子供を運動好きにさせるために

2021年11月4日

知育

なぜ運動好きな子供にさせたかったのか

小学生2人と幼稚園1人を育てている3人の母です。妊娠をきっかけに専業主婦になりました。約10年間、子育てを中心にしてきた私がなぜ運動好きな子供にさせたかったのかという事を第一章でお伝えしたいと思います。

子供ができて願ったこと

私は子供が初めてできた時、どんな子供になってほしいかと考えました。そして思った事の一つが「明るく楽しい子供時代を過ごして欲しい」ということです。明るく楽しい子供時代を過ごすには運動好きになることだと思いました。なぜ運動好きになることが必要だと思ったかというと、私の幼い頃の経験からです。

私の子供時代、特に幼稚園から中学生くらいまでの学校生活を思い返してみると、楽しかった思い出よりも、辛い思い出の方がよみがえってきます。その最大の原因が運動嫌いだからです。自分に自信持っていて、明るく楽しそうだなと思えた子は、運動が好きでした。はしゃいでいる姿はキラキラしていて、大人しかった私は、運動好きな子がとてもうらやましかったです。
なので、自分の子供には運動好きになるよう育ってほしいと願い、工夫をして育てています。

運動嫌いは自信がなくて大人しい

私が運動嫌いな理由は、「運動音痴」だからです。運動音痴になった原因は、幼児期に運動をしなかったからです。私の家は、祖母と同居をしていました。祖母はとても私を可愛がってくれました。リカちゃん人形の服を作ってくれたり、お手玉をしてくれたりと。いわゆる家で遊ぶことができる昔の遊びを教えてくれていました。しかし、その一方で運動する機会が他の子供よりも圧倒的に少なかったのかもしれません。両親は出不精のため、休日は家で過ごすことが多く、たまに大きな公園へ出かけても、高さのある遊具で遊ぼうとすれば「そこは危ないから行かないの」と言われていました。そのため、私は幼稚園へ行くまで遊具で遊ぶことをほとんどしてきませんでした。

幼稚園で外遊びをするようになったのですが、運動音痴な私にとってほとんどの遊具は恐怖でした。遊んでいて少しでも足から地面が浮くと、怖くなって体が固まりました。
どのくらい遊具で遊ぶ事ができないかというと・・・
・鉄棒はつばめが精一杯(布団干しのような体を曲げることはできません)
・ジャングルジムは3段くらい登るのが精一杯(それ以上登ると怖くなり足が震えます)
・ブランコは少し激しく揺れると怖くなる
公園で楽しいと思えたのはシーソーと砂場くらいでした。
小学生になると休み時間や放課後に友達と一緒に外遊びをすることもありましたが、他の子より運動音痴だと分かってからは外遊びをすることから離れていきました。
なぜ外遊びをしなくなったのかというと・・・
・鬼ごっこをしても、足が遅いため、最初鬼にならなくてもすぐタッチされる。そして鬼になったら最後、永遠に他の子にタッチすることができない。
・ドッチボールをするとすぐに当てられ、外野に出たらボールを触ることができない。立っているだけ。
・鉄棒やのぼり棒をしても見ているだけなので輪に入ることができない。立っているだけ。
友達と外遊びをしていくうちに、走るのは遅い、ボールはとることも早く投げることもできない、遊具で遊んでも恐怖で固まってしまうなど、楽しくないと思うようになりました。そして、自分は他の子よりも運動ができない、他の子よりも劣っていると感じるようにもなりました。運動音痴で自信を無くしていった私はますます運動嫌いになり、自分に自信が持てない大人しい子供になってきました。

運動音痴で自信を無くした私は、中学校ではクラブをせず帰宅部を選びました。私は、さらに運動して感じることができる色んな挑戦と経験のチャンスを逃しました。また、たくさんの仲間と泣いたり笑ったりする青春も逃しました。
運動音痴で一番嫌だったのが、球技大会のメンバー決めです。球技大会でバレーをすることになり、チームのメンバーをバレー部の子が選んでいました。メンバーはもちろん運動神経がいい子から選んで行くのですが、私は最後まで残ってしまいました。誰からも選ばれなかった苦い思い出です。
運動音痴は大人になった今でこそ笑いになると思えます。しかし子供の頃の運動音痴は自分に自信持てない大人しい子供になる原因になります。

