2022年4月1日
子育て
『ママ友』と聞くとあんまりいいイメージがない方が多いかもしれません。私も同じで、昔から女の面倒なことも体験したりしてきたので『ママ友』なんて言葉を聞くと正直面倒だなとか、はぶられるとか、そんな悪いイメージしかありません。でも子どもをもった以上『ママ友』は必要な物で、ママになってから出来た友だちは育児に共感できたり会う頻度も多くなってくるので、昔からの友だちより親密になっているはずです。結婚をして、地元を離れてしまった人には、新しくできたママ友は大切な存在です。『ママ友』=『マイナス』ではなく、付き合い方1つでいいものにもなるはずです。
長男の初めての集団生活。2月産まれの長男は3歳になったばかりでの入園、4月産まれの子に比べるとまだまだ幼さが残ります。毎日泣く長男に私も不安だったし、私自身もママ友がいなかったので“頑張って沢山のママとお話するぞ”と意気込んでいました。長男の入園をきっかけが、私のママ達作りでもあったのです。
長男が通っている幼稚園は、年少さんが2クラスにわかれており、早くに出産した私は2クラスのママの中でも1番若く、年上のママと仲良くなれるかなと不安でした。でも、私自身割とコミュニケーション能力に自信があり、男女関係なく誰とでもすぐ仲良くなれるので、幼稚園入園時はママ友ができることが楽しみでした。幼稚園生活も慣れてくると、ママ達も顔見知りになり『ねぇねぇ、お便りにあった◯◯ってどんなのにする?』『◯◯君とよく同じ物で遊んでいるみたいで名前が出てくるよー』と敬語だったママ達ともラフに会話ができるようになります。私も“これがママ友か!上手く付き合えてる!”と嬉しくなりました。
長男が通っていた幼稚園は【ランチ会】が定期的にあり、学期ごとには【飲み会】があります。ランチ会も2つのクラスが集まり、普段話さないママとも交流が取れたり、飲み会なんてなるとお酒が入りもっとラフになる人も。ランチ会も飲み会も長男と下の子を預けて行けるので子どもから離れて食事が出来るので何となくリフレッシュになりましたが、それも何回か続いてくとランチ会の日は、ほっとする時間もなくお迎え、飲み会の日は2次会なんかが出てきて、私はお酒もあんまり好きじゃないし授乳中だったのにも関わらず、出遅れたくないという気持ちで2次会も少し参加するようになりました。“参加した方が好印象だし仲良くなれる”と頑張っていました。でも親しくなってくればなるほど話す内容は『◯◯さんって』と始まる噂話、『◯◯君ていい子だよねぇ、うちの子なんて、、』からの『そんなことないよ〜◯◯ちゃん優しいじゃない』の褒め合い。なんだかそんなうわべだけの会も何回かするうちに“飲み会休みたいな”とか“ランチ会予定あることにしてキャンセルしようかな”という気持ちが出てきました。私は、人と話すのは大好きだけど、◯◯さんから聞いたんだけど、、とか◯◯さんって、、とかいう話は大人にもなって正直苦手でした。話の内容は世間話から結構深い内容まで様々。人から聞いた話によって、その人の見た目が変わることも嫌だったし、私自身も言われないようにと逆に焦ってしまい、噂話の多い日には正直なんだか疲れてしまいます。私も学生時代には女のグループの中で色々あったし、痛い目も見たし経験してきたので、大人になった今でも昔の学生の時みたいなコソコソ話は嫌でした。
年少生活も折り返し。だんだん幼稚園生活に慣れていくと、ママにべったりだった長男も放課後にお友達と遊ぶことが増えました。近くの公園だったらまだいいものの、だんだんお互いのお家も行き来するように。“これがママ友か”と私もそれに合わせて、用事をキャンセルしてお友達の家に遊びに行ったりも。今思うと頑張りすぎていたんだと思います。【行かないと出遅れる。抜けものにされる。長男が遊ぶためなら私が頑張って合わせなきゃ】と必死にママ友作りをしていました。お家の行き来も長男のクラスは“親つき”が当たり前だったので、親つきも大変と思わず、子どもが遊んでいる間迷惑をかけないよう見守る+お茶会といった感じでした。