私が思う理想の父親

2021年10月8日

子育て

私の失敗、失敗から学んだこと

これから父親になる、もしくは母親になるあなたに向けて。

現在育児をしているお父さん、お母さんのあなたに向けて、私がこれまでの育児で経験し学んだことについてお話させて頂きます。

少しでもお役に立つように、一生懸命伝えるので最後まで読んで頂けると嬉しいです。

まず始めに私の簡単なプロフィールですが、年齢は37歳、10歳年上で専業主婦の妻と小学2年生の娘の3人家族です。高齢者介護サービスを行う会社に勤めていましたが2021年8月に退職し、現在はweb媒体でライター業をしています。収入はとても少ないですが、これで食べていくことを目標に頑張っています。

私が子育て中にショックを受けた事件

ある日、娘から突然「引っ越しする前の、マンションに住んでいた時のパパは嫌いだった」と告白されました。いつだって娘から好かれていると私は思っていたので、反対の答えにびっくりしました。

妻に比べたら私の方が口うるさくないし、積極的に遊び相手になってあげていた。それなのに、どうして? とまで思いました。

職場の人達から〈あなたは優しい人だから、きっといいお父さんだよ〉〈きっと子どもに好かれているよ〉と言われたことがあります。欠点もあるけど、総合的に見れば娘から好かれている良いパパのはずと自分でも思っていました。しかし、娘にひどいことをしたこともあります。以下の通りです。

『平日の夜、お風呂に娘を入れていた時のこと。髪を洗いたくないとぐずり続ける娘に、私は大声で怒鳴り浴室の壁を強く手で叩いた。思い通りにお風呂が進まないことへのイライラからだ。娘は怯えて火がついたように泣き、見るに見かねた妻が娘を救出した。しばらく娘は泣いていたが、妻があやしていくと次第に落ち着いた。私は「もうどうしていいかわからん!」と捨て台詞を残し、その場からいなくなった・・・』

私はこれまで子どもに手をあげたことは1度もなく、妻にもありません。大声で怒鳴ることもありませんでした。一応、補足させて頂きます・・・

しかしこの時は爆発してしまった。子どもに大声を出して怖い思いをさせてしまいました。

今でも思い返すと、胸のあたりの温度が急に下がったような、石ころを何個も飲み込んだような暗い気持ちになります。

私の失敗は、娘に怒鳴るくらい自分の中にストレスを溜めていたこと。そして溜まった原因は、妻や子どもを最優先に考えて自分のことをいつも後回しにしていたから、でした。

家庭のことを最優先にするというのは、間違っていない考えだと思います。例えば「平日はいつも家族の為に仕事を頑張って、休みの日も家族サービスをする夫」が世間的に悪い夫のわけがありません。私もこのような理想の夫になろうと思っていました。

しかし、自分の「本当はこうしたい!」という思いに蓋をして「やるべきこと」だけをやり続けていると、辛くなっていきます。

娘が「マンションに住んでいた時のパパは嫌いだった」理由は、私がいつもイライラしていたから。「笑顔がなくて、怖かった」と教えてくれました。本当にごめんなさい。

自分の「本当はこうしたい!」という思いに蓋をして「やるべきこと」だけをやると辛くなってしまう。

それに気づいて、私は自分を変える取り組みを始めます。まずは自分の本心について考えることでした。

具体的には

  • 妻がどう思っているのかを考える前に、自分がどう思っているのか考えること。
  • 妻がどうしてほしいか考える前に、自分がどうしたいのかを考えること。

仕事が終わり帰宅したら、いつも私は「やるべきこと」に取り掛かっていました。寝室の床を片付けて布団を敷いて、それが終わったら子どもをお風呂に入れる。その後に晩御飯を食べて食器を洗って、娘の寝かしつけをする。

娘が寝たら、自分の時間です。好きな映画を観たり、お酒を飲んだり・・・でも仕事に育児・家事をしたら疲れてしまい、娘の寝かしつけで一緒に朝まで寝てしまいます。朝起きると、「何もできなかったなあ」と空しい気持ちがありました。

これを変えました。

仕事が終わり帰宅すると、冷蔵庫からビールを取り出して開ける。「30分はゆっくりするから」と妻に伝えてから、好きなミュージシャンのライブビデオを楽しむ。終わったら気分は楽しくなっています。良い気分のまま娘とお風呂へ行き、さっき聞いたビデオの歌を唄いながら楽しいお風呂タイム。変な歌と娘に笑われたけど、それがまた嬉しかった。