運動好きは明るく頑張り屋

逆に私が知っている「足が速い」「キャッチボールが上手」「鉄棒ができる」といったような運動好きな子供は明るくて社交的でした。いつも誰かと外で楽しく遊んでいました。運動好きな子供の性格はこのようなタイプが多いです。
・友達と勝負する強さがあり、言いたいことも言うことができる。
・大勢で遊ぶので協調性があり、自然と友達ができやすい。
・できないことにチャレンジするやる気を持っている。
・できたことの積み重ねで自分に自信を持っている。
苦手な運動があっても、運動好きであればそれに挑戦する強さをもっています。子供の頃の「できたー!!」は自信につながります。自分に自信があると明るい子供に育ちます。たくさん友達と外遊びをすることで協調性も持てるようになり、学生生活を楽しむことができます。

運動好きになれば明るく楽しく過ごすことができる

私は子供の頃、運動嫌いだったため、周りの子よりも自分が劣っているのではないかと自信を持てずにいました。遊具で遊ぶ事が恐怖になってから、何事にもビビって挑戦をしてこなかったので、運動好きな人達よりも成功した喜びを感じることが圧倒的に少なかったと思います。
大人になった今は、勉強など運動以外のことで、成功した経験を重ね自信もつきました。また社会人になり最低限の協調性を持つこともできました。しかし、そんな風になるまでとても時間がかかりました。運動嫌いでなければ、もっと色んな挑戦も経験もしていただろうし、中学校でクラブに入っていたら、負けた時の悔しさや勝つことの喜びを友達と感じ、絆などを深めることができただろうなと思います。
このような自分の経験を踏まえ、子供には運動好きになって色んな挑戦や経験をし、たくさん友達との絆を深め、学校生活が明るく楽しいキラキラと輝くものにしてほしいと思いました。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、お子様を公園にお連れして一緒に遊ばせていただきます。ご希望がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

未就園児にとって公園は学校

子供を運動好きにさせるためには外遊びがとっても重要になってきます。我が子が通った幼稚園は2年保育だったので、4歳まで私と一緒に一日を過ごしてきました。幼稚園へ通うまでの4年間は、ほとんど毎日子供を公園へ連れて行きました。公園を選んだ理由は「お金がかからない」ということです。出産前に仕事を辞めて、どんどんお金が無くなっていくことに不安があった私にとって、年中無休でお金のかからない公園は、とても魅力的でした。まぁ、専業主婦歴も10年経てば、お金の使い方もマイナスにならない程度にはなりましたが(笑)

 運動好きな子供になるために、なぜ毎日公園へ出かける必要があったのか、公園ではどのような遊びをしていたのか、公園で知らない子と仲良く遊ぶために頑張ったことなどを本章でお伝えしたいと思います。

毎日公園へ連れて行った理由

 天気の良い日は必ず公園へ連れて行きました。予定があっても、子供が少し風邪気味であったとしても公園へ連れて行きました。さすがにそんな日は、家の近くの人がいない小さな公園を選び、10分程しか遊びませんでしたが・・・
 毎日公園へ出かけていた理由は、一日のスケジュールにいれて三日坊主にならないためです。掃除、洗濯、料理、そして公園、というように毎日しなければならない作業の一つにしていました。
 運動好きな子供になってほしいために連れて行っていた公園ですが、子供も家に一日居るよりも、身体を思いっきり動かすことでリフレッシュができていたようです。また、身体を思いっきり動かすと疲れるので夜の寝かしつけをスムーズにすることができました。私も毎日公園へ行って身体を動かしていたので、引きこもりにならず産後も心身ともに健康的に過ごすことができました。