子ども達同士で約束したら断れず、いいよいいよーと言った感じでお家の中へ。季節を考え暑い日は冷えたコーヒー、寒い日はホットドリンクを用意して大人用のお茶菓子と、子ども達のおやつ。2時間くらいでのお開きになり、そのペースは週に1回くらい。週に1回だけといってもその1回が私には大きな負担になり、バラバラの部屋、コップなどの片付け。下の子もいたりすると中々ハードな1日になります。もちろん我が家がお邪魔することもありますが、お宅によってカフェのような振る舞いがあったり、そんなものを見ると我が家も遊びに来たように色々用意しないと、、となんだか長男が友だちと遊ぶ日はどっと疲れてしまう自分がいました。
年中になると、2クラスが一緒に合わさり1クラスにまとまります。2クラスわかれていたので、もう一方のママ達とはあまり接点がなく、また新しい雰囲気の中で過ごすような感じでした。お迎え前になると玄関前の屋根がついているところで、子ども達が帰ってくるまでの間、皆んなが集まっています。かなり早めに来て話をしているママもいて、お迎えに来た人からどんどん集まっていきます。私はそれがどうも苦手で中々入れず。お迎え時間ギリギリに行って屋根の下に行かなくていいようにしました。私自身が調和が取れないというのかな?とも悩んだり。私が男兄弟に挟まれて育ったせいか、噂話も苦手。お世話で褒め合いすること自体も苦手で、うわべだけの付き合いが疲れてしまうので、本当に気の合う人がいないなら1人でいた方が楽だと思っていました。周りから見たら一匹狼みたいで変ねなんて思うママもいたかもしれないです。
年少、年中、年長と過ごす中でとても親切で仲良くしてくれるママ、話すと明るくて楽しいママ、気の合うママもいました。年長になった時、長男の仲良くなったお友達がいました。長男はママにべったりだったので親友だと思える子ができたのは嬉しかったです。その子は下の子も我が家の次男と同じ歳という接点で、そのママと一気に仲良くなりました。ありがたいことに、兄弟ともに子ども達も仲良くなり、降園後は車で移動して遊ぶ施設に行ったり、長男を幼稚園に送った後には、下の子とママ達だけで会うことも増え、家族の話や愚痴を話したりするうちに信頼関係も増え、連絡先を交換したりするようになりました。大人になってからの“親友”みたいな感じになり、私もよりどころができました。そのママのお家に行くこと、我が家に来てもらうのは疲れることなく心から楽しいと思えるようになりました。この時に“ママ友ってこれか!”と思えるようになりました。そのママが私の初めて心を許したママ友で、長男が小学生になる前に残念ながら引越ししてしまいましたが、今でもたまに連絡をとったり年賀状を送ったりいい距離感でいれているのかなと思います。子ども達が大きくなったら2人でご飯に行ったり出来たら嬉しいと思います。多分、私も初めての信頼できるママ友で頼りにしすぎていたこともあるので次に会った時は『あの時は迷惑かけてごめんね』と一言謝りたいです。ママ友とは毎日会うので、お互いのいい距離感が大切だと感じます。
私自身の小学生の時の話です。田舎の学校だったため、幼稚園から中学校までみんな同じメンバーで学年があがっていきます。全員で30人程度。小学生の2年生くらいまでの記憶はあまりなく、多分普通に楽しく学校生活を送っていたと思います。しかし、高学年につれ女の嫌な部分を目の当たりにします。何か新しい服を着てきたり、ピアノが弾けたり、男の子と話をしたり。それだけでターゲットにされてしまいます。クラスではリーダーではないのですが、割と目立つこともやったりしていたので鼻についたようです。そこから仲間外れにされたり、ヒソヒソ話をされたり。私は、ずっと特定の子もいなかった中、唯一できた親友は中学までで1人だけ。後のクラスの子とは、リーダーの子について私のことを一緒になって仲間はずれにしたりしたこともあったので本当に信頼することができず会話程度でした。ずっとクラス替えもなくメンバーというのも1回、目をつけられたら終わりなのであまりよくない環境にあります。小さな学校でも女はグループがあり、私が色々人に裏切られたり、今日は大丈夫な日、またはぶられる日などがあり、常に顔色を伺うようになりました。それが高校生、大学生となると環境も変わり、人付き合いも自分の中でだんだんと分かってきたように思います。その中でも、過去の経験上裏切られてしまうこわさもあり、少し人に対して依存しやすくなってしまう自分もいて嫌に思っていました。
