2022年1月7日
子育て
お子さんがイヤイヤ期を迎え、頭を抱えているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
突然わが子が言うことを聞いてくれなくなると、子育ても不安になります。
個人差や性別差もありますが、イヤイヤ期を迎えることはお子さんが成長している証拠であり、子育てで必ず通る時期です。
本記事では、女の子のイヤイヤ期の時期や特徴、イヤイヤ期を迎えている女の子の心理を説明していきます。
また、イヤイヤ期の女の子への対応方法も解説していきます。
お子さんがイヤイヤ期を迎えた際の子育ての参考にしてください。
女の子のイヤイヤ期はいつからいつまでなのでしょうか。
個人差はありますが、女の子のイヤイヤ期の平均的な期間や、イヤイヤ期が早い・遅い子の特徴について解説します。
イヤイヤ期の平均的な期間は一般的には1歳前後から4歳ごろまでとされてあます。
多くの場合イヤイヤ期は1歳前後から始まり、2歳頃にピークを迎えます。その後、4歳を過ぎる頃にはイヤイヤ期が収まってきます。
子どもによってはその期間が前後することも多いです。
ピークを迎える2歳前後の時期には自己主張が強くなり、あらゆるものに対しイヤイヤという反応を示します。
子育てに苦労するママ・パパも多いことから、この時期を指して魔の2歳と呼ぶこともあります。
イヤイヤ期が見られる時期には早い・遅いといった個人差があります。
イヤイヤ期が早く見られる子の場合、成長が比較的早く、早いタイミングで自己主張をしたくなるという特徴を持っていることが多いです。
子どもは言葉を覚え自分の考えを認識できるようになってくると、周りの大人に言われていることをそのまま受け入れたくない、と感じ始めめます。
また、イヤイヤ期を早く迎える子は、自分でやりたいという気持ちが強い傾向の子が多いようです。
反対にイヤイヤ期が遅い子の特徴としては、穏やかな性格であるということ特徴があります。
周りの大人が子どもの主張をしっかりと受け入れている場合も、イヤイヤ期があまり強く見られず時期も遅めになるでしょう。
イヤイヤ期を迎えた女の子は、どのような心理なのでしょうか。
「イヤイヤ」と言っているのには、いくつかの理由が存在します。ここでは、4つの心理的な要素を紹介します。
イヤイヤ期の心理の1つに、特定のものへの執着があります。いつも同じ服や食べ物ばかりを好んで選ぶ、という行動で現れてきます。
そのため、自分が選びたい物以外を選ばないといけない場面でイヤイヤと言ってしまうのです。
その物へ執着する理由としては、ママやお姉ちゃん、好きなキャラクターに憧れ、自分もそうなりたいと思う気持ちがあります。
イヤイヤ期には、何でも自分でやってみたい、という自立心の芽生えが見られます。
これまでママやパパが手伝っていた着替えや片付けをいつも通りに一緒にしようとすると、突然「自分でする!」と言うことがあるのです。
実際には自分で全てをきちんとできないため、できないことに戸惑って泣いてしまうこともあるでしょう。
また、子どもの言葉を無視していつも通り手伝うと、その状況に納得がいかず、わめいてしまう子もいます。
イヤイヤ期の頃には、子どもの中にたくさんの感情が芽生えてきます。
そうした感情表現に言葉が追いつかなため、子どもは自分の気持ちを上手に表現できないことにもどかしさを感じるのでしょう。
感情を伝えられないことに対処できず「イヤイヤ」と言っていることもあります。
大人が子どもの言葉をしっかり聞いてあげることで、子どもの気持ちが落ち着く場合もあります。
「イヤイヤ」を言っている子は、眠いだけという理由の時もあります。
お昼寝が十分できなかった日などは特に、普段と違う時間帯に眠さが出てきてしまうのです。
そのような時は無理をせず寝かせてあげると良いでしょう。
また、お昼寝の時間帯や夜寝る時にしっかりと睡眠を確保できるよう、周りの環境を整えてあげることも大切です。
イヤイヤ期の女の子には、どのような対応方法が適しているのでしょうか。