公園でどんな遊びをしていたか

 公園へ毎日連れていくようになったのは、子供がお座りできるようになってからです。最初どんな遊びをしていたかというと・・・
・砂場でお山を作って遊ぶ
・芝生に座らせて雑草や花をむしる。
・私のひざに乗せてブランコやすべり台をする
まだ自分で遊ぶことができませんが、私のひざに乗せて遊具で遊ばせていました。なぜかというと、恐怖心が出る前に高い所やスピードに慣れさせるためです。恐怖心が芽生えてからだと、高い所やスピードが出る遊具は怖くて遊ぶことができません。

 歩くことや、ある程度のものを掴めるようになってからは、遊具を使ってスピードを出し、地面に足がつかない遊びをするように工夫しました。
・鉄棒にぶら下がる。
・ブランコに乗ったら、背中を押してスピードを出す
・すべり台を使った鬼ごっこ。走ることもすべることも夢中でします。
他にも、自分から進んで遊ぶ遊具は全て挑戦させました。「危ないからやめなさい」とは言わず、ケガをしないように近くで見守っていました。遊具を一人で遊ぶことが出来たら、全力で褒めて一緒に喜びました。幼稚園へ行くまで遊具で遊ぶことをしてこなかった私は、遊具が恐怖でした。私のようにならないためにも、自分から挑戦し経験させることを私からは辞めさせませんでした。

 公園には沢山の遊具がありますが、私が一番力を入れて遊んでいた遊具は「鉄棒」です。遊具の中で鉄棒だけが小学校の体育の授業で出てくるからです。また、一番恐怖心が芽生える遊具でもあります。恐怖心が芽生えてからだと鉄棒で回ることが怖くなります。そのため、鉄棒はできるだけ早くから遊んで慣れさせた方がいいと思います。抱っこして座らせたり触らせたり。掴むことが出来るようになればぶら下がって遊びました。小さい頃から慣れさせておくと、鉄棒は楽しい遊具と思うようになります。
楽しいと思うようになれば、自分で鉄棒に乗れなくても乗せてあげると、自然と前回りをしていました。前回りさえできれば、逆上がりは半分出できたのと一緒です。逆上がりをするのにコツをつかむまで時間はかかりますが、怖くて回ることが出来ないという理由でできないことにはなりません。私の子供は小学校へ上がる前には逆上がりができるようになったので、鉄棒が大好になりました。今では、お友達と一緒に鉄棒をするので、色んな技ができるようになりました。

知らないお友達と遊ぶことでお母さんもリフレッシュ

 一人で公園に連れていくなら、平日の午前中がおすすめです。なぜかというと、保育園や幼稚園に行っている時間に公園へ行くと空いているし、お母さんが一人で子供を連れてきている人が多かったからです。一人で来ている子供同士が遊ぶことはよくあります。たとえば、砂場で遊んでいると、スコップなどのお砂場セットを勝手に使われることがありましたが、気にせずに貸していました。逆に勝手に使うこともあったので、ありがたく借りていました。その貸し借りがきっかけで子供同士知らなくても遊ぶことが出来ました。
 最初は慣れないかもしれませんが、子供が遊ぶと母親同士も自然と世間話をするようになります。平日の午前中なので、自分と同じ専業主婦で似たような家庭環境の方が多かったです。もちろん、話しかけてほしくない人もいましたが、そういう人は大体近づかないでオーラが出ていて、なんとなく分かります(笑)

 名前すら全く知らない人、これから会うかも分からない人と話すのはすごく楽しくて気分転換になりました。その時イライラしていて嫌なことがあっても、話をすることでスッキリします。全く知らない人とは、以外とぶっちゃけトークができます。私がぶっちゃけると相手の方もイライラしている嫌なことを話すので、お互いにストレス発散ができました。
 未就園児が家に居なくなった今だから思いますが、そんな楽しかった時間をもう作ることができないのかと思うと少し寂しくなります。

子供にとって公園はお金をかからない楽しい場所

 未就園児にとって公園は学校へ行くことと似ているなと思います。公園に行くことで身体を動かし、季節を感じる勉強にもなり、同じ年齢くらいの子供とも遊ぶことができました。私の子供たちは、名前も住んでいる所も知らない子供としょっちゅう遊んでいたので、小学校でもグループを作らず、皆と外で仲良く遊んでいるようです。毎日公園へ連れて行ったことで、子供同士で仲良く遊ぶことができる、外遊びが好きな子供になりました。