高校生になると、一気に人数も増えて本当に気の合う仲間、部活仲間ができました。高校1年で今の主人と出会い、なんだか友だちより彼氏に一生懸命な日々でした。
大学の友だちは何だか本当の安心感がありました。3人組で遊んでいたのですが、私だけ住む地域が遠く私以外の2人はよく夜ご飯を食べに行ったり、それでも私の方までわざわざ足を運んでくれたり、中間地点で待ち合わせしてくれたり。この大学の時に『常に3人で遊べなくても嫌いって意味じゃないんだ!』と安心感が持てるようになりました。
私が、長男妊娠前に勤めた会社は私の妊娠が分かると挨拶を無視されたりしました。妊娠でトラブルがあるんだと驚いて悲しくなります。女性は、ママになる前にもトラブルが起こる場面はいくつもあると思います。
そして、長男、次男、三男と幼稚園に入園。長男、次男は小学生になりましたが、長男、次男、三男とそれぞれ“ママ友”を体感してきましたが、面白いことにそれぞれに違う雰囲気があります。
長男のクラス。正直ここが1番大変だったかもしれません。ボス的なママもいたし、話かけにくそうなママもいました。グループも多く、お泊まり会なんかしていたグループもあります!これは子ども達同士が仲良い関係なくママ友のグループがあったので大変そうでした。そして、初めてのママ友作りに頑張りすぎた私も疲れたりしていました。
次男のクラス。下の子が入園した家庭もあり、長男のクラスの顔見知りのママが多くいました。それはそれで大変なのです。『私たちは仲良し同士』と言わんばかりに顔見知りのママ達が子どもを送った後の立ち話、そこからお茶なんかへ行ったりしました。私も1回誘われて行ったことがありましたが、三男が小さい理由でその1回以外は不参加です。ここのクラスは噂好きなママ、情報通なママが多くいたように思います。
三男のクラス。ここは現在も通っていますが、1番楽かな?と感じます。それは私が全く関与していないからだと思います。三男が遊びに行ったり、お家に呼びたいと言った子のママとは仲良くやっていますがお迎え前後にタイミングがあえば話す程度。それでも、たまに朝の送った後に立ち話につかまってしまうこともありますが、私からは他人の情報を言ったり共有したりしないようにしています。それでも私に『◯◯さんの話聞いてよー』と言われることもありますが。聞いたらそれを広めないようにしています。私の他に他のママもいる中で相談されるのは少し嫌ですが。女の人は、『あれ?ヒソヒソ話してる』って気づいているはずなので、同じ空間にいるもう1人のママに申し訳なく思ってしまいます。グループになっているママも沢山いますが、私自身が焦らないし三男の時にやっとママ友との付き合い方が上手くできていると思います。
長男、次男、三男が通っている園は幼稚園なので親の係があります。三男の時も係決めがありましたが、『◯◯の係一緒にやらない?』と好きな同士で前から決めている方もいます。最近あった係決めで、すごい見た目が嫌な雰囲気になった係決めがありました。私もまだ係をやったことがなく、AさんもBさんもまだ未経験でした。私含め3人は必ず係をやらないといけないのですが、Aさんにも Bさんにも個別に『よかったら一緒に係やらない?』と別な日に声をかけられてしまった私。どちらにも『私は◯◯係やろうと思うから一緒にできたらよろしくね』と返事をしました。実はAさんはBさんがあまり好きではなく、私もそれは本人から聞いて知っていました。係決めの日。私はやりたい係に記名しました。そしてAさんも私と同じ係に記名。Bさんも同じ係に記名。係は2名までという決まりがあり、そしてAさんはBさんが苦手なので『やっぱりやめます。』と違う係に移動しました。このままなら嫌な感じもなく係決めが終わるのですが、Bさんは違うママから『AさんはBさんとなりたくないから違う係に行ったんだよ』と聞いてしまったみたいなのです。後日Bさんから私に相談があり、『Aさんって私が苦手って本当?』ととても悲しそうでした。私は苦手と知っていますが『聞いたことないよ』と答えるだけしかできませんでした。立ち話に参加したせいで、噂話を聞いたり、◯◯さんが苦手だとか話を聞いたり。だから立ち話に参加したせいで板挟みみたいになってしまいました。
