ママ友って必要?看護師のママ友事情

2021年11月6日

ワーキングママ

保育施設に預ける前の時期って、子供と二人きりの時間が長くて、良くも悪くもいろんなことを考えたりしませんか?

ママ友ができない。
公園で話しても、その場限り。
毎日子供と二人の時間がつらい。
育児情報を誰かと共有したい。
ほかの人はなんだか楽しそうに笑い合っている。私もそういう人ができたらいいのに。
でも、ママ友ってなんだかめんどくさい問題もあるって聞く。
それなら今の方が気が楽かも。
・・・などなど。

私は二人の子供を育てている看護師ママです。一番上の子は8歳です。
結婚を機に看護師を休職し、数年してから復職しました。
子供は保育園ではなく、3年保育の幼稚園へ行きました。
その間、ママ友のことで悩んだり困ったりしたこともあります。
でも、結局ママ友は必要だとしみじみ思っています。

その理由は3つ。
①必要な情報が得られる
②子供同士のコミュニケーションのきっかけになる
③困ったときに助け合うことができる

子供や自分の置かれた立場によって、ママ友に求める関係は違ってきます。
ここでは、私の体験を通して、状況別に、ママ友が必要な理由を書いていきます。

専業主婦時代~幼稚園入園前編~

①産後のホルモンバランスの乱れ

産後は、ホルモンバランスの変化で自律神経が乱れやすい状況です。
授乳で夜の睡眠時間がしっかりとれなかったりしますよね。夜しっかり眠れると疲れもとれますが、それが難しい時期です。
現れやすい精神的な症状は、イライラ、不安や落ち込み、が多いです。
もともとは、あまりイライラすることもなく、楽観的でポジティブ思考な私でした。しかしこうした産後特有のホルモンバランスの乱れからか、私はこの時期結構イライラしたり落ち込んだりすることが多かったように思います。
そのため、人間関係もネガティブに考えがちでした。

②子供と二人きりの時間

この時期、朝起きてから夜寝るまでずっと一緒ですよね。
今思い返せば、それはとても幸せな時間なんです。
でも、当時はしんどいと感じることが多々ありました。
自分の体調が悪い時の育児は本当に辛かったです。反対に子供が体調悪いときは、夜もろくに寝られなくて睡眠不足に拍車がかかって辛かったです。抱っこ抱っこで腕が筋肉痛になることもありました。トイレに入っている一人の時間が唯一ほっとする時間でしたが、後追い期でそれすら叶わなくなりました。夫が仕事から帰ってくるまで大人と会話をしていない、なんて日もしょっちゅうありました。

これが、一人目の子供と二人目の子供では、また感覚が違ってきます。
二人目は、上の子がいるので賑やかですし、経験値があるのでゆとりもあったり、上の子の用事などでいろいろ出かけたりすることもあります。

でも、一人目というのは、自分も初めてなことばかりで手探り状態で育児をしていきます。そうした不安や、産後の精神的な不安定さや、日常のしんどいことが重なってくると、自分一人で育児のしんどさを抱えていることがつらくなってきます。
このしんどい状況を分かってくれる人とおしゃべりしたい!
このしんどさを分かち合いたい!
という気持ちが芽生えます。
ママ友がほしい!と切に思い始めたきっかけでした。

③ママ友と出会う場所

(1)地元の育児支援施設

行政が支援している子育て施設に顔を出しました。
体操やレクリエーションに参加したり、おもちゃで遊んだりして、子供には私と二人きりの時間とはまた別の楽しさを感じてもらおうとしました。同時に、私は、機会があれば、そこに参加しているママとおしゃべりできたらいいな、という期待がありました。地元の施設なので、だいたい来ている方も近所に住んでいることがほとんどなので、話しやすいだろうと思っていました。

(2)公園

近所の徒歩で行ける公園や、自転車で行ける範囲の公園は、近所の親子と出会える絶好の場所ですよね。お砂場で一緒に遊んでいると、それとなく、「お子さんおいくつですか?」みたいな会話が出たりしますよね。