 私の子供たちは今でも公園が大好きです。身体を動かすことが何よりも好きなので、家にいてもテレビゲームばかりする子にはなりませんでした。また、休日の予定がない日は「公園にいきたーい!!」と言っています。おねだりがモノではなく公園なので、お金がかからず私も助かっています。このように公園は、運動好きな子供にするために必要不可欠な場所だと思います。

ハニークローバーは、ベビーシッターサービスを入会金、年会費、当日手配料の全てを無料でお届けしております。スポットでのご利用もお気軽にご利用いただけます。

公園へ行く時はあえて持っていかないモノ

 公園へ行く時はあえて持っていかないモノ。それは「スマホとお菓子」です。私はこの二つを公園へ持って行きません。と言っても、家族で半日かけて行く大きな公園や友達とお約束をして遊ぶ場合は例外です。そのような場合は、スマホとお菓子だけでなく、他にもたくさんの荷物を持って出かけます。私が今回お伝えしたいのは、親一人で未就園児の子供と近所の公園へ出かける場合のことです。
 私は子供を運動好きにさせるために、幼稚園へ通うまで毎日公園へ出かけていました。本章では、ただ公園に行くだけではなく、スマホとお菓子をあえて持っていかないことで、子供と一緒に遊ぶ大切さや、遊ぶ時間は長さよりも質が大事だということをお伝えしたいと思います。

スマホを持って行かない理由

 私はスマホが大好きです。スマホがあれば、いつでも好きなブログを見ることができ、友達と連絡をとりあうことができます。毎日のご飯作りも、ほとんどスマホで作り方を調べます。そのため、何時間でもスマホを見て過ごすことができます。子供が産まれてからは、子供の写真もいっぱい撮るようになりました。特に子供が歩き出す前までは、成長を感じたときや可愛いポーズをとっているときなど、シャッターチャンスを見逃さないように、常にスマホを近くに置いていました。それは、毎日公園へ連れていくようになってからも変わりません。シャッターチャンスだと思ったら、すぐにスマホで子供の写真を撮っていました。

 そんな私がスマホを持って行かないようになったのは、ある日の公園で見た母子がきっかけでした。走ることを覚えた位の子供と、お母さんが公園で遊んでいたのですが、無邪気に走っている子供の後ろをお母さんがスマホを見ながら歩いていました。スマホを見ながら子供についていく母親の姿を見て、「心ここにあらず」で子供が可哀そうだなぁと思いながら、自分もスマホに夢中になっている、自分も子供と一緒に遊んでいないということに気づきました。
 大人同士でも一緒にいるときに、相手がスマホばかり見ていると、自分の話を聞いていないと思い機嫌が悪くなります。それは自分の思いを上手に伝えることができない子供も一緒です。それに気づくことができてからは、公園にスマホを持って行くのをやめました。

公園では子供と一緒に遊ぶ

 公園にスマホを持って行かないようになってから、気づくことがありました。どんなことに気づいたかというと・・・
・家事などをするため、以外と家で一緒に遊んでいない。
・公園にスマホを持っていくと、遊ぶことに集中できない。
・一緒に遊ぶことで時間が経つのも早い。
 専業主婦をしていると未就園児の子供と一日一緒にいます。しかし、子供の相手をずっとしているかと聞かれると、答えは「いいえ」です。家にいると、私は家事を優先させてしまいます。家事や用事が終わるまで、赤ちゃんの頃は泣いたらおんぶ、話ができるようになった子供のお願いは、いつも「ちょっと待ってね~」と言っていました。終わったと思っても次から次へと家事や用事があるので、毎日テレビを見せて、テレビに子供のおもりを任せていました。家で子供の相手をしていないのに、公園でも一緒に遊ばないとなると、子供にとって公園は楽しい場所にはなりません。一緒に遊ぶことで、子供が公園は楽しい場所だと思うことが出来ます。

