卒乳はいつするのが最適なのか解説|卒乳の進め方とポイントもご紹介

2022年1月6日

子育て

我が子を抱いて授乳する瞬間はどの母親も子どもを愛おしく感じ、この時間が続いて欲しいと思わずにはいられません。

しかし、いずれ子どもは卒乳していきます。卒乳は母親にとってもう授乳しなくても良いという安堵感と我が子の成長を感じる瞬間であり、同時に寂しさを感じるときでもあります。

具体的に卒乳をする時期は決まっているのでしょうか。実は我が子の卒乳についていつから始めれば良いのか悩んでいる母親は少なくありません。

今回は卒乳はいつするのが最適なのか、タイミング進め方について解説します。これから卒乳するお子さんをお持ちのママ必見です。

卒乳を進める必要性

卒乳とは子どもが自ら母乳やミルクを求めなくなることをいいます。

一方離乳とは母乳やミルクを徐々に減らしながら液体状の食べ物から段々固体物に慣れさせることです。

卒乳は子どもが健康に成長している証であり、母親が心配しなくても時期が来れば子どもから自然と母乳やミルクを欲しがらなくなります。

確かに授乳期間が長くなると母親にも肉体的・精神的に負担が大きくなるだけでなく、職場復帰を控えている場合早く卒乳して欲しいと考えて焦る母親も少なくありません。

夜間に授乳をすれば母親も子どもも十分な睡眠が取れません。卒乳は一般的に1歳から1歳半が多いことから、これを目安に卒乳を始めることをおすすめします。

卒乳は個人差があるため母親にも、ある程度卒乳の目安が分かれば職場復帰に向けた準備を進める見通しが立ちます。

卒乳の主な考え方

卒乳を効果的に進める方法としては、少しずつ授乳回数を減らし計画的に無理のない状態で卒乳に導くのがおすすめです。

詳しくみていきますが初めてのお子さんの場合は医師の指導のもと進めることをおすすめします。

自然卒乳

自然卒乳とは、授乳を続けながら自然に子どもが母乳やミルクを欲しがらなくなる状態をいいます。子どもによって個人差があることを理解して焦らず子どものペースに任せてください。

時間はかかりますが子どもは心身ともに準備ができれば母乳を忘れていきます。

計画的卒乳

計画的卒乳とは、さまざまな理由である時期までに母乳をやめる必要があるとき計画的に徐々に授乳回数を減らして最終的に母乳をやめることをいいます。

例えば今度手術を控えていて、薬の投与が始まるためそれまでに授乳を終わらせなければならない、あるいは産休明けの職場復帰を目指して授乳回数と授乳量を減らしたいなどです。

卒乳はいつするのが最適?

​卒乳のタイミングはそれぞれの子どもの成長や生活環境によっても異なります。いつ頃が良いのか目安を解説します。

1歳から1歳半での卒乳が多い

卒乳を始める目安としては離乳食から幼児食に移行するおよそ1歳半年だといわれています。

この時期には歯も少しずつ生え始める頃で運動面でも「はいはい」から「あんよ」になるなど著しい成長期です。

運動量も増えることから、母乳やミルクだけではお腹が空きやすくなる時期でもあり、こうしたタイミングであればスムーズに卒乳に移行できると考えられます。

年齢で卒乳時期を決める必要はない

子どもによっては母乳でお腹が満たされ、離乳食や幼児食にうまく移行できないケースもあります。こうした場合には、無理やり離乳食や幼児食に移行させるのではなく部分的卒乳がおすすめです。