(3)幼児教室や習い事

我が家は、電車に乗って幼児教室に通っていました。住んでいる場所は様々でしたが、同じ年の子供を持つ親の集まりですし、教室終了後に、なんとなく流れで子供も一緒にご飯を食べたり、おしゃべりすることが多かったです。
近所では習い事をしていましたが、送迎時や見学時にいろいろお話して、おうちや公園で遊ぶ機会がありました。

④ママ友との関係作り

ママ友と出会う場所に行っても、そこでママ友ができるかといったら、みんながみんなできるとは限りません。百人十色、様々な人がいて、自分の性格にもよりますよね。

私たち親子は人見知りでした。
私の子供は新しい子と関わることが得意ではありませんし、私も積極的に声をかけることは苦手なタイプです。
公園遊びをしようと出かけても、先によその子供が遊んでいると、「違う公園にいきたい」と言う子でした。また、公園内で似たような年齢の子供が遊んでいても、一人で遊んだり私と遊んだりすることを好みました。
そのため、他のママと話すきっかけが作りにくかったです。また、近所にいろんな公園が散在していたため、遊びに行く公園があちこちあり、特定の親子と出会う確率が低かったです。そのため、初めましての方が多い状況でした。
友人の場合は、近所の公園が一つしかないため、いつもその公園で遊んでいて、そういう方が多いため、必然的に顔見知りになり、親子で仲良くなっていました。

育児支援施設も、いつも同じ人が毎回いるわけではないので、初めましての方が多く、その場だけの会話をして終わる、という状況でした。
親子共に、初めましての場合は打ち解けられないので、次につながるアクションを起こせません。そのため、ここではママ友はできませんでした。

その点、幼児教室や習い事で出会ったママとは、決まった日時で必ず顔を会わせるので、段階的に距離を縮められて私の性格には合っていました。
そこでは、子供同士が仲良くなったため、お互いの家を行き来するくらい距離が近くなったママ友もいました。

そのころのおしゃべりの内容は、主に育児です。
大変なこと、つらいことを分かち合ったり、育児の面白い出来事で笑いあったりして、楽しくリフレッシュできる時間を過ごすのです。
また、楽しいイベント情報や便利な育児グッズを教え合ったりします。今の時代ネットでたくさんの情報を得られますが、顔を合わせて聞く話は一段と信頼性もあがります。
この時期は、あえて看護師の話はしません。
仕事は何をしていたのかなどを聞いてくることもほとんどありません。
メインは、子供です。○○ちゃんのママ、という肩書で話が進んでいきます。

⑤ママ友がいてよかったこと

結果としてこの時期に出会ったママ友で、現在関係が続いている方はいません。いつの間にか連絡が途絶えてしまったり、習い事や教室に通うことが終わってそれっきり、となったりしました。
それでも、当時の時間を振り返ると、一緒に過ごせたママ友との時間は幸せだったと思います。
有益な育児情報や楽しいイベント情報をお互い交換できることもありがたい時間でした。
子供同士も一緒に遊べる時間が増えて喜んでいたので、子供の嬉しそうな笑顔をもたらしてくれて感謝しています。
一緒に育児を分かり合えるママ友とのおしゃべりは、ストレス発散にもなりましたし、リフレッシュできる時間でした。大変なのは自分だけじゃないんだ、だからまた頑張ろう!と育児に前向きになれる時間でした。