お菓子を持っていかない理由

 子供はお菓子が大好きです。子供がお菓子の美味しさに気づくと、夢中で食べます。お菓子がなくなったら「まだほしぃ~」とアピールして泣き出したりします。駄々をこねたり疲れた時は、お菓子を食べると気分転換になるので、初めの頃は、公園に行くときに必ずお菓子を持っていきました。でも、子供も成長し知恵がつきます。知らず知らずのうちに「公園=お菓子」と思う様になりました。一番ひどい時は、公園についたとたん「おかし~」とお菓子をねだるようになっていました。また、お菓子を食べると満足してしまうので、帰るタイミングを逃してしまいます。帰る時間がきても「まだ遊ぶ~」と言われてなかなか帰りません。「家に帰っておやつを食べよう」というわざを使うこともできません。結局、ギャーギャーと泣きわめいた子供を無理やり連れて帰るということが良くありました。
 運動好きな子供にさせたいために連れて行っていた公園が、いつのまにかお菓子を食べる目的になっていたのです。これでは目的とは違うと思い、お菓子を持って行くことをやめました。

 公園にお菓子を持って行かないことで、良いことがありました。どんな良いことかというと・・・
・遊びに夢中になる。
・お腹がすいたら自分から「帰る」という。
・お菓子に執着心がなくなる。
 お菓子を持っていかないことで、遊びの質がグンとあがりました。遊ぶことに夢中になり、「ブランコしたい~」「追いかけっこしたい~」「鉄棒ぶら下がりたい~」などの「〇〇したい~」というお願いを、子供はいっぱいしてきます。そのお願いを聞いて一緒に遊ぶと、満足して子供から「おうちへかえる~」というようになりました。

公園では子供と一緒に遊ぶ

 私と子供がお互い好きなモノを持って行かないことで、子供が公園は楽しい場所だと思うことができました。子供が生まれてからは、外出するときに荷物がグンと多くなります。私はどこへ行くにも「スマホとお菓子」は必要なものと思っていました。しかし、近くの公園に行くのに必要なものは何もありません。必要なのは「子供と一緒に遊ぶ」ことです。子供のベストショット写真を撮らなくても、お菓子がなくても、「子供と一緒に遊ぶ」ことが何よりも大事です。子供は親と一緒に遊ぶことで、誰かと遊ぶことの喜びを知ることができます。その喜びを知ることが友達と遊ぶ第一歩だと思います。友達と遊ぶ楽しさを知ることが出来たら、公園で知らない友達とも自然と遊ぶようになりました。

 親はスマホを30分見なくても困りません。子供もお菓子を30分食べなくても困りません。しかし公園にいる30分はとても貴重です。その30分をスマホやお菓子に邪魔されるのは、非常にもったいないです。公園へ行っただけでは、運動好きな子供には育ちません。一緒に遊ぶことが大切です。親と一緒に過ごす時間は量よりも質だということはそういうことだと思います。一緒に過ごしていても相手をしていないと意味がありません。
運動好きな子供にするためにまずは10分、何も持たず公園へ出かけて、親が子供と一緒に遊ぶことをお勧めします。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、お子様と運動を一緒にさせていただくことももちろん承ります。内容によってシッターの調整をさせていただきますので事前にお申し付け下さい。

恐怖心を感じさせないために早くしておく運動

 子供を運動好きにさせるためには、運動で恐怖心を感じさせないことがとっても重要です。そのためには、鉄棒、スピード、高い所の3つのことに早く慣れておいた方が良いと思います。
 第一章では、私が運動嫌いだったため、遊具で遊ぶことが恐怖に思え、何事にもビビって挑戦をしてこなかったこと、運動好きな人達よりも成功した喜びを感じることが圧倒的に少なかったことをお伝えしました。
 第二章では、遊具の中で鉄棒だけが小学校の体育の授業で出てくること、鉄棒は恐怖心が芽生える前に、できるだけ早くから遊んで慣れさせておいた方がいいということをお伝えしました。
 本章では、運動で恐怖心を感じさせないために工夫したこと、鉄棒以外にもスピードや高い所に慣れておくことで、子供がどのように成長したかということをお伝えしたいと思います。