片付けをしたり、布団を敷いたり・・・「やるべきこと」には手を付けていないので、どっさり残っているのになぜか気分は良かったのです。それは、仕事が終わって帰ったら本当はこうしたかった!!という自分の本心を思い切って採用したおかげだと思いました。

本心に従うと、こんなに心は元気になるんだ、それに気づいたこと。長いトンネルから出たような気持になりました。

自分の本心を大事にしてあげることは、自分を大切にしてあげることだと思います。

そして、自分を大切にし続けてあげると、人にも優しくできるようになりました。自己犠牲的な優しさではないのです。私が辛くても家族が幸福ならそれでいい、ではないのです!家族を大切にしたいと思ったら、まずは自分を大切にすることなんだ・・・それが私の学びでした。

「笑顔がなくて怖かった」父親が、今はいつもニコニコしています。娘から「このゴリラじじい!退治してやる!」と言われてバシバシ叩かれて、娘と娘の友達と私で大笑いしています。子どもと楽しく遊べるようになりました。

気づいてからここに至るまでの道のりで大変な時もありましたが、いつも不満を抱えて我慢していたあの頃に比べれば、その大変さは小さいものです。

偉そうに書いてすみません・・・まだまだ私も子育ての途中なのですが、このことに気づいてから自分自身すごく変わりました。自分を大切にできるようになりました。

だから、今もしも自己犠牲的に頑張っている方がいたら、いきなり変えることはできなくても、少しずつ自分の本心に目を向けてほしい。自分もハッピーに家族もハッピーになれる方法がきっとあると思います。

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父親から学び、世間から教えられた「理想の父親」とは

会社に所属し働く、どんなに辛くても家族の為に歯を食いしばって耐える、それが理想の父親という価値観。

それでは私は幸せになることができず、私の幸せなくして、家庭の幸せもない。

「私が思う理想の父親」というテーマにのせて、私がお伝えしたいことは、あなたという人間が家族にとってどれだけ大事な存在か、また、あなたという人が他でもないあなた自身にとってどれだけ大事な存在なのか知ってほしいと思います。

父親から学び、世間から教えられた「理想の父親」とは・・・

「父親とは、家族の為に会社に所属して身を粉にして働き、いつも優しく頼りがいのある男性のことである」

これが父親から学び世間から教えられた「理想の父親」像です。昔の私は「父親とはこうでなければいけない」「こんな父親になれたら、さぞかしカッコいいだろう!」と思い、また世間的に見ても申し分ない立派な目標だと思っていました。

しかし、この目標を設定した理由は「父親とはどういうものかよくわからないし、とりあえずこの目標でいいだろう」という場当たり的な選択であり、自分はどんな父親になれるだろう?なりたいだろう?と真剣に考えなかった証でもあります。

さてこの「理想の父親」像からひとつのキーワードを取り上げたいと思います。

「家族の為に身を粉にして働き・・」です。具体例を示すのに私の父親を始めに紹介させて頂きます。

私の父親は高校卒業後すぐ就職し、55歳で早期定年退職をするまでの間に無職の期間というものがありません。収入を上げる為の転職が1回ありますが、その会社で最後まで働いております。3000万円で一軒家を建てましたが、なんと建てたその年に会社から単身赴任を言い渡され、退職するまでの20年間をほぼ単身者用の会社が用意したアパートで生活しました。

「仕事の為だから、仕方ない」「俺が稼がなかったらどうするのよ」が口癖だったと記憶しています。

私はそんな父親の背中を見て育ちましたので、当然父親に対する強い感謝があり、自分は何度も赴任先を変えて大変な思いをしながら、息子である私の学費を工面してくれてありがとうと思いました。そこまでして働いてくれたから今の私があるのだ、と今でもそう思います。