私の昔からの知り合いは、保育園に通っているママがほとんどでママ友の話を聞きますが、仕事をしているママが多く立ち話にはならないので幼稚園ほどトラブルはないように感じました。仕事をしていないぶん、他のママと関わることが多く、結局トラブルや噂に繋がります。女性なので仲のいいグループが出来たりするのは当たり前だと思います。その中で、性格もそれぞれだし気の合う、合わないがあるのも当たり前です。でも、大人なんだからコソコソ気の合わない人の悪口を言ったり否定したりしないで、子ども同士でトラブルがあったり、親同士でトラブルがあったら周りに言わず直接一対一で話せるような環境だったらいいなぁと感じます。どうしても『◯◯さんのことが嫌だ』と他人から聞くと、聞いたママも◯◯さんって嫌な人なんだと見方が変わってしまいます。私は、自分が実際に話をしたり、関わった時に、気が合うなぁとか話しやすくていいなぁと感じたならその気持ちを大切にしています。3人幼稚園に通わせて、私が感じたママ友の中で注意をした方がいいと思う性格は“噂話が好き”“あっちとこっちで言っていることが違う”“子ども同士の相性が悪い”“グループで行動したがる”これらを避けるだけでも自分自身がママ友トラブルに巻き込まれることも無いと思います。女性なら一度は“女って面倒だなぁ”と感じた経験はあると思うので大人になった時くらいはトラブルを避けたいものです。
ママ友トラブルと聞いただけですごく面倒くさいイメージです。自分の子ども達が幼稚園に通うようになったら絶対ママ友トラブルになんてあいたくないし、私は絶対大丈夫だろうと変な自信もありました。私は4人も子どもがいるので1回も何もないなんて無理だったのかもしれません。
長男が幼稚園に通うようになり、3年目。年長さんになりました。年長さんにもなると、子ども達同士だけでお友達のお家に遊びに行くようになりました。お互いの家に行ったり来たり。お母さんなしというのも、主導権は私にあるので楽ですし、悪いことをしたら遠慮なく叱れるので何回もあるお家遊びも仕方ないかと諦め気味でした。ある日、長男が遊びに行って帰ってくると、そのママからLINEが届きました。『お菓子のゴミを捨てないからもうお家に遊びに来ないでほしい』といった内容でした。私はすぐに謝り、帰ってきた長男にも叱りました。すると長男は『だって◯◯君も捨てないから』と答えました。長男はお友達も捨てないから自分だけ捨てるのが嫌だったと教えてくれました。確かに、長男のお友達は我が家に遊びに来ると、お菓子もおもちゃもバラバラのまま。もちろん、男の子の幼稚園児なんてこんなもんだろうと私がゴミを捨てていましたし、おもちゃも片付けていました。実際粉々のお菓子のクズもあるので私が一気にやってしまった方が楽でした。それも私の中では『お宅の子も遊びに来たらぐちゃぐちゃにしたままなのに、、』と疑問にも思いましたが断られてしまったらもう遊びには行けません。そんな小さなトラブルから集団でのトラブルもありました。