購入して良かったと思う室内遊具

 私が子供を運動好きにするために購入して良かったと思う室内遊具が3つあります。それは、ジャングルジム、鉄棒、マットです。もちろん、外で遊ぶことが一番大事ですが、梅雨の時期などは2,3日家に引きこもることがあります。また、外で挑戦するには早いけど、そろそろ挑戦させたいなと思う遊びがあります。そんな時は、家に遊具があれば、いつでも挑戦させることができます。

 最初に購入したのは、すべり台付きのジャングルジムです。子供がハイハイをし始めた時期に購入したと思います。リサイクルショップで千円くらいの値段で売っていました。場所をとるし悩んだのですが、値段が安いので思い切って購入しました。家にジャングルジムがきてからは、親が何もしなくても子供が自分からジャングルジムをつかんで、伝い歩きの練習をしはじめました。また、すべり台を上ることに夢中になって遊んでいました。2歳くらいになると、ジャングルジムの一番上からジャンプすることが楽しくなり、毎日ジャンプをして遊んでいました。

 次に購入したのは鉄棒です。鉄棒は、子供が公園の鉄棒にぶら下がることができるようになったら、絶対に購入しようと思っていました。なぜかというと、第二章でお伝えしたように、鉄棒が私にとって一番恐怖な遊具だったからです。恐怖に感じると回ることができなくなるので、鉄棒はできるだけ早くから遊んで慣れさせたいと思っていました。鉄棒が家にあると、いつでも鉄棒の練習ができます。恐怖心を感じる前に、前回りはさせていたので、自分でできるようになってからは、朝起きてすぐに前回りをするということもありました。逆上がりはなかなか出来ないので、根気よく付き合ってあげないといけません。そのため、鉄棒が家にあると雨でも夜でも練習が出来るのでとても便利です。

 最後に購入したのはマットです。マットを購入した理由は、ジャングルジムや鉄棒から落ちた時にケガをしないように、下に敷くためです。子供が小学校に入ってからは、マット運動の練習にも使うようになりました。マットがあるおかげで、我が家は体操クラブに通わなくても、逆立ちや側転の練習を家ですることができます。

 運動好きな子供になるために、この3つの室内遊具は必要だったと思います。リサイクルショップで購入したジャングルジムは、5年ほどで壊れてしまいましたが、ハイハイし始めた時期は重宝しました。鉄棒とマットは、購入して8年位経った今でも使っています。8年位使い続けている遊具やおもちゃは我が家では鉄棒とマットだけです。

スピード、高い所に慣れる遊び

 鉄棒以外にもスピード、高い所に慣れさせるために、色々と工夫をして一緒に遊びました。

【ふれあい遊び】

・「たかいたかい」や「おんぶ」をして高い所に慣れる。特に「たかいたかい」は必ず笑顔を意識していました。親が見上げて笑っていると子供は、高い所が楽しいと思います。
・ヒコーキや肩車をしてバランスをとる。親子でバランスをとる遊びは、秒数を数えると長く続けようと子供は一生懸命になります。

【小さな公園での遊び】

・ブランコは「こわいー」というまで少しずつスピードを出す。スピードに慣れてきたら「もっともっとおしてー」とおねだりするようになります。
・シーソーは子供が上がった時におしりが浮くように思いっきりふむ。自分のお尻が浮くと子供はとても喜びます。
・うんていは進むことができないと分かっていても、最初のぶら下がるところは助けないで見ている。自分でぶら下がることが挑戦の第一歩です。
・ジャングルジムは「一番上まで登ろう」と声をかける。自分の力で高いところにのぼらないといけないので、最初は怖くて一番上までのぼることができません。その分、ジャングルジムを一番上までのぼることができるようになれば、とても達成感を感じることができます。

【大きな公園での遊び】

・ワイド型のすべり台やローラースライダーは一緒にすべる。一緒にすべると、スピードがでることを楽しいことだと思います。
・アスレチックネット、丸太渡りは一緒についていく。下が見えて怖がるので、安心させるために後ろからついていきました。