しかし一方で、疑問に思うことがありました。父はどうしていつもイライラしているのか?苦しそうに生きているのかということです。仕事のストレス(主に人間関係だったようです)から下痢が止まらなくなるなど体調を崩すことがありました。また、沢山のお酒とタバコを吸っており、特にお酒で酔っぱらうと母に暴言を吐き「殴るぞ!?」等の脅迫まがいの言動もありました。私は男ですが、今でも父の荒れた声を聴くと、体がひどく硬直します。このような嫌な出来事もあり、私は父親となった際には絶対に家族にストレスを与えない父親になりたいなと思っていました。(今思えば、この思いこそが私が本当にこうなりたい!という父親像なのですが、当時はあまりわかっていませんでした)

少し話が逸れてしまいましたが「家族の為に身を粉にして働く父親」が理想の父親である、がなぜ正しいのかというと、赤ん坊から大学生になるまでにかかったお金を、ほぼ全て父親の労働によって得たお金で工面してもらったから、だといえます。

母は専業主婦でしたので、父が働きお金を得なければ、今の私は多分いなかったと思うのです。

なので、私も父に倣い「家族の為に身を粉に・・・」的な父親像を目指したのでした。

その「理想の父親」像を目指した結果、私はどうなったのか

娘が生まれた時、私は特別養護老人ホームという老人ホームの介護職員を務めていました。この仕事は、早番・日勤・遅番・夜勤と働き方のシフトが4つありそれぞれ労働時間が違います。特に大変なのが夜勤です。夜9時から朝7時まで働き、一旦家に帰宅。その日の夜9時にまた出勤して朝7時まで働く、という少々過酷なものでした。一方で給料は、全産業の平均賃金より低く出世もあまり見込めません。出世しても施設長くらいまでいかないと年収300万円台を突破することも難しい現状でした。

しかし、働いてお金を稼ぐことは父親として当然の義務と考えていた当時の私は、それなりに一生懸命に働きました。世間つまり会社の同僚や上司からは「お父さんになったのだから、頑張らなきゃ!」と言葉をかけられ、一生懸命に働くことは素晴らしい!くらいに思っていました。

ある日、休憩時間に車で少し休もうとしたところ、そのまま気を失ってしまい救急搬送。大きな異常は見当たらなかったものの自宅療養となり、そのまま退職してしまいました。

実は、そうなる前から、眠れない・やる気が出ない・食欲がない等の体調の変化があったのですが特に相談もせず働いていました。悪い方向に結果が出てしまいました。

その後家族から、「もう夜勤の仕事はやめた方がいい」「まだ30歳なのだから、別の業界に転職してはどうか」とアドバイスを貰ったのですが、今から未経験で稼げる仕事がすぐ見つかるとは思えない、父親なのだから稼がなきゃ!と耳に入れようとしませんでした。

そうしてまた同じ高齢者介護の業界に就職をしました。

夜勤のないデイサービスという業態の高齢者介護サービスに努めて6年目のある日、私は娘から告白されます。「引っ越す前のマンションに住んでいた時ね、私ね、あの時のパパは嫌いだった」と。理由をきくと「笑わないし、怖かった」と。

そうです、私は一生懸命にやってきたつもりだったけど、私が怖いと思っていた私の父親と同じような道を辿っていました。そして、大事な娘を怖がらせて昔の小学生の頃の私と同じような思いをさせている・・・

この先どうしようと思ったのか

第1章で、自分の本当はこうしたい!という思いに蓋をして過ごしていると段々生き辛くなると書かせて頂きました。例えば、相手に遠慮をして言いたいことを言わないとか、こうしてほしいと思うことを伝えない事も生き辛さに繋がるのではと思っています。

仕事にも同じことがいえると考え、つまり、本当はこうしたい!という仕事に就くのではなく、お金を稼ぐためにこれをやらなければいけない!と義務感や強制力を感じたままそれを続けていると次第に生き辛く、生き苦しくなってしまうのでは・・ということです。

私が、家でほとんど笑わなくなってしまったように。

もちろん、すべての方がそうなるとは思えません。私のような人間は少数派かもしれません。しかし、同じお仲間もいるのではと思い、今回このようにお話を書かせて頂きました。

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私が思う理想の父親

私がこれまでの学びや失敗の経験から「理想の父親」とは何かを考えその答えが分かった時に、私はこれまでの自分ではなくなり生まれ変わったと思っています。

具体的には、これまでイライラしていた状況でもイライラせずに楽しんで過ごすことが可能となり自分に誇りを持てるようになりました。

そのことを改めて感じた出来事がついこの間にありましたので、お話させて下さい。

日曜日、家族3人で遊園地に出かけた時の出来事です。コロナ禍でストレスの溜まっている娘を思いっきり遊ばせてやることと、1年に1度の花火大会を見せてあげることを目的に行きました。

