トイレトレーニングを子どもと楽しく進めていくコツ

2021年10月29日

子育て

3年程保育園に勤めており、色々な経験をしてきました。その中で育児にも役立つ情報を発信していけたらと思います。

トイレトレーニングはいつから始めたら良いか

およそ1歳半~2歳頃から始めるのが多く見られます。
ですがトイレトレーニングを始めるにあたって絶対にこの時期から始めましょう、と言った事はなくトイレに興味を持った・「おしっこ」と自分で言うようになった。
トイレの間隔があいてきたなど子どもが排せつに関して興味関心を持った時が多いかなと思います。また、お兄ちゃんお姉ちゃんがいるお子さんや、異年齢児と関わる事が多いお子さん、保育園に通うお子さんは比較的トイレトレーニングを始めるのが早く見られます。

トイレトレーニングの進め方

始めやすいタイミングは排せつの間隔が分かったり、教えてくれるようになった時。
その際にはたくさん褒めてあげ、排せつを知らせる事は良いことだ、と教えていってあげてください。
トイレに関して興味関心をもってきていると感じたら、トイレに座る事を練習していきます。
私が勤めていた保育園では、トイレに興味を持ったり、1時間毎のおむつ替えでその際におむつに排泄物がなかった時にトイレに誘導していました。
まずはトイレで排せつをしなくてもいいので、座る事から慣れていきます。
この‘慣れていく‘と言う事が私は重要だと思っています。
始めはトイレに座る事に慣れる、その時に排せつできたらおおいに褒めてあげる、と言うのを毎日行っていました。
もしご家庭でトイレトレーニングを始めると言う時は、補助便座やおまるに座る事に慣れてもらうのが優先かと思います。嫌がるようでしたら無理に座らせないようにしましょう。
トイレは嫌なものだ、と思ってしまうとそこから進みずらくなってしまいます。
そしてトレーニングを始めるにあたりとても重要なのが、大人が子どもの排せつする間隔を知ることだと思います。
ただ1時間毎にトイレに行くだけではなく、トイレに行く際おむつをしっかり確認します。最後にトイレへ行ってから1時間後にトイレに行くとします。その時おむつに既に出てしまっているようでしたら1時間間隔のトイレでは長い、と言う事になります。次は30分後にトイレに行ってみる。30分間隔でおむつにおしっこが出ていなければ一度トイレに座らせてみて排せつを促してみます。そこで出ればその子のトイレ間隔は約30分という事がわかりますよね。出なかった場合次は45分後にトイレに行く、という感じで排せつの間隔を知っていきます。水分摂取量や寒い日など日によって変わると思うのでおよその時間を知っておくと、トイレへ連れていく目安になるので良いかと思います。

① トイレに座る事に慣れる

先ほど述べたようにトイレに入る事に慣れていく事から始めてみましょう。例えば、トイレに好きなおもちゃと一緒に入ってみる。おもちゃをもって入るのが嫌な方は子どもが興味を持ちそうなシールなどでトイレの中を装飾をしてみる、など。
補助便座の場合、今は色んなキャラクターの補助便座が売られているので、その時子どもが好きなキャラクターなどの補助便座にしても良いですね。

② トイレに座る事に慣れたら、排せつを促す

「シーシー」と声掛けをしてみたり、「ここでおしっこするんだよ」と教えてあげてください。始めはすぐに出来ないと思うので10秒数えてみるなど座る時間を決めます。
一緒に数を数えていくうちに数字も覚えていくのでおすすめです。

子どもと楽しく進めていくコツ

トイレトレーニングを進めていくうえでよくあるのがご褒美シールを作る事。
「おしっこ出たらシール貼ろうね」と子どものやる気を引き出すものになるのでおすすめです。シールを買う時も「なにがいい?」と子どもが好きなキャラクターのシールなど選んでもらえるとさらにやる気が出ると思います。
またトイレトレーニング始めてみたいな、と思った時にはトイレに関する絵本を一緒に読んでみるなどおすすめです。
今は男の子・女の子別でトイレトレーニングの仕方が書いてある絵本もあるので、子どもに合わせて購入しても良いと思います。
私が実際に使ってとても良いと思ったのはちゃれんじです。
トイレトレーニングに関してのDVDやおもちゃなど、トイレに行くきっかけを大きく作ってくれるものがありました。
我が家は1歳半からトイレトレーニングを始めたのですが、排せつの間隔が1時間程しかなく、なかなかそこから伸びなかったのでいったんトイレトレーニングを辞めていました。ですがちゃれんじのおかげで子どもからトイレに行くと言い出し、トレーニングをまた始めるきっかけになりました。
以前働いていた保育園でもちゃれんじをやっている子がいました。
その子はトイレに座るのが嫌な子でしたが、ちゃれんじのDVDで流れているトイレトレーニングの歌を一緒に歌うとだんだんとトイレに座る事ができるようになっていきました。
本当に少しずつステップアップしていきましたが、本人も楽しんでいる様子が見られたのでこの方法でよかったな、と思えた場面でした。
やっぱり子どもも大人も楽しくトイレトレーニングを進めていきたいですもんね。

最後に

私もそうでしたが、2歳を過ぎて周りの友だちがトイレトレーニングが進んでいるという話を聞くと「うちの子も・・」と焦っていましたが、おむつは急いで取らなくても良いと思います。それに、大人が取ろうと思って取れるものではないと自分の子どもを育てて思いました。こればっかりは子どもの身体の成長であると考えています。
トレーニングを始めたタイミングが良くてすぐに外れた子、なかなか排せつする感覚が分からず進まない子。様々だと思っています。
焦れば焦るほどうまく進まないものです。
少しずつできるようになればいいな、と思いながら進めていきましょう。
そしてトイレトレーニングはほとんどの子が良いペースで進んでいたのに調子が悪くなってしまう時があります。
そんな時は怒らず責めないであげましょう。
以前お漏らしをしてしまい、「なんでトイレ行きたいって言わなかったの」と何気なく言った言葉に子どもは傷ついてお漏らしをする事が怖くなり、排せつを我慢してしまう子どもがいました。そこからなかなか進まず時間がかかったようです。
怒っているつもりはないけどぼそっと言った言葉を子どもは重く受け止めてしまう事があるので心の中にとどめておきましょう。
また、良いペースでトイレトレーニングができていたのに、急にトイレに行かなくなった。などよくある事なのですが、こういった場合は先ほどお話したシールを使ってみても良いと思います。トイレで排せつが出来たらシール、ではなくトイレに座ったらシール貼ろう!など少しシールを貼れる機会を増やしてあげるのもおすすめですよ。
そして子どもは褒められる事がとても大好きですよね。
成功した時にはオーバーな程に褒めてあげて自信とやる気を出してあげてください。
一緒に歌を歌いながら・シールを貼る事を目標に大人がトイレへ行くよう声掛けをしてあげるなど楽しく子どもとトイレトレーニングができると良いですね。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、シッターがお子様のトイレトレーニングをサポートさせていただくことも承ります。トイレトレーニングに関する考え方は十人十色ですので、親御様のお考えに沿って進めさせていただきます。

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