 大きな公園は、未就園児が一人で遊ぶには難しい遊具がたくさんあります。しかし、スピードや高い所には、触れ合い遊びや小さな公園での遊びで慣れているので、最初は遊ぶことができなくても「一人で遊ぶことができるようになりたい!」というやる気を持っています。そのため、一人で遊ぶことが難しい遊具でも、いつのまにか一人でも遊ぶことができるようになっています。特にロープウェイは飛び乗ってすべる難しい遊具なので、子供が一人でぶら下がって遊べるようになったときはすごく嬉しかったです。

怖いと思うことでも挑戦する子供に育つ

 以上のような工夫をして家でも外でも常に運動できるようにしました。私の子供たちは普段からたくさん身体を動かしていたので、幼稚園に入った時には、走ることも他の子供達よりも速くなっていました。特に教えたりしてはいなかったのですが、常に遊ぶことで自然と走りも速くなっていったのだと思います。

 唯一、私の子供達が苦手だった遊びがボール遊びです。未就園児の時にあまり意識して遊んでいませんでした。そのため、小学校でドッジボールをするようになってから、「向かってくるボールが怖い」「キャッチして投げることができない」と悲しんでいました。しかし、幼児期にアスレチックなどの遊具で遊ぶことに成功してきた経験を積み重ねているので、怖くても諦めずに毎日休み時間はドッジボールに参加をしていました。すると、いつのまにかボールをキャッチして投げることができるようになりました。今では、ドッジボールが大好きです。このように、幼児期に「できた」ことを積み重ねてきた子供は、怖くてもできないことに挑戦する子供へと育ちました。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、お子様と公園で一緒に遊ぶことももちろんのこと、短時間の送迎も承ります。幼稚園や保育園から習い事、学童からご自宅など様々ご利用いただけます。お気軽にご利用下さい。

運動好きになった子供が幼稚園に入ったら

 私は子供を運動好きにさせるために、家でも外でも常に運動できるような工夫をしてきました。工夫をしてきたことで、子供たちは運動が大好きになりました。そんな運動好きになった子供が、幼稚園に入園すると、どのような幼稚園生活を送ることが出来たのかを第五章でお伝えいたします。

プレ幼稚園で安心することができた

 私の子供が通った幼稚園には、入園する1年前から参加することができる、プレ幼稚園が開催されていました。そこのプレ幼稚園は1年間で10回ほど開催され、幼稚園の先生が遊びや制作など、色々なことを体験させてくれました。
 私の子供はプレ幼稚園に行くと、同じ年の子供達と過ごすことができるので、とても楽しそうでした。公園で、名前も住んでいる所も知らない子供としょっちゅう遊んでいたので、初めてのお友達と一緒に過ごすことに抵抗がありませんでした。
 また、手遊びや体操など幼稚園の先生の真似をして遊ぶときは、張り切って必ず一番前にいって先生の真似をしていました。プレ幼稚園は親と離れる時間があったので、泣き出す子供もいたのですが、私の子供は親と離れることが寂しいと思うよりも、先生やお友達と過ごす喜びの方が何倍も大きかったようです。その姿をみて、私は幼稚園に通うことの不安もなくなりました。

幼稚園が楽しくてたまらない!!

 プレ幼稚園に参加をして幼稚園がどういうところかを分かっていたので、入園する前から幼稚園に通うことを楽しみにしていました。そのため、初めての幼稚園生活は、驚くほどスムーズに行きました。
 幼稚園に通うようになってからは、休みの日になると「幼稚園に早くいきたいー
!」と言うようになりました。4歳まで私と一緒に一日を過ごしてきたので、お友達と毎日遊ぶことができて、とても楽しかったようです。
 ごくたまに、「〇〇君に叩かれたー」「〇〇ちゃんにこんな嫌なことを言われた」と帰ってから言うことや、その逆で、先生やお友達から、私の子供がお友達に嫌なことをしたと聞くこともありました。私の子供が悪い時は、私も子供と一緒にお友達に謝りにいきましたが、子供が嫌な目にあってもなるべく私は入らないようにしました。そうすることで、嫌な目にあったときは、自分で自分の思いを伝える子供になりました。嫌な目にあうといっても、ほとんどが自分の思い通りにいかない時に言い合いをするだけなので、次の日には言い合いをしていたお友達と仲良く遊ぶ姿をみることができました。
 幼稚園の外遊びでは、子供同士がルールを決めて遊びます。思い通りにいかないこともありますが、たくさんの友達と外で遊ぶ楽しさを知ったので、自分の思い通りにならなくても我慢ができるようになりました。

