると思ったのです。注意の仕方一つでも出来るだけ思った言葉を直球に言わないように。息子達が自主的に動けるような、行動を促すような言葉を探して伝えていくように気を付けました。そして「旦那が居ないからと言って息子達を不安にさせたくない」「出来るだけ今までと変わらない生活をしなければ…」という気持ちを強くもって週末婚に挑みました。

週末婚がスタートしたのは、長男が小学2年生、次男が幼稚園年長の頃でした。もともと転勤族でもあった我が家ですが、今回は新しい土地に引っ越しをするのと同時に、週末婚生活が始まりました。旦那はもともと家事や子育てのサポートに積極的な人だったので、今まで二人で協力して行ってきたことを私一人でやらなければならないというプレッシャーと、新しい土地での生活に不安で押しつぶされそうになりながら新生活がスタートしたことを覚えています。
初めの数ヶ月は、慣れない土地での新生活に私も息子達も毎日バタバタで、あっという間に一日が過ぎていく感じでした。息子達も慣れない学校や幼稚園での生活や環境の変化で毎日疲れているようでした。私も新生活ならでは忙しさと、初めてのワンオペ育児。疲れ切って、息子達と倒れるように眠りについていたような気がします。
この時私は、息子達の前では疲れた姿を見せないように。出来るだけ笑顔でいようと意識していました。しかし実際一人で家事と育児をしていくことは想像していたより大変で、頑張らなくてはいけないという気持ちと、くじけそうで誰かに助けて欲しいという気持ちで心の中はグチャグチャになっていました。毎日が必死で、がむしゃらに家事をこなす私の姿は、息子達の目に鬼のように見えていたのだと思います。普段、学校での出来事を笑顔でたくさん話してくれる長男の口数が少ないなぁ。最近次男がやたら甘えてくるなぁ。と正直感じていました。以前とは違う息子の姿に気が付きながらも、実際私自身も心の余裕が全くなく、何とかしたいけれど出来ない歯がゆさに、息子達の寝顔を見ながら夜に一人で泣いたときもありました。
息子達や自分自身の体調が悪い時。どうしても一人で対応しきれないような時などには「旦那が居れば…」と何回も思いました。近くにいるのに助けてもらえないもどかしさに、また泣きました。自分の無力さと同時に、今まで気が付かなかったけれど、私達は旦那に沢山支えてもらって生活していたことを痛感しました。

旦那はそんな私に気が付いていたのか、息子達が眠りについた頃に毎日必ず電話をしてきてくれました。旦那も自分がいない平日の私達の事がとても気になっていたようで、積極的に私の話を聞いてくれたことがとても嬉しかったです。なんてことない今日の出来事や息子達の事。時にはため込んでいたいろいろな気持ちを泣きながら旦那にぶつけたこともありました。週末もたくさん話し合いを重ね、一緒に我が家の生活環境を整えたり、悩みを解決に導いてくれたりして、少しずつ私が一人でも頑張れるような環境やリズムを整えてくれました。

「一人で頑張ろうと思わないで。大変な時はちゃんと帰ってくるから。」旦那の言ったこの言葉で、私の気持ちはとても軽くなりました。今まで私は一人で子育てをしなければならないと、勝手にプレッシャーを抱えていたのだと思います。でもこの言葉が、離れていても旦那は私達の事を考えていてくれる。私は一人で子育てをしているのではないという事に気付かせてくれたのでした。がむしゃらに頑張っていた時よりも気持ちの余裕がうまれ、少しずつ家事や子育てが楽しめるようになってきました。