遊具に花火に大満足の娘が帰り際に不機嫌になったのは、1回500円のスピードくじをやりたかったけど、妻に「もう帰るよ!くじはお金かかるから無し!」と言われたからです。

そして帰り道で「寒いから上着を着なさい」という妻の声を無視して、大量の人ごみの中一人でずんずん歩いていく娘。2000人以上は人が集まっていたので、はぐれたら大変です。はぐれたら大変、風邪をひいたら大変と私も妻も2重に焦りました。最後に妻のイライラは頂点になり娘に鞄を投げつけて怒ってしまいます。昔の私なら、同時に娘に怒鳴っていたでしょう。しかし、この時はまったく腹が立ちませんでした。むしろ愉快で幸せな時間を味わっていたのです。

そして帰り、車の中で疲れて寝ている娘を見ながら私は「今日遊園地に来てよかった、楽しかった」と感想を述べ、妻は「最後に娘がぶちこわした」と答えました。私は「それも含めてとてもよかった」と答え、それは心からの素直な感想でした。すると妻から「前は、日曜日の夕方から機嫌が悪かった。次の日から会社だから。だけど今は違う。ほっとする」と返答をもらいます。

そうです。今の私はイライラする状況でもイライラせず楽しんで過ごすことができます。

それはなぜか?

今までの学びや経験から「理想の父親」とは何か、その答えが分かっているからです。

「私が思う理想の父親」とは、

【父親とは家族の「心」を支える存在である。そのために、いつもニコニコ明るくいるべし】これが導き出した答えです。

これだけだと陳腐でありきたりな理想論のようですが、実はそんなことはなくて言うは易く行うは難しなのです。ではその理由と効能について私の実体験を交えてお話させて頂きます。

感情は伝染する

「感情は伝染するものだから」が理由です。例えば、家庭でも仕事でもイライラしている人の傍にいるとどうなるでしょうか?私なら心臓がドキドキして、体にギューッと力が入り緊張状態になります。その人の声や雰囲気など自分の五感で得た情報が自分のストレスになり、つまり居心地がとても悪いと感じるのです。

反対に穏やかな人、笑顔で明るい人の傍にいるとどうなるでしょうか?まず傍にいることがほとんどの場合苦痛ではありません。自分の身体の力がスーッと抜けてリラックスできます。

これと同じことで、例え家族であっても相手が何を考えているのか本当のところはわからない為、その人の様子から現在の心理状態等を把握しようとします。いつも一緒にいる家族がイライラしていたらどうなるか?絶えずストレスを感じてしまい、家庭が居心地の悪い物になってしまいます。反対に明るくニコニコとしていたらどうなるでしょうか?そうです。家庭が居心地の良いものに変わります。これの良い所は循環するというところです。自分の笑顔が相手の笑顔を引き出し、相手の笑顔がさらに自分の笑顔を引き出す。気づけば家庭の空気は軽くなり、最大級の居心地のよい場所に変わっていく。

そのような家庭を築く為、父親である私が出発点になりたい、そう思うのです。

注意すること

注意点が一つあります。それはどんな方法でもよいから、まず家族の衣食住を満たす方法を確保するということです。住むところ、食べるもの、着るもの、どれも生きていく上で欠かせない要素ですから、どんな方法でもよいので確保するべきと思います。これは前提条件です。例えば公的制度を利用する、親から借金をしてもいいでしょう。やがては自力で生活していくことを目標にひとまず家族の生命を守らなければいけない。それができたら次の段階の「家族の心を支える」です。私はこれが父親の本当の役割だと思っています。

「心を支える」とは

2年前に妻が会社を辞めた時、私は「これからは稼げなくてもいいから、やりたいことをやってみれば?」と妻に伝えました。妻は18歳で就職してから今までほとんどの時間を仕事に費やし自分の好きなことをやる時間はなかったと話していたので今がチャンスと私思って伝えたのです。