一時的な関係ではありましたが、ママ友はこのように前向きな気持ちをもたらしてくれる存在だと思います。

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専業主婦時代~幼稚園に入園してから編~

ここでは、幼稚園の特色と自分の仕事の特性を合わせて、ママ友との関係について書いていきます。私にとって、この時期も、ママ友は必要でした。

♪一年生になった~ら~ 一年生になった~ら~ 友達百人できるかな~♪

という歌があるように、子供の幼稚園入園が決まると、ママ友がたくさんできるかも~!という期待を抱いていました。
我が家の子供が通う幼稚園は、親が直接幼稚園まで送迎します。
そして、親が参加する委員活動やサークル活動も活発で、親同士の関りが多い幼稚園です。
そのため、人見知りの私でも、毎日顔を合わせていれば打ち解けられるだろうという気持ちがありました。
その頃はまだ下の子は生まれていなかったので、保育時間の間に、自分の好きなことをして過ごしたり、ママ友とおしゃべりする時間をもてるかも、とワクワクしていました。

①子供同士の関わりが増える

入園後、子供は徐々にお友達ができてきます。
子供の口から、
「〇ちゃんと遊んだ」
「△ちゃんと鬼ごっこをした」
などと特定のお友達の名前も出てきます。
そうすると私は、〇ちゃんや△ちゃんと仲がいいのかな、と思い、ママはどんな方かな?と気になります。
送迎の際に、〇ちゃんや△ちゃんのママに会うと、
「いつも遊んでくれているみたいでありがとうございます~」
と声を掛けたりします。
わが子の幼稚園は、午前保育の時や長期休みの時に、近所の公園などで公園遊びを企画していました。自由参加で、時間も自由で、気軽に参加できる集まりです。そのような場所に行くと、子供がどのように遊んでいるか、お友達はどのような子なのかがわかります。
子供が一緒に遊んでいることで、そのママと話す機会が増えます。
子供同士のつながりから、ママ友になるきっかけができます。
子供同士の仲が良いから、せっかくなら幼稚園以外でも遊ぶ時間を作ってあげたいな、という気持ちになるのが親心でしょうか。

②親同士の関わりが増える

保育時間は、親がフリーになる時間です(下の子がいる場合やお仕事などされている場合は別ですが)。
そのため、親同士でお茶をしたり、委員活動やサークル活動を通して、親だけでコミュニケーションをとる機会が増えます。
そうすると、お互いのバックグラウンドに興味を持ち、様々な会話が出てきます。
夫婦のなれそめ、趣味、兄弟の有無、出身・・・などなど。
わが子の幼稚園は、預かり保育はあるものの、認定こども園とは違うため、預かり保育時間が充実しておらず、仕事をしながら通わせる人はほんの一握り、1学年に1~2人くらいしかいない状況でした。そのためか、仕事の話はほとんど出たことはありませんでした。

③看護師だと知られたくない気持ち

この頃は、看護師を離職して5年くらい経っていました。その前は5年間病棟で働いていました。たった5年の経験と5年の空白で、看護技術も看護知識も、うろ覚えです。当然胸を張って看護師を名乗れません。名乗ったところで、何か看護に関する有益な情報や技術を伝える自信が全くありません。
自意識過剰と思われるかもしれません。でも、身近にいる人が看護師だと分かったとき、皆さんはどう思いますか?
私の母親が、友人に
「娘が看護師になったの。」
と話すと
「それなら安心ね。病気になっても頼りになるわね。」
と言われたそうです。
義理の母も、
「お嫁さんが看護師なの」
と友人に話すと
「それなら安心ね。何かあっても助けてもらえるわね」
と言われたそうです。
おそらくこの友人のように、看護師に対して、安心、頼れる、というイメージを抱く方は多いのではないでしょうか。

私自身、看護師という仕事に誇りがあります。そのため、母や義理の母の友人が、安心ね、と言ってくれたことは嬉しく思います。
同時に、看護師という名のもとに責任を感じます。
そのため、幼稚園では看護師ということをあえて公表はしませんでした。