月日が経つにつれて、息子達も私も旦那のいない平日の生活にも慣れていきました。少しずつですが、私自身も気持ちに余裕をもって毎日生活できるようになり、息子達とも無理なく、笑顔で向き合える時間が増えてきています。そして「旦那が傍にいなくても、何かあれば駆けつけてくれる」そう思うだけでこんなに気持ちが楽になることに、私自身もビックリしています。
旦那は一人で寂しいのか、今でもよく私達が食事の時間にテレビ電話をしてきます。食事をしながら息子達も今日の出来事を旦那に報告して、離れていても家族でコミュニケーションを取る時間になっています。パパが大好きだった長男は長い時、1時間以上も話をしていたこともありました。息子の話にしっかりと耳を傾ける旦那からは、遠くからでも家族を支えようとしてくれる優しさが感じられました。
もともと家事や子育てに積極的だった旦那は、週末家に帰ってきた時は今までと変わらず、家事や子育てのサポートをしてくれます。特に子どもとは以前よりもさらに積極的にかかわるようになり、子ども達も週末にパパが帰宅することが待ち遠しいようです。特にまだ甘えたい盛りの次男は「お休みはパパと何して遊ぼうかなぁ~」と週末を指より数えて待っています。玄関が開くとリビングから飛び出して、毎週大喜びで旦那を迎え入れています。私も週末に旦那が帰ってくることが待ち遠しく、「週末まであと〇日、頑張ろう!」と気が付くと自分を自分で励ましながら平日を過ごしています。きっと家族みんなが週末を楽しみにしているのではないでしょうか。
最近では息子達もすっかり今の生活ペースに慣れてきたようで、私が忙しくしていると「ママ、何かお手伝いしようか?」と声をかけてくれるほどに成長しました。長男は私が苦手なお風呂掃除を毎日してくれます。次男も苦手な片付けを私に言われなくてもやろうと努力している姿が見られます。「ママも少し休んでね」そんな優しい事を言ってくれるようになりました。以前と変わらずバタバタしている日もありますが、息子達の力も借りながら、無理なく頑張れています。

一人で家事や子育てをしていくことは本当に大変です。でも遠くからでも私達のことをいつも考えていてくれる旦那。そして毎日傍で私を見て、応援していてくれる息子達。そんな家族と力を合わせて、支えあって、我が家はこれからも週末婚を充実させ、楽しんでいきたいと思っています。
「今週末はどこへ行こう」「家族で何をしよう」そんなワクワクすることを考えながら、少し大変な平日をこれからも息子達と一緒に乗り切っていきます。

2章 平日のワンオペ育児

週末婚になり一番変化があったことは、平日にワンオペ育児になったことでした。もともと家事や育児に積極的な旦那だったので、ワンオペになってしまうという事は私にとってとてもプレッシャーでした。実際、週末婚がスタートすると私自身が精神的に追い詰められてしまい、イライラして息子達に当たってしまったり、そんな自分が嫌で泣いてしまったり、私はワンオペ生活に慣れるまでに少し時間がかかりました。

長男が小学二年生で次男は幼稚園年長。引っ越しを期に旦那が単身赴任になり、スタートした週末婚ですが、初めは息子達のスケジュール管理に戸惑いました。幼稚園と小学校。通っている場所が違うというだけで日々のスケジュール管理がとても大変でした。お互いの行事や、長男の帰宅時間と次男のお迎えの時間が重なってしまう事もありました。ワンオペであることと、引っ越しをしたばかりだったので周りに頼れるような知り合いの方もいなかったので、一人でどうしたらいいのかとても悩みました。

重なった行事は年に数回だったこともあり、旦那にお願いして仕事を休んで行事に参加してもらうことでのりきれました。しかし、息子達の帰宅時間については毎日の事なので、私が何とかするしかありません。いろいろと考えたのですが、私一人では解決ができず、幼稚園の先生に相談をして、長男が学校生活に慣れるまでは、次男のお迎え時間を次男だけ規定時間より10分遅らせてもらいました。延長保育という手段もあったのですが、まだバスを利用している園児も幼稚園にいる時間ということで、幼稚園に特別に配慮していただきました。長男には小学校の登下校が慣れてきた頃から鍵を持たせて、鍵を使って家の中に入るように練習をしていきました。数ヶ月後には長男も私のいない家に帰る事に慣れ、次男もみんなと同じ時間にお迎えに行けるようになりました。幼稚園の先生に相談するという事はとても勇気がいる行動でしたが、私はよかったと思っています。一人で抱え込まないで、相談できる相手に相談をして、協力してもらいながら子育てをしていこうと思えるきっかけになった出来事でした。

習い事なども幼稚園生と小学生でわかれていることが多かったので、初めの1年は送り迎えがとても大変でした。次男が小学1年生になった時、長男と同じ時間で通えるようになり、とてもホッとしたことを覚えています。