妻は人形のドレス作りを始めました。それまで会社員としてフルタイム働き、自分の趣味と言えば寝る前に少しお菓子を食べて漫画を読むくらいだったのが、1日中好きなことに没頭するようになります。材料の仕入れから、ドレスのデザイン、ミシンで縫うところまで全て一人で行い、ある日メルカリに出品したところ1着1500円で売れました。その時の嬉しそうな顔はよく覚えています。

現在はレベルアップして1着3500円のドレスが1日もたたずに売れるようになりました。妻から「好きなようにやっていいと言われなければ、ここまでできなかった。ありがとう」と感謝の言葉を頂戴しました。

妻のドレス作りを私はいつもニコニコしながら応援していました。家事を忘れて夢中になっていても文句など言わず私が家事をこなします。安心して自分のやりたいことをやってもらう為です。不機嫌に家事をこなしていたら、気になって集中できないと思います。

「心を支える」とは、相手のありのままを受け入れて応援してあげることです。

私が思う「理想の父親」とはいつも明るくニコニコとしているから、家族も安心して笑顔になることができる。そうして家庭に良い循環が生まれて、1人1人が自分のポテンシャルを発揮できるようになるのです。

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いつも笑顔でいるために

第3章では父親がニコニコと明るいと、家族もそれにつられて明るくなるということをお話させて頂きました。気持ちが明るくなり心も体もリラックスしていると、趣味でも仕事でもパフォーマンスが上がります。自分のやりたいことに全力集中できるようになるので、人生が楽しくなると私は思うのです。

しかし、いつも明るい気持ちでニコニコしていることは大変なことです。それは作り笑いであればもっと大変です。本当は笑いたくないのに、無理やり笑うのは苦痛以外のなにものでもありません。なので、普段から自然に笑顔になる自分でいようと私は言いたいのです。

実際に、私は普段から自然に笑顔で過ごせるようになりました。

第4章では、私なりに掴んだ「いつも笑顔でいるため」のコツと理由をお話します。最後まで読んで頂けると嬉しいです。

心を元気にする

勤めていた会社を辞める半年前、出社時刻の1時間以上前に会社へ到着するようにしていました。理由は、何がなんでも会社に出勤させる為です。ここまで来たらもう働くしかないぞ?と自分に言い聞かせる為でもありました。

心は、出社を嫌がっていますが、頭(理性)で抑えつけていたのです。この会社の特徴は、ピラミッドのように役職によって上下関係を作るところでいつも生き苦しさを感じていました。実際に短期で退職する職員が続出しており、なぜ勤めていたのかというと高い給料に釣られたからで、お金の為に自分の心を切り売りしていたといえます。

現在は会社を辞めたので、このような苦しみはありません。私は本心から会社で仕事をしたくなかったのです。こう書くとナマケモノのロクデナシのようですが、労働している者が何よりも偉い!という観点に立つとそれも当然に思えます。

話が逸れてしまいましたが、大切なことは自分の本心に従うことです。それは情けないような、人には言えないような理由でもいいのです。

自分の本心を大切にすることは、自分自身を大切にすることです。自分を大切にしないで長く生きていると、昔の私のようにずっと不機嫌で暗い表情になってしまいます。

私の場合、最も大きなストレス要因だった会社勤めをやめることで心はグングンと元気になっていきました。心を元気にするために簡単なことは、一番嫌なことをやめることだと思います。

心と体は繋がっているので、心が元気になれば体も元気になってきます。私の場合、ずっとあった眩暈と吐き気がなくなりました。

心が元気になり体調が安定してくると、自然と笑顔が出てくるようになります。

第2章でお話した「父親とは家族の為に身を粉にして働く存在である」という理想像にとりつかれていると、例え目標を果たしていても、どんどん元気はなくなり自然な笑顔も出にくくなるのです。

ですから、いわゆる世間の理想像は捨てるが勝ちだと私は確信しています。それよりも自分が最もやりたくないことがあれば、それが捨てがたいものだとしても、捨ててしまえばいいと思うのです。くどくて申し訳ありませんが、これを実行したことにより驚くほど心は軽くなります。

家族を大切にできる

義務感や強制力を感じる生活をやめて、自分の本音を大切にして自分自身を大切にできたら、自然と家族を大切にできるようになります。家事や育児の手伝いをして、妻や娘のために役立つことをしたいと自然に思えるようになりました。