わが子の幼稚園では、新学年になると、クラスの保護者だけ集まって、おやつを食べながら懇談する時間があります。そこで、自己紹介をして、親同士のつながりを深めるのです。
そこで、とあるママが、
「私は看護師です。近くの施設でアルバイトをしています。」
と自己紹介しました。
それを聞いた私は、同業者がいた!という親近感を持ち、同時に、しっかりと公表できるなんてすごいな~と思いました。
親の教養を深める名目で、いろいろな講座を母親主体で開催します。その際、上記の看護師ママは、AEDの使い方の講座を開催して、保護者の方に指導をしていました。
そこまでできるのであれば、私も看護師と胸を張って公表するのですが、当時は全く自信がなかったのでひっそりと身を潜めていました。

看護師ということを公表はしないけれども、仲良くなった一部のママ友にだけ、看護師だという話はします。すると
「△△さんも看護師だと言ってたよ!」
という情報が入ってきます。
そうすると、まだ話したことのない△△さんにぐっと親近感を覚え、機会があれば話したい!と強く思います。そして、お話しする機会があったときに
「ねえねえ、看護師なんだって?私もなの!」
と声をかけると、
「え~そうなの~!?何科だったの?」
というい会話が続いていきます。
そこで共通する話題は、看護師と名乗って頼られるのが困るよね、とうことです。
子供の体調不良でこんな時どうしたらいい?と相談されても、
「うーん・・・病院行こうか」
と答えてしまったり(苦笑)
そのような、看護師あるあるを話して、看護師の苦楽を知っている仲間がいる嬉しさをかみしめます。
同時に、お仕事情報をリサーチします。
育児をしながら、ましてや今通わせている幼稚園のように預かり保育が充実していない中で働くことは、時間的にも厳しい問題です。そんな中で、先にも話したアルバイトをされている方の働き方や、転職サービスを使ってリサーチ中という人の話や、週末クリニックでアルバイトをしている人の話を聞き、この先の復職に向けてお仕事情報の収集をしていました。

④気が合わないママ友とのかかわり方

入園後、たくさんのママ友と呼べるような人ができたと同時に、関係に悩む出来事がありました。
子供同士は仲が良いけれど、その子のママとは気が合わない、という問題です。
このパターンはよく聞きますね。
降園後の公園遊びや、お互いの家を行き来することが増えます。子供はとても嬉しそうに遊んでいます。しかし、私は憂鬱なんです。決してそのママ友は悪い人ではないのです。ただ、自分と合わないのです。そのよう憂鬱な時間が続いてくると、避けたいな、とも思ってしまいます。
そこで私が行った解決策は、1対1にならないようにすることです。
必ず、別の親子を誘って遊ぶことにしました。そうすることで、子供も新しい友達の幅が増えたり、親同士も会話が広がったりして、楽しく過ごすことができました。

⑤ママ友がいてよかたこと

園外で遊ぶときは親が一緒なので、必然的に、親同士の連絡度合いによって、園外遊びの頻度がかわります。仲良くなったママ友や、そのママ友のつながりが広がって、園外での遊びが充実できたことは、親子共に楽しい時間でした。
子供は元気だけど自分が体調不良の時、幼稚園の送迎をママ友にお願いしたことがありました。また、とあるママ友が体調を崩し、旦那さんが出張で不在のため買い物に行けなくて困っていると知って、食材を差し入れたこともありました。兄弟の用事の間に子供を預け合いっこもしました。こうして、お互い困っているときに、快く助け合えるママ友がいたことは本当に助かりました。

この時期のママ友に求める関係は、子供同士のコミュニケーションのきっかけ作りと、困った時の助け合い、お仕事に関する情報収集、の三つでした。

この頃から、ママ友の中でも密に連絡を取る人も出てきて、気が合う人とはママ友の枠を超えて友達となり、今現在でも関係が続く人がいます。
ママ友のきっかけは子供ですが、そこから自分の大切な友達となる出会いにもなります。

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看護師時代 ~幼稚園入園して数年後編~

預かり保育時間が短く、午前保育もあったり、親の関りも多い我が幼稚園。
そのような状況で、どのようにして看護師の仕事を始めることができたのか。
それは、ママ友のおかげでした!