また、息子達の体調が悪くなった時も大変でした。病院へ連れて行く時も今までは、近所のママ友などに協力してもらい、元気な息子を一緒に外で遊ばせて待っていてもらったりしました。しかし周りの頼れる人がいないワンオペ育児はそういきません。
いろいろと悩みましたが、我が家は携帯を購入することで問題を解消していきました。息子達には家のチャイムが鳴っても出ないこと、そして何かあったら携帯で私に連絡をすることを約束しました。「少し混んでいるから帰りが遅くなるね」「今どこにいるの?」とお互いが不安になった時に連絡がとれるという事で、私も息子達も安心して留守番ができるようになりました。携帯の購入についてはとても悩みましたが、ルールを決めて使用することで今でも我が家では大活躍しています。息子の居場所がわかる、そして声が聴けるだけでとても安心することができました。
夜に子どもの体調が悪くなったときは不安でたまりませんでした。今までは夜間救急にお世話になったこともありましたが、私一人だと体調の悪い息子も、体調のいい息子も両方を病院に連れて行かなくてはなりません。今までのように夜間に「旦那に病院へ連れて行ってもらおう」という選択肢はなくなりました。息子の体調を相談する相手もいないなかでの看病は、大袈裟ですが「息子の命が私一人に任されている」「私の判断ミスが息子の命を左右する」そんな感じでとてもプレッシャーでした。もちろんそんな時は、旦那も心配して連絡をしてきてくれましたが、傍にいないのだから何もできないでしょ…という気持ちが先に出てきてしまい、喧嘩になってしまう事が多かったです。祈るように朝を待って病院へ駆け込んだこともありました。そんな中知ったのが「ファストドクター」という24時間365日、医師が自宅に診察に来てくれるというサービスでした。まだ私は利用したことはないのですが、このようなサービスを利用できると知っているだけで、気持ちが落ち着きました。
そしてもっと大変だったのが私の体調が悪い時でした。もちろん、今までのように旦那に助けてもらう事はできません。息子達は元気なので、薬を飲みながら頑張って家事を続けなくてはなりませんでした。
そんなことから、私は今まで以上に健康に気を付けるようになりました。様々な食材をバランスよく、そしておいしく食べられるように、今でも頑張っています。幸い息子達も好き嫌いをせずに、おいしいと食べてくれることが多いので、料理のレパートリーは増えていっています。息子達と毎日一緒に、楽しく食事をすることが健康に繋がると感じるようになりました。

息子達と生活していて、常にあるのは子育ての悩みです。最近では反抗期に突入しつつある長男の対応策を担任の先生に相談しました。初めは旦那に相談をしたのですが、普段の長男の様子をあまり知らない旦那と毎日一緒にいる私とでは、意見の食い違いや感じ方の違いを多く感じました。夫婦で子育てについて話し合う時間もなかなかとれなかったので、今回は教育のプロでもある学校の先生に相談させていただきました。やはり子育ての悩みに関しては普段一緒に生活をしていない旦那に意見を求めてもあまり理解されない事が多く、哀しく感じることがあります。これは、ワンオペ育児が続く限り埋まることのない溝の1つなのではないかと思っています。

私のワンオペ生活は、気持ちの面で不安定になる事が多いような気がしています。何でもない毎日は普通に過ごせるのですが、誰かの体調が悪くなったり、一人ではどうしようもない出来事が起きたりした時などは、とても孤独に感じていました。特に子育てに関しては私が一人で向き合う事が多かった為か、一人で泣いて悩んでいたことがありました。家族の悩みはなかなか周りの人に相談できずに、一人で抱え込んでいることが多かったです。私は孤独を感じるたびに、旦那に文句や愚痴をぶつけていた気がします。
これからも週末婚やワンオペ育児特有の問題やトラブル、子育ての悩みなどが出てくると思いますが、頼れる存在の人や専門の方々、そして様々なサービスを利用していくことで、私なりに解決していければいいと考えています。周りの人やサービスに頼ることは勇気がいることだと思います。でも一人で抱えて悩んでいても解決できません。私はこれからも周りの人に助けてもらいながらワンオペ育児を頑張ります。