子供が運動好きになったことを確信した

 幼稚園に通うようになってからは、子供を客観的にみることができるようになりました。幼稚園に通うお友達と比べることができるので、私の子供がどのようなタイプの人間かを観察することができました。観察することで私の子供は、他のお友達と比べ、運動好きに育ったのだと確信することが出来ました。
・運動会やお遊戯会がなどのイベントは、すごく張り切る。公園で難しい遊具を一人で遊ぶことが出来たら、全力で褒めて一緒に喜んでいたので、見られることが嬉しい子供に育ちました。そのため、運動会のかけっこでは1位を目指し、お遊戯会の踊りは、間違えないように一生懸命振付を覚える努力をしました。
・園庭の遊びで、したことがない遊びでも積極的に挑戦する。フラフープや竹馬、縄跳びなど、お友達と競いあって遊ぶ姿をみることができました。そして挑戦してできるようになったときは、すごく嬉しそうにしていました。何事にも楽しんで挑戦する一生懸命な子供の姿をみるのは、親としてとても嬉しかったです。

 また幼稚園に入ってから、私が想像しているよりも消極的な子供は多いと気づきました。消極的な子供はやはり、運動が苦手で自信がなさそうに感じます。そのような子供の母親と話をしていると、「子供を外に連れて行って遊ぶことが面倒くさい」という人が多かったです。私は自分が運動嫌いで、子供の頃辛い思い出をバネにして頑張ってきましたが、親が運動嫌いだと、運動好きな子供に育てるのは以外と難しいということが分かりました。

運動は楽しい!!

 子供が運動好きになるため、未就園児のときに色んな工夫をしてきました。その結果、私の子供は運動好きになり、「幼稚園」という初めての社会生活で「楽しい!!」と思えるスタートを切ることができました。もちろん、自分の思い通りに行かないこともありましたが、そんなときでも「幼稚園に行きたくない」といったことは一度もありません。たくさん友達とけんかや遊びで絆を深め、幼稚園生活が明るく楽しいキラキラと輝くものへとなりました。
 運動好きな子供になったことで、私が子供に「明るく楽しい子供時代を過ごして欲しい」という願いは叶いました。毎日公園へ行くことや、家でも外でも運動することが「しんどいなぁー」「今日はいいかなぁ」と思う日も正直ありましたが、楽しく幼稚園に通う子供の姿をみると、続けてきて良かったと思いました。

 毎日運動してきたことで、私自身にも変化がありました。それは、運動することが大好きになったことです。幼い頃、運動嫌いだった私ですが、今では子供と一緒にいるのに、運動をしていない日があるとソワソワします。そして自分から「少しだけ公園に行こうか?」と声をかけます。子供は小学生になったので、鬼ごっこやドッジボールなど、幼児の時とは違い、真剣に遊ばないと負けてしまうので必死になって遊んでいます(笑)
 また、自分が子供の頃、怖くて出来なかったアスレチックにも挑戦し、ゴールする喜びを感じることができるようになりました。運動音痴には変わりませんが、子供を運動好きにさせたいという思いで一緒に遊んでいると、いつのまにか自分も運動好きになっていました。

 第五章まで、子供を運動好きにすることについて、色々とお伝えしてきましたが、子供が運動好きになることで、学校生活が明るく楽しく過ごすことができます。子供が小さい間は一日があっという間で一緒に遊ぶ時間を作ることは大変ですが、子供が小さいうちに運動することの喜びと楽しさを、親が教えてあげて欲しいと思います。

ベビーシッター派遣のハニークローバーは、北海道から沖縄まであらゆる地域でサービスを提供させていただいております。入会金年会費が無料でご利用いただけますのでお気軽にご利用ください。

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