まだ幼稚園に入る前、子供の習い事で顔を合わせていたママがいました。
そのママと、幼稚園入園後しばらくしてから、偶然近所で顔を会わせたのです。
お互い再会を喜びます。
その次に、そのママが
「ねえ、看護師なんだってね!〇さんから聞いたよ!私も看護師なの!△△病院っていうところでパートで働いてるの!時給××円!夏休みとかはお休みもらってる!」
と、一気にまくしたてるように言うのです。
お互い子供を連れていて用事もあるため、ゆっくり話す時間はありませんでした。
それでも、そのママは、顔見知りの私が同業者だったことの嬉しさや、看護師の有益な情報を伝えたい一心だったのでしょう。
共通するママ友の〇さんを介して、再会したママの連絡先を交換し、その後いろいろ相談にのってもらうことにしました。
そして、育児時間の調整をしながら働ける場所を見つけられ、パートですが無事に復職を果たせたのでした。

上の子が年長の時に仕事を始めましたが、この時は預かり保育を使わずに働けるように勤務時間を調整していました。そのため、ママ友との関りは大きく変わりませんでした。保育時間中は仕事のため会う時間はなくなりましたが、降園後は変わらずおしゃべりをしたり、公園などで遊んだりしていました。

2年後に下の子が入園した時、私は勤務時間を長くしていたので、当初から預かり保育を最後の時間まで利用していました。
そこで、専業主婦時代の幼稚園でのママ友との関りと、だいぶ違いがあるなあと実感しました。

①顔を合わせる時間が減る

朝登園するときは、出勤時間に間に合うようにほぼ一番乗りで登園します。そのため、ほとんどママ達と顔を合わせません。
相変わらず我が子の幼稚園は仕事をしている人が少ないため、預かり保育の最後の時間まで利用している子は少なく、お迎え時にも、やはりママ達とほとんど顔を合わせません。
パートで週3~4回程度の出勤なので、通常のお迎え時間に行くこともあります。
その時は、親のお顔は見たことがあるけれども、名前がわからないのです。そもそもめったに会わないので、名前を覚えられないのです。
子供が出てくるまで園庭で待っている間、楽しそうにお話ししているママ達がいます。でも、その中に入れないのです。おそらく向こうも、私のことをあまり知らないのだと思います。人見知りもあり、ポツンと隅にたっている自分がいます。
子供たちの顔も全然覚えられず、いつも子供たちの名札をじっと見て確認していました。

②親同士の関りが希薄になる

仕事を始めたことで、幼稚園の委員活動やサークル活動にはほぼ参加できなくなりました。ましてや、保育時間内のお茶をしたり、おしゃべりをする時間もなくなりました。コロナ禍でもあり、自分の職業柄のため、ほかの人との関りは皆無に等しかったです。
①でも述べましたが、他のママ達が楽しそうにおしゃべりしている姿を見て、ちょっぴり寂しい気持ちはありました。私もみんなと仲良くなりたいんだけどな・・・という、まるで小学生や中学生みたいな気持ちです。
と同時に、気楽でもありました。携帯で連絡をとることもなく、いついつ遊ぼうと約束するでもなく、さっさと送迎だけをすませられました。
幸いなことに、大好きな4個上のお姉ちゃんがいるので、お姉ちゃんと遊んで寂しい思いはないようでした。
仕事をしている日もバタバタ。
仕事がお休みの日でも、日頃できない家事などに追われてバタバタ。
結局毎日バタバタしているので、仕事と家族以外との関りが少ないことは、気が楽だと思う要因だと思います。
ただ、親同士の関りが少なくなると、園や子供の情報が入りづらくなってしまい、自分でしっかり把握する必要がありました。
園からのおたよりで連絡事項は確認しますが、忘れてしまうこともあります。
ママ友同士の会話の中で、
「〇日は午前保育だから公園でも行こうよ」
なんていう話題が出たりしますが、その時に、
「あ!そうだ午前保育だということ忘れてた!」
と気づくことがあるのです。
しかし、そういう会話をする機会がなくなってしまったので、自分で情報をしっかり把握する必要があるのです。