息子達が成長していくにしたがって、少しずつですが様々な悩みも私一人で対応できることが増えてきています。初めはとても不安に感じていたお留守番も、もう特に心配もなくこなせています。習い事なども、息子達だけで行けるようになりました。成長し、私の手を離れていく息子達に少し寂しさを感じながら、私自身も以前より肩の力を抜いてワンオペ育児を楽しめるようになってきています。初めはとても大変に感じていたワンオペ育児も、今では自分のペースで進められるので、楽とさえ感じるようになってきました。
もちろん今でも気持ちが落ち込んだり、疲れが溜まったりしてワンオペの孤独さを感じる日はあります。でも、そんな私をいつも傍で見守ってきてくれた息子達が力になってくれています。「お風呂掃除が嫌い」と言った私に代わって長男が毎日お風呂掃除をしてくれるようになりました。次男も疲れた私を見ると「ありがとう」といった優しい言葉をたくさんかけてくれます。二人ともとても思いやりのある子に成長してくれました。
我が家はこれからもワンオペ育児が続きます。「できればしたくない」それが私の正直な気持ちです。でもそれは仕方がない事なので、正解はわかりませんが私なりに楽しく。そして一人ではどうしようもできなくなった時は、息子達や旦那。そして周りの人や様々なサービスに頼りながら、これからも少しでもワンオペ生活の楽しみを見つけて行けたらと思っています。

3章 週末婚もなかなかいい

マイナスなことが多いように感じられる週末婚ですが、私は経験ができてよかったと思っています。確かに子育てをしながらの週末婚は、慣れるまでとても大変でした。でも大変だからこそ、些細なことに幸せを感じられるようになれました。家族で生活していることが当たり前だった頃には気が付かなかったようなことに気が付くことができて、我が家は週末婚を経験して、家族の絆が今までより強くなったと思っています。そして、私自身も成長できました。家族の優しさや思いやりに気が付くことが出来て、周りの人に感謝しながら生活できるようになりました。

家事や育児に積極的だった旦那と週末婚になり、一番に感じたことは、今までどれだけ旦那に支えられて生活してきたのかということでした。自分が思っていた以上に、普段の生活でも旦那の存在は必要不可欠で、自分の無力さを痛感することもありました。高い所にあるものをとる時や電球の交換のような些細な事から、体調の悪い時など「旦那がいてくれたら…」と思う時は今でもたくさんあります。一人で大丈夫と思っていたようなことも、精神的に旦那に支えられていたから、安心して出来ていたのだということに気が付きました。
今では旦那の存在のありがたさを再認識しています。旦那が傍で見守ってくれていたから私は安心して毎日暮らしていたのだと気が付いた時、今まで感じたことのない旦那への日々の感謝の気持ちでいっぱいになりました。

平日、単身赴任をしている旦那も私と同じような気持ちでいてくれていたようで「子育てを任せきりでごめんね」「いつもありがとう」と優しい言葉を言ってくれるようになりました。週末婚をしていくうちに、今であたりまえのように思っていたことは、当たり前ではなかったことに気が付くことが出来たのだと思います。
そんな旦那は週末になると、今まで以上に家事や育児に積極的になってくれるようになりました。週末は私のことを一番に考えて過ごしてくれています。私が疲れていると十分なくらいに休ませてくれます。苦手だった料理も積極的に手伝ってくれるようになりました。今までは食事を作るのは当たり前のように私でした。でも最近では週末に旦那と料理が好きな長男が二人でキッチンに立ち、夕飯作りをしてくれることが日課になっています。誰かに作ってもらうご飯は、不思議と自分で作ったものよりとてもおいしく感じます。そして息子と父親がキッチンに立っている姿はとても頼もしく、暖かい気持ちにさせてくれます。今までとは違って私が仕事をしながら夕飯が出来るのを待つこの時間は、とても新鮮で私の気持ちを充実させてくれるものでした。きっとこのように週末、穏やかにしっかりと休息がとれることで、私も平日のワンオペ育児を全力で頑張ることが出来るのだと思います。