第3章でお話した妻のドレス作りの応援もその一つ。自分が満たされて気持ちに余裕が出てくると、自分のやりたいことに自然と手が出るようになります。

自分が変わると周りが変わるとよく言いますが、私の場合一番変わったのは娘でした。過去に「いつも笑顔がなくて怖かった」父親が、自分を大切にしてから笑顔が増えて家族に優しく接するようになります。次第に安心した娘はワガママが増えて笑顔が増えました。

気持ちが落ち込むこともある

自分の気持ちがどうしても落ち込んでしまって、とても笑顔でなんていられない時はどうすればよいか?そういう時も本心を大切にします。よく耳を澄まして自分の内面に聞いてみるのです。「本当はどうしたい?」と自分にインタビューするように質問と回答を繰り返していきます。

答えが「一人でゆっくりしたい」だとわかったら、家族に「ちょっと一人でゆっくりしたいから、向こうの部屋にいるね」と一言伝えておいて、部屋に移動して扉を閉めます。この時に、雑音が気になる私はイヤホンでオルゴールのBGMなどを流します。

一言伝えておくことで余計な不安を与えないで済みますので、あっけらかんと伝えるようにしています。本心に従い行動すると心が喜び元気になるので、リラックスして余裕のある自分になることができます。

私が思う「良い子育てとは?」

家族が体調不良や精神的に落ち込んでいる姿を見ると、共感して私も辛くなることがあります。娘が学校で嫌なことがあった時、私も一緒に落ち込み怒ったりしてしまいますが、いい父親を演じようとしなければ大丈夫でした。どうしても私はかっこつけてしまう所があり、問題を上手に解決できる良い父親でなければ!と固くなってしまう所があるので普段から気をつけなければいけません。

自分を大切にすることの意味を、まだ小さい娘に言葉で伝えるのは困難です。そのため、私の行動や立ち振る舞い、雰囲気などを通じて娘に伝えるようにしています。そして娘が本心で行動しようとする時は、例え常識的でなかろうが全力で応援するようにしました。すると自分の軸というものが娘の中に芽生えてきて、良い子育てができているのかな?と自分でこっそり微笑むことがあります。

第3章で理想の父親とは、家族の心を支える存在だと書きました。その心とは、本心あるいは本音のことを指すのではと私は思っています。自分の本心、本音を大切にした後に、子どもと向き合えれば、理想の父親になれるはずです。

理想の父親は、各家庭にいる父親の数だけある

なぜ各家庭の数だけ理想の父親がいるのか

Google等の検索サイトで「理想の父親」と検索すると、様々な理想の父親像が出てきます。「母親から見た理想のパパ10選!」とか「理想のパパに共通すること」など。どれも目を引く記事で、「理想の父親」について調べる方が多いのだなと改めて思いました。確かに私も悩んだ時や迷った時に検索していたなと思い出します。迷ったときに本や記事を参考にして育児をしていくのは間違っていないのですが、そのような情報が正しいと思い込むのは危険じゃないかと思うのです。

例えば、理想の父親と思い浮かべて「お金があってマイホームを持つ父親!」と考える人もいれば、私のように「とにかく子どもに、精神的に嫌な思いはさせたくない!」と思う父親もいるでしょう。どちらの考えも正解で、上下関係などありません。「こうなりたい」という思いは比べるものではないからです。

自分がどうなりたいのかよく考えて、本心を見つけて実行していく事ができたのなら、きっとうまくいきます。なぜなら、本心に沿った行動はその人が最もパワーを発揮することができるからです。スペースシャトルが重力に逆らい宇宙に飛び立つように、色々な障害があっても乗り越えていける心の推進力を持っていると思います。だから本心、本音を大切に自分の行動を決めてほしいです。

私は、13年間続けてきたサラリーマン生活をリタイアして自分の力で稼ぐフリーライターという仕事を選びました。もちろん食べていける保証はないので前途洋々ではありませんが、本心に沿って行動しているのでエネルギーは満ち満ちています。

あなただけの理想の父親像を見つけてほしいと思います。それを見つけて実行に移していくことが、理想の父親になる最短の近道のはずです。つまり、「理想の父親」とは家庭のお父さんひとりひとりに存在し、家庭の数だけ理想の父親像はあるといえるでしょう。