その子の特徴や場面に応じて、対応方法を使い分けるのがおすすめです。ここでは、4つの対応方法を紹介します。
イヤイヤ期の子どもは、言葉が発達しきっていない分、感情を言葉にして伝えられずますますイライラしてしまいます。
そのため、ママやパパが伝え方を工夫することで子どもが自分の感情を理解し、落ち着かせることができることもあります。
子どもが言語化できない部分を代わりに「〇〇が食べたいの?」などと言ってあげると良いでしょう。
子どもがやりたいことを主張している時は積極的に褒めてあげる、してはいけないことをしている時には理由を伝えて叱る。
このようにメリハリをつけた対応も大切です。
この時、しっかりと子どもの気持ちをくみ取った上で言葉を選ぶようにしましょう。
子どもはまだ難しい話を理解できる段階ではありませんので、短く簡単な言葉で説明し、真剣に向き合ってあげましょう。
イヤイヤ期の子どもは、自己主張をしたい時期です。
そのため子どもの行動を受け入れ安心させてあげることが大切です。子どもがやりたいことは積極的にやらせてあげましょう。
周りの大人が見守ってくれる状況では、子どもも安心して挑戦できます。
また、自分の気持ちが分からないまま「イヤイヤ」を言い、子ども自身混乱している場合も少なくないものです。
そんな時にはママやパパが落ち着いて子どもの手を握ったり声をかけたりすることで、子どもも安心して落ち着くことがあります。
子どもは、イライラしている状況に留まっているとさらにイライラしてしまう、ということもあります。
そのためイヤイヤの状態を適度に流し、子どもの気持ちを落ち着かせることも時には大切です。
「イヤイヤ」を繰り返す子に対して全て対応していると、ママやパパの方が疲れてしまうこともあります。
それでは子どもも一層不安になってしまい、逆効果です。
例えば話題をそらしたり場所を移動したりするだけでもおすすめです。
好きなおもちゃを渡すなど、別の状況を作り出してみると、子どもの気持ちが落ち着きます。
時には、自分だけで対応しきれないということもあるでしょう。
親の言うことにはイヤイヤばかり言っている子でも、他の人に対しては素直に対応するということもよくあります。
積極的に育児のプロを頼り、力を借りながらママ・パパがストレスをためずに上手に育児に向き合うことが大切です。
イヤイヤ期が長引く場合の対応方法としては、すぐに病気や発達障害を疑う必要はありません。
イヤイヤ期の最中は、これがいつまでも続くのかも…と思ってしまうこともありますが、実際にはイヤイヤ期はいつか終わるものです。
子どもも少しずつ言葉を理解できるようになってくるので、感情を言葉で表現する方法をゆっくり教えてあげましょう。
また、ダメなことは理由を説明してあげるようにすると良いでしょう。具体的な表現を伴うと、子どもは納得しやすくなります。
イヤイヤを繰り返す子どもに対しママやパパが直接言っても聞かない、というケースはよく見られます。
他の人が同じことを言うと素直に聞くこともあるのです。
困ったときは自分たちだけで何とかしようとするのではなく、周りの子育て仲間や、ベビーシッターなど育児のプロの力を借りましょう。
また子どもの好きな絵本のキャラクターなどを上手く利用して、イヤイヤ期を乗り越えていきましょう。
自分たちだけで無理をせずに頼れる味方を作って乗り越えることが、子どもにもママとパパにも大事なことです。
ハニークローバーでは、育児のプロであるベビーシッターを派遣しています。困ったときにはぜひお気軽にご利用ください。
イヤイヤ期にはママもパパも疲れてしまうもの。頼れるサービスを利用して、家族みんなで笑顔で過ごしてくださいね。
イヤイヤ期は、2歳をピークにその前後1~2年で見られます。
子どもが成長している証拠でもあり、背景には様々な心理的要因があるため、成長段階によってイヤイヤへの対応の仕方も変わってきます。
時には周りの人と協力しながら、子どもの気持ちに寄り添って理解してあげることが大切です。
お子さんがイヤイヤ期を迎えたときには、ぜひ参考にしてみてください。