長男が小学生、次男が幼稚園に通い足した頃。送迎が車で、駐車場はない幼稚園だったけど、道幅は広く10メートルくらいあり、皆んな左づけで駐車して歩いて子ども達を玄関まで送ります。日によっては、縦列駐車になる時もあり、左にうまくピッタリつけられない日もあります。でも道幅も広いのでそう困ることもありません。ある日、いつものように駐車して送って家に帰ると1人のお母さんからLINEが入りました。『複数名からの忠告で、車がはみ出て停めてあるから列にきっちり止めて駐車してほしい』といったLINEでした。そのLINEを見た時の私の気持ちは、『複数名ってすごく嫌な言い方、、何か言いたいことがあるならその時に言ってほしい。』と思いました。そしてLINEがまた送られてきました。『みんな結構前から駐車が下手だって思ってたみたいだから、私が代表で伝えるね!笑』と明るい顔のスタンプも一緒に送られてきて、忠告したことを誤魔化すような雰囲気のLINEでした。私は一気に嫌な気持ちと苛立ちが込み上げ、LINEでは『分かった。ごめんね!』とだけ返事をして、翌日絶対直接話をしようと心に思いました。夜にもずっとモヤモヤしたままな私。きっと数人のグループになって“車の止め方下手だよね?ね、あなたもそう思うでしょ?”とヒソヒソ言っていたに違いありません。何かネタを見つけてヒソヒソ話をして、同意を求め、それを代表者が本人に言うなんてやり方が私はどうしても気に入らなかったのです。
翌日。朝に私にLINEしてきたママがニコニコした顔で近づいてきて『おはよー!なんかごめんねぇ。代表で言ってきてよってなって言ったんだぁ、よろしくね!』と話しかけてきたので私は、『みんなって誰が言ってたの?迷惑かけていたならその他の人にも直接謝るってのが大人としての礼儀だと思う。』と少し反発気味に答えました。すると『それは言えないよ、トラブルになってほしくないからね!』というママ友。きっと私も悪かったのでしょう。苛立ちがあったり、不満があったとしても『ごめんね。私が悪かった』で済ませればいいのにそれでは気が収まらず、反発するような言い方をしたので向こうも苛立った話し方にかわっていき、『複数名から言われてるんだからなおせばいいでしょ!!』と強気な口調で話は終わってしまいました。その後も、向こうからのラインのやり取りが続き、『子どものこと助手席に乗せているよね?死ねからやめたほうがいいよ?』など。もう駐車場に関係ない話まで出てきました。私は『複数名って話を固めたのが嫌だった。過去に複数人で固まってヒソヒソ話をされて嫌な思いをしたから、複数名と言われてまたそれをされたかと思ってフラッシュバックみたいになった。駐車場の止め方が悪かったのは私なのに反発するような言い方をしてごめんなさい』と素直に思ったことを伝えました。すると、過去の複数名でヒソヒソ話をしていたメンバーにも入っていたママ友。そして、過去の時もまた代表として私に言ってきたことがあるママ友だったので自分で気づき、『嫌な言い方になってごめん』と謝ってきてくれました。
過去の複数名の話をします。過去の複数名の中に私が仲良くしているママがたまたま立ち話に入ったそうです。兄弟関係があり、長男のクラスの時同じだったママがまだ幼稚園に沢山いました。そこで元長男クラスで一緒だったママ達が固まって、『◯◯(私の長男)君って、小学生になってから頭が変になったらしいよー』といった内容だったらしいです。そんな話を◯◯さんが皆んなに言っていたと仲良くしているママに聞いてカチンときた私。子どものことを言われるのが何よりも腹立たしく、根拠もなくそんなことを言っているママ達が許せなくなりました。仲良くしていたママが、『後日、代表のママが頭が本当におかしくなったか聞くらしいよ!』と教えてもらった時には私も限界でした。その代表で聞くと言ったママが、駐車場の時のママですが。私は、長男のことを悪く言っていたママは大体検討がついていました。数日前、長男と、長男の噂を言っていた息子が一緒に小学校に通っていた時。私は長男に『朝は、◯◯君(噂をしたママの子)と行ってね』と伝えました。それも、噂をしたママからLINEで、『クラスも一緒だし、うちの子と一緒に行ってほしい』と頼まれたからです。長男は毎朝行っていたのですが、1週間くらいするとママ友からLINEが。『◯◯君(わたしの息子)が帰り一緒に帰ってくれなくて、泣いているんだけど!』といった内容でした。私は帰りは好きな子と帰るもんだと思っていたので驚きそのまま伝えました。すると『もう朝も別で行ってほしい』と怒り口調のLINEが来ました。
