2022年3月9日
育児参加
「家事すら手伝わない夫が一緒に子育てできるのかな?」子どもが生まれる前から私の中にあった不安です。
結果どうだったかというと、案の定予感は的中!子どものことは可愛いと思っている気持ちは伝わるものの、子ども中心、子ども優先で生活を一気に変える必要があった母親の私と違って、夫はいつまでも「自分が優先」の考えのまま…。
かといって「手伝ってほしい」と伝えると「やってるじゃないか!!」「こっちは仕事で大疲れているのに!」と逆切れなのです。
言葉を失いますが私はここで思いました。夫は何をもって”やっている”と思っているのだろう?と。
そして世の中の父親たちの育児参加に対する考えや実際にやっていることについて調査し回答を紹介しているサイトをいくつか検索して読んでみたんです。
よく言われていますが、男性は女性と比べて「察する」ということが苦手な生き物。お願いすることややって欲しいことは、女性が想像している以上に具体的に言葉にしないと伝わらないようです。
正直、毎日子育てや家事、仕事に忙しいママたちにとっては「そんなことも言わなきゃ分からないの!?」と思ってしまうことも多く、イライラするポイントの一つだったりもしますよね。
実際にパパ達がどう思っているのか心の声を調査したサイトを見てみると、「もっと手伝って、ではなく何をやって欲しいのか細かく言って欲しい」という声が多い印象でした。
ただこのようなパパ達に伝えたいことは、私たち母親だって何もわからないまま育児をスタートさせ、試行錯誤しながら失敗しながら日々頑張って子育てをしています。
なのに男性が育児に関して「俺じゃ分からないから。」「教えてくれないと分からない。」等、”指示待ち”である人が多いことがとても残念だなと思います。
もうちょっと育児に関して”自分で考える”ことをしてくれたらな…というのは求め過ぎでしょうか。
また、意外と多かったのが「子どもに対して何でもやってあげるのではなく、もっと自分でやらせるようにして欲しい。」という意見。
母親からするとどうしてパパは子どものお世話をしてくれないの!?と思うことも、もしかしたらパパにとっては子どもが自分で出来るようにあえてお世話しない、という理由もあるのかも知れないのですね。
また、休日はパパが子どもの相手を担当してほしいと願ってしまいますが、そうすると「身体を休める時間無くなってしまい辛い。」という声もありました。
ママは平日ワンオペで頑張っているから週末は休みたい。同様にパパも平日は会社で仕事を頑張っているから週末は休みたい。と思っているのは確かに当然ですよね。
これは夫婦のどちらかに押し付けるのではなく、お互いの状況をみて休日は協力して負担が分散されるように話し合うべきだと思います。
また一方で「優しく言って欲しい。」「あまりダメ出しをしないでほしい。」「嘘でもいいから感謝している素振りを見せて欲しい。」という声も多くありました。
よく言われる”男は褒めて伸びる”というのは、大人になっても有効なんですね。
他の記事でも紹介していますが、子どもを持つ30代、40代の父親を対象に行った調査では、9割の父親「男性も家事、育児に参加するべき」と考えているというデータがあり、高い確率で育児参加をすべきだという意識があることは分かっています。今の日本の社会では男性の育児参加を促す制度や政策、環境づくりを行っており、実際に男性職員の育児休業を支援、実施している企業も増えてきています。
(育児休業に関しては実態として、取得している大半は国家公務員や大企業等が全体の割合として高く、一般的には制度が合っても取りにくい雰囲気は残っているようです。)
育児参加は家族の幸せであり、何より自分の幸せの為の行動だと思います。子どものお世話や遊び相手が出来る時期は本当に短い。小さい内にもっと育児に関われば良かったと後悔する父親たちの声も実は非常に多いのです。
家庭の中でどのように家事や育児と関われば良いのか分からない場合、今はたくさんの情報や育児参加に関連したイベントが実施されていますので、そういったものに参加するのも良いかも知れませんね。
私は今回調べて分かった他の父親たちの育児参加に対する声を参考に、これから先は『やって欲しいことは面倒でも具体的に優しく。やってもらったらありがとうを伝える。』ということをより意識して、父親が積極的に育児に関われるような方向に向けられたらなと思います。