例えば授乳間隔を空ける、授乳回数を減らすなどして離乳食に自然に移行できたケースも少なくありません。

また授乳回数が減ることで個人差はありますが次第に母乳が作られなくなります。

一方で授乳が減ることで乳腺が炎症起こすなどトラブルを抱えやすい時期でもありますから母親は体調管理に注意してください。

子どもによっては離乳食や幼児食を食べていても母乳を欲しがる子どもいます。そういうときはあげても全く差し支えありません。

理由はママとのコミュニケーションや安心感を授乳という行為を通して求めているからです。

こうした行為は2歳になっても続くことがありますが気にする必要はありません。

卒乳の進め方のポイント

それでは卒乳を実際に進めるためにはどのようにすればいいのでしょうか。具体的なプロセスを解説します。

子どもの摂取機能の発達に合わせる

卒乳を進める際に大切なことは子どもの接種機能の発達に合わせることです。いきなり卒乳すれば子どもはストレスから体調を崩しかねません。

その結果また授乳を再開するケースも少なくありません。卒乳がうまくいくかどうかは子どもによっても異なります。

あくまで子どもの心と体の準備が整ってから始めていきましょう。

徐々に授乳回数を減らす

卒乳を始めるときのポイントは少しずつ授乳回数を減らしていくことです。

日中の授乳を減らすことで母乳からお腹が空けば離乳食や幼児食へスムーズに移行できます。

食事でお腹が満たされれば母乳を次第に忘れ夜間授乳も減っていきます。

夜寝かしつける際に母乳を欲しがる子どももいますが徐々に母乳なしで眠れるようにしましょう。

夜中にお腹が空いて泣くようであればフォローアップミルクをあげるのもおすすめです。

子どもとのスキンシップを積極的にとる

授乳は子どもにとって母親との大切なコミュニケーションです。しかし、離乳食が始まると卒乳を意識するあまり大切なスキンシップを忘れてしまうことが少なくありません。

卒乳を成功させるためには子どもとのスキンシップをとり、子どもがストレスを抱えないようにすることが重要です。

例えば子どもに卒乳の日を事前に伝えて一緒にカウントダウンするなどすれば子どもも母親も心の準備ができます。

子どもには毎日「あと何日だね」と目標までの日数を繰り返し伝えることで潜在意識の中に卒乳をすり込ませていきます。

こうしたスキンシップこそがスムーズに卒乳させるためのポイントです。

子どもの体調に注意する

卒乳を開始するにあたり子どもの体調の変化には十分注意してください。

大人が考えるより子どもにとって卒乳は生まれて始めて迎える大きな試練です。

精神的に不安定になることもあるため母親の優しい手でタッチケアやマッサージをすることで安心できます。

例えば赤ちゃんの肌に優しいオイルや保湿剤で優しくマッサージするとリラックス効果が高い「オキシトシン」が分泌されます。

「オキシトシン」は別名「愛情ホルモン」とも呼ばれストレス反応を弱める働きがあり、情緒を安定させるために分泌されるホルモンです。

卒乳のタイミングや進め方で悩んだら育児のプロに相談

卒乳のタイミングやどのように進めたら良いのか、実際に卒乳を始めたけどうまくいかないなどお悩みはありませんか。

身近に信頼できる産婦人科や助産院があれば相談してみてください。保健センターでは離乳食でお悩みのママに適切なアドバイスをしています。

離乳食を進めるうちに産後うつになるママも少なくなく、こうした症状は卒乳をする子どもにも影響を与えかねません。

ハニークローバーには保育士・看護師・育児経験豊富な専門のベビーシッターがいるのでいつでも気軽に相談できます。

また、事務局のスタッフも育児についてもお悩みや相談に親切に対応してくれるので安心です。

まとめ

卒乳を始めるタイミングとその進め方について解説しました。

卒乳といっても決まったルールがあるわけではありません。それぞれの子どもに合った方法が求められます。

卒乳は我が子が無事に成長している証といっても過言ではありません。いつまでに卒乳しなければならないといったことはありません。

うちの子は卒乳が遅いから何か問題があるのではないかと悩まれる母親もいますが、悩んだら出産した病院・助産院・母乳外来・母乳相談室などに相談してみてください。

ハニークローバーはそうした悩みを抱えたママの良い相談パートナーです。どんな些細な悩みでも遠慮せずにベビーシッターや事務局のスタッフに相談してみましょう。

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