その一件からの集団での噂話だったので、その集団のボスになっているのは朝の登下校の一件か許せなかったママだなとすぐ分かりました。子ども達は悪くなく、不仲なわけではないのに親の都合で悪く言われたりヒソヒソ話をされたり。私はその一件依頼、人を信用することがこわくなったし、幼稚園でできたママ友なんかいらないと思うようになりました。集団で集まること、集まっても他のママや子どもの噂話。保育園と違って、仕事をしていないママが多い分、時間があるのでどうしてもグループができてしまう幼稚園。『誰にも言わないでね』『◯◯さんから聞いたんだけどさ』こんな話をして“私達だけのひみつの話”が大好きです。私は、言わないでねの話は正直幼稚園では通用しないのではないかと思ってしまいます。話のネタがほしいママも沢山いるので“言わないでね”=“内緒にするなら教えてあげる”だと思ってしまいます。幼稚園でできたママに“言わないでね”話は厳禁です。
私自身、人付き合いは苦手だと思います。でも、今は得意な方かな、、?“今は得意”と言えるのも何十年も生きてきて沢山失敗したからです。失敗してこれはやってはいけないなと感じて、ありのままの好きなように生きなくなったからです。嘘の性格で生きているかと言ったら違うのですが、相手のことを考えながら接することができるようになりました。
私が保育園の時。人に意地悪をしていた記憶はありません。友だちも男女関係なくいましたが、一つだけ覚えている出来事があります。その出来事は、“みんなに可哀想って思ってもらいたい”という出来事です。私は風邪で何日か保育園を休んでいました。風邪が治り、保育園に行くと友だちが『大丈夫?』と何人かが私の所に来てくれました。私はこの時に、心配してもらえて心地がいいなと感じました。そしてとっさに咳をわざとして、『まだ治ってないから声が出にくいんだ』とわざと苦しそうな声を出して返事をしました。昔の保育園時代の話なのにこの出来事は鮮明に今でも覚えています。それは私の中での初めて友だちに対する嘘だったからです。きっと嘘だと友だちも気づいていたかもしれません。こんな嘘ばかりついていたらきっと友だちにも嫌われてしまいます。
小学生の時。私は“見栄をはりたい”女の子だったのかもしれません。一つ覚えているのが、親戚から送ってもらった服を友だちに自慢していた自分です。当時3年生くらいで、親戚のおじさんがブランドのワンピースと靴下をプレゼントしてくれました。多分5000円くらいのワンピース。私はそれを着て友だちに『これね、お金持ちの親戚のおじさんがプレゼントしてくれたの。10000円くらいするんだよ』と友だちに言いました。(大人になった今。そんなことを言ったなんて考えると怖いです。)女子なんて自慢する子は嫌われる対象なのに、そんなことも知らず、、小学生の時はこれをしたら嫌われるなんて深く考えもせず生きていました。ファッションも大好きで割と目立つ格好もしていました。クラスのリーダー的な存在でもないのに、目立つ格好をしたり目立つ行動をしたり。これはリーダー的な存在の子にしたら目障りです。私の小学校は小さな学校でクラスも1つでした。悲しいことにそれなりにイジメみたいなのもあり、いじめられていない子は“自分から意見をあんまり言わない子”“静かな子”“目立たない子”でした。私もいじめられていたことがあります。でも女子からしたら目障りなこともしていたし、割と活発で目立っていた小学校時代だったと思います。それに加え、自慢話なんてしたり、、今思うと自分の着ている服を自慢するなんて恐ろしいです。
中学校時代。小さな中学校でクラスもそのまま1つでした。私は中学1年の時に先輩の彼氏ができました。この出来事が、クラスのリーダー的な子から嫌われる原因の1つ。彼もスポーツマンで彼のことが好きな子は何人かいましたので私は的になりました。彼氏が出来ることは人付き合いに関係ありませんが、自慢したい性格もあり、1つ大きな自慢をしてしまいました。彼氏が出来たのもクラスで私だけ、私はそこで“私ってもてるんだ”と中学生ハイになってしまい、友だちに『◯◯君も私のこと好きって言ってた』と話をしてしまいました。◯◯君は告白まではしていなかったのですが、そんな自慢話を友だちにするなんて友だちに嫌われても当然です。
