お泊まり保育サービスの料金は?宿泊保育のよくある利用パターンもご紹介

2021年12月27日

幼稚園・保育園

親元を離れて保育園などで過ごすお泊まり保育を子ども時代に経験したことがある人は多いのではないでしょうか。

共働き家庭が増えている今は、保育園だけでなくベビーシッターへのお泊まり保育の依頼も増加傾向にあるのです。

この記事では、お泊まり保育サービスの概要やよくある利用パターン・料金相場・注意点について解説しています。

お泊まり保育についての知識を深めたい人はぜひ読んでみてください。

お泊まり保育の目的とスケジュール

お泊まり保育とは、子どもが家族と離れて保育園などで外泊することです。

保育園などの行事で行われるものだけでなく、保護者が必要に迫られて子どもを預ける場合も含まれます。

行事としてのお泊まり保育は年長(5歳児)クラスで実施されることが多く、場所は通っている保育園や幼稚園が一般的です。

自然の中にあるログハウスや公共施設で行われることもあります。夕食づくりやゲームなどのイベントもたくさん盛り込まれるので、子どもにとって楽しみな行事の1つです。

保護者の事情によりお泊まり保育が必要な場合は、24時間保育の保育園・託児所もしくはベビーシッターに依頼することが多いです。

お泊まり保育の目的

この章では保育園の行事として行われるお泊まり保育の目的について解説していきます。お泊まり保育の目的は次のとおりです。

  • 家族から離れて過ごすことで自主性を育てる
  • 友達や保育士と集団生活を送ることで協調性・社会性を身につける
  • 規則正しい生活リズムを身につける

普段お世話をしてくれる家族から離れ、身のまわりのことに自分自身で取り組むことで子どもの自主性を育てることができます。

身のまわりのことが自分でできるという小さな成功体験を積み重ねることで、子どもの大きな自信となるのです。

集団生活に必要な協調性・社会性を身につけることも大切な目的です。

保育園・幼稚園から小学校へと進んでいくうえで、仲間と協力して何かをやり遂げるという機会はどんどん多くなります。

小さいうちから協調性・社会性を身につけておくことは、子どもが社会生活を送る上で非常に役立つでしょう。

また、お泊まり保育では食事・入浴・就寝などのスケジュールが細かく決められています。

スケジュールに従って行動することで、規則正しい生活リズムを身につけることができます。

お泊まり保育のスケジュール例

行事として実施されるお泊まり保育のスケジュール例は下記のとおりです。

【1日目】

  • 15:00 保護者と登園・点呼・健康チェック
  • 15:30 自由保育(プール・園庭遊びなど)
  • 17:00 夕食づくり
  • 18:00 夕食
  • 19:00 夜のお楽しみ会(花火・ゲームなど)
  • 20:00 お風呂・就寝準備
  • 21:00 就寝

【2日目】

  • 6:00 起床・身支度
  • 7:00 朝食
  • 8:00 片付け・降園準備
  • 9:00 解散式
  • 9:30 保護者と降園

保育園や幼稚園でのお泊まり保育は1日目の午後に登園して2日目の午前中に降園するというスケジュールが一般的です。

園外で宿泊する場合は1日目の朝集合し、2日目の午前中に解散というスケジュールになります。

保護者の依頼でお泊まり保育を依頼する場合、預ける時間帯によりスケジュールが異なるので事前に確認しておくといいでしょう。

 

よくある利用パターン

お泊まり保育のよくある利用パターンは次の2つです。

  • 保育園での行事の一環
  • 24時間保育を行っている園へ依頼する
  • ベビーシッターへ依頼する

それぞれ1つずつみていきましょう。

保育園での行事の一環

1つ目のパターンは、保育園での行事の一環です。多くの保育園で7~8月に1泊2日のお泊まり保育が計画されています。

お泊まり保育では園庭やお外遊びに加えて買い物ごっこや料理体験・宝探しなど、普段の保育時間では難しいイベントもスケジュールに組み込むことが可能です。

上記のイベントは子どもの心身の発達を促すだけでなく、友達や保育士との楽しい思い出をつくれるというメリットもあります。

寝かしつけや夜中のトイレなど、生活面で不安な点は保育士にきちんと伝えておくことで安心して子供を預けることができます。

24時間保育を行っている園へ依頼する

保護者が夜勤の多い仕事に就いている場合によく利用されるのが、24時間保育を行っている保育園や託児所です。

通常の夜間保育は22時までとなっていますが、24時間保育であれば深夜や早朝でも子どもを預かってもらえます。

夜間保育・24時間保育ともに0~5歳の子どもが一緒に過ごすことがほとんどです。異年齢の交流ができることも利点といえるでしょう。

ベビーシッターへ依頼する

近年増えているのが、ベビーシッターへお泊まり保育を依頼するパターンです。

預ける理由としては、急な夜勤や出張・2人目以降の出産時・子どもの夜泣きで体調を崩してしまった、などが挙げられます。

保育場所は自宅がほとんどです。住み慣れた場所でお世話をしてもらえるので子どもが感じる負担も少なくてすみます。

ベビーシッターの派遣サービスにあらかじめ会員登録を済ませておくと、対応可能なシッターをすぐ検索できて便利です。

夫の仕事が忙しい、お互いの実家が遠方にあるなどの事情でワンオペ育児をしている人は利用を検討してみるといいでしょう。

 