息子達もパパのいない平日は自然とお手伝いをしてくれるようになりました。私が苦手だと話をしたお風呂掃除は、息子達が交代で毎日してくれます。また先日は、「ママ、お仕事頑張っているから。夜ケーキ食べて休んでね。」と長男が自分のお小遣いで私にサプライズケーキを買ってきてくれました。少し前から在宅で仕事をスタートさせた私。バタバタしながら夜遅くまで仕事をしていたので、心配してくれたのだと思います。本当に思いやりのある優しい子達に育ってくれました。
私達家族は自然とお互いがお互いのことを思いやれる関係になれました。人は一人ではなく、お互いがお互いを支えあって生活しています。しかし、それが当たり前になってしまうと相手に感謝し、思いやることも忘れてしまう。我が家は週末婚を経験することで、相手の存在の大切さを家族みんなで再認識できたのだと思っています。

家族を思いやれるようになり、自然と家族との時間も大切にできるようになりました。我が家は家族みんなで過ごすことできる週末の家族時間をとても大切にしています。私も息子達も、きっと旦那も週末を楽しみに平日のそれぞれの時間を頑張っているようにも感じます。
我が家の息子達はサッカーをしています。週末に夫婦で息子達のサッカーの練習を見ながら、息子達の成長を喜んだり、最近の悩みを聞いてもらったり…とても充実した時間を過ごしています。普段、旦那とゆっくり話す時間がなかなかないので、この時間は私達夫婦にとって、とても大切な時間です。息子達も自分達が頑張っているサッカーを見てもらえることがとても嬉しいようで、家族みんなが週末のサッカーをとても楽しみにしています。息子達が成長し、習い事が週末になる事が増えたので、以前のように家族で遠くへお出かけやキャンプといった時間は少なくなりましたが、形が変わっても家族みんなで同じ時間を過ごすことが出来ることを嬉しく感じます。
また我が家の息子達はもともとパパが大好きでしたが、週末婚になり、その愛情表現を週末のパパに一気に爆発させるようになりました。週末は二人ともパパの傍でゲームをしたり漫画を読んだりと、パパの傍でベタベタして過ごしていることが多いです。
次男は毎日のように「あと〇日でパパが帰ってくるね」とパパの帰宅を指折り数えて待っています。以前よりパパに甘えることも多くなり、そんな姿を可愛いなぁ~と見守っています。
少し反抗期に突入している長男は、平日の私とのやりとりの中で反抗的な態度や言葉使いをするようになってきました。自分でもどうしてそんな態度をとってしまうのかわからないと悩んでいたようで、旦那に相談していたようです。パパの前だと私の前より素直に自分の気持ちを素直に話せるようで、最近は週末にパパと長男が二人きりでゆっくり話が出来る時間を意識的に作っています。旦那から反抗期の息子の複雑な気持ちを知ることで、私も平日上手に長男と向き合うことが今のところ出来ています。週末婚ではあるけれど、今までと変わらず夫婦でしっかりと協力しながら子育てに向き合えていると感じています。

「週末婚」と聞くとあまり良い印象をうけないことが多いと思います。家庭が冷え切ったような、寂しいような、そんなマイナスなイメージがあると思います。でも我が家はそんなことはなく、週末婚になって、以前よりも家族がお互いを思いあって感謝しながら生活することが出来ています。そして週末婚になって三年経ちますが、今も旦那とは新鮮な関係で向き合えています。
また、平日は自分の好きなように時間を使えるので、今までよりも自分を優先して生活が出来ているようにも感じます。最近私は植物を育てることにはまっています。以前から植物を育てることが好きでしたが、毎日家事や子育てに追われてなかなかできませんでした。息子達が成長してきたことや、週末婚で家事の時間が少しだけ減ったことなどもあり、自分の趣味やスキルを伸ばす時間がとれるようになってきました。自分時間が充実すると毎日の生活も充実して楽しくなります。平日と週末の生活もメリハリがあって私に週末婚は向いていたようです。

家族の形は様々です。こうでなければいけないとか、○○婚という言葉にこだわるのではなく、各家庭の生活リズムや仕事、生活環境に合わせて、家族みんなが笑顔で幸せを感じられる生活をしていくという事が大切なのかなぁと思います。我が家もいつかこの週末婚が終わる日が来るでしょう。家族みんなが心地いいと感じられる生活スタイルをこれからも追求していきたいと思います。

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