高校時代。初めて大人数の学校での生活。友だちもたくさん出来ました。控えめというより、やっぱり思ったことは口に出したり、元気なタイプの女の子でした。おしとやかではなかったかな。そして、お世辞も苦手な私。心で思っていないことは褒めないし、違うんじゃない?と思ったことはそのまま伝えていました。大人になった今は、女子の中で上手く生きていくにはお世辞もある程度大切なことも学びましたが、当時はお世辞なんて苦手で嘘で褒めるなんてしませんでした。でもそれが好きだと言ってくれる本当に気の合う友だちもできたし、嘘や偽りなく話をしてくれる私を空いてくれました。
短大時代。保育科に通っていた私。ビックリするくらい団結力の強い学校で、(え?大学生って自由じゃないの?)と思うほど。みんなで何かすることが多く、私はそれが窮屈に感じました。私みたいな友だちも2人いて、私含め3人で常にその団結力から抜け出そうとしていました。今思えば、なんて子どもっぽいことをしていたのかと少し反省します。“協調性”も人付き合いで大切なのに面倒だと色々真剣に取り組まず、3人で抜け出したりそれが自由で楽しかった短大時代でした。
そして、20歳で結婚。県外で結婚、就職とそれなりに大きな苦労をしました。そして、4人の子どもが産まれ、それぞれのママ友付き合い。大人になって沢山の苦労をしたおかげで円滑な人間関係について学べたと思います。“女の世界”で生きるためには『自分の汚点を相手にも見せられる』『自慢話はしない』『相手のいい所は積極的にほめる』『協調性』『悪口を言わない』これらが大切ではないかと私は思いました。学生時代は、自分が褒められる方が好きでしたし、素直に相手のいい所、素敵な面を口に出して褒めることが苦手でした。私ももちろん、褒めてもらえることは嬉しくて特別です。プラスな事を言うと自分も気持ちがいいと気づけたので、今は相手に対してプラスなことは口に出して伝えるようになりました。悪口も一緒です。生きていれば自分と折り合いの悪い人、気の合う合わないはあります。相手の悪い所を外でペラペラ話すのは禁句です。悪い事ばかり見つけていると自分の心が晴れやかにならない原因の1つです。負の言葉は主人にだけ聞いてもらうと大人になった今は決めています。あと、昔絶対できなかったことは、“自分の汚点を相手に伝える”ことです。自慢話も好きだった私。汚点を相手に話すなんて絶対出来ませんでした。大人になり、自分のマイナス面をサラッと人に言ったり、相談すると私に隙ができます。そして心なしかマイナスだと思っていたことが楽になります。『完璧な女性』より、『あ、この人も私みたいに色々悩みがあるんだな』と思いあえるとだれかと共感することが好きな女性には距離を縮める一歩になります。コンプレックスを人に言えるようになったことは私にとって大きな変化でした。
嘘の自分で生きる。が大切ではありませんし今の私が本当の自分を出さずに窮屈に生きているわけでは全くありません。今の私は自分の汚点も人に言えるし、自慢話もしないし、悪口が集まる所には行かないようにして、相手の素敵なところは褒めます。そして、ある程度協調性も大切にしています。昔とは大違いな私が今無理をしているわけでなく、今はこんな自分が綺麗で大好きです。これも私なのです。逆に過去の人付き合いの下手な自分が嫌いです。心が汚くて恥ずかしいくらいです。根本的なものは変わっていないので変にお世辞は言わないし、やっぱり我が道はしっかりあるし、おしとやかではなく元気で何か抜けているような雰囲気は変わらずですが、私は今の自分が好きです。まだまだ素直になりきれない所があるし、主人には割と嫌な時は嫌だと言いたい放題なので改善しないといけない面は沢山あると思いますが。世の中全ての人と良好な関係を築くのは無理なので沢山の経験をしてプラスな言葉を沢山口から出して、その分自分にもプラスなことがくるような生活が出来たら素敵だと思います。