お泊まり保育サービスの料金相場

ここからはお泊まり保育サービスの料金相場について解説していきます。

保育園とベビーシッターそれぞれの料金をご紹介しますので、お泊まり保育を利用する際の参考にしてください。

保育園の場合

お泊まり保育が保育園の行事である場合、料金は園により異なります。園外に宿泊するなどで1万円を超える場合は積み立てを行っている園も多いです。

費用は毎月支払う保育料とは別で実費での精算となります。

24時間保育を行っている園に預ける際の料金は1時間あたり700~2,000円が相場です。住んでいる地域や子どもの年齢により変わってきます。

夕食・離乳食・ミルク・おむつ代などは別料金となります。園の登録料を払うと保育料が割安になることがほとんどです。複数の園を比較・検討するといいでしょう。

ベビーシッターの場合

ベビーシッターのお泊まり保育の場合、料金は1時間あたり1,500~4,000円が相場です。

保育園と比べると割高に感じますが、マンツーマンで子どものお世話をしてもらえることを考えると妥当な金額といえるでしょう。

シッターによってはオプションで家事代行をお願いできることもあります。

自宅で子どもの面倒をみてほしい・家事のサポートもお願いしたいという人はベビーシッターに依頼することをおすすめします。

お泊まり保育の注意点

長時間子どもを預けるお泊まり保育には注意点が2つあります。

  • 事故やトラブルが起きる可能性がある
  • 子どもがストレスを感じやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

事故やトラブルが起きる可能性がある

1つ目の注意点は、事故やトラブルが起きる可能性があるということです。

楽しいあまりにはしゃぎ過ぎてしまって怪我をしてしまう、などは決して珍しいトラブルではありません。

特にお風呂は滑りやすく浴槽で溺れる危険もあるため、保育士からの指示を守るよう子どもによく言って聞かせる必要があるでしょう。

また、アレルギーや持病をもっている子どもの場合、いつもと違う環境の中で症状が強く出ることも十分考えられます。

万が一のことを考えて、保育士には症状が出たときの対処法を細かく伝えておきましょう。

子どもがストレスを感じやすい

2つ目の注意点は、子どもがストレスを感じやすいことです。

毎日通っている保育園であっても、家族と離れて過ごすということは想像以上に子どもにとってストレスとなります。

環境が変わって寝つけない、ホームシックになって泣き出してしまうなどのアクシデントはよく起こります。

特に小さい子どもの場合、寝かしつけの対応などを保育士に伝えておくことは必須です。

子どもの数に対して保育士の数が足りているかどうかも預ける前にチェックしておきましょう。

安心してお泊まり保育サービスを利用したいなら

安心してお泊まり保育サービスを利用したいなら、ベビーシッターの派遣サービス・ハニークローバーをおすすめします。

ハニークローバーは早朝・深夜のシッター依頼にも対応可能です。家事のお手伝いも承っており、産前産後サポートは家事代行利用時もオプション料金がかかりません。

保育時には社内の規定に基づき睡眠時の呼吸確認は5分ごとに行うなど、お子様の安全を最優先した保育を心がけております。

安全・安心のお泊まり保育サービスをお探しであれば、ハニークローバーのご利用をご検討ください。

 

まとめ

お泊まり保育は保育園の行事として年長児を対象に行われる他、保護者の夜勤や2人目以降の出産時に日付をまたいで子どものお世話を依頼するケースがあります。

いずれの場合も子どもが普段どおり過ごせるよう、生活の様子や気になることを保育士に細かく伝えておきましょう。

預ける前には、子どもの数に対して保育士の数が十分足りているか、設備が整っているかなども確認しておくことが大切です。

保育園にいきなり預けるのは不安、自宅で子どもをみてほしいという場合はベビーシッターのお泊まり保育サービスのご利用をおすすめします。

マンツーマンでお世話ができるので、万が一トラブルが起こった際にも臨機応変に対応可能です。

お子様を安心して預けられるお泊まり保育サービスをご希望であれば、ぜひハニークローバーまでご相談ください。

前の記事へ

保母さん・保育士の意味は?子どもを預けるサービスの選び方もご紹介

次の記事へ

24時間保育で預けっぱなしにすると愛情不足になる?預けっぱなしにしない方法をご紹介

関連記事

詳しく見る