子どもに幸せになってもらいたいなら、まずあなたが幸せに

父親になり苦労して子どもを育てていくと、やはり子どもに強い愛着を持つようになります。私は子どもが生まれた当初、「もし川で妻と子どもの両方が溺れていたら、間違いなく妻を助ける!」と思っていましたが、育児7年目の現在は「何がなんでも子どもを助ける!」と真逆の発想です。これは少々エキセントリックな発想ですが、子どもを養っていくことが、自分の重要な使命と考えるようになったのです。

「子どもには必ず幸せになってもらいたい」そう考える父親は星の数ほどいると思います。中には自分に何があっても子どもだけは幸せに・・・と思っている方もいます。しかし、これは間違いです。あなたが子どもに幸せになってもらいたいと思うのなら、まずあなたが幸せになりましょう。自分の幸せな姿を子どもに見せてあげることが、最高の子育てです。

「子どもは親の背中を見て育つ」といいますが、子どもは親の真似をすることで、まだ来ない将来の自分の人生をシミュレーションしていると思います。

もし、あなたが自分を虐めるような生き方をしていたら、子どもが将来そんな大人になるかもしません。

私が今、フリーランスの仕事をしている姿は間違いなく子どもにも伝わっています。ある日、「父ちゃん、いつも朝遅く起きてずるい」と言われましたが、これは朝遅く起きても大丈夫な働き方を子どもに伝えています。将来大きくなり自分の進む道を選ぶ時、参考になるはずです。

正しい知識を身につけましょう

今の時代はインターネットを通じて多様な情報を入手することができます。一昔前はテレビと新聞くらいしか情報を入手することはできませんでした。テレビや新聞は情報発信のツールの一つにしか過ぎないと私は思いますので、自分でも積極的に情報を入手して正しい知識を身に着けることを心がけましょう。情報は時に危険な要素もありますが、正しい情報は身を救ってくれます。

子どもの自育力について

いつも困ったらパパやママの顔を見て「どうしたらいい?」と聞いていた娘が、今や学校で自分の価値観を持って過ごしています。

ある日、娘がクラスの日直を務めていた時の出来事です。「今日の目標を守れた人は手を挙げて下さい」と日直の娘が発言し、何人かのクラスの子が手を挙げたら「あなたは守れていません」「嘘をつくことはやめましょう!」と娘が厳しい一言を言ったそうです。

この時の相手の女の子はクラスのボス的存在で、同級生から恐れられている子どもです。クラスの親御さんの間でも評判で、あの子に嫌われたらクラスで一人ぼっちにされる・・・という噂が立っています。もちろん私の娘もその子の恐ろしさは理解していて、普段はうまくコミュニケーションをとっているのですが、この時はハッキリ言ったそうです。

何気ない出来事ですが、これを聞いて私は親の知らないところで成長していると強く感じました。あんなにオドオドして困ったら両親の顔を見ていた子が、クラスの怖い子にも負けずに自分の意見を主張している。正直なところ、私よりもしっかりしているのでは?と思ったものです。

子どもには自分で考え、自分で行動を選択して生きていく能力があります。親が先回りばかりする必要はないのです。

これから子育てをする方達に一言

単刀直入に申しますが、まず自分の幸せを第一に考えて下さい。そして、できるだけ他人を傷つけず、騙さず、奪わずに生きていきましょう。なぜなら子どもはあなたの生き方をじっと見ています。とにかく、人間は頭脳が発達しているので計算して自分の行動を変えることができ、自分さえよければ他人はどうでもいいと考えがちです。しかし、そのような考えを子どもは観察し、自分の将来モデルの一つとしています。

自分の幸せを第一に考え、人と協力して生きてくことができた時に本当の人間らしい生活ができると思います。そして理想の父親として最高の子育てができていることでしょう。

最後に

長く執筆させて頂きました。ここまで読んで頂いた方に心から感謝申し上げます。

「私が思う理想の父親」というテーマでしたが、個人的な経験と考えをもとにお話しさせて頂きました。世間的な理想の父親像も間違ってはいないのですが、それによって心苦しくなってしまう私のような方々に向けて、この記事が届くと嬉しいです。

もちろん、そうじゃない方もいると思いますが、もし身近にこの記事の人間のような父親がいたら、参考にして頂けると嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

山本さんより

育児とお仕事を両立するためにベビーシッターサービスを是非ご活用下さい。簡単にご利用いただける流れについてはこちらを御覧ください。

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