私の場合、上の子が幼稚園の時に仲良くなったママ友が何人かいて、現在下の子がみんな同じ幼稚園のため、完全に孤独というわけではありません。そのため、以前関係を作って継続できていたことが、とても助かっています。

③仕事を公表してもよい気持ちになる

入園後クラス懇談会がzoomで開催され、それぞれが自己紹介しました。
その時、私は何も躊躇することなく
「私は看護師です」
と自己紹介しました。
専業主婦時代と大違いです。
仕事のため、どうしてもクラスの方と顔を合わせる時間が少ないです。その理由をクラスの方にきちんと知ってもらうことは、風通しがよい関係を作れると思ったからです。仕事も何をやっているのかをはっきり伝えるほうがお互いすっきりした気持ちになるだろうとも思いました。
また、2年ほど働いて、ようやく看護師の勘が戻ってきた手ごたえがあり、少し自信が取り戻せたのも、公表しようと思った理由です。
第二章でお話しした看護師のママのように、おそらく、今AEDの講習をやってほしいと自分に依頼されたら、私はやるでしょう。看護師としての知識がどなたかの役にたつなら光栄だと思います。
しかし、看護師だからと言って、医療のことすべてがわかるわけではありません。
看護師だと自己紹介した翌日、同じクラスのママから
「看護師さんだったんだね~!今いい小児科ないか探してて・・いい小児科知ってる?」
と聞かれました。
・・・わかりません。苦笑
我が子は乳児の時に熱性けいれんを起こしているのですが、クラスに同じように熱性けいれんを起こした子がて、そのママとお話しした時は
「看護師さんだったら、慌てなそうだよね。」
と言われました。
・・・慌てまくっていました。苦笑
頼りにされるけれども、お役に立てないこともあるし、看護師でも自分の子供の異常時は焦ってしまうことを、裏表なくお話しすると、親近感を持ってくださることが多い印象です。

そして、隠れ同業者が結構いることに驚きます。
ふとした機会に、
「実は私も看護師なの・・」
と声をかけてくれる方が何人かいます。
そのような方でお仕事をしたいと考えている方とは、お互い情報交換をしています。

④限られた時間でママ友を作る

仕事をしながらママ友を作ることは、我が子のような幼稚園ではなかなか難しいです。保育園など、親がお仕事をしているという共通の場所では、似た環境から話が進みやすいかもしれません。
実際、顔を合わす時間も減り、関わる時間も減り、なかなかママ友ができません。
入園して半年が過ぎますが、連絡先を直接交換した人は一人もいません。
ただ、たまに顔を合わることが積み重なって、お互い、○○さんだ、という認識はしてきます。そのため、ひょんなことがきっかけでお話をする機会ができたとき、会話はスムーズに入れます。
同じ幼稚園に通っていたり、子供が楽しい時間を過ごせることを願っていたり、ママ同士でお話をしたいなど、共通するものや思いは一緒です。そのため、焦らずに、少しずつ挨拶をしたりちょっとした会話をしたりする積み重ねで、距離が縮まってくると考えています。

⑤ママ友がいてよかったこと

働き始めて下の子が入園してからは、新しくママ友と言える関係の人はまだできていません。
上の子の幼稚園時代にできたママ友で、現在も同じ幼稚園にいる方が、いろいろ助けてくれたり、情報を共有したり、楽しくおしゃべりする時間をもたらしてくれています。
ママ友の中で、看護師という同業者同士のつながりが、復職するきっかけになることがあります。

自分のできる範囲で助け合ったり、情報を共有するために、ママ友との関係を大切に築いていけると、充実した時間が過ごせると思っています。

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