2022年1月7日
子育て
2歳を迎える頃になると気になるのが遊び食べと呼ばれる行動です。段々エスカレートして飲み物やスープなどをこぼしたりすることはよくあります。
家の中だけならなんとかなりますが外でやられては困ります。2歳児を育児しているママは頭が痛い問題です。
なぜ遊び食べをするようになるのか、その原因と対処方法さらにいつまでこうした行為が続くのか解説します。
はじめて子育てをするママの参考にしてみてください。
離乳食が始まるとママは子どもの成長を考え好き嫌いのないように少しずついろいろなものを食べさせようとします。子どもの食べる姿に喜びを感じるママは少なくないです。
しばらくすると子どもは自分の手で掴んで食べようとするようになります。この頃からイヤイヤが始まり食べさせようとしても口を開けてくれなかったり、遊び食べをしたりするようになります。
手掴みをするようになるとテーブルはぐちゃぐちゃになり、床に食べ物や飲み物をこぼしたりして食事の時間になるとママはイライラするようになります。
しかし、遊び食べはそれほど長く続かないないことも事実です。遊び食べの原因を知ることで遊び食べを徐々に減らしてママのイライラも解消できます。
2歳児に多く見られる遊び食べの原因について検証していきましょう。原因が分かれば対処方法もはっきりしてくるはずです。
赤ちゃんを見ているとおもちゃを口に入れることがよくあります。実はおもちゃを口に入れることで食べ物かどうかを判断していると考えられています。
おもちゃを口に入れる行為は2歳を迎える頃には自然となくなっていき、次は食べ物を掴んだりこぼしたりすることも少なくありません。
2歳を迎える前くらいから赤ちゃんは五感を頼りに食べ物の判断をするようになります。掴んだりこぼしたり叩いたりすることから音を感じ、握ることで温度や感触を確かめどの程度の力で握れば形を壊さずにすむのか学習してるといわれています。
つまり食べ物に執着しているからです。これは子どもの成長に欠かせない行為のひとつであり、人間にとって食べ物に執着するのはごく当たり前のことです。
子どもはおやつやジュースを食べたり飲んだりします。スピードが遅くゆっくり食べるため、ご飯を食べる時間にはお腹が空いていない状態になってると考えられます。
また保育園などは子どもに決められた時間におやつを与えますが自宅ではそれがなかなか実践できません。ついつい欲しそうにしている子どもにおやつを与えることで食事に対する集中力が散漫になることも原因です。
お腹が空いていない状態で食べ物を目の前にすると好奇心からつい遊んでしまいます。そのためおやつを与えるタイミングを考えることも必要です。
子どもが遊び食べをする原因のひとつにママやパパの気を引くために行なっている可能性があります。こういうとき子どもは名前を呼ばれたり目を合わせることで自分を認識してもらえているという満足感を覚えることも少なくありません。
仕事や家事が忙しくなるとそうした呼びかけやスキンシップが減っていくことで子どもは不安になると考えられます。そこでわざと食べ物をこぼして自己主張するようになります。
また、食べ物をこぼした時の大人の反応がおもしろくて繰り返すことも少なくありません。
食事の時間にテレビをつけたままにしている家庭が多く見られますが、画面の中で動くものや音に興味をそそられ食事に集中できないこともあります。
子どもは周囲の音に敏感なため目の前にある食事よりそちらに気を取られやすくなります。
遊び食べの原因が分かったところで、実際に遊び食べをしないようにするためにはどうすれば良いのかみていきましょう。
おやつを与える時間と食事の時間の間隔を見直してみましょう。ゆっくり食べるお子さんの場合、食事の時間までを逆算して早めにおやつをあげてください。
また必要以上におやつを与えないことも忘れないでください。食事のためだけでなく虫歯の原因にもなりやすいため注意しましょう。
遊び食べを見ているとママはついイライラしてしまいますが笑顔で優しく声をかけてあげてましょう。
頭ごなしにいきなり怒鳴るのではなく食事に興味を持つようにしてください。例えば「にんじんさん美味しい?」「ママも食べようかな?ああ、美味しい」など食事の話をして興味を持たせましょう。
大人と違い子どもは周囲の音や画像に反応するため食事時間は食事だけに集中するようにテレビなどは消してください。
また、食事を楽しくするために可愛い絵柄のプレートやランチョンマットなどを用意してみましょう。
食べることが楽しくてわくわくするものだと認識させるようにしてあげてください。
遊び食べは完全には防げないため汚されて困る場合は床にシートを敷くなどこぼしてもいいように対策をとりましょう。
食事のときは服が汚れないように可愛らしいエプロンを子どもに着せるのもおすすめです。
2歳児の遊び食べには個人差がありますが長くは続きません。親がイライラして叱るのは逆効果になるだけです。
一般的には離乳食を境に遊び食べが始まり、遅い子どもで3歳くらいまで続くといわれています。
遊び食べの行為は子どもなりに学習している証だと自分に言い聞かせて気長に見守りながら過ごしましょう。
どうしても遊び食べをやめないときは食事を終了しましょう。「もうおしまい」と優しく声をかけてあげてください。
いったん食器をさげて様子を見てまだ食べたいようであれば「食事のときは遊ばないでね」と一言声をかけてから再開しましょう。
遊び食べをすると食事はおしまいだと理解させることが大切です。
遊び食べは見た目はお行儀よくないと思われがちですが子どもにとっては成長する上で大切な行為です。
まず親が遊び食べは悪いことではないと認識することが重要になります。一般に遊び食べは離乳食からおよそ3歳くらいまで続くともいわれています。
遊び食べは割り切ることも大切ですが、だからといって見ているだけでいいというわけではありません。なぜいけないのか繰り返し説明し態度で示す(子どもの前で床を拭く行為を見せるなど)ことが重要です。
食べ物を落としたらどうなるのか、食べたいのに食べられなくなったという経験を繰り返すことで子どもは自分なりに遊び食べが悪い行為だと認識します。
またママも冷静になぜ子どもが遊び食べの行為をするのか考える必要があります。大人の気を引くため、あるいはおもしろいから行なうなど必ず理由があるはずです。
それを見極めて対処する方が効果的です。
保育園に通園しているお子さんは保育士が遊び食べに対処してくれますが、自宅ではベビーシッターに依頼する方法もあります。
ハニークローバーには子育ての経験が豊富なベビーシッターが多くいるため、遊び食べ問題にもきちんと対応してくれます。
おやつの時間と量・食事の時間・遊ぶ時間など間隔や配分を考え、楽しく食事する環境を作ってくれるため一度問い合わせてみてはいかがですか。
ハニークローバーは入会費や月会費が不要で、必要な時にサービスを受けてその対価を払うシステムです。
ママだとどうしても甘えてしまいがちのお子さんもベビーシッターならまた違う表情を見せてくれるかもしれません。
遊び食べの理由と対処方法について解説しました。遊び食べは子どもの成長に欠かせない行為のひとつです。
頭で分かっていても洋服・テーブル・床など毎日汚されるとついイライラしてしまいます。
そういうときこそハニークローバーのサービスを受けてみましょう。プロのベビーシッターが遊び食べの対処方法を教えてくれます。
子どもの遊び食べはちょっとした生活習慣の見直しをするだけで改善します。外部の力を借りながら気長に子育